『きらめき』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【きらめき】
眩しすぎる輝きは
時に人を萎縮させる
憧れているはずなのに
なんとなく目を背けたくなる
そんな気持ちになるっておかしいかな?
眩しくて眩しくて
めまいがしてしまいそうだ…
すぐとなりにある
そのきらめきに
きらめき
こんなにも、こんなにも完成度が違う。それはあの人の持っている才能が大きすぎるから?
いや、才能だけじゃないな。努力とか、時間とか。そういうの含めてあの人のきらめきだろう。分かってる。でも、…
ーーーーーーー
始める前は,あの人の作品の放つきらめきは直視しても痛くない、不思議で心地よい陽だまりで、喧騒を忘れられる公園だった。
そんな素敵なあの人の世界を
勝手にひみつの隠れ家にしては、
私、子供みたいにはしゃいでた。
ーーーーー
自分もそんな世界を作ってみたい。そう思って、
始めてみて、それはとても難しいことを痛感した。
それでも、その時はまだマシだった。自分の拙い作品を、その当時は割と気に入ってたから。
何より,目を細めながらも、素直な尊敬の眼差しを、まだあの人の作品に向けれていたから。
ーーーーー
しかし、続ければ続けるほどあの人の作品のきらめきは眩しく映った。
そうしていつしかまともに見れなくなり、
観るのを避けるようになった。
嫉妬、劣等感、羨望、で目が潰れてしまうのが怖くなったから。
相変わらず稚拙な、殴り書きの日記みたいな自分の駄作達、それが無性に嫌だった。何回試しても世界観なんて作れない。
…世界観世界観っていうけど世界観ってどういうもんだったっけ。忘れてしまった。
あれ、
それが分からないんじゃ、一体私は何の為にこれを続けているんだ?
ーーーーーーー
「そういや、動画見てたらだいぶ前にそっちが言ってたおすすめの曲出てきたから聴いてきた!
この人の曲初めて聴いたけど世界観が独特だよね
唯一無二って感じする、言葉で表すのは難しいけど…
宙に浮く感じ?笑笑
2:27←個人的にはここのピアノがすごい好き
そっちはどの場面がお気に入り?」
メールが来た。友達からだ。
あの人の曲を友達におすすめしたのはもう1年も前のことだ。
そういえばおすすめした1ヶ月後から最近まで一回も聴いていない。
正直、あんまり気は進まないけど…
でも、せっかく友達が訊いてくれたんだから、
ちゃんと聴いて返さなきゃ。
重い指を動かす。
検索エンジンにあの曲のタイトルを打ち込もうとしたら、最初の平仮名2文字入れるだけで予測変換で出てきた。ページに飛ぶ。
サムネのシンプルな映像が画面に表示される。
懐かしくて、
謎に無性に気恥ずかしくなって、無意識に片目を瞑る。
読み込みを待つ。広告をスキップする。
その1つ1つの流れになんだか緊張感がある。
イヤホンを耳に挿す。
深呼吸して,
もっかいだけ深呼吸して、
音楽を再生する。
ーーー
きらめき。
目が開いているのに見える夢。
あの日の隠れ家。
入道雲の空と草原に色とりどりの遊具が太陽に反射して映えている。風が吹いて、日陰が涼しい。
あたりには高音の星屑が散らばっている、
ホログラムフィルターを通したチェキの風景の中で、
不安定なふかふかな雲を踏みしめているような、
ーーー
一瞬,そんな感じがした。
ハッとして、
遅れて聴き慣れた音の集まりが一気に耳に届く。
季節外れの寒さを感じる。腕を見ると、鳥肌がたっていた。
これがこの曲の世界観なんだ。
憧れる気持ちも分かる。
そうだ、あとで自分の曲も聴きなおそう。
最後に作ったのは8ヶ月前だろうか。
この曲に比べたら全然完成度まだまだなのは簡単に予想つくけど、今なら何か世界観が掴めるかもしれない。
聴き直す機会をくれた友達には感謝しなきゃな。
そう思ってウキウキでメールを開く。
友達にはこの曲がどんなふうに映ったか気になるけど
確かに、言葉にするのは難しいな、
でもひとことで纏めるとしたら…
そんなことを思いながら、返信の文字を打ち始めた。
憂鬱なんだ。
朝起きて、世界が少し重たくなったんじゃないかって。
カーテンから差し込む光も
露に濡れた葉も
子供たちの嬉々とする声も
すんと涼しさの混ざった土の匂いも
こんなにきらめいているのに。
#きらめき
【きらめき】
そんな大きな事じゃなくても
自ら発するのではなく
反射したものでも
うっかりすれば見過ごしてしまいそうでも
たまに出くわすから
悪い事ばかりでもない
老いを嘆く変わりに
見れる孫の顔もあったりするんですって
当時の自分では気付けなかった事に
後から気付く日も確かにあるし
気づけないままってのも有る事でしょね
勿体ないから
うっかり見過ごさないように気を付けたいと願う
貧乏性
「きらめき」と聞くと、人生の中で最も輝いていた瞬間という見方がすぐに思い付いた。我ながら単純な思考だとは思う。
私が現時点で思い描くきらめいた瞬間は学生時代が多かった気がする。思い返すと、あんなに一生懸命だったんだなと笑えるくらい遠い過去になってしまった。
ただ、きらめいていたと、思えるのは振り返って初めて気づく。では、今はどうだろう。私は今の自分を何十年後で振り返ったとき、「きらめき」を見つけられるだろうか。今の私は深く考えず、毎日同じことを繰り返している。今の私は過去の自分より成長しただろうか。
成長しなければ、私は人生の転換期を失う。わたしの「きらめき」は、学生時代だけになる。
極限まで張り詰めた緊張感は満員の球場を黙らせた
最後の一球になるかもしれぬその投球を見守るために
指先から放たれた白球は
張り詰めた糸の隙間を擦りながら真っ直ぐミットへ向かう
逆転のランナーは息巻いている
打たれればそこでおしまい
サヨナラだ
決着をつけよう、と
全力で振り抜かれたバットから乾いた音が鳴り響いた
ああ、なんとなく
予感はあった、
けど、まさか本当にこっちに来るなんて
高く高く
白球は上がる
球場からは一斉に歓声と悲鳴
まるで花火の様に打ち上がる
落下はほぼ定位置
助走をかけるにはもう少し後ろから、か
風はない
正直、つらいときもあった
辞めよう思ったこともあった
結局、レギュラーにはなれなかったけど
みんながいたから
みんなと見てた夢がある
放物線から落ちゆく白球を追って歓声は更に激しさを増す
そういえば、公式戦は初めてか
土壇場でライトに入れとか
なんだ、監督は見てくれていたのか
浮かぶ想いを切り離し
身を委ねる
球の落下はイメージ通り
逆転のランナーがスタートを切るために構える
一歩目を少し踏み出し
二歩目を強く
三歩目にふくらはぎに力を込めて
グローブが球を捉える
また一斉に花火が上がる
ステップを踏み
右手に握りかえ
全力で
真っ直ぐに
想いをぶつける
届け
真っ直ぐに
『きらめき』
きらめき。
きらめきなのは
ゆうの瞳。
カラコンみたいな
きらめき。
本当に
目の前に
やっと行ける。
もう少しだから
待っててね。
「私のきらめき、最後まで見逃さないでねーーっ!!」
これが私の決め台詞。
真っ白な肌にハシバミ色の瞳と、同じ色の艶やかな髪。
この地上に降り立った私はたちまち彼らの人気者となった。
曰く、宇宙イチ儚げな美少女。
曰く、宇宙イチきらめくアイドル。
曰く──、宇宙イチかわいい地球外生命体。
私の仲間にいつの間にか居候してた彼らは、自分たちのことを「ニンゲン」と名乗っていた。
最初は私のことをそうやってもてはやしていたニンゲンたちだけど、ちょっと目を離した隙に残らずいなくなってしまった。あんなにいたのに、いったいどこへ行ってしまったのだろう。ほんの数千年ほど、仲間とおしゃべりしてただけなのに。
「だからさあ、僕の上で勝手に居候してるやつらは、僕らと違ってすぐ死んじゃうの。それこそ、まばたきしようとして瞼をほんのちょっぴり閉じかけたくらいの時間でね」
「えー、ウソ! そんな早く死ぬわけないじゃん! だってアンタは寿命100億年くらいの予定でしょ? 1000億年以上ある私には全然及ばないけど、まだまだ元気じゃん」
私の仲間──「地球」はため息をついたけど、私は信じない。ほら、そうやってコイツが風を起こすからニンゲンたちは隠れちゃってるんだ。
「ほらー! 隠れてないで出ておいでー!! この私、赤色巨星アイドルのきらめきを最後まで見届けてねー!!」
20240904.NO.43.「きらめき」
今日は特に何もなかった
けどそれはそれでひとつのきらめきかもしれない
道草は楽しい
子供の頃はお腹が空いて
いろいろ食べた
すっぱい草は皮をむいて
柿や山栗
川の側には山いちご
木を引っ張ると
ホロホロ落ちる
男子はより高く登ろうとし
より広い川を越えようとする
私も小さい川を飛び越える
何度も何度も飽きるまで
難しいことは考えず
きらめいていた日々
─── きらめき ───
星が散る瞬間はとても美しい
夜空をかける箒星
一筋の光
願いが叶うと言い伝えがあるけれど
願いを込めた事は一度もない
私の願いは既に何度も叶っているから
澄み切って晴れた夜には
いつも外で空を眺めている
箒星を見つけるために
星が散る瞬間を見るために
私の願い
星が流れ散る様を見ていたい
その一瞬に永遠を感じているから
毎日の散歩道。いつも同じ時間にランニングしているガタイの良いお兄さんがいます。
色黒で背が高く、汗をまといながらも爽やかで夏が似合うお兄さん。
会うと目を合わせ笑顔で挨拶をしてくれる。
お兄さんの笑顔で私の心はときめき、きらめき日差しに照らされた水面のようにキラキラ輝きます。
またあの素敵な笑顔に会えますように
きらめき
あなたの存在そのものが、きらめきなんだ…
そう、何か恥ずかしいけれど、それ以外の言葉が見つからない…私にとっては、あなたは、尊い道標…
何時でも、私を導いてくれる存在で、もう立てないと諦めていた時も、ずっと照らしてくれたから…
あなたの一言
大丈夫だから…
が、どんなにか…
XXXX年X月4日
拠点に帰還し情報整理を行う。
地図へ情報を書き込んで確認したが、商業区は大穴の内部を除き区域内を粗方見て回ることが出来たようだ。次は大穴の内部の探索を……と言いたいところだが、後輩から本部に小型のドローン探査機の導入を申請してはどうかとの意見が出た。
確かにドローンが使えれば穴の深さや内部の状態を安全に確認出来るだろう。直近の報告書提出にあわせて申請をしてみるのがいいかもしれない。
今日も悲しい曲を聴きながら
明日も死にたい曲を聴きながら
煙草の煙で遊びながら
人前では愛想を振りまくんです
誰も僕をそんな根暗だと思わないんだろう
自分に嘘をつくのは得意なんだ
敵も味方も、悪も正義も、
自分自身だって事に気付いてから
1日が過ぎるのをただ待っていた
ただ、ただ、のらりくらりと
努力は評価などされない
見てくれてる人はちゃんといる、
なんてもう思わない事に決めた
才能も、やる気も、地位も何も無い
好きな事も命の大事さも分からない
誰かのせいにするのも疲れた
自分のせいにするのも飽きた
そしたら何かの糸が切れた音がした
何も考えなければ楽になれる、と
星のきらめき、海のきらめき、
木々の葉が揺れる隙間の光のきらめき、
もう僕の目には綺麗に映らなくなった
それで良かった、となぜか安心した
もしかしたらもうすぐ
消えてしまえるんじゃないかと
少しの期待をもてるようになったから
海に落ちた流れ星は、そのあとどうなったのでしょう。
夜の海、波うち際、波が打ち寄せるたび
青く小さな光の粒たちが、透明な水の中でキラキラしてるのは、あれは星が砕けた粒たちでしょうか。
「きらめき」
足がすくんで、もうどうしようもないなと思う時。
そんな時、自分は大丈夫だって笑えるやつがいる。
そんなやつが、世界で強いやつなんだ。
限界の少し先まで、手が伸ばせるのであれば。
救いようのない人間にも伸ばせるくらいの余裕があれば。
世界はもう少し変わっていたのだろうか。
私の手で、変えられていたのだろうか。
……いや、こんな事を考えるくらいなら、今すぐ人の役に立て。思考より先に体よ動け。
私の「人助け」はまだ終わっていない。
やるべきことがたくさんある。
まだ教えなくてはならない。
まだ救けなければならない。
まだ見守らなければいけない。
誰かの役に立つ。
それは気象を揺るがすほどの大きな力じゃなくてもいい。
力が無くても、私の心に揺らめく小さな灯火は、まだ消え切ってなどいない。
それならそれで十分さ。
#2024.9.5.「きらめき」「心の灯火」
平和の象徴。
マジでこの師弟関係…。
角の丸いガラスのかけらを、透明なジャム瓶に詰めた。
色とりどりの貝殻も、その瓶に詰め込んで蓋をした。
蓋にも、小さな二枚貝や余っていたビーズで飾りつけた。
海の思い出を目一杯詰め込んだ、そのジャム瓶を胸にしっかり抱えて、私は山道を歩いていた。
頭の上の枝がサラサラといって、その音に合わせて、木漏れ日がキラキラきらめいた。
道の側を流れる小川の水のきらめきが、風に揺れて、まぶしかった。
木漏れ日と水面のきらめきに挨拶みたいに、胸に抱いたジャムの瓶も、キラキラきらめいた。
私はすっかり惚れ惚れしていた。
昨日まで苺ジャムが入っていたこの瓶を洗い、乾かして、きらめく宝石箱のように作り替えたのは、他でもない私だったから。
私のお手製のガラスだらけ宝石箱は、私の腕の中で、生ぬるく温められながらきらめいて、私には世界一高価なお宝のように思えた。
急に惜しくなって、私は立ち止まり、ジャム瓶をきつく抱きしめた。
瓶の湾曲したガラスをそっと撫でた。
そして、瓶の内側に閉じ込めてある潮の空気に思いを馳せた。
このジャム瓶を、私は弟にあげるつもりだった。
身体の弱い弟は、今年も海に行けずに、空気の綺麗な山のおばあちゃんの遺した家で、お母さんと一緒に療養しているはずだった。
弟は、正直言って、あまり可愛い奴ではない。
弱い身体で、思うように動けない分のストレスが溜まっているのか、いつも不機嫌で、生意気で、狡賢くて、そのくせ、その身体の弱さから、いつも両親の寵愛を一身に受けていた。
私は、弟が憎らしくて、でもどうしようもなくて。
本を読んでいて初めて【不公平】という言葉を見た時なんか、真っ先に弟を思い浮かべるほどだった。
やっぱりこの瓶をあげるのが惜しくなってきた。
お父さんは、「お母さんも弟もきっと喜ぶぞ。良いお姉ちゃんだな」と私の頭を撫でたけど。
でも私はお姉ちゃんって呼ばれたいわけではなかったし、弟が喜ぶかも、ちょっとよく分からなかった。
…それに。
内緒だけど、この瓶は、お母さんに甘えてみせて、ニヤリとこちらを笑う、生意気な弟に、海に行った自慢で見せびらかしてやろうと思って作ったやつだし。
こんなに凝ったのは、ガラスのかけらを詰めた時の綺麗さに、ちょっと張り切っちゃっただけだ。
小川がキラキラきらめいた。
木漏れ日のきらめきが、私の手を優しく照らした。
でも…
私は瓶を抱いたまま、立ち止まった。
弟と過ごした一日のことを思い出したから。
あれは、私がまだ学校に入る前、保育園に通っていた時のことだった。
あの日は、特別忙しくて、弟も一緒に預けられた。
私は張り切ってお姉ちゃんをして、でもうまくいかなくて、結局、私たちは、離れて座って何も話さず、じっとお迎えを待った。
その日に限ってお母さんは遅かった。
外では、雷が唸っていた。
気がつくと、弟が私の手を握っていた。
目が合うと、弟はそっぽを向いた。
その目が軽くうるんでるのを見て、私は弟がお母さんのいない環境がほぼ初めてなこと、弟は大きな低い音がいちばん嫌いなこと、私と違って弟は初めて保育園に来たのだということを思い出した。
その時、私は初めて弟がかわいそうだと思った。
私がついてなきゃいけないんだ、と思った。
小さな手の、全然痛くない握力が、可愛く思えた。
弟の、ちょっと体温の低い、小さな手を握り返した。
弟はそっぽを向いたままだった。
でも、それで良いって、思えた。ちょっと胸の辺りが温かい気がした。
あの時の、弟の手の低い体温を思い出した。
…やっぱりこのジャム瓶は、弟にあげよう。
喜んでくれなくても良いや。私はお姉ちゃんだもん。
ジャム瓶を優しく抱いて、一歩を踏み出す。
木の葉がそよそよ言って、枝の間からきらめきが降ってきた。
側の小川が、眩しいきらめきを水面に浮かべて運んでいた。
ジャムの瓶の蓋に貼り付けたビーズが、キラキラきらめいた。
K-POPアイドルがきらめいてる。
J−POPアイドルが、かつて輝いていたように。
国が違えど、美しいものは美しく、可愛いものは可愛く、カッコイイものはカッコ良く、そうでないものはそれなりに。
これは世の理なんだろうな。
もちろん、ビジュアル限定の話だが。
人間たるもの、見た目とは違う部分でも勝負は出来ると思ってる。
K-POPアイドルなんかには負けないものを、誰だって持っていると…胸を張って言えるだろうか…。
否、隣の芝生は青く見えると言うが、それは隣の人にとっても同じ現象が起きている訳で、我が家の芝生だって青いんだ、きっと。
いくつになっても、見た目以外のところでいい、きらめいていたいよ。
きっと、こうして何かしらの作品を残そうとすることも、自分をきらめかせるための手段のひとつに過ぎないんだろうな。
きらめき、輝き、自己満足でいいから、自分であることに誇りを持ちたい。
派手なきらめきはいらないが、三等星くらいの明るさを自身から放って、何とか誰かしらには見つけてもらえるくらいの光を発していよう。
そうしたら、きっとこれからも自分を好きでいられるだろう。
たとえ、K-POPアイドルのようなイケメンじゃなくても。