『きっと明日も』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
大丈夫
大丈夫
きっと上手くいく
あんなに練習したんだから
あんなに汗水流したんだから
次は嬉し涙を流すんだ
きっと明日は
部屋に椅子がある
白い揺り椅子
私の椅子には私が座る
今日もピッタリフィットして
揺れてる
白くて丸いラグ
月みたいなラグに影が映る
私の影が
揺れてる
揺れに合わせて私は歌う
うみはひろいなおおきいな
つきはのぼるしひはしずむ
そう
こぼれ落ちたのは
月のかけら
次の欠片
かけらに紋様が浮かんでる
この紋所が目に入らぬか
入りますよ
九つの紋が見える
それは
かつていた人たち
かつてあった大地
その名残り
揺れる椅子
行ったり来たり
まるで海に浮かぶ船のよう
まるで空に浮かぶ船のよう
風が起こす音
声が起こす波紋
寄せては返す
満ちては欠ける
慣性の法則
体の中を満たす水
ただ揺れるがままに身を任す
そうしてついには
満ちるだけ
その法則を私はもう採用しない
欠けることなくただ満ちて
ついには溢れ出す
あとからあとから
ふんだんに
次から次へ
尽きることなく
溢れ出てくる
その全部を受け止める
すべて残らず受け止める
そうしてだんだん思い出す
もうそろそろ思い出す
自分の大きさ
サイズ感
デカいなんてもんじゃない
でももう止まるのは止める
あるがままの大きさに戻るまで
揺れる
揺れ続ける
きっと明日も
学校に居るときは
いつも
一人ぼっち
一人でいるのは
嫌じゃない
でも
周りから
たくさん
笑い声が聞こえて
羨ましいな
うちも一緒に笑いたいな
って思っちゃうの
毎日思うの
きっと明日も
一人ぼっち、、、
きっと明日も雨が降るよ。
雨女の私は自信満々にそう言った。
いや、明日は晴れるよ。
天気に詳しい君が笑いながらそう言った。
結果は曇り。ど真ん中。
真白の空をふたりで見上げながら、きっと明日こそはと言い合うんだ。
そうやって毎日を過ごしていけたらいい。
明日を待つことってこんなにも楽しいんだね。
▷きっと明日も
『きっと明日も』
「バイバイ、またね!」
と言って、今日も来る別れの時間。
学生の頃は、当たり前のように次の日も会えた。
学校に行けば、好きな人にも友達にも会えた。
社会人になって仕事をすると、そうもいかなくて会えない日々。
LINEで予定を送り合って、都合が合う日を相談。
やっと決まったと思ったら、家族の予定が入ってたり、大事な用事があったりして、また合わないねって落ち込む日。
職場の仲が良い同期との帰り際
『また明日ね!』
と交わす。
いつの間にか、休みが合えば休日を一緒に過ごすようになった。
仕事のことや恋愛のこと、話したいことがたくさんある。
話しても話し足りないし、何時間だって一緒にいたい。
きっと明日もこんな風に一緒にいるんだろうな。
最近色々と
上手くいかないことが多くて
ついつい真顔になるわたし
なにかこう…
上手くいかん
パートナーのことも
義母のことも
上手に出来ない
介護5年目にして
遂に倦怠期なのか
ここいらでひと休み
一息ついても良かろうか
─きっと明日も─
もう、うんざりだよ。
この変わらない日々は。
繰り返すしかない日々は。
逃げだしたい。
この詰まらなくて、苦しくて、辛くて、
段々息が出来なくなる日々から。
連れ出してほしい。
でも私には出来ない。
方法が分からないのだから。
死んだら終わるかも、って考えたりもした。
でも出来なかった。勇気が無くて。
この自堕落な生活は、終わらない。
きっと明日も。明後日も、その次の日も。
いつか。今でなくてもいいから。
終わる日が来ますように。
起きて、着替えて、食べて、
いつもの作業を機械のようにこなして、また食べて、寝る。
これだけの単純なことをするだけで、精神が削られるんです。
いつか、終わる日が来てほしいです。
(ちょっと重くなってすみません!)
以上、作者より。
きっと明日も今日と変わらない日が来るんだろうな。
十月が始まっても私はきっと変われない。
きっと明日も
夕暮れ時の公園には、紅葉が美しい桜の木が佇んでいた。静かな秋の風が通り抜け、落ち葉が舞い散っていく。そこには一人の少女が座り込んでいた。
少女の名前は美咲(みさき)。彼女はこの公園が大好きで、秋になると毎日のように足を運んでいた。美咲は濃い茶色の髪と、穏やかな目を持ち、いつも笑顔を絶やさない優しい性格の持ち主だった。
美咲は母親に病気で亡くなられたため、孤独な生活を送っていた。しかし、この公園に来ると、少し寂しさを忘れることができた。美咲は自然との触れ合いを通じて、母親の温かさを感じるのだった。
ある秋の日、美咲は公園で一冊の本を見つけた。綺麗に装丁され、タイトルは「きっと明日も」と書かれていた。興味本位に美咲は本を手に取り、読み始めた。
物語は、孤独な少女が運命に導かれ、一人ではないことを知るというものだった。主人公の少女と同じように、美咲もまた、このストーリーに引き込まれていく。彼女は最後まで熱心に読み進め、感動的な結末に涙を流した。
美咲はしばらく、強く心に残った物語を考えていた。その夜、彼女は公園で見た桜の木の下で、星空を仰いでいた。
「この世界には、きっと明日も不思議な出会いがあるんだよね」と、美咲はひそかにつぶやいた。
すると、突然、美咲の前に一匹の小さな猫が現れた。この公園には普段から野良猫がたくさん住んでいたが、美咲は彼らを優しく見守っていた。
猫は美咲のそばで小さく鳴き、そして優しく近づいてきた。美咲はいつも通りに猫を撫で、少しだけ心が満たされた気がした。
その後も、美咲は毎晩公園に通うようになった。彼女は他の人々や動物たちと積極的に交流し、自分の孤独な時間を埋めることができた。美咲は自分自身に気づかされたのだ。彼女には周りに愛されることができる力があることを。
そして、美咲はいつのまにか公園の中心にあるベンチを自分の特等席と呼ぶようになった。そこに座っていると、いつも心地よい風が吹き抜け、暖かい光が降り注ぐ。
美咲は周りの景色を見渡しながら微笑んだ。彼女は確信した。きっと明日も、この公園に来れば幸せになれるのだと。
そして美咲は、母親がくれた幸せな思い出と、新たな出会いを抱えながら、明日への新たな一歩を踏み出した。
気持ちが前向きでないと
きっと明日も無理だと思ってしまい
眉間にしわを寄せる悪い癖
きっと明日はなんとかなるさ
と時間はかかるが思い直し布団に入る
大抵はなんとかなった
きっと明日もいい日になる
毎日そう思えるようになりたい
「きっと明日も」
きっと明日も同じ日々
きっと明日も同じ地獄
一度落ちた深い穴からは抜け出せない
窓を開けて息を吸い込む
ああ、秋の匂いがする
ひんやりとした空気が肌に当たって心地が良い
あの人は今どうしているかな
季節が変わってもわたしの気持ちは変わらないよ
きっと明日も
明日も君が笑えますように。
そんなやさしい世界でありますように。
老女は、どこからどう見ても人間でない自分を
「変てこな奴だね」
その一言で孫娘と会うのを許してくれた。
自分は戦闘兵器なので耳がいいのだが…。
彼女と祖母が二人きりで話している内容もよく聞こえてきた。
「おばあ様、あまり悪く言わないで下さい。あの人はとても優しくて裏表のない方なんです」
「そうかい」
この世でたった1人の孫娘が可愛くない訳がないだろうに。こんな得体の知れない自分が近づくのが恐ろしくないのか。自分のことだというのにどこか他人事のように心配になる。
「お前は変わったやつに好かれるね」
侮辱のように思え、そう言わせてしまった後悔がきた瞬間だった。孫娘はふふ、と答える。
「おばあ様の孫ですから」
彼女達は何やら柔らかく笑う。意味が分からなかったが、金属の自分の固い身体に何か温かいものが灯ったようだった。
「きっと明日も」
明日も変わらない日々が訪れる。
そう思って疑わないのは、
幸せで平凡な毎日が送れているからだろう。
高望みはいくらだって出来るが、
今は今で、十分な暮らしだ。
感謝して生きなければ。
ありがとう。
#31
きっと明日も
暖かい季節と 肌寒い季節の狭間
公園の木々たちは みんな風でざわめいて
街中に溢れる人々たちも
同じように冬支度を始めるだろう
攻めてくるような日差しも
やがて身体を包み込む優しさに
押入の中にある
冬服を出さなくちゃ
夏と冬のあいだと
冬と夏のあいだ
姿を見せない恥ずかしがりや
主張しないその控えめな姿
それでも明日
私はまた探すだろう
小さな小さな君たちのことを
友達と家族の会話
つまらない授業
やる内容が変わらない部活
クラスの恋愛事情
同じようで違う毎日が
きっと_____
お題 きっと明日も
『きっと明日も』
桜が咲く春
風が涼しい夏
葉が落ちる秋
冷たくなる冬
いつまでも私はここに来る
【そうやって、無邪気に笑うのだろう】
サイレンが鳴り響く街を駆け抜ける。
今日の依頼は少々骨が折れた。
1ヶ月前、“コイツを死んだように見せて欲しい”という一風変わった依頼を持ち込んだ奴がいた。
「ウチは始末屋だぞ。断れ。」と言ってもバカが「金になるよ?」と引き受けやがった。
引き受けてしまったものは仕方ない。
初めは身代わりの死体をバラバラにしてドラム缶に詰めて海に捨てようかと思ったが、依頼人がやたら慎重で身代わりを燃やす事になった。しかもしっかり炭化させるために内蔵を全部抜いてだ。おかげで中に着てる服は血だらけだし、匂いもついている。なにより気分がよろしくない。
極めつけはこのサイレン。しっかり燃やすにはそれなりの火力が必要且つ直ぐに消されてはいけないから派手にやる必要があった。なんとか時間差で発火するようにしたが、如何せん色々と慣れていない。
慣れていない事をすれば疲れるのは自然の摂理。
せめてもう1人いればマシだったが、表の仕事が佳境らしく暫く動けないらしい。
アイツも後でシバいたる…。
サイレンの音に急かされながら防犯カメラの無い裏路地を選んで仲間の待つ場所へと向かう。
早くしないと夜が明けてしまう。海人が起きる前に帰らなければ。こんな姿は見せたくない。
「お疲れ。」
車に乗り込むと運転席に座っていたバカがタブレットから顔を上げ、ミラー越しに俺を見た。
「もうこんな依頼は受けるなよ。」
「条件次第だな。」
静かに車が発進する。やたらと運転が上手いのもなんだか腹が立つ。
早くと急かしても家に着く頃には空が白み始めていた。
音を立てないように扉を開ける。
寝室を覗くと同居人はいつも通り口を開けて眠っていて、ホッと息を吐く。
手早くシャワーを浴びて隣に潜り込むと、気配を感じたのか手がこちらへ伸びてきた。
起きたのかと思ったが、そういうわけではないようで俺は眠っている同居人の腕の中に収められる。
その温もりに大きな欠伸がこぼれた。
俺と同じ施設で育ち、何故か俺だけに懐いた変わり者。自分は表で生きながら、俺が裏社会で生きていく事を決めても離れなかった狂ったやつ。
はじめは弱点になるから捨てようと思った。
でも、できなかった。そのくらいこいつは綺麗で脆くて強かった。
俺の言うことは全肯定だったこいつが唯一拒否したのが俺の引っ越しだった。こちらが困るくらいに欲がなかったのに、始めて俺に懇願してきたのだ。
離れないで。置いていかないで。いないとヤダ。
その言葉を聞いた衝撃は今でも忘れられない。
そんな少し狂ったこいつの温かさに何度助けられただろう。
俺がどれだけ人の命を奪っても、俺がどれだけ血塗れで帰っても、「おかえり」と向日葵みたいな笑顔を俺に向けてくる。
今日も、数時間後にはその笑顔で「おはよう」と言うのだろう。
だから、きっと明日もその先もお前は
(1 きっと明日も)
「どうせ明日も変わらないよ」
一緒に歩いていた親友に、マイナスな言葉を投げつける。
「うーんそうかな?
もしかしたら宝くじとか当たるかもしれないし〜」
親友は私の放った言葉をものともせず、軽い足取りで前を歩いていく。
「というか梨花(りか)、それ口癖だよね。」
「まぁ、実際そうだし。」
足元にある石を蹴りながら、私は言葉を続ける。
「朝起きて、雪とこの河川敷で合流して、学校に行って、つまんない授業受けて、雪と一緒に帰る。」
「平和で良いことじゃん」
「これの繰り返しだよ?つまんないよ」
向かい側に見える高校生達を羨ましいそうに眺める
「バイトも出来ないし、部活も入ってないし、お小遣い少なくて、外食とか出来ないし。」
「部活すれば良いじゃん 運動部とか、ダイエットになって良いかもよ〜?」
舌足らずな喋り方で、雪は提案する。
相変わらず前向きだ
「今更部活は無いよ。もう2年だし、来年には受験で参加出来ないんだから。」
「うーん 梨花、変える努力しなさすぎ〜」
口を尖らせながら、困った顔をする雪。
確かに、努力をしていない。といえばそれまでだ
だけど、どんなに努力をしても、未来は変わらない。
そう思ってしまう
「どんなに努力しても変わらない。とか思ってんの?」
「え」
自身の考えを読まれたのかと思った
少しだけ鳥肌が立つ
「ふっふーん 親友だからね分かるよそのぐらい」
手を腰に当て、自慢げな顔をする。
「でもさ案外…」
続きを言いかけた時、学校のチャイムが鳴る。
「あ!やべやべ遅刻するぅ〜梨花、急ぐよ!」
「あ、ちょっと待って!」
私達は学校に間に合うよう、全速力で走った。
時間は流れて午後
昼食を食べ終わり、眠くなる頃合い。
授業の科目は社会科だった
先生が教室に入ってきて、いつも通り号令をし、いつも通りつまらない授業を始める。
と、思ったがどうやら今日は違うようだ
教室に置いてあるテレビを動かし、コードをパソコンに繋ぐ。
「さて、今日の授業はいつものとは違うぞ。
今日は、今から見せる動画を見て。感想をプリントに書いてもらう。ただ、それだけだ。」
説明しながら、プリントを先頭の生徒に渡す。
前から回ってきたプリントに目を通すと、感想を書く四角の囲いがあるだけの、簡素なレイアウトだった。
「それじゃあ、早速流すぞー」
教室の電気を消し、パソコンをカタカタと操作する。
数秒の内、動画が再生される。
めんどくさい そう思い、適当に見ようとぼーっと眺める。
しかし、目に入ってきた情報が、脳を活性化させる。
私と同じ顔をした人が写っていたのだ
色は白黒で見えづらいが、はっきりと同じ顔だということが認識できる。
雪の方を見ると、案の定驚いた顔をしていた。
流石に動画の内容が気になり、真面目に動画を見始める。
内容は、昔起きた災害をまとめ、注意喚起などを促した動画だった。
私と同じ顔をした人は、周りに瓦礫が散乱し、そこで立ち尽くしていた。
服装は昔のものだし、年齢も違うだろう。
だが、髪型や顔の形、目の形、何もかもがそっくりだった。
時間はまた流れて、放課後。
あの授業は結局、そっくりな顔の人の事をずっと考えていた。
今も、あの女性の事を考えながら、河川敷を歩いている。
「あの女の人、梨花にそっくりだったね〜」
隣を歩く雪も、気になっているようだ。
「先祖とかそういうのなのかな?見たことあるの?」
「いや、見たことない。というか、興味なかったから見てないって言った方が正しいかも。」
自身の記憶を辿りながら、話す。
やっぱり、覚えが無い。
動画の内容的に、大正時代らしい。
「家帰ったら、お母さんに聞いてみようかな。」
「うん、聞いて聞いて〜なんか分かったら教えて!気になるし」
こくりと頷き、黄昏の道を歩いていく。
「そういえばさ、朝言えなかったこと、今言ってもいい?」
「うん」
「あのねー梨花さ、どうせなにも変わらないって言ってたじゃん。」
「でも、案外急に変わっちゃうのかなって。」
雪が立ち止まり、言葉を続ける。
「良い意味で変わるのも、悪い意味で変わるのも。
どっちも起こる可能性ってあるわけじゃん」
「今日見た動画はさ、その悪い方が来ちゃって、ああなったわけじゃん。」
「うん」
雪の言葉を噛み締めながら、雪の隣に立つ。
「私達が生きてるこの今も、同じことが起きるかもしれない。」
「そう考えたらさ、何も起きないこの平和な時が変わらないのって、良い事なんじゃないのかな。」
目をいつもより大きく開き、雪を見る。
そんなこと考えたことがなかった
真後ろから、急に話しかけられたような。そんな感じだ
「それにさ、どうせ明日も変わらない。じゃなくて」
「きっと明日も変わらない そっちの方が良くない?」
「きっと?」
「そっちの方が、ポジティブじゃん。」
想定外の理由で、笑ってしまう。
「え〜笑うとこあったぁ〜?」
「いや、なんか急にギャルっぽくなったから。
さっきまで真面目だったし」
「ギャルは真面目にもなりますぅ〜」
雪は前を歩きだし、背中を向ける。
「さーてそろそろ帰ろ〜 お腹空いてきちゃった」
バックを振り回し、スキップしながら進む。
その背中を見て、ふと、思う。
この光景は、きっと明日も変わらないんだろうな。
お題 『きっと明日も』