『お祭り』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
祭りのあとの 静けさに似た 帰り道
言葉探して 挙句飲み込んだ 夕焼け空
前をゆく君の影と 並んで歩く
ねぇ、今日は どんな事があったの
朝になる その頃には また別の顔で
熱かった眼の奥 冷たい頰 忘れたら元通り
お題「お祭り」458
あんまりにも暑い日が続くので、クリスマスのプレゼント交換で貰ったビニールプールをベランダに出した。ギチギチしてる。
ビニールプールの縁にホースの出口のほうをテープでとめると、キッチンの蛇口にホースのもう一方の口を、取り付けて。
ペイッとハンドルをはね上げて、ベランダにとんぼ返り。
ビニールプールの底に、水が跳ねながら溜まっていく。
ホースから出てくる温い水が段々と冷たい水へと変わっていき、さっそく両足をプールの中に入れた。
踝まで、だが足裏が冷えて気持ちいい。
早くいっぱいにならないかなあ、と足の指を閉じたり開いたりしながら、マイペースに水を吐きつづけるホースを見つめた。
テーマ「お祭り」
何せわたくしは人混みが嫌いなものですから、お祭りという人がわらわらと集まるというものには行った事がありません。西南に在る硝子戸を開けて、漂って来るお囃子を盗み聴くだけで十分なのでした。それだけで十分、『お祭り』を楽しめていたのでございます。
ですが、今になって思い知ったのです。わざわざ重い硝子戸を開ける程には好きなのなら、いっぺん行ってみたのなら良かったのだと。
お囃子はもう殆ど聴こえません。だんだんと小さくなってゆきます。お祭りはじきに終わるのだそうです。最早人混みと呼べるほどの人が、お祭りにやって来ないから。
わたくしにはもう知る手立てはございません。嫌いという思いが、好きという思いに軽々と塗り替えられていく鮮やかな感情を。今更硝子戸から飛び降りた所で、お祭りにはもう間に合わないのですから。
ああ、ずっと好きだったのに。行けば良かったなあ。
そう思うこの気持ちも、お祭りが終わりを決める前に口にすべき事だったのでした。
→短編・おくれ毛
屋台のライトがオレンジとか白とか、明るくて眩しい。昼間みたいだけど、灯りから離れるとすぐ横は夜。人が塊みたいに集まってる、近所の商店街のお祭り。
彼女が俺の手を引いている。えり足のおくれ毛が目について離れない。
浴衣の背中。帯の結び方にも名前があるって教えてくれたけど覚えてない。そんな余裕なかった。いっつもきっちり髪を束ねてるから、顔とかに出てる髪のことを言ったら「おくれ毛だよ」と笑われた。
そもそも浴衣を着てくるなんて聞いてなかった。一番かっこよく見えるはずのTシャツ、なんかダサい。俺、カッコ悪い。
いつもと違いすぎてどうしたらいいのかまったくわからない。姉ちゃんに化粧してもらったっていう唇はピンク色でピカピカしてる。目がいつもよりも大きいような気がする。なんかいい匂いがする。いつもは大口開けて笑うくせにさ、今日はクスクス笑ってばっかり。
どうしてこんなに心臓がバクバクするんだろう。付き合おうって告白したのは中1の3学期。あの日よりも緊張する。なんか彼女、知らない女の子みたい。
あれも美味しそうとか、くじ引きやろうかなとか、彼女が俺の手を引く。
手を引かれる俺はまるで小学生のガキみたい。周りから弟とか思われてたらサイアクだよな。せめてあのおくれ毛がなければ、もうちょっといつも通りに振る舞えそうな気がするんだけどな。
テーマ; お祭り
可愛い浴衣姿の女の子を2人連れた親子がやってきた。
レジの最中にその子達のお父さんに声をかけたら、少し離れた駅で盆踊り大会があったそう。
娘さんたちも踊ったそうで、妹ちゃんが「私も踊ったんだよ!楽しかった!」ってとびっきりの笑顔でお話してくれて、私まで嬉しくなった。
ちょっとゴタついていて気分がふさぎ込んでいたけれど、妹ちゃんの笑顔で元気が出た!
素敵な笑顔をありがとう。
お題:お祭り
「お祭り」
お祭り、子どもも大きくなったから、少し遠のいたな。
わざわざ人混みに出かけていかなくてもいいかな。
でも、どこかでやってて欲しいなあ。
小さな手 引かれて回った宵祭り
今は小さな手を引きあるく
お題『お祭り』
小中学生の頃、好きな子のいるグループとお祭り行けるかな?とか、偶然●●君に会えないかな?なんてドキドキしながら、友達と浴衣来て花火見に行ってたなぁ…!
付き合ってない状態での浴衣デートって、特にキュンとするよね…!
自転車2人乗りも、浴衣だと横向きでしがみつかないとだし…進展するのかしないのか、どっち付かずな感じでもどかしい…(ФωФ)
あの感覚、純粋な気持ちでまた味わいたいわ…(ФωФ)
喧騒はあまり得意ではない。
少なくとも、数百年前まではそうだった。
なのにどうしてか、最近は喧騒も案外悪くないと感じている。
それもこれも、俺の隣で賑やかに笑っている此奴のせいだろう。
楽しい事が大好きだと語るこの白翼の生き物は、時折頭上の光の輪を指先で弄びながら些細なことさえ心底楽しそうに話している。
数百年前までは騒がしく落ち着きのない此奴に苛立つことも多かったが、付き合いも千年を過ぎれば慣れてくるというか……
常に寝食を共にするようにもなれば、逆にこの騒がしさが無いと落ち着かなくなってしまうものだ。
翼の色も性格も対照で、種族も違う。
片や大天使、片や烏天狗
…いや、正確には俺は迦楼羅の化身らしいが。
まぁそんな白黒の組み合わせが友人から親友へ、親友から夫婦へと関係を変えて今こうして縁側で肩を並べて語らっているのだから、人生何が起こるか分からぬものだ。
しかも、今やとうに巣立ってしまったが可愛い娘を二人も授かり、再び2人きりになったかと思えば人里ではぐれた人間と天使の若造二人を拾い…
あぁまた俺達の背後の台所で若造2人が仲睦まじく騒いでいるな。
男4人の暮らしは毎日が祭りのように騒がしいが、存外悪くはないものだ。
今はそう、心から思っている。
お祭りに行ったら
賑やかで、楽しそう。だけど少し寂しい感じがした。
もうすぐ全部終わるんだと、思ったから。
今まで頑張ったことも、楽しかったこと、辛かったことも全部終わりだから。
寂しい気持ちでいっぱいだった私を、彼女は優しく、
「今までよく頑張ったね。もう一人で抱え込まなくても良いんだよ。」
と、優しくふわりとした声で話しかけてくれた。
そのとき涙がこぼれ落ちた。そのまま地面にうずくまった私を、優しく彼女は抱きしめてくれた。
『お祭り』
ああ、薄暗くなってきた。
ぬるい風と、やってきた。
この夏は、この夜だけは、特別。
聞こえる。
囃子が。風が。足音が。
揺れる。
提灯が。木々が。君の髪が。
触れる。
視線が。手が。心が。
ああ、甘い。甘い。
雲のような、この気持ち。
はぐれないように。どこかへ行かないように。
「手、繋ごう。」
今日は、お祭り。
・2『お祭り』
おばあちゃんが心配しなくてもいいって言って
お小遣いをくれた
お祭りに行ってみる。
フランクフルトを買った
すると上からひょいっと買ったばかりのフランクフルトが奪われた。
知らない女の人。
「串の付いた食べ物なんて危ない!!」
僕は
「かえせよ!!」と叫んで
その女の人の足を叩いた。
続けて叩こうとした腕を掴まれて
女の人は僕を連れていった
【続く】
10、『お祭り』
今年の夏のお祭り。
私は、彼と一緒に行きたかった。でも、予定が合わず一緒には行けなかった。
きっと一緒に行くことが出来たらとても楽しいだろうな。
そんな妄想ばっかりしてしまう。彼に見せるために買った浴衣も見てもらえない。彼と花火を見ることが出来たらどれだけ幸せなことだろう。
来年は、受験生で一緒に行くことは、叶わないかとしれない。でもいつか一緒に行けるその日まで、もっと可愛くなっておこう。私は、そんなことを考えながら今年もお祭りを楽しんだ
地元の神社では毎年、夏祭りが開催される
といっても屋台が10も入らない、小さな神社だ
なのでこういったお祭りが無いと、普段は人がこない
そして、地元にもこんなに子供がいたのかと、祭りの度に思う
お祭り
の賑わう
声
音
暑さも吹っ飛ぶ
ような
感じがする
打上花火
かき氷🍧
など
夏は暑さも猛烈になった
けれど、やっぱり
好きな季節
だなー😍😍
お祭り
両手で持ってたヨーヨーとかき氷を
君の方を見ながら右手に移す私と
プラプラしている私の左手と
全然気づいてくれない君
提灯が照らす明かりのにぎやかな場所へ大切な日にするために少し前から僕の心は祭りのような騒がしさが駆け巡っていて、日が経つにつれ思考はそれになり全てがそれに依存する。そんな人たちやあんな人たちで溢れている騒がしさの中に独り静かに心を荒らげながら鎮める勇者も終わりの有象無象に紛れ込みただひたすらにそれを思い隠してその余生を終える。楽しいだけで終われない騒がしさを拡声器越しの警備員の「ゆっくりお進みください」だけが、天啓のように勇者には聞こえ鉛と少し水の入ったいろはすを3階に引き連れ、軽くない空気を吐きながらつま先を天井に向ける。泣いた
お祭り
祭りってなんかエモさがあって好きだなって感じる。
いつもと変わらないけど毎年思ってる
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theme お祭り 2024-07-28
お祭り
今年、私が夏祭りに行った時の話。日記になりそう。
私と同じ学校の親友と、久々に会う他県の親友。
あと一人は、寝坊して来れなくなってしまった。
その日は雨が降ったりやんだり、気紛れな天気だった。
途中まではかき氷や唐揚げを買ったり、
店番をしている友達を見つけてはしゃいだり、
3人でそれなりに楽しんでいた。でも人混み、雨、暑さ。
色々重なり、祭りからはもう出ることにした。
そのあと暇していた友達を1人連れ出して公園に行った。
天気はもう落ち着いていて、傘は必要なくなっていた。
かなり長い時間遊んで、ズボンの裾も土で汚れていた。
でも、祭りよりも断然楽しかったんだ。
いつまで経っても子供みたい。
それはそれで、幸せなのかな。
『お祭り』
私の住む街では毎年お祭りが行われる。大きな花火が上がり、屋台もたくさん出で、夜中まで賑やかだ。
私は毎年家族でお祭りに行っていたが、今年は違う。
私は親に嘘をついてしまった。友達と行ってくると、、
誰も彼氏と行ってくるなんて言えない。私は密かに憧れていた。かわいい着物を着て、りんご飴なんて買って、2人で花火を見上げて、きれいだねって言い合うんだ。
それが今年叶うんだ。私の大好きな人と。