『お祭り』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
去年、何気ない祭囃子で目が潤んだから
激しく動揺したのを覚えている。
こうやって大人になっていくのかなって、
分かったような気がして少し怖かったんだ。
何度も甦る
夕方5時のチャイムが鳴り
少し早めの夕ご飯を済まし
半袖に短パン サンダルを履いて
車の後部座席に乗り込んで
向かうのは港近くの親戚の家
陽が沈むまでは家で涼み
辺りを照らす光が
屋台の灯りに変わる頃
微かに聞こえる
虫のざわめき 海の波音と
一帯の雰囲気が私を溶かし
流れてく時間と浜風と気温が
皆の体温とテンションを冷ます
そして静かなざわめきが
夜空を彩る大輪の花へ
昼間に見えた入道雲の
名残を感じさせる空に咲く大輪
鳴り響く音 盛り上がる歓声 光の余韻
それぞれが それぞれを
より美しく より華やかに
何度も蘇る
胸焦がす思い出だけが
今は波間に揺れている
今日はお祭り
あっちじゃ祭囃子で太鼓や笛の音
こっちじゃ浴衣羽織ってお面つけた子どもがりんご飴をぺろり
子ども達はくじ引き引いて運試し
熱々のたこ焼き頬張って火傷しそうになるお父さん
綿菓子食べて口の周りが綿菓子だらけの妹
今日はお祭り
みんな騒いで楽しむ日
「祭り騒ぎ」
どこもかしこもカップルまみれ
足取り速まり汗まみれ
それでも人波かきわけて
眺める花火もまた綺麗
お祭り
夜の町を照らす提灯
外灯に飛び回る蛾の群れに
下駄の尾が解けた右足
並んで買うお馴染みのグルメに
こぼさぬように食べた生地の焦げ
離れの人の減った路地裏で
ベタな告げ口囁く言葉に
赤く染まった理由を明かりのせいなんて無理な嘘
年に1度の囃子の賑わう
お祭りの日
【お祭り】
お祭りは誰と行っても楽しめるイベント
家族で行っても友達と行っても
好きな人と行っても
最高の夏の思い出
人は多くて大変なこともあるけれど
今年も花火が見れて最高だ
「まつり」
物心ついた頃から、お祭りは退屈で窮屈なものだったと思う。何時間も正座をしていないといけないし、祭儀式の作法を覚えるのに苦労した。雅楽や舞楽の練習、重い装束。
夏の夜の高揚した雰囲気。
可愛い袋に入った綿菓子。
境内で友達と会うのも妙に浮き立ったり。
あの頃経験したかったこと。
もう大人だから、ね
社務所をこっそり抜け出して、大判焼をあの子に買って戻るのもしあわせって思うよ
【お祭り】
皆さんに問いかけます。"お祭り"には誰と行きますか?家族、友達、ぼっち…ではなく1人、彼氏・彼女(カップル)などと様々な人がいると思います。私は家族と友達などと行きますかね。今年はぼっちだった人は…来年は頑張ってくださいね。
お祭りの司会の人って
遊べないし
練習大変だけど
可哀想じゃなくて
それだけ
練習してきたんだから
そんな目で見ないで
私は私なりに
楽しんでるからさ
みんなが楽しんでる姿見るのも楽しいし
一緒に司会やってるのも
案外楽しいよ
違う視点で
見てみてね
お祭りは楽しいがどこか寂しさがつきまとう
いろんな出店で楽しんで人混みをかき分けて花火を見る
花火が打ち上がり始めると最初は迫力に押される
でも終わり際になると寂しさが勝ってしまう
日本の夏には寂しさがいつも寄り添ってくる
花火が映る横顔がとても綺麗な彼女だった。あの時「誰にも、たとえ神様にも譲りたくないくらい素敵だ」と言えたなら今も彼女は僕の隣に居てくれたのだろうか?
『お祭り』
私は友人の杏花に誘われて、この地域で催される夏祭りに出かけた。
深夜の暗い林の中、神社に向かって一本の道が延びている。私たちはピンク色に光る提灯の灯を頼りに、細い一本道を進んでいった。
杏花と私は今年、短大で出会った。教室で孤立していた者同士、何となく会話をするようになったのだ。無口で友達もいない杏花は、私といる時にだけ饒舌になる。私一人にだけ心を開いてくれていることが堪らなく嬉しくて、私はいつも杏花と一緒にいた。
「こんな所に神社があったんだね。私、この辺りの人間じゃないから全然知らなかったよ」
歩きながら、私は杏花に話しかける。杏花は曖昧に微笑んで、小さな声で言った。
「ここは私にとって、隠れ家みたいな存在なんだ。だから滅多に人には話さないんだけど、結衣にだったら教えてもいいかなって思ったの。だって結衣は、初めてできた親友だもんね」
その言葉が嬉しくて、私は飛び跳ねたくなる気持ちを辛うじて抑えた。十九歳にもなって、子供みたいに飛んだり跳ねたりするのはさすがにみっともないと思ったのだ。
周りは知らない人だらけで、杏花がいてくれなければ心細くなるくらいに辺りは真っ暗だ。知らず知らずのうちに、提灯の柄を握る指に力が入った。隣に杏花の息遣いと、甘い花の香りを感じる。それだけが、幻想的な雰囲気に呑まれそうな私を現実に繋ぎ止めてくれていた。
神社の境内に入る。辺りが急に薄明るくなり、人々の陽気な笑い声が一気に押し寄せてきた。
食べ物や玩具を扱う屋台が並んでいる。小ぢんまりとした空間だが、不思議とどこまでも続いているような開放感があった。
私たちは、たこ焼きと焼きそば、ラムネを買い、少し離れた石段に座った。ソースの香りが食欲を刺激する。二人でたこ焼きをつつきながら、私たちは色々な話をした。食事が終わる頃には、私は今まで以上に杏花のことを知るようになっていた。踊りの輪にも見よう見真似で参加し、楽しい時間はあっという間に過ぎた。
夏祭りが終わり、提灯の灯を頼りにして、来た道を逆に進む。参道の出口まで来た所で突然、杏花が言った。
「私、ずっと寂しかったの。この世界から取り残されてる気がしてた。だから、結衣に出会えてよかったよ」
それが、私が杏花の口から聞いた最後の言葉だった。
夏季休暇が終わり、杏花はキャンパスから姿を消した。
勇気を出して、同じ日本文学科の同期生に杏花のことを尋ねてみたけれど、返ってくる言葉は皆同じだった。
「橋詰杏花? そんな子いたっけ?」
そして皆一様に、精神疾患の患者でも前にしたように、私から目を逸らすのだった。
それから三週間が経った頃、講義の中で私は杏花の行方に関する手がかりを得た。それは、この地域で行われている、あんず祭りの話だ。この地域には、橋詰神社という小さな神社があり、あんずの花を模した女神像が祀られているという。
橋詰杏花。
彼女の名前はこの話にぴったりと符合する。考えてみれば私は、杏花が他の人間と係わろうとする所を一度も見たことがなかった。他の人間には、杏花は見えていなかったのかもしれない。
「結衣に出会えてよかったよ」
上から杏花の声が聞こえた気がして、私は教室の天井を見上げた。
杏花は本当に女神だったのだろうか。それとも、ひたすら存在感が薄い、無口で恥ずかしがり屋な普通の女性だったのだろうか。
その答えは、短大を卒業して数年経った今でもわからない。
夜を駆け街の喧騒まとわせた風は私に祭りを報せる
題-お祭り
お祭りはすっごく心が踊る。その場にいるだけでなんだか楽しい。いや、それは嘘。一人でぶらぶらするには寂しい気持ちになるし、自分に相手がいなかった時にはカップルをみるだけで少しずーんとした気持ちにもなったりする。だからお祭りはすっごく心が踊る。
お祭り、私の旧友が夏祭りに誘ってくれた。
提灯の灯りが辺りを照らし始め、
盆踊りを楽しむ人、お祭りを楽しむ人の熱気がここまで
伝わってきた。
道路の脇に座りながら私たちは眩い光を眺めていた。
何も喋らなくとも伝わる。
『楽しい』
心の底から思えた。
今年の花火が少し楽しみだ。
❦
今年こそは好きな人とでも行きたかったな。
今年も友達と一緒だった夏祭り。
私の地区では今日で祭りに行くのは最後かと思ってます。
友達と一緒が嫌なわけじゃない。楽しかったし。
でも
今年はクラス替えもあって、好きな人ができて
もしかしたら、、、?っていう期待だけは少しあって。
お誘いを待ったりもしたけど
やっぱり一緒に行けなくて、なんならお祭りに行っても現地でも会えなくて。
少し寂しい夏祭りだったな
お祭り
騒げ、騒げ
神様が酒持って来てくれるぞ
踊れ、踊れ
生きて、生きて、生き抜いてやれ
お祭り
私は祭りの日に生まれた
割合大きなお祭りで 夜の行事のために
みんな仕事は早めに切り上げてしまうような
地元民にとってはちょっとした大きなイベントだ
私が生まれた年は
きっと母は祭に参加できなかったんだろう
父は私と母を置いて飲みに行ったのだろうか
今となっては教えてくれる人は誰もいない
子供の頃は自分の誕生日というより
お祭が待ち遠しかった
テーブルに並ぶご馳走
賑やかな出店 華やかな民謡流し
あの頃はこんなに楽しいお祭りが
来年も再来年も当たり前にあると
思っていた
いまは 母もいない 父もいない
わたしは一人地元のケーブルテレビに映る
祭をちらっと見てテレビを消す
まさに今。開催中のスポーツのお祭りが
4年に一回のオリンピック!
詩選手、お疲れ様!プレッシャーもあった
かも知れませんが、一生懸命やっての結果
であれば胸を張って帰って来て下さい!
勝った選手に祝福を!!
お祭りって楽しいし好き
でも、大人数で行くと迷子なったりするし
めっちゃ人混みでいろんな臭いがする
だから、ちょっと苦手なところもある
「お祭り」
お祭りってどんなこと書けばいいんだ...
お祭りをテーマにした物語とか書ける気が
しなかったのでお祭りをどう思ってるか(?)を
書きました。