『お祭り』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お祭り
ある街の一角がお祭りムードで盛り上がりを見せていた。「楽しそうだね!」と友達の姫菜がそう言った。が言った。
私と姫奈は群馬県の桐生市で開催されている八木節祭りに来ている。神輿を担いだ人や、県内外から来た観光客で賑わっていた。「わぁーこれ美味しそう、これ食べてみたい!」友達はお祭りそっちのけで屋台を見て回りながらそんな事ばかり言っていた。「もうー、お祭りを見に来てるのに屋台の事ばかりなんだから〜」私が姫菜にそう言うと「だってさぁ、お祭りに来るとお祭りより屋台が気になっちゃうんだよねー」と姫菜がが言った。「もう〜姫菜が来たいって言うから来たのに〜」と私が言うと、姫菜はそうだけど〜とか言いながら屋台を見て美味しそうとかまだそんな事ばかり言っている。
私はそんな姫菜の横顔を見ながらたまにはこういう日本のお祭りに来るのも悪くないなと思った。
(お祭り。)🦜
・僕もね。
お祭りが
大好きなんだよ。🦜
(それはね。)
「いろんな
屋台が並ぶ処で
・ 浴衣姿の
娘雀しゃん、と
夜店廻りを、
するのが
好きなんだけど、
・踊る事も、
好きなんだよ。」🦜
《僕の、踊りは・・ね。》
✣慶応八年
仙台藩で
始まった、
扇子を、羽根に
見立て、て踊る。🦜
【正調。雀踊り、
なんだよ。】
❝ご先祖様に、感謝を
込めて踊るんだね。❞
小さい頃親と一緒に行ったお祭り。
僕はそこで見る花火がすごい好きで、でも嫌いだった。
空に花が咲いているみたいで綺麗だけれど、
その花が咲いたあとにキラキラと崩れ落ちて
夏が終わってしまうような気がしたから。
だから毎年少しでも長く感じたくて、
目に焼き付けたくて花火が終わっても空を眺めてた。
今年も家のベランダから遠くで
打ち上げられる花火を見る。
夏が終わる音がする。時の流れを感じて怖くなる。
けれどやっぱり綺麗だ。
夏が終わる気がして怖くてたまらないけれど
花火は残らないからこそいいんじゃないか。
キラキラと崩れ落ちるその様が、儚く思えるからこそ
僕は花火が好きなのだ。
残ってしまったらつまらないだろう?
形に残らないから怖くなる。
だけどそれがいいんじゃないか。
ここに
いらない感情を埋めていく。
花火みたいにちっちゃえばいい。
ばーーーーんって。
よし。よし。
そんな簡単ではないけど
ここにこれは置いた。
明日から
またがんばる
熱気と活気で満たされている
屋台を歩く
カキ氷のシロップで
君の舌は緑色で
自分は青色になる
焼きそばもたこ焼きも食べたくて
二人で分け合いながら頬張る
わたあめでベタベタになって
りんご飴の赤みにうっとりする
水に浮かぶスーパーボール
当たるかどうかも怪しい射的
光るおもちゃ
子供たちが真剣に選んでいるのを見て
かつての自分たちだと
お互いに微笑ましくなる
花火を見ようと
喧騒から離れた
神社の鳥居で座り
有名なあの歌を思い出す
勿論 原曲の方
今 まさに
あの歌詞と同じ心境だ
線香花火とマッチは
持っていないけれど
肝心なあの言葉が出ないまま
空には大きな華が咲いて
消えていった
【お祭り】
お祭り
目を奪われるようにきらきらと煌めく提灯や、鮮やかな音色の太鼓ばやしに囲まれる。
それが何だか心地が良くて、ついつい用もないのに長居をしてしまった。
両手いっぱいにたこ焼き、りんご飴、イカ焼きにヨーヨー、果てはぬいぐるみを抱えて、帰路へとつく。
あぁ、まぁたお祭りで散財してしまった。これから少し先はお金の使い方を考えないと───
そう思いながら、僕は家へと急ぐのだった。
お祭り。星が煌めく夜空には花火にも負けないくらい輝いている君を想ふ。
提灯の火よりもしなやかに揺れる恋情は線香花火のように儚く散って。想いは届かず。いや届けず。
青嵐とともに君は消えて行く。
「お祭り」
いつもの制服とは違って浴衣を纏う姿が新鮮で。
りんご飴をかじる唇に、視線が奪われる。
お題「お祭り」(雑記・途中投稿)
お祭り……というと真っ先に地元のお祭りが思い浮かぶ。
日付固定で10/31だったのが、少子化で11/2と3に変わってしまったけど。私が行っていた頃より行く人は増えている気がする。(さすがにお祭りのためだけに実家帰ってはいない)
だんじりが四台かな?大字(おおあざ……とは地元では読まない)毎に保管場所?から実家近くの神社に行く。
往路の宵宮での出発は午後二時頃からなんだけど、青年団以外にも地元の子供が参加して曳けて、途中の休憩場所毎にお菓子がもらえる。
午後五時に休憩があったのは覚えているんだけど。まあ参加者はほぼ小学生。
だんじりが宵宮の神社へ入るのは午後十時頃だから、中学か高校ぐらいまで見た事なかった。見たのはもっと遅かったかも。
六年の時かな。夜中十二時頃になる、保管場所の最後まで行ったのは一回しかない。
祭囃子が地域毎で違うのも驚いたけど、地元のお祭りがそれだから、夏祭りって物語でしか知らなくてずっとファンタジーみあると思っていた。
都会は夏祭りと盆踊り率高い気がする。
……秋祭りは基本的に秋の収穫を祝い、神様に感謝するものだけど、夏祭りはお盆の付近にやるもので、つまりは先祖供養の意味。
田舎とは違って秋の収穫そのものがないから、先祖供養の盆踊り&夏祭りだけが残ったのかなぁ、と思った。
民俗学とか全く知識がないまま書いたから真偽は知らない。
合計二年ぐらい滞在した静岡県浜松市はゴールデンウィークに凧揚げのお祭りがあったけど、確か夜にだんじりも出ていたしね。
(結局凧揚げは一度も見られず終い)
世の中には神社が関わらないお祭りがあると知ってびっくりした昔。
いやそれより今も京都市長がくじを引く祇園祭の方が驚いた。政教分離の原則とかないの?
地元のお祭りは一人暮らしを始めてから一度も行っていないんだけど、割と遠い兵庫県の博物館で、なぜかそっくりな祭囃子が流れててびっくりした。
興味を惹かれる特別展がないからか、遠すぎて情報が入って来ないからか、一度しか行けていない。
常設展示ではあるけど、時間なかったからどこのお祭りなのかも知らない……。
「お祭り」#9
「夏祭り行こう!」
彼は夏祭りが好きだ。毎年毎年誘ってくる。断っても、何かしら理由をつけて行かされる。
今年も行くしかないかな…絶対誘われるんだろうなぁ……。
…あぁ。そうだった。
もう、自分で決めれるようになっちゃったんだった。
お祭り。
大きく暑い夜気が膨らんだ水風船みたいで、
その中にいるみたいな気持ちになった。(暑い)
黒に近い灰色に、ほんのり橙色の明かり、
屋台や浴衣のたくさんの色。
両眼は、特別な思い出を写し取った。
生きるも死ぬるも皆が愉しい時間。
どうぞ夜が終わるまで。
お 祭 り
お祭りは好きじゃない
僕みたいに背中丸めて
俯いてる人いないから
テーマ「祭り」
わたしは、祭りで定番のりんご飴を食べたことがなかった。しかし今ではりんご飴専門店までできるほど身近なスイーツに感じるものになってしまった。お祭りでしか、売られていないイメージしかなかったのに。
食べたことがないし食べてみたいと思って、ちょうどキッチンカーがフルーツ飴をやる日に私は思い切って買ってみた。
一口食べて、はっとする。今まで、こんなおいしいものを食べたことがなかったなんて、もったいないな、って思ったのだ。外側の飴がぱりっとし、中のりんごはジューシーでしゃくしゃくしていて、その食感が何ともたまらない。ただりんごを齧るだけではこの感激はないはずだ。
しかし値段はそこそこするので、頻繁に買えるものではない。自分でもいつか作ってみたいなとそう思うのだった。
「お祭り行かない?」
私はいいかなぁ。
「お祭りやるらしいよ〜行く?」
行ってきなよ。私はいいから
「お祭りだって!!行こうよ!!」
ごめん…私は行かない
「夏祭りかぁ…一緒に行こうよ」
ごめんね。用事があるんだ
道の両端に提灯がぶら下がっていて、沢山のお地蔵さんが並んでいるあの道。
私はあれがトラウマで、あの時からお祭りに行こうとしなかった。
あのとき、お地蔵さんに食べられそうになって、お地蔵さんの口は、すごく大きかった。
怖かった、から。
「お祭り、なんでそんなに行かないの?」
「え、?」
「行きたくないんでしょ?なんで?」
「…昔、お地蔵さんに食べられかけたから。」
「怖、、」
「、、連れていこうとした?今年」
「うん。」
「連れていくなら、」
私の手を、離さないようにして引っ張ってね。
今日のお題
╭━━━━━━━━━━━━━━╮
お祭り
╰━v━━━━━━━━━━━━╯
1周回りました。
今日は待ちに待った夏祭りだ。屋台で食べ物を食べたり、花火を楽しんだりする、デートにはうってつけのイベントだ。お祭りに行くための準備をしていると、着替え終わった彼女が駆け寄ってきた。
「どう?あなたに選んでもらった浴衣、似合っているかな?」
「はい!とても素敵ですよ」
そう言うと彼女は頬を染めながら嬉しそうに笑った。その姿はとても可愛らしく、今すぐにでも抱きしめたくなるくらいだった。
それから時が経ち、俺たちは縁日を楽しんでいた。射的ではしゃいだり、焼きそばを食べたり、とても楽しい時間を過ごしていると、あっという間に花火大会の時間になった。
「ほら、そろそろ花火が上がるよ」
「ふふ、楽しみですね」
空を見上げると、初めに花火が一つ上がり、それに続くようにたくさんの花が空に咲き乱れた。会場は大盛り上がりで、隣にいる彼女もその光景に釘付けだった。
「わぁ…!とても綺麗だね」
「…はい、そうですね!また来年も来たいですね」
花火の光に照らされる彼女を見て、貴方の方が綺麗ですよ、とキザなことを言いそうになった所をグッとこらえた。すると、彼女はにっこり笑って、
「もちろん!来年も、再来年も、これからずっと」
と言ってくれた。こんなにお互い愛し合える関係になれたことを俺は幸せに思った。
テーマ「お祭り」
#お祭り(2024/07/28/Sun)
お神輿が賑やかなお囃子と共に練り歩く
まちに待った日にわたしはそわそわ
ついにお披露目する浴衣姿
りんりんと鳴るのは扇子に付けた鈴
わたしの弾む思い
伝わるかな
小さな町だから知り合いに会うのが嫌で、お祭りを遠ざけていた学生の頃。
でも今なら分かる。お祭りの良さが。
お祭り
人が多すぎるのは苦手。
知っている人に会うのも気まずい。
そんな私の私流の楽しみ方三選。
一、遠くから眺める。
ぼんやりとした祭りの光に人々の活気、
さらには空に上る打ち上げ花火。
屋台のものを食べたいなら、早い時間に買って
花火が見える離れた位置にいればよし。
祭りの雰囲気が楽しめれば十分だから。
二、音だけで我慢。
ドン!ドン!
花火の上がる音は家でもほんのかすかに聞こえる。
静かに耳を澄まさなきゃいけないけど。
ああ、夏だな。そう夏を感じながら音を聞く。
三、思い切って友達や家族と参加。
どうしても上二つじゃ物足りないときに。
人が多い、知ってる人が……も気になりにくくなる。
人が多いのは、場所を選べば大丈夫。
知ってる人は気づいてないふり。
気づけばあら不思議。
楽しくなっている。
以上、私流のお祭りの楽しみ方三選でした!
題【お祭り】
「お祭り?それは、どんなことをするのですか?」
「そこからでしたか。すみれ様。」
私はすみれ。お金持ちのお父様の娘です。
「お祭りとは、地域の人々が集まり、夕方から夜にかけて楽しむ、まあ夏の伝統行事ですかね。」
「へぇ、そんなものがあるのですね。是非とも行ってみたいわ!」
「すみれ様のお父様が許せば、私と一緒に行きますか?」
「はい!行きたいですわ!」
「あの、お父様。お祭りというものに行ってもよろしいですか?」
「ああ。しっかりと気をつけて行くんだぞ。」
「はい!ありがとうございます。お父様!」
ーその日の夕方ー
「わぁ。人がたくさんいるのですね!雰囲気はとても明るい!」
「あまり色々な所にいかないでくださいよ。すみれ様。」
「わかってるわ。わぁ、あれはなんですの?」
「あれは、金魚すくいって言います。金魚を網ですくうんですよ。」
「へぇ。少しかわいそうね。」
「そういうものなんですよ。」
再び歩こうとしたとき、目の前に私の好きな人が!
「わぁ!?ふ、福井君!」
「お嬢様もこんなところにくるんだね。」
「は、はひ!」
噛んでしまいました~!恥ずかしいですわ。
「すみません、すみれ様。そろそろ戻らなければ行けませんので。」
「そういえば、もう真っ暗ですわね!」
「では。福井君、さようなら!楽しんでくださいね。」
「ありがとう。じゃあ。」
ー家に帰ってからー
「お祭り、覚えましたわ!来年も行きたいですわ。」
「分かりました。では来年も来ましょう。」
「師匠が夏祭りに来るなんて珍しいですね」
不正解がないといわれている道徳の授業で、当然のように不正解を答えてしまう師匠と夏祭りに来ていた。
「僕も人間だからね。人が多いところには興味があるよ」
夏休みなのに律儀にカッターシャツに学生ズボンと味気ない服装をしている。いつぞやの休日のときに、なぜ休日なのに学生服を着てるんですか? と、尋ねた時、服を選ぶのが面倒なんだよ、と答えていた。師匠らしい。
「あ、ヤキソバだ! 師匠も食べます? 私、今日お金たくさん持ってきてますよ」
師匠はヤキソバの屋台を呆然と見つめ呟くように言った。
「僕はヤキソバ食べない」
師匠の頭の中で水平思考論理でも展開されているのだろうか。せっかく小学校の頃から貯めてたお年玉を使う機会が来たと思ったのに。
「それなら私一人で買ってきますよ! 後で欲しいって言ってもあげませんから」
そう吐き捨ててヤキソバの列に並ぼうとした時、師匠に力強く手を掴まれた。まるで道路に飛び出そうとした子どもの手を加減できずに掴む親みたいに。
師匠の行動に少し驚いて振り返り師匠の顔を覗き込む。
すると、我に返ったような師匠はすまない、と短く言って手を離した。
「師匠? なんでヤキソバ止めたんですか?」
私は気になって師匠に聞いてみた。
コンビニでカップヤキソバを買い、祭りの飲食スペースに腰を下ろして食べてたときに聞いてみた。
「祭りの屋台って、あまり衛生的じゃない気がしてね。飲食物なんかは何かしらの申請を出してるんだろうけど、どうにも信用できない」
師匠にしては理由がいつもより弱い。もっと納得させてくれることを期待したのに。
「別に気が付かない人が食べるにはいいんだ。祭りの空気に当てられてお金を落とすことに善悪なんてものはないし、むしろ雰囲気的には善だ。ただ、僕の目には見えてしまったから、師匠と慕ってくれる後輩の君には食べてほしくなかったんだ」
お詫びと言ってコンビニにあったカップヤキソバを買ってくれた師匠。なんだかいつもより弱く見える。弱いというより一般人? っぽく見える。
「それで、師匠には何が見えたんですか?」
師匠は周りの人に配慮してか少し声のトーンを落として言った。
「ヤキソバを焼いてる店主の汗が、あのヤキソバに滴ってたんだよ」
それを聞いて、今食べているヤキソバにすら嫌悪感を少し覚えた。師匠の顔を見るといつものような倫理観の壊れた笑顔で白々しく「ヤキソバ食べる手が止まってるよ」と言っていた。