『お祭り』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【お祭り】
『ゲホッゴホッ、、あー最悪。』
高校1年の夏。
好きな子を誘って夏祭りを予定する夢を見て目が覚めた。
時刻は夜の11時。
一家揃って祖母の家に帰省中だったのに、肝心の夏祭りの日に限って熱を出した。
僕は自分の不運をひたすら呪って浴衣姿で出かける妹達を見送った。
それからずっと寝ていて、、起きたら11時。
『ハァ、、夏の醍醐味と言っても過言ではないのに、、』
ガラス窓を開けて縁側に出る。
夜特有の少しばかり涼しい風が寝汗をかいていた僕のパジャマを冷たくした。
夏を感じる風鈴が僕の心を癒すかのように涼しい音を奏でた。
ドン、、
風に乗って微かに祭囃子の音が聞こえた。
『え、、?』
そんなはずはない。
だってもうお祭りは終わってる、、はず。
目を凝らしてみると、神社の方向に小さく赤い灯が見えた。
もしかして、まだお祭りやってるのかも!!
熱も少し下がってきたし、ちょっとだけ、、
そう思い草履をつっかけてそっと玄関から出た。
__
神社の境内に並ぶたくさんの屋台。
りんご飴、冷やしパイン、射的、、
みんなお面をつけててなんだか楽しい。
目を輝かせながら屋台を目を向けていると、一段と目を惹かれるものがあった。
黄金色に輝くベッコウ飴。
『うわぁ、、すごい、、』
屋台のカラスのお面をつけてるおじさんは特別大きなベッコウ飴をくれた。
『ありがとうございます。』
一口舐めれば、それは天にも昇る美味しさで、僕の手のひらくらいあった飴はあっという間になくなった。
そうだ。みんなお面つけてるからお面買わなきゃな。
こういうのはみんなの雰囲気に乗った方が楽しい時が多い。
お面の屋台で買った狐の面をつけ、次はりんご飴を食べようかと物色する。
艶々と赤色に輝くりんご飴。
ジュージューと鉄板の上で踊る焼きそば。
丸いフォルムが可愛いたこ焼き。
『わぁ、、マジで美味そう、、』
『ウン。オイシソウ。』
後ろから聞こえた黒く重なった声。
『え。』
グシャ
___________
朝。
ニュース放送が流れる和室。
『ねぇ、お母さん。お兄ちゃんどこ?』
『みくり、、お兄ちゃんはね、』
絞り出すように声を出す母親。
『神の祭りに行ったんじゃ。聖生は。』
人間が行う神を祀る祭り。
その後には神々達の行う神様のための祭りもある。
彼はそれに入った小さき紛い物。
どうか気をつけて。
夜中の祭りは小さな貴方を誘き寄せる罠かもしれません。
くれぐれも夏休みはお気をつけください。
お祭り
お祭りの雰囲気が好き
普段食べられない出店も好き
花火があがれば 最高
誰と行っても
そういうところは変わらない気がする
お祭りの
華やいだ雰囲気が
好き
何かが起こりそうな
うれしい
予感の
なつ
❴お祭り❵
「ーーー!!」
「ーーーーーーー!!!!」
ザワザワ
ガヤガヤ
そっか、今日はお祭りだ
でも、、
『、、、、』
『、、つまんない』
君が居ない夏は、
何故だか
『寒い、、』
君はもうこの世に居ないって、、、
『分かってるのに、、(泣)』
ヒュ~〜
ドン
🎆
何時もは綺麗と思えた花火も
もう綺麗と思えない、、、
「お祭り」の思い出は…
子供が通っていた、保育園の夏祭り
ある年、出店のひとつに「金魚すくい」が
準備されていて、幼い子供たちが全く
すくえない時は、2匹の金魚をもれなく
もらえるシステムがあった…
我が子の網もあっという間に穴があき
「はい!金魚2匹ね」と手渡された…
ビニール袋の金魚はわずか2cmほど…
私たちは、当時御長寿で有名だった方から
「金ちゃん、銀ちゃん」と名前をつけた
その後、2匹は10年近く生きて金ちゃんは
赤い立派な金魚になり、銀ちゃんは鯉金
だったようで、30cm位の鯉に成長した。
週1回の水換え、病気の時の塩水浴…
お世話はすごく大変だったけれど
長い時間を共にすると自然と家族になる
金魚とだって、やはりちゃんとご縁が
あって、我が家にやって来たと思っている
何に対しても全力で向き合っていく…
結構、しんどい性格だけれど
そんな自分…「いいんじゃないかな」って
思っているww
花火があって
屋台があって
人が大勢いて
その中の何人かが
夜空の花火と共に
ホントの気持ちを伝えている
お祭り
今年のお祭りは……
好きぴとデート!!!!!
ちな今日誘ってOKもらったの🤭
でも2人きりじゃなくて
数人とだけど……🥲
まぁ好きぴとお祭りなんて
はじめてだし❣️
今年好きになったから当然なんだけど( ᐙ )
お祭りの時は私が行ってる吹奏楽部で
演奏してから好きぴとデート!
好きぴとは同じ部活なんだよね😘💕
それにせんぱい‼️
よぉし😤✨
お祭りまでにトランペット上手くなって
自分磨きしてすきぴを落とすぞ💘
『 お祭り』
賑やかな声とお神輿、花火の音が響く。
夜に遊ぶことなんて初めてだった。
いまにもはぐれてしまいそうな人混みの中、
私の手が燃えるように熱い。
このあつさは、太陽じゃなくて、恋なんだと思う。
お祭りは神様が味方をしてくれる特別な日。
大きな口でりんご飴にかぶりつく私を見て、微笑んだあなたの顔は形に残るスーパーボールよりも記憶に残るだろう。
お祭り
たしか8月初めにお祭りがある
花火大会も
楽しみだな
お祭りまだある?
お祭りが好き。
賑やかなお祭りも好きだけど、
静かなお祭りの方が好き。
◎お祭り
お囃子の音がだんだん遠ざかる。
人の話し声が聞こえなくなっていく。
私の手を掴む少年は歩みを止めない。
何処行くの、なんて聞かない。聞けない。
口が動かない。
ただ足が少年に付いていく。
正面に灯りが見えた。
さっきとは調子の違うお囃子が鳴り響く。
此処の神社、こんなに鳥居は多かったっけ。
真っ赤な鳥居をくぐり抜けて階段を登り続けると、大きなお堂が見えた。
お堂の扉が少し開き、
そこから腕だけにゅっと伸びてきた。
「さぁ、このお酒をどうぞ」
受け取った盃からよい香りが立ち昇る。
とても美味しそうで、ひと息に飲んでしまった。
「ようこそ我らの世界へ」
少年は紅い目を細めて
”手の甲で”柏手を打った。
「かくれんぼをしましょう」
神様から隠れるのです───
少年はからからと笑い、再び私の手を引いた。
「まいりましょう?あそびましょう?」
「……うん」
ひとつ頷いて私は手を握り返した。
祭りの夜、
出されたお酒を無闇に飲んではいけない。
それを飲むのは了承の意とされる。
人の子は簡単に隠されてしまう。
人と人ならざるモノの境界線が
曖昧になる夜だから。
「お祭り」
私は、お祭りが、大好き。
特に、盆踊りをすることが、大好き。
太鼓や鐘の音が、聴こえると、体が動き出します。
河内音頭とか、かかるとマジだめ。河内っ子だから。
また、踊りに、いきたいわ。
【お祭り】
毎年お祭りがある日はあいにくの雨
それでも花火は上がるから
1つの傘に2人で入って
後ろの人にばれないように
甘いキスをする
【お祭り】
おとーさんの田舎? なんだろ……えー、おとーさんの方のおじーちゃんの実家? に行ったことあって、すっごい田んぼとか山とか森? ばっかで、周りがめっちゃ緑なの。
夏休みに、朝早く起きて車に乗せられて、高速とかものすごーい走って、ものすごーい遠くまで来たんじゃない? って頃着いたら古い大きな家で、カヤブキ屋根って言うの? なんか傾いてるの。気のせいじゃなかったと思う。
初めて会う親戚とか、家の中にいっぱいいて、大人は忙しそうに動いてて、小さい頃だったし、一応お客さん? 扱いだからなんもすることなくて、おとーさんが親戚の人と話してるの隣に座ってぼーっと聞いてた。大人の話って内容がよく分かんないし、しかも訛っていうの? それがすごくて外国語みたいに聞こえるんだよね。意味分かんないなぁってそのうちうとうとーっとして気づいたら、縁側に寝かされてた。
おとーさんに「行くよ」って起こされて外見たら、たくさんの人が道に出て、行列になってるの。その行列に並んでぞろぞろと裏山みたいとこ行った。そこで何したかもよく分かんないんだけど、その後は傾いた家に戻って宴会だった。
「遠いところよく来てくれた」とか「沢山食べて」とか、にこにこでそんなことをみんなに言われた。
セミの声とめっちゃ緑。暑くて明るい夏休みの思い出。
お祭り
遠く聞こえるお囃子と
揺れる提灯のあかり
もうすぐ夜空に
ランタンが浮かぶころ
君へと想いが届くよう
祈りながら川べりを歩く
花火は鮮やかに空を彩り
儚く消えてゆく
隣に君がいない夏
#44『お祭り』
ねぇ焼きそば食べたい
いいね、わたしたこ焼き食べたぁい
りんご飴美味しそう!
金魚すくいやりたい
ヨーヨー欲しい!
あのお面欲しい
くじ引きしたい!
きゃあきゃあ、わいわい、がやがや
賑わう声
子供から大人まで
男も女も
こいびと、友、家族
多種多様な人の子が
楽しそうに嬉しそうに
通りを歩く
『今年も楽しそうで良かったな』
くつくつ笑うと、
老齢の神主は愛しそうな微笑で応えた
今年も夏の夜が過ぎる
人の子らの笑い声に流されて
お祭り
大人たちが食べている
くさいくさい汁
なんであんなもの食べるんだろうと
思っていたけれど
いまはすっかり好物です
誰とお祭りに行っても貴方を探しちゃう
貴方とお祭りに行けたら
どれほど楽しいのかなって考えちゃう
気楽に誘えて一緒に行けるような
関係だったら良かったのにな
…お祭り…
「来週の土日に、お祭り…か」
正直言って、お祭りは苦手だ。
と言うか、人がわんさかいる所とか、お祭りごとが苦手だ。
別に嫌いではないけど、群衆に押されて行きたいところに行けないし、
食べたいものはないし、
友達と行くと、コミュ障だから気まずい雰囲気が流れるし、
知り合いと出会いたくないから。
でも今年だって、家族や友人と行くんだろうなあ。
今年こそ、またあの屋台が、さつまいもチップスを出してくれたらなあ。
お題 お祭り
大好きよ、お兄ちゃん、私の事、ずっとずっと……守ってくれて、ありがと…ねえ、お願い……早く、帰ってきて、私の大切な、お兄様……