『お祭り』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お 祭 り
お祭りは好きじゃない
僕みたいに背中丸めて
俯いてる人いないから
テーマ「祭り」
わたしは、祭りで定番のりんご飴を食べたことがなかった。しかし今ではりんご飴専門店までできるほど身近なスイーツに感じるものになってしまった。お祭りでしか、売られていないイメージしかなかったのに。
食べたことがないし食べてみたいと思って、ちょうどキッチンカーがフルーツ飴をやる日に私は思い切って買ってみた。
一口食べて、はっとする。今まで、こんなおいしいものを食べたことがなかったなんて、もったいないな、って思ったのだ。外側の飴がぱりっとし、中のりんごはジューシーでしゃくしゃくしていて、その食感が何ともたまらない。ただりんごを齧るだけではこの感激はないはずだ。
しかし値段はそこそこするので、頻繁に買えるものではない。自分でもいつか作ってみたいなとそう思うのだった。
「お祭り行かない?」
私はいいかなぁ。
「お祭りやるらしいよ〜行く?」
行ってきなよ。私はいいから
「お祭りだって!!行こうよ!!」
ごめん…私は行かない
「夏祭りかぁ…一緒に行こうよ」
ごめんね。用事があるんだ
道の両端に提灯がぶら下がっていて、沢山のお地蔵さんが並んでいるあの道。
私はあれがトラウマで、あの時からお祭りに行こうとしなかった。
あのとき、お地蔵さんに食べられそうになって、お地蔵さんの口は、すごく大きかった。
怖かった、から。
「お祭り、なんでそんなに行かないの?」
「え、?」
「行きたくないんでしょ?なんで?」
「…昔、お地蔵さんに食べられかけたから。」
「怖、、」
「、、連れていこうとした?今年」
「うん。」
「連れていくなら、」
私の手を、離さないようにして引っ張ってね。
今日のお題
╭━━━━━━━━━━━━━━╮
お祭り
╰━v━━━━━━━━━━━━╯
1周回りました。
今日は待ちに待った夏祭りだ。屋台で食べ物を食べたり、花火を楽しんだりする、デートにはうってつけのイベントだ。お祭りに行くための準備をしていると、着替え終わった彼女が駆け寄ってきた。
「どう?あなたに選んでもらった浴衣、似合っているかな?」
「はい!とても素敵ですよ」
そう言うと彼女は頬を染めながら嬉しそうに笑った。その姿はとても可愛らしく、今すぐにでも抱きしめたくなるくらいだった。
それから時が経ち、俺たちは縁日を楽しんでいた。射的ではしゃいだり、焼きそばを食べたり、とても楽しい時間を過ごしていると、あっという間に花火大会の時間になった。
「ほら、そろそろ花火が上がるよ」
「ふふ、楽しみですね」
空を見上げると、初めに花火が一つ上がり、それに続くようにたくさんの花が空に咲き乱れた。会場は大盛り上がりで、隣にいる彼女もその光景に釘付けだった。
「わぁ…!とても綺麗だね」
「…はい、そうですね!また来年も来たいですね」
花火の光に照らされる彼女を見て、貴方の方が綺麗ですよ、とキザなことを言いそうになった所をグッとこらえた。すると、彼女はにっこり笑って、
「もちろん!来年も、再来年も、これからずっと」
と言ってくれた。こんなにお互い愛し合える関係になれたことを俺は幸せに思った。
テーマ「お祭り」
#お祭り(2024/07/28/Sun)
お神輿が賑やかなお囃子と共に練り歩く
まちに待った日にわたしはそわそわ
ついにお披露目する浴衣姿
りんりんと鳴るのは扇子に付けた鈴
わたしの弾む思い
伝わるかな
小さな町だから知り合いに会うのが嫌で、お祭りを遠ざけていた学生の頃。
でも今なら分かる。お祭りの良さが。
お祭り
人が多すぎるのは苦手。
知っている人に会うのも気まずい。
そんな私の私流の楽しみ方三選。
一、遠くから眺める。
ぼんやりとした祭りの光に人々の活気、
さらには空に上る打ち上げ花火。
屋台のものを食べたいなら、早い時間に買って
花火が見える離れた位置にいればよし。
祭りの雰囲気が楽しめれば十分だから。
二、音だけで我慢。
ドン!ドン!
花火の上がる音は家でもほんのかすかに聞こえる。
静かに耳を澄まさなきゃいけないけど。
ああ、夏だな。そう夏を感じながら音を聞く。
三、思い切って友達や家族と参加。
どうしても上二つじゃ物足りないときに。
人が多い、知ってる人が……も気になりにくくなる。
人が多いのは、場所を選べば大丈夫。
知ってる人は気づいてないふり。
気づけばあら不思議。
楽しくなっている。
以上、私流のお祭りの楽しみ方三選でした!
題【お祭り】
「お祭り?それは、どんなことをするのですか?」
「そこからでしたか。すみれ様。」
私はすみれ。お金持ちのお父様の娘です。
「お祭りとは、地域の人々が集まり、夕方から夜にかけて楽しむ、まあ夏の伝統行事ですかね。」
「へぇ、そんなものがあるのですね。是非とも行ってみたいわ!」
「すみれ様のお父様が許せば、私と一緒に行きますか?」
「はい!行きたいですわ!」
「あの、お父様。お祭りというものに行ってもよろしいですか?」
「ああ。しっかりと気をつけて行くんだぞ。」
「はい!ありがとうございます。お父様!」
ーその日の夕方ー
「わぁ。人がたくさんいるのですね!雰囲気はとても明るい!」
「あまり色々な所にいかないでくださいよ。すみれ様。」
「わかってるわ。わぁ、あれはなんですの?」
「あれは、金魚すくいって言います。金魚を網ですくうんですよ。」
「へぇ。少しかわいそうね。」
「そういうものなんですよ。」
再び歩こうとしたとき、目の前に私の好きな人が!
「わぁ!?ふ、福井君!」
「お嬢様もこんなところにくるんだね。」
「は、はひ!」
噛んでしまいました~!恥ずかしいですわ。
「すみません、すみれ様。そろそろ戻らなければ行けませんので。」
「そういえば、もう真っ暗ですわね!」
「では。福井君、さようなら!楽しんでくださいね。」
「ありがとう。じゃあ。」
ー家に帰ってからー
「お祭り、覚えましたわ!来年も行きたいですわ。」
「分かりました。では来年も来ましょう。」
「師匠が夏祭りに来るなんて珍しいですね」
不正解がないといわれている道徳の授業で、当然のように不正解を答えてしまう師匠と夏祭りに来ていた。
「僕も人間だからね。人が多いところには興味があるよ」
夏休みなのに律儀にカッターシャツに学生ズボンと味気ない服装をしている。いつぞやの休日のときに、なぜ休日なのに学生服を着てるんですか? と、尋ねた時、服を選ぶのが面倒なんだよ、と答えていた。師匠らしい。
「あ、ヤキソバだ! 師匠も食べます? 私、今日お金たくさん持ってきてますよ」
師匠はヤキソバの屋台を呆然と見つめ呟くように言った。
「僕はヤキソバ食べない」
師匠の頭の中で水平思考論理でも展開されているのだろうか。せっかく小学校の頃から貯めてたお年玉を使う機会が来たと思ったのに。
「それなら私一人で買ってきますよ! 後で欲しいって言ってもあげませんから」
そう吐き捨ててヤキソバの列に並ぼうとした時、師匠に力強く手を掴まれた。まるで道路に飛び出そうとした子どもの手を加減できずに掴む親みたいに。
師匠の行動に少し驚いて振り返り師匠の顔を覗き込む。
すると、我に返ったような師匠はすまない、と短く言って手を離した。
「師匠? なんでヤキソバ止めたんですか?」
私は気になって師匠に聞いてみた。
コンビニでカップヤキソバを買い、祭りの飲食スペースに腰を下ろして食べてたときに聞いてみた。
「祭りの屋台って、あまり衛生的じゃない気がしてね。飲食物なんかは何かしらの申請を出してるんだろうけど、どうにも信用できない」
師匠にしては理由がいつもより弱い。もっと納得させてくれることを期待したのに。
「別に気が付かない人が食べるにはいいんだ。祭りの空気に当てられてお金を落とすことに善悪なんてものはないし、むしろ雰囲気的には善だ。ただ、僕の目には見えてしまったから、師匠と慕ってくれる後輩の君には食べてほしくなかったんだ」
お詫びと言ってコンビニにあったカップヤキソバを買ってくれた師匠。なんだかいつもより弱く見える。弱いというより一般人? っぽく見える。
「それで、師匠には何が見えたんですか?」
師匠は周りの人に配慮してか少し声のトーンを落として言った。
「ヤキソバを焼いてる店主の汗が、あのヤキソバに滴ってたんだよ」
それを聞いて、今食べているヤキソバにすら嫌悪感を少し覚えた。師匠の顔を見るといつものような倫理観の壊れた笑顔で白々しく「ヤキソバ食べる手が止まってるよ」と言っていた。
【お祭り】
『ゲホッゴホッ、、あー最悪。』
高校1年の夏。
好きな子を誘って夏祭りを予定する夢を見て目が覚めた。
時刻は夜の11時。
一家揃って祖母の家に帰省中だったのに、肝心の夏祭りの日に限って熱を出した。
僕は自分の不運をひたすら呪って浴衣姿で出かける妹達を見送った。
それからずっと寝ていて、、起きたら11時。
『ハァ、、夏の醍醐味と言っても過言ではないのに、、』
ガラス窓を開けて縁側に出る。
夜特有の少しばかり涼しい風が寝汗をかいていた僕のパジャマを冷たくした。
夏を感じる風鈴が僕の心を癒すかのように涼しい音を奏でた。
ドン、、
風に乗って微かに祭囃子の音が聞こえた。
『え、、?』
そんなはずはない。
だってもうお祭りは終わってる、、はず。
目を凝らしてみると、神社の方向に小さく赤い灯が見えた。
もしかして、まだお祭りやってるのかも!!
熱も少し下がってきたし、ちょっとだけ、、
そう思い草履をつっかけてそっと玄関から出た。
__
神社の境内に並ぶたくさんの屋台。
りんご飴、冷やしパイン、射的、、
みんなお面をつけててなんだか楽しい。
目を輝かせながら屋台を目を向けていると、一段と目を惹かれるものがあった。
黄金色に輝くベッコウ飴。
『うわぁ、、すごい、、』
屋台のカラスのお面をつけてるおじさんは特別大きなベッコウ飴をくれた。
『ありがとうございます。』
一口舐めれば、それは天にも昇る美味しさで、僕の手のひらくらいあった飴はあっという間になくなった。
そうだ。みんなお面つけてるからお面買わなきゃな。
こういうのはみんなの雰囲気に乗った方が楽しい時が多い。
お面の屋台で買った狐の面をつけ、次はりんご飴を食べようかと物色する。
艶々と赤色に輝くりんご飴。
ジュージューと鉄板の上で踊る焼きそば。
丸いフォルムが可愛いたこ焼き。
『わぁ、、マジで美味そう、、』
『ウン。オイシソウ。』
後ろから聞こえた黒く重なった声。
『え。』
グシャ
___________
朝。
ニュース放送が流れる和室。
『ねぇ、お母さん。お兄ちゃんどこ?』
『みくり、、お兄ちゃんはね、』
絞り出すように声を出す母親。
『神の祭りに行ったんじゃ。聖生は。』
人間が行う神を祀る祭り。
その後には神々達の行う神様のための祭りもある。
彼はそれに入った小さき紛い物。
どうか気をつけて。
夜中の祭りは小さな貴方を誘き寄せる罠かもしれません。
くれぐれも夏休みはお気をつけください。
お祭り
お祭りの雰囲気が好き
普段食べられない出店も好き
花火があがれば 最高
誰と行っても
そういうところは変わらない気がする
お祭りの
華やいだ雰囲気が
好き
何かが起こりそうな
うれしい
予感の
なつ
❴お祭り❵
「ーーー!!」
「ーーーーーーー!!!!」
ザワザワ
ガヤガヤ
そっか、今日はお祭りだ
でも、、
『、、、、』
『、、つまんない』
君が居ない夏は、
何故だか
『寒い、、』
君はもうこの世に居ないって、、、
『分かってるのに、、(泣)』
ヒュ~〜
ドン
🎆
何時もは綺麗と思えた花火も
もう綺麗と思えない、、、
「お祭り」の思い出は…
子供が通っていた、保育園の夏祭り
ある年、出店のひとつに「金魚すくい」が
準備されていて、幼い子供たちが全く
すくえない時は、2匹の金魚をもれなく
もらえるシステムがあった…
我が子の網もあっという間に穴があき
「はい!金魚2匹ね」と手渡された…
ビニール袋の金魚はわずか2cmほど…
私たちは、当時御長寿で有名だった方から
「金ちゃん、銀ちゃん」と名前をつけた
その後、2匹は10年近く生きて金ちゃんは
赤い立派な金魚になり、銀ちゃんは鯉金
だったようで、30cm位の鯉に成長した。
週1回の水換え、病気の時の塩水浴…
お世話はすごく大変だったけれど
長い時間を共にすると自然と家族になる
金魚とだって、やはりちゃんとご縁が
あって、我が家にやって来たと思っている
何に対しても全力で向き合っていく…
結構、しんどい性格だけれど
そんな自分…「いいんじゃないかな」って
思っているww
花火があって
屋台があって
人が大勢いて
その中の何人かが
夜空の花火と共に
ホントの気持ちを伝えている
お祭り
今年のお祭りは……
好きぴとデート!!!!!
ちな今日誘ってOKもらったの🤭
でも2人きりじゃなくて
数人とだけど……🥲
まぁ好きぴとお祭りなんて
はじめてだし❣️
今年好きになったから当然なんだけど( ᐙ )
お祭りの時は私が行ってる吹奏楽部で
演奏してから好きぴとデート!
好きぴとは同じ部活なんだよね😘💕
それにせんぱい‼️
よぉし😤✨
お祭りまでにトランペット上手くなって
自分磨きしてすきぴを落とすぞ💘
『 お祭り』
賑やかな声とお神輿、花火の音が響く。
夜に遊ぶことなんて初めてだった。
いまにもはぐれてしまいそうな人混みの中、
私の手が燃えるように熱い。
このあつさは、太陽じゃなくて、恋なんだと思う。
お祭りは神様が味方をしてくれる特別な日。
大きな口でりんご飴にかぶりつく私を見て、微笑んだあなたの顔は形に残るスーパーボールよりも記憶に残るだろう。
お祭り
たしか8月初めにお祭りがある
花火大会も
楽しみだな
お祭りまだある?
お祭りが好き。
賑やかなお祭りも好きだけど、
静かなお祭りの方が好き。
◎お祭り
#10
お囃子の音がだんだん遠ざかる。
人の話し声が聞こえなくなっていく。
私の手を掴む少年は歩みを止めない。
何処行くの、なんて聞かない。聞けない。
口が動かない。
ただ足が少年に付いていく。
正面に灯りが見えた。
さっきとは調子の違うお囃子が鳴り響く。
此処の神社、こんなに鳥居は多かったっけ。
真っ赤な鳥居をくぐり抜けて階段を登り続けると、大きなお堂が見えた。
お堂の扉が少し開き、
そこから腕だけにゅっと伸びてきた。
「さぁ、このお酒をどうぞ」
受け取った盃からよい香りが立ち昇る。
とても美味しそうで、ひと息に飲んでしまった。
「ようこそ我らの世界へ」
少年は紅い目を細めて
”手の甲で”柏手を打った。
「かくれんぼをしましょう」
神様から隠れるのです───
少年はからからと笑い、再び私の手を引いた。
「まいりましょう?あそびましょう?」
「……うん」
ひとつ頷いて私は手を握り返した。
祭りの夜、
出されたお酒を無闇に飲んではいけない。
それを飲むのは了承の意とされる。
人の子は簡単に隠されてしまう。
人と人ならざるモノの境界線が
曖昧になる夜だから。