『お気に入り』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お気に入りの服を着て、
お気に入りのメイクをして、
お気に入りの髪にして、
お気に入りのアクセサリーを付けて、
お気に入りの靴を履いて、
お気に入りの人と遊ぶ。
毎日がすごく楽しい。
だって私の世界にはお気に入りで溢れてる。
お気に入りじゃなくなったらもういらない。
だからすぐに飽きちゃうんだ。
お金がなくなるから仕事は頑張る。
休日はネットで配信してギフトを貰う。
好きなことだけしてられる人生。
それの何がいけないの?
私は今日もお気に入りの中で生きる。
それが私の生きる理由。
お気に入りが私。私はお気に入り。
自分がお気に入りじゃなくなったらもう''いらないよね''
学校の保護者役員決めの投票があるんだって。
「私○○さんが嫌いなの。だから彼女の名前、書いてね」
"選挙活動"と称したソレに、思わず言葉が詰まった。
それって所謂ママ友いじめってやつですか?
いい顔で返事しなきゃ、今度は私がその対象?
こういう人のお気に入りにならなきゃ、平和に過ごせないんだね。
なりたくも、ないけどね。
人は単純なものであればあるほど愛着を抱きやすいらしい。使い慣れた筆記用具や鞄にぶら下げたキーホルダーを何気なく大切にしているのには、そういったワケがあるそうだ。いつもは無意識な事柄に気づくことができるのは、思いの外、嬉しかったりする。
「……で、僕の頬を毎日横からつつくことに何の意味があるのか、そろそろ教えてくれないかな」
「それは、無理な相談。まだ堪能したいから、静かに」
むにむに、むにむに。
僕は無抵抗で、なされるがままになっている。
僕の通う高校の近くにある、広々とした公園。入口付近には三台の自販機が設置されていて、その横に三人掛けの木製ベンチが二つ並んでいる。放課後、僕はクラスメイトの御影さんと横並びになって、そこに腰掛けていた。
なぜこのようなことが日課になっているのか、理由はよくわからない。
ある日の昼休み、弁当を食べていると、御影さんが僕にいきなり「授業終わったら、来て」と言い放った。告白されるのかと内心ドキドキしながら放課後を迎えたのだけれど、「公園、行こう。そこでなら、楽しめる」と頬を緩めていたので、何か良いことが起こるのだと期待して、ノコノコついて行った。そしたらどういうワケか、「ほっぺた、貸して。いい、よね? いいよね」とひとりで納得した後、御影さんは僕の頬をつつき始めたのだ。帰宅した後に気づいたのは、僕の処女青春イベントは意味不明な形で奪われた、ということだった。
それ以降、御影さんは僕の右頬に人差し指を刺すために毎日、僕をここへ連れてくるようになった。
――まだ、むにむにされている。
二人の間に、言葉はない。
僕は意外と、この時間が嫌いじゃなかった。女子と触れ合えて幸せだからだ。といっても、一方的に触られるだけであるため、御影さんから漂ってくるシトラスの芳醇な薫りを肺に一杯にして、帰宅後の楽しみにするしかないのだけれど。柔らかい感触が、二の腕から感じられたりするし、仕方ないことだと思う。
いつの間にか、御影さんのつんつんする指は止まっていた。
「どうしたんですか、急にやめちゃって。今日はもう満足したんですか?」
首を横に振って、御影さんは否定する。
どういうことなのだろう、と考えていると、彼女は口を開いた。
「……り、だから……」
「……え?」
声が小さすぎて、よく聞き取れなかった。
「……いり、だから……」
「すみません、もう一度お願いします」
僕がしつこかったらしく、御影さんは普段の何倍も声を張り上げて、言葉を口にした。
「あなたが、お気に入りだから!」
「…………」
咄嗟のことで、何も反応することができなかった。
御影さんの可愛い顔が、見る見る紅潮していく。
最初の質問への回答、だったのか。
何を言われたのかを遅れて理解した僕の顔も、次第に赤くなっていく感覚がした。
お気に入りということは、好きだと告白しているのと同じじゃないか。
けれどそれを言葉にするのも恥ずかしく、ありがとう、としか返せなかった。
「うん……」
御影さんも、簡単な返事しかできないらしい。
互いに沈黙していると、暖かい風が、二人の頬を緩かに撫でていった。
このとき、僕は確かに、青い春の訪れを感じた。
私はヒトの感情に詳しくはないので、
好意を執着と読み替えて理解したつもりになっている。
好きは好きで特に害があるわけではないので、
それこそ各自で好きにすればよいと考えているが、
それが何かを縛る枷になってはならない。
例えば、
推しのピックアップガチャは出るまで回す、とか
好きなアーティストのライブだから行かなきゃ、とか
あいつの好きなものだから嫌い、とか
好きなひとの好きな物だから、話題を合わせるために
好きになる、とか。
私も好きな物は独占したくなる。
どうやらこの部分はニンゲンと同じらしい。
(大変恨めしい問題だが。)
故に、音楽や料理のお気に入りはあるが、
生物は、好意を持つべきでないと考えている。
それが自分以外の者の手の内にあるとき、
嫉妬心で自分が正常な動作をしなくなるから。
お題「お気に入り」
『お気に入り』
私の最近のお気に入りはとあるゲームだ。
まぁ学生らしいといえば学生らしいお気に入りだが…
ただのゲームと思われては困る。
私にとってそれは娯楽でもあるが
私を助けてくれたものでもある、
何故なら私はきっとそのゲームと出会っていなかったら
「毎日これは頑張ろう」
なんて習慣は身に付けるのが困難だったから。
私は「コツコツと」何かをやることがとても苦手で今まで何かを続けられた試しがなかった。
だが「デイリークエストを消化する」などの毎日やることをゲームで繰り返したため「コツコツと」やる習慣が身につき、現実でもこのように毎日文を書いたり何かをやる習慣がついた。
私を助けてくれたゲーム、そんな思い出があるゲーム
それが私の『お気に入り』
お気に入り
人は死後どこに行くのか。ごく稀に世界の裏側に迷い込んでしまう人がいる。
彼らは現世の中からお気に入りの人を選び、その人間の一生をサポートすることが義務づけられる。所謂守護霊である。
お気に入りの人間への対応は様々だ。至れり尽くせりで幸も不幸も一生のほとんどの出来事を自ら与えようとする守護霊もいれば、何が起ころうと手出しせず本人の選択を見守る守護霊もいる。多くの守護霊は、最悪の事態が起こらないように見守り、たまにご褒美として幸運を授けるという形で対象の人間の人生を支えている。
お気に入りの選び方も多種に渡る。生前の自身に近い人間や憧れの対象となる人間を選ぶ者が多く、次いで好意を寄せていた人物を選ぶ守護霊が多い。自分とは何の関わりもなくても、好奇心や同情心を理由にしたり、直感を頼りにしたりして選ぶ守護霊もいる。
途中で人間を乗り替えることも可能だ。一度お気に入りを決めたらその人が死ぬまで支え続ける守護霊もいれば、少しでも理想を外れてしまったらすぐに乗り替える守護霊もいる。遊び感覚で人間を入れ替える守護霊も珍しくない。
人間たちは絶えず値踏みされており、死者のお眼鏡にかなえば人生をサポートされる。そんな世界の裏側のお気に入り制度は、生者が知り得ることはない。
お気に入り
僕にはお気に入りの奴隷がいます。ボブです。
ボブは南部から逃げて来た奴隷で、命を狙われているからパパが自分の奴隷にすることによって匿ってあげているのです。
「パパ、6才の誕生日プレゼントはさ、ボブが欲しいんだけど、僕、ボブが大好き。だから所有権を僕に移してよ。」
「エミリオ、ボブは人間だ。簡単にあげたり貰ったりするような事じゃない。」
「でも、ボブは、「私は旦那様の所有物ですから」ってよく言うよ。」
「いいかい、エミリオ、天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと言ってね。本来我々人間は平等でなくてはならないんだ。だけどボブは事情があってね、契約上は私の奴隷と言うことになっているが、私はボブのことを奴隷と思ったことは1度もないよ。」
「じゃあ、シュナイダーとは違うんだね。」
「シュナイダーはペットの犬じゃないか?全然違うぞ。」
天は人の下に犬を造り、犬の上に人を造る。
僕はパパの教えをしっかりと胸に焼き付けた。
「分かったよ、パパ。ボブは諦める。」
「旦那様いいじゃありませんか?私くめは坊ちゃまのことを愛しております。坊ちゃまの奴隷になれるなら本望です。」
「仕方がない、お前がそう言うならエミリオに所有権を譲ろう。」
「ボブ、今日からお前は俺の奴隷だ。だけど人間は平等だからボブが僕の奴隷なら、僕はボブの奴隷だね。」
僕は出かける時、いつもボブを連れて歩いた。
ボブは魚の取り方や、食べられる木の実の種類、黒人の間で流行っている遊びなどを教えてくれた。
「ボブ、ボブにはお母さんがいる?」
「ボブの家族は南部の白人に殺されて1人も残っておりません。」
「そっかぁ、僕のママはね、病気で亡くなっちゃったの。だけど今度パパが再婚するから新しいママができるんだ。僕、新しいママなんかいらない。ボブが僕のママになってよ。」
「坊ちゃま、母の愛情と言う物は決して男には与えられる物ではごさいません。最初は不安でしょうが、新しい奥様も坊ちゃまのことを愛してくれますよ。」
「ねぇ、奴隷から解放してあげようか?」
「滅相もありません。」
継母は、表面上は僕のことを愛してくれているようだった。だけどボブを見る時、その目に冷たい光が宿っているのを僕は知っていた。
ある時、事件が起きた。
継母が大事にしていた花瓶が割られていたのだ。
「ボブ、これは君がやったのかね?」
「いいえ、旦那様、私には関わりのない事でございます。」
「お前が割るところを見た者がいるのだぞ。」
「そんな馬鹿な、どなたがそん事を仰っているのですか?」
「黙れ、ボブ!奴隷の分際で口答えするな。」
やっぱりな。パパも所詮人間だ。人は人の下に人を造りたがる。
「父さん、ボブは僕の奴隷です。父さんの奴隷ではありません。それにこの花瓶を割ったのは僕です。母がボブをいじめるので腹いせに僕が割ったのです。ボブの所有権を僕に移しておいて良かった。父さんには、人間を平等に扱う心がなさそうなので。」
パパは俯いてしまった。
「ボブ、僕の部屋に来てくれ、話がある。」
僕はボブを連れ立って自分の部屋に向かった。
「坊ちゃま、なんであんな嘘を付いたのですか?」
「ボブは人はみな平等だと思う?」
「坊ちゃま、私は頭の足りねぇ奴隷でございます。ですがこれだけは分かっております。平等を信じている連中は頭のおめでたい連中です。」
「僕もそう思う。奴隷の身分から解放されたいかい?」
「とんでもございません、私みたいなもんは奴隷でいた方が安全なんです。」
「僕もそう思う。」
だけど僕の行動は継母の敵対心を助長するだけだった。
フラットワイヤー家に最悪の事態が訪れる。
他人の奴隷であると知りながらボブとの奴隷契約を違法に結んだとしてパパが訴えられてしまったのだ。
ボブを引き渡さなければパパが逮捕されてしまう。
「ボブは僕のお気に入りです。手放すつもりはありませんよ。」
「分かっている。自分の保身のためにボブを手放す気はない。」
「だけどパパが逮捕されたら、いったい誰があの女からボブを守れるんです?」
「それは・・・」
「パパ、僕はボブを諦めます。だからパパもお気に入りを1つ諦めて下さい。」
「分かった。エレーヌとは別れよう。」
僕はすでに涙が止まらなかったが、ボブには僕が直接伝えなくてはならない。
「ボブ、事情は聞いているかい?」
「はい、お坊ちゃま。」
「僕のせいだね、解放するチャンスはいくらでもあったのに、お気に入りを手放したくなくて、先延ばしにしたせいで、結局ボブを手放すことに。ごめんねボブ、ごめんね。」
「ボブは坊ちゃまの奴隷でいられた日々をとても気に入っております。」
だいたい季節ごと2、3着の上下よそ行きの服を作っておく。
それを日替わりで着てそのシーズンを終わらす。
これを繰り返す。
人の服装をよく見てる人にお気に入りかと聞かれたことがある。
出掛ける時いちいち考えたくないんですよ~とは言いずらいので
そういうことにしておく。
(お気に入り)
お気に入り お気に入りだった女の子、もう学校に来ないんだって つまんないの。
大好きな君の
喜んだ顔が大好きで
尽くして尽くして
俺の全てを差し出した
でも
君の「お気に入り」にはなれたけど
君の「特別」にはなれなかった
君に尽くしたことを
後悔はしていないよ
世界で一番大切にしたかったものを
大切に愛でることができたのだから
ただ
もし生まれ変われるなら
次は君に愛されますように
松本真優です
18さいです
どうやって腹筋できるの
お気に入りは沢山ある。文房具にアクセサリー、他にも色々。そのほとんどに人との記憶が絡まっている。大事な人と過ごした思い出の品。それが私のお気に入り。
あたしのお気に入りはあまり人からよく思われてない。
だから、これを公に話す時すごく怖い。
けどあたしのお気に入りだからあたしが愛さないと。
あたしのお気に入りは今日も輝く。
私は先月から「悪魔のお気に入り」になってしまった。
異形の姿をした悪魔は、多くの人から恐れられている。
そんな悪魔は私においしい食事を与え、キレイで清潔な衣服を着せ、あたたかなベッドで眠らせてくれる。
お願いをすれば聞いてくれるし、やりたくないことはやらせないでくれる。
でも、悪いことをしたら叱ってくれるし、やりたくないことでも必要なことなら諭してくれる。
そんな生活が続いたある日、1人の男が私の元に訪ねてきた。
「君を悪魔から助けに来た! さあ、ここから逃げよう!」
私は男をキッと睨む。
「嫌よ! 悪魔以外の奴は私を殴るし、貶すし、食事すら満足に与えてくれなかったんだから!
私はここで悪魔と暮らすわ!」
男は悲しそうな顔をした。
「君は悪魔に騙されているんだ! 早く逃げないと食われるぞ!」
その言葉に私は思わず嗤う。
「その悪魔に生贄として私を寄越したのは、村のみんなよ。むしろ食われるのは本望じゃないの?」
男は何か言おうとするが、言葉にならなかった。
その時、男の後ろから悪魔が現れる。
蒼白になる男を、悪魔は軽く殴って気絶させた。
「外に置いてくる」
男を連れて悪魔は部屋から出ていく。
男を置いて戻ってきた悪魔を私は抱きしめた。
「私はずっとここにいるわ。たとえあなたが何者でも」
ここに来てから、私は他者のあたたかさを知ったのだ。その相手がたまたま異形だっただけ。
この悪魔なら食べられても構わないと、思っている。
その日が来ても来なくても、私は一生、悪魔と共に暮らすのだ。
それが今の私の望みだ。
『お気に入り』と言われ思いつくのは推しのグッズたち。
部屋を見渡すと推しの顔、顔、顔。
これ以上は増やしていけないのに推しの顔を見ると買ってしまう。それが私の悪いクセ。
沢山の作品の中から、あなたに出会えて幸せです。
今日も眼福をありがとう。尊き推し様。
筋トレ
指トレ
小顔トレ
油物禁止
水以外の飲み物禁止
お菓子禁止
顔に触れない
8時以降食べない
食べてすぐ寝転がらない
私のお気に入りのぬいぐるみ。
小さい頃に買ってもらったそのぬいぐるみは、今でも私のベッドに寝転がっている。
もう生地も弛んでだるだるだけど、いつも私のそばにいる。
今日もあの子を抱いて眠るんだ。
お気に入り,と言われたら即座に思いつくものがある。
引き出しの隅っこに眠っていた,小さな鍵。
全体が金で塗られ,真ん中に大きな赤い宝石がくっついている。
ルビーか何かなのかな,といつも疑問に思いながらソレを指先で軽く突いてみた。
幼少期に譲り受けた物だから,誰の所有物だったかなんて忘れてしまった。
覚えていることと言えば,アタシと同じ紅い眼をした綺麗なヒトだったような気がする。
譲ってもらった事にはきっと何か理由があるのだろうと思って,お守りがわりに常日頃身につけている。
銀色の糸を通して首からさげ,学校に通う時は制服の下に隠している。見つかったら色々と面倒くさいもんな。
そういえば,玄武と初めて出会ったあの日,これ指さして何か呟いてた気がするけど…思い出せないって事はさほどどうでもいい事なんだろう。
まぁいいか。
…さてと,今日は彼奴らと合同任務だっけな…
さっさと隊服に着替えて,編み上げブーツを慣れた手つきで履きこなす。
もちろん,その鍵を首からさげて。
『 おい玄武!!行くぞ!! 』
日本庭園のようなだだっ広い家の庭に,どこか哀愁漂う雰囲気を纏いながら立ち尽くす彼に声をかける。
こちらに気がつけば,ゆっくりと歩いてくるのだが…いつも鍵を視界に入れては一瞬だけ辛そうな表情を浮かべる。
幾らアタシが契約者だからって,玄武の過去に首は突っ込まないさ。
でも,あの日,なんて言ったのかは気になるけどな。
「 なんで君が…その鍵を…?それは…死んだオレの相棒の… 」
絶対に誰にも見せたくない。渡したくない。僕だけのお気に入りのものがあった。
だから宝箱にしまっておくことにした。
宝箱の中にしまって、僕だけが見られるように。僕だけが触れるように。
お気に入りのそれは、とても美しかった。僕だけのものだと思ったら、余計に愛おしく、大切だと思えた。
『――○○日午後、××県△△市にあるアパートの一室で、女性の遺体が発見されました。警察は、部屋の契約者である男を死体遺棄容疑で逮捕しました。男は「お気に入りだからしまっておきたかった」などと供述し、容疑を認めています』
『お気に入り』
【お気に入り】
お気に入りのものってある?と
友人に聞かれた僕
お気に入りのスマホアプリ
お気に入りのSNS
お気に入りのウェブサイト
お気に入りのショッピングアプリ
お気に入りのYouTubeチャンネル
お気に入りのニュースアプリ
などを答えてみたら
スマホばっかりいじってんなよ、と言われ
はっとした
僕のお気に入りは
いつからスマホの中のものだけになったんだろう
子供の頃は
お気に入りのヒーローがいて
お気に入りのおもちゃがあって
お気に入りの公園に
お気に入りの遊具があって
お気に入りの遊びを
お気に入りの友達として
お気に入りのおやつを
お気に入りのベンチで一緒に食べたのにな
帰ったら
母さんが作った
お気に入りのハンバーグを
お気に入りのフォークで食べて
父さんと風呂に入ったら
お気に入りの匂いがする石鹸で体を洗われて
寝る時間になったら
お気に入りのタオルを持ってベッドに入って
眠るまで家族とくだらない話をして
そんな時間さえもお気に入りで
それなのに
僕はいつから、こんな風になったんだろう