『いつまでも捨てられないもの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私には大事にしまい込んでいるものがある。
「それ」はいつも私を励ましてくれて、
落ち込んでいる時
私の支えになってくれて、
楽しい時
私がもっと楽しくなれて、
悩んでいる時
私の話を聞いてくれて、
怒っている時
私を落ち着かせてくれる
そんな「あなた」が好き。
ただ、「あなた」への愛は持っていてはいけないものだった。
「あなた」には私以外に愛する人がいる。
「あなた」と私は番にはなれない。
それでも私は
「あなた」への愛を捨てられない。
私だけがずっとしまい込んでいればいい。
それなら捨てずに済むから。
そうして私は
「あなた」に嘘をついて生きていく。
想いを伝えられぬまま、「あなた」が死ぬまでずっと。
いつまでも捨てられないもの
めっちゃ上手くなろうとして買ったピアノ。
マジック出来るようになりたくて買ったトランプ。
趣味で始めたスケボー。他にも沢山色んなものを買って全て飽きるか挫折するかでやめた。
もうやらないのにいつまでも部屋にある。
これを捨てたら今までの自分さえも捨てちゃうような気がした。
いつかまたやった時に好きになってまたやるかもしれない。
そんな淡い期待に縋っていた。
いつまでも捨てられないもの
あなたのいつまでも捨てられないものは何ですか?
自分は愛や家族などですかね笑笑愛はそんなに大切じゃないと思っている人もいるでしょう愛は十分貰わないと愛着障害を引き起こす可能性があります。愛着障害とは親から十分愛をもらえなかった人が普通の人より愛を貰いたいと思ってしまう病気です。けしていい事ではないです。
子供に愛をいっぱい与えましょう。
バイバイ👋
連続した戦争の爆発音 荒波に呑まれゆく街
そして、目の前の光を一斉に失わせた壁 迷路にいるようだ。
あの全米が驚愕した事件から七年のこと。
涙目のまま瞬きは始まり、気づいたら僕は孤立していた。
諍いの水面下で僕の喪失は増えていくだけだ。
チャレンジ28(どうしても捨てられないもの)
子供の時に楽しんだ本が、実家にたくさん取ってある。家族からは、早く処分するように言われている。どうしても捨てられない。ドリトル先生シリーズの文庫版、シャーロックホームズなど。実家に帰ると、つい読んでしまう。我ながら、決断力のなさが情けない。
【⠀No.3 いつまでも捨てられないもの 】
夢のために上京することを決めた田舎娘の私。
窓を開け放って故郷の風を思い切り吸い込むと、
たくさんの思い出がフラッシュバックする。
楽しい思い出、幸せをくれた故郷とも、もうすぐでお別れだと実感して、ちょっぴり寂しくなった。
ふと部屋の隅に目をやると、綺麗に片付いた棚の上に、
四つ葉のクローバー柄の栞があった。
クローバーの四つの葉それぞれに、無邪気で子供っぽい文字でメッセージが刻まれている。
転んで泣いてしまった私を泣き止ませてくれたこの魔法の栞を見て、その持ち主をまた思い出す。
「懐かしいな。」
こんな昔のこと、彼はきっと覚えてない。
小学生になった時に引っ越して連絡が取れなくなってからもずっと、私は忘れられないでいるのに。
「好きだよ。」
本人に届くはずのない想いを口にして、自分で恥ずかしくなって。彼との唯一の思い出であるこの栞を、素早いけど丁寧に、鞄の奥に直しこんだ。
彼に貰ったこの栞も、彼との出会いの地である故郷への愛も、彼自身への一方通行な愛も。
私がいつまでも捨てられないものなんだろうな。
捨てられない
「〜〜!〜ッ!!」
どんなに暴力を振るわれようとも
唯一貴方が私にくれたものだから
捨てられない。私は信じてるよ
「コノヤクタタズ」
貴方が私が愛してくれる瞬間を
待ってるよ
思い出は捨てられるけど
想い出はいつまでも捨てられないもの。
#いつまでも捨てられないもの
あの時涙を流してしまったあの気持ち
想いが溢れて
おさえられなかった
無力になった現実と過去の狭間に
涙したあの気持ち
忘れられるはずないよね
私は裏切られたのだから。
いつまでも
いつまでも
儚いあのアルバムのワンシーン
ショコラ
『いつまでも捨てられないもの』
良い思い出
悪い思い出
いろいろあるけど
自分の心の中の
思い出だけは
いつまでも捨てられないものです。
いつまでも捨てられないもの
死ぬまで大事にしようと思ったものは
ことごとく捨てられた
自分のために作った料理も
鍋ごと捨てられた
それでも私は生きている
もう、なくなって困るものは何もない
私のものを勝手に捨てた
あの人から捨てよう
いつまでも捨てられないもの
ごめんなさい…溜まる…
#いつまでも捨てられないもの
錆びついた固定観念
あとひと踏ん張りが足りない
自己肯定感
笑顔の下に隠した猜疑心
大切に鍵を掛けたはずの思い出
捨てたフリをしながら
死んだ心抱えて生きてきた
誰かから見ればゴミを抱えて
生きてるようなもの
それでもワタシ
そんなゴミみたいなものに
支えられて生きてる…
近ごろは
それでもいいんじゃない?って
思えてきたの
それが
私の生きる糧なのだから
いつまでも捨てられないもの
あの人に愛された思い出
『いつまでも捨てられないもの』
いる。いらない。いる。いらない。あれ、懐かしっ。
そうやって思い出に浸って時間が過ぎてしまうのが私の部屋掃除のルーティーンと化していた。
初めは潔くいるいらないの判別が着くのだが、段々と集中できなくなってくるとゴミとなるかもしれないものに情が入る。
あ、懐かしい。これ、好きだったな。このクラスやだったなー。思い出は時に苦く、楽しい思いにさせてくれる。めのまえにはあ[いる]と書かれた箱と、[いらない]と書かれた箱。2つの箱の間に置いた[考える]と書かれた箱の3つが置いてある。[いる]の箱と、[いらない]の箱を足したとしても、[考える]の中身には到底抗えない程多くのものが入っていた。
それでも、部屋全体のものの量はそこまで変わらなく見えてしまう。まぁ、世の中もそんなものではないだろうか。こんなことを考えていたら、なぜだか鼻で笑ってしまった。
私はパーカーのポケットに入った煙草とライターをいつも通りの使い方で消費した。灰色の煙が部屋を充満させる。煙草を半分くらい使った頃、床に散らばった写真のネガをみた。現像されたら使われる事は二度と無い。私はこの鎖のような物体にライターで火をつけた。
じわじわと燃えていくネガを私は目に焼き付け、「さよなら」と口にすると燃える鎖から手を離した。鎖から鎖へ、炎が移っていく。大きくなる鎖に身を包まれた私は、[いらない]と書かれた箱に入り目を閉じた。やっと部屋掃除が終わりそうだ。
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
2025年―月―日。
とある女性が燃え殻になって見つかった。アパートのとある一室での出来事だ。彼女はそのまま息を引き取ったらしい。
あの部屋にはネガと有機物しか残っておらず、遺書も残されていないため、自殺とも他殺とも捉えることが出来なかった。なので、警察はこれを事故死だと断定し、この事件は終わりを迎えた。新聞などにも掲載されなかった。遺体は司法解剖に回される訳もなく、そのまま火葬された。現場で燃え残った写真のネガには、たくさんの人々の写真が閉じ込められていた。
本人の顔がわかる写真は、彼女がバイトをしていたコンビニの履歴書しかなかった。彼女はここで、何をしていたのだろうか。
私が、この人の人生を知りたくなった。
叔父はミニマリストだ。
生活雑貨は最小限のものしか持たず、インテリアも寝具類と限られたものしか置いていない。
だがどれもセンスがいい。
仕事もできるし、会話もユーモラスで、服も上質で洗練されて見える。
蓄えた顎髭は小粋に整えられ、清潔感もあるちょいワル風のイケオジ。
さぞかしモテるだろうと思うのだが、人間関係もさっぱりしたもので浮ついた話もついぞ聞かない。
成人したおり、叔父宅で酒盃を交わす機会があったので聞いてみた。
「叔父さん、もういい歳なのに結婚はしないの?」
叔父はふ、と笑う。
「ま、許されるもんならな。俺は身綺麗にしなきゃならない理由がある。俺の昔話を聞いたことは?」
頷く。
「随分とやんちゃをしたもんさ。
だがある時捨てられない、捨てても捨てきれないものを手にしてな…。」
叔父はクローゼットから何やら取り出した。
感慨深げに撫で、そっと机に置かれたのは桐の箱。
思わず神妙になる自分の前で開かれた箱中に、
「学生時代、廃神社でイキってな?」
伸びた髪を綺麗に結えた市松人形があった。
テーマ:いつまでも捨てられないもの
いつまでも捨てられない
よだれかけ
使い古した羊さんのスタイ
愛しい
正直使わないし何かが気に入ってるわけでもないんだけど、みたいな物がたくさんある。
誕生日プレゼントとしてもらったけど欲しかったわけでも使う予定もないものだとか、友人の付き添いで行ったライブのグッズだとか、旅行先で買った置物とか、全巻買い揃えてたけどもう読まないだろう漫画とかだ。
捨てても人にがっかりされるわけでもない(そもそも忘れられている可能性の方が高い)、スペースはいくら空いてもいいし、むしろいきなり大型家具をおけるくらいの余裕がある方が緊急時も掃除にとっても良いはずである。
物は記憶を思い起こす役目ももつ。捨てたらもうそこにしまうまでの思い出も忘れて、自分には何も無かったような気になってしまうのではないかと考えてしまう。
そして、スペースが空けて代わりに置きたいものもないし、とまた元に戻してしまうのだ。
卒業アルバムや誕生日に貰った手紙をさっさと捨てられるような、その時その時を生きるような、合理的な人間にちょっと憧れながら。
【いつまでも捨てられないもの】
【いつまでも捨てられないもの鏡】
coming soon !
とらわれて こだわって
手放すことができない
これは大切なもの
これは思い出
これは成果
ここは居場所
あなたは心のよりどころ
掌のなかの愛しさは
失う不安と背中合わせ
いつまでも捨てられないものが
いつまでもわたしを苦しめる
握りしめた拳を開こうとしてはためらい
手放す日を恐れながら
自由を願う
「いつまでも捨てられないもの」