『いつまでも捨てられないもの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私がその手を放せないのと同じで
君も 私を突き放せない
そこに 想いがなくなっても
【いつまでも捨てられないもの】
いつまでも捨てられないもの
「友情」かな…
というか、捨てられないもの
ではなく、捨ててはいけないもの
お金では買えない一生のものだから。
🕊️🌿🐠
No.9「いつまでも捨てられないもの」
こんばんは、鳩葉テトラです。
2か月半ぶりに投稿します。
少し前に、あるSNSで自身の宝物について答えるタグに便乗した時、私が幾つか答えたうちの1つが『感性』でした。
写真が好きで、文章が好きで、亡き愛鳥や愛犬・地域猫たちとの思い出はとても大切で、地元が好きで大切で、挙げだしたらキリがない、私にとって愛おしい存在は他の人から見れば感じ方が違うかもしれない。
『私』だったから、『私』だから、好きなものを「好き」、大事なものは「大事」、良いものは「良い」と思うことができる。
当たり前のようで、当たり前じゃない、私にしかない感性。
これからも自分の『感性』を大切に、育んでいってほしいなと思います。この先、人生の困難に直面した時、あなたが積み重ねてきたものを思い出してほしい。
私が好きなもの、大事なもの、失いたくないもの、そこに嘘はないはずだから。
そんな思いで、未来の私に向けて文章を書きました。
---あとがき---
2か月半ぶりの投稿になりました。
体調を崩すと、文章を書くコンディションも悪くなってしまうので、アウトプットの質を体調の指標にしているのですが、1つ投稿できたので快方に向かっていればいいなと思います。
皆さまも、暑さや体調に気をつけてお過ごし下さい。
次、投稿したら10作目。また書きにきますね。
初めて読んで下さった方へ、
投稿の冒頭に目印として「🕊️🌿🐠(鳩・葉・テトラ※魚)」の絵文字をつけて投稿しています。
また見つけて頂けたら嬉しいです^^
読んで下さってありがとうございます。
いつまでも捨てられないもの
一年前のこのタイトルで書いた記憶があるけれど、やっぱり今も処分できてない。
本棚の上にフリースでこしらえた
猫の寝床
そこでいつも寝ていた猫はもういないのに。
床の上にあったものは片付けてしまったけれど、本棚の上って特に邪魔にもならないし、なんとなくそのままで。
お盆は過ぎたけれど、いつでも帰ってきていいんだからねと、そんな思いもある。
まあ、いいよね。
「いつまでも捨てられないもの」
いつまでも捨てられないもの、、、
「最悪で最低な自分」……ですかね。
露となる日がいつ来るか望む月
/お題「いつまでも捨てられないもの」より
仲良しだったあの子と毎日1行ずつ交代で書いていた創作物語があった
ちぎった1枚のノートにあの子の綺麗な字と自分のひしゃげた字が交互に並ぶ
何度も折りたたまれ鉛筆の文字は煤けてしまったけどずっと捨てずにとっておいた
数少ないあの子との思い出の品だから
#いつまでも捨てられないもの
いつまでも捨てられないもの
人からもらった手紙は大事に取っておいてある。
読み返すことはあまり無いけれど、それでも捨てるということに気が引けてしまう。
手紙を書いている時は、相手のことを考えて書いている。だからこそ、想いがこもっている。
だから読んで捨て去ることなんかはできないのだ。
特に好きな人からの手紙は。
例え、それがメモ用紙の走り書きだったとしても、
いつまでも忘れていたくはないのだ。
『中庭に午後3時に』
そう書かれた紙切れ。
彼が首まで真っ赤な顔をして待っていてくれたことを思い出した。
やっぱり、捨てられないな。
「いつまでも捨てられないものなんてあったら、こんな暗いこと考えてない」
俺は数年前お前にそう言った。
そのときのお前があんな顔してた理由が今分かった気がする。
「ごめん。俺、お前への想い捨てられそうにない」
この答えをずっと待っていたんだろ、お前。
悔しいけど、いつまでも捨てられないものができたんだ。
そう言うと、そいつは泣きながら笑った。
─いつまでも捨てられないもの─ #36
〚いつまでも捨てられないもの〛
それは、きっと想い出でしょう。
想い出は心の中に深く出来上がります。
どんな事も想い出になるのです。
それを造り上げるのが、僕達です。
【いつまでも捨てられないもの】
いつまでも捨てられないもの
それは亡くなったあなたとの
思い出
思い出は亡くなったり、離れ離れになっても
いつまでも捨てられない大切なもの
いつまでも捨てられないもの
どうしてだろう。どうしてあなたと別れたのに一緒に撮った写真を捨てられないんだろう。どうでもいいはずなのに捨てられない理由はなんだろう。苦しくてきつくて別れたはずなのに。言ってもいいのかな?「よりを戻したい」って。
いつまでも捨てられないもの。
いつまでも捨てられないものは
妹から送られてた
亡くなったお母さんの写真。
ダブってるのに
捨てたら
怒られそうな気がする。
まだいてほしいから。
いつまでも捨てられないもの
私を捨てたのは貴方だった
''傍に居たい!''と口に出して言うのも恥ずかしかった
隣でへにゃりと笑うことしかできなかった
そして、ついには捨てられた
部屋に残ったメメント
私が全て悪いわけではない
どちらかと言えば彼の方が悪い
けど、どうしても愛おしく感じてしまうのは
たしかに貴方が好きだったから
《いつまでも捨てられないもの》
夫
わかば
━━━
《いつまでも捨てられないもの》
あなたとの思い出
あおば
いつまでも捨てられないもの
物に情が宿ると、
その思い出を記憶を忘れたくないと思って捨てられない。そういうもの。
捨てられないものは、目に見えるよう可視化された思い出。
私は素敵だと感じる。
いつまでも捨てられないもの
おれのまわりのやつは大切なものは誇りがなんたらという。たぶん本当に大切なものは誇りではなくなんたらの部分にあり、なんたらの部分は儲かるのだ。おれは何が儲かるかは知らんが、何を残すべきはわかっていたい。この土地にいつまでも捨てられないものはふたつある。一つはこの土地に住まう妖精でありこの土地にこそ育つ植物である。もう一つはこの土地に生まれこの土地を愛しこの土地を祝福する精霊である。おれは間違ってないと思う、それがおれの捨てられないものだ。でもおれは思い返す、学園でおれを助けてくれた先輩、おれの地元で迷ってたおれを祭の広場まで連れてってくれた人。おれはこの土地の領主になることを約束されており、この祭で領主たりうるか試される。おれは何を残すべきか。
***
これ私はあっさりと重責を担う可哀想な若い人異世界バージョンにしましたが、この「いつまでも捨てられないもの」というお題はホラーの定型でありこれはこれとしてかなり書いてみたいお題です。明日、がんばって怖いの書いてみたい。私は怖い話が大好きですが私の怖い話はあんまり怖くないらしいのです。
貴方と笑いあった、あの日の記憶を
未練たらしく、何時までも忘れられないまま
--二作目--
「おい、なんでそんなものまだ持ってるんだ」
貴方がそう言いながら、僕のスマホに付けたキーホルダーを指さした
小さなクマが、紫色のハートを抱いているという物だ
指さされたそれを眺めながら、何故...も何も無いと思いますけど
っと言う意を込めて、小さく首を傾げた
「いや、分からないじゃないだろ」
肘を着きながら、貴方は溜息混じりにそう呟いた
「...だってこれは、貴方が初めてくれた物ですから。持ってて当然ですよ」
そう言いニコッと笑ってみせると、貴方は顔を真っ赤に染めて、恥ずかしいのかそっぽを向いてしまった
でも、僕は知っている
その時、僕が同じくあげた
小さな犬がピンク色のハートを抱いてるキーホルダーを
今も大切に持ってくれている事を
「お互い様でしょうに」
貴方には聞こえないような声で、小さく呟いた
#いつまでも捨てられないもの
390作目
「いつまでも捨てられないもの」
そもそも私はモノを大切に使え、無駄に壊すことはないから基本いつまで経っても捨てるものがない。小学1年生のときに親にもらったぬいぐるみや電子時計もそうだ。ぬいぐるみは外に持ち出さないから汚れないし壊れもしないのは当たり前だが電子時計は自分でも大切に保管できていることを誇らしく思う。(私、一つ前のお題で誇らしいものはないって書いたけどあったじゃん…)
捨てるものがない私でも、なるべく1年間以上手に触れなかったり見なかったりしたものは捨てようと決めている。
ただ部活の引退時にもらった手紙やプレゼントは捨てられない。手紙は、かさばらないしいつか読み返す日のために取っておいているがプレゼントはなかなか踏ん切りがつかない。
付箋、ペン、タオル、スマホスタンドなどなど消耗品や日常で使えるものでさえも捨てられない。というか使えない。使ったことない。最後に触れたのっていつだっけ?もらった日が最初で最後だったような。。
まだ自分の部屋においてあるな。
いつかはきっと片付けないといけないだろうから、どうやったら気持ちに整理をつけれるか研究しておこう。
古びた金属の関節部を、ギシギシと音を立てて旧型のアンドロイドは首を傾げた。壮大なメモリデータを整理していたところ身に覚えのないデータが出てきたからだ。
「幼い少女とのデータ……これはどこの花畑でしょう」
自身の中のデータを分析して、いつどこで記憶したデータなのかを分析していく。そのデータはおよそ50年ほど前のデータだった。
「50年前……誕生してすぐ記録されたものだ」
いくら旧型と言えど、1度記録したデータは忘れるはずがない。それなのにすっぽりと記憶から抜け落ちているのだ。旧型アンドロイドは少女との会話メモリを再生してみた。ジジッ、と鈍いノイズの後可愛らしい声が聞こえてくる。
「アンドロイドさんはいつまでここにいるの?」
「ずっとだよ」
「そうなの?」
「うん」
「楽しくないね」
「たのしい?」
「んーと、……ワクワクしないね」
「わくわく」
「……ねぇアンドロイドさん、何でご飯は美味しいと思う?」
「それは旨味を感じる器官が人間にあって、食材にも……」
「違うよぉ」
「違う?データに間違いはありませんよ」
「聞いた事なぁい?ひとりで食べるよりふたりで食べた方が美味しいんだよ!」
「あぁ、あれはそう感じているだけで実際は……」
「ちーがーうー!アンドロイドさん!!ふたりで食べた方が美味しい事理解できたら、もっともーっと楽しくなるよ!」
「それではデータに登録を」
「む!データとかじゃないの。次会う時までに理解してきて、約束!!」
「分かりました。約束としてデータを記録しておきます」
「うん!」
約束した時から時間だけが経っている。何ひとつ理解出来ていない。あの少女はどうなっただろうか、まだこの街にいるのだろうか、それとも。
データを破棄してしまえばなかった事に出来る。旧型アンドロイドはデータ消去の回路に手を伸ばしたが、メモリの片隅に約束をしまい込んだ。
『いつまでも捨てられないもの』