『いつまでも捨てられないもの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
いつまでも捨てられないもの。
いつまでも捨てられないものは
妹から送られてた
亡くなったお母さんの写真。
ダブってるのに
捨てたら
怒られそうな気がする。
まだいてほしいから。
いつまでも捨てられないもの
私を捨てたのは貴方だった
''傍に居たい!''と口に出して言うのも恥ずかしかった
隣でへにゃりと笑うことしかできなかった
そして、ついには捨てられた
部屋に残ったメメント
私が全て悪いわけではない
どちらかと言えば彼の方が悪い
けど、どうしても愛おしく感じてしまうのは
たしかに貴方が好きだったから
《いつまでも捨てられないもの》
夫
わかば
━━━
《いつまでも捨てられないもの》
あなたとの思い出
あおば
いつまでも捨てられないもの
物に情が宿ると、
その思い出を記憶を忘れたくないと思って捨てられない。そういうもの。
捨てられないものは、目に見えるよう可視化された思い出。
私は素敵だと感じる。
いつまでも捨てられないもの
おれのまわりのやつは大切なものは誇りがなんたらという。たぶん本当に大切なものは誇りではなくなんたらの部分にあり、なんたらの部分は儲かるのだ。おれは何が儲かるかは知らんが、何を残すべきはわかっていたい。この土地にいつまでも捨てられないものはふたつある。一つはこの土地に住まう妖精でありこの土地にこそ育つ植物である。もう一つはこの土地に生まれこの土地を愛しこの土地を祝福する精霊である。おれは間違ってないと思う、それがおれの捨てられないものだ。でもおれは思い返す、学園でおれを助けてくれた先輩、おれの地元で迷ってたおれを祭の広場まで連れてってくれた人。おれはこの土地の領主になることを約束されており、この祭で領主たりうるか試される。おれは何を残すべきか。
***
これ私はあっさりと重責を担う可哀想な若い人異世界バージョンにしましたが、この「いつまでも捨てられないもの」というお題はホラーの定型でありこれはこれとしてかなり書いてみたいお題です。明日、がんばって怖いの書いてみたい。私は怖い話が大好きですが私の怖い話はあんまり怖くないらしいのです。
貴方と笑いあった、あの日の記憶を
未練たらしく、何時までも忘れられないまま
--二作目--
「おい、なんでそんなものまだ持ってるんだ」
貴方がそう言いながら、僕のスマホに付けたキーホルダーを指さした
小さなクマが、紫色のハートを抱いているという物だ
指さされたそれを眺めながら、何故...も何も無いと思いますけど
っと言う意を込めて、小さく首を傾げた
「いや、分からないじゃないだろ」
肘を着きながら、貴方は溜息混じりにそう呟いた
「...だってこれは、貴方が初めてくれた物ですから。持ってて当然ですよ」
そう言いニコッと笑ってみせると、貴方は顔を真っ赤に染めて、恥ずかしいのかそっぽを向いてしまった
でも、僕は知っている
その時、僕が同じくあげた
小さな犬がピンク色のハートを抱いてるキーホルダーを
今も大切に持ってくれている事を
「お互い様でしょうに」
貴方には聞こえないような声で、小さく呟いた
#いつまでも捨てられないもの
390作目
「いつまでも捨てられないもの」
そもそも私はモノを大切に使え、無駄に壊すことはないから基本いつまで経っても捨てるものがない。小学1年生のときに親にもらったぬいぐるみや電子時計もそうだ。ぬいぐるみは外に持ち出さないから汚れないし壊れもしないのは当たり前だが電子時計は自分でも大切に保管できていることを誇らしく思う。(私、一つ前のお題で誇らしいものはないって書いたけどあったじゃん…)
捨てるものがない私でも、なるべく1年間以上手に触れなかったり見なかったりしたものは捨てようと決めている。
ただ部活の引退時にもらった手紙やプレゼントは捨てられない。手紙は、かさばらないしいつか読み返す日のために取っておいているがプレゼントはなかなか踏ん切りがつかない。
付箋、ペン、タオル、スマホスタンドなどなど消耗品や日常で使えるものでさえも捨てられない。というか使えない。使ったことない。最後に触れたのっていつだっけ?もらった日が最初で最後だったような。。
まだ自分の部屋においてあるな。
いつかはきっと片付けないといけないだろうから、どうやったら気持ちに整理をつけれるか研究しておこう。
古びた金属の関節部を、ギシギシと音を立てて旧型のアンドロイドは首を傾げた。壮大なメモリデータを整理していたところ身に覚えのないデータが出てきたからだ。
「幼い少女とのデータ……これはどこの花畑でしょう」
自身の中のデータを分析して、いつどこで記憶したデータなのかを分析していく。そのデータはおよそ50年ほど前のデータだった。
「50年前……誕生してすぐ記録されたものだ」
いくら旧型と言えど、1度記録したデータは忘れるはずがない。それなのにすっぽりと記憶から抜け落ちているのだ。旧型アンドロイドは少女との会話メモリを再生してみた。ジジッ、と鈍いノイズの後可愛らしい声が聞こえてくる。
「アンドロイドさんはいつまでここにいるの?」
「ずっとだよ」
「そうなの?」
「うん」
「楽しくないね」
「たのしい?」
「んーと、……ワクワクしないね」
「わくわく」
「……ねぇアンドロイドさん、何でご飯は美味しいと思う?」
「それは旨味を感じる器官が人間にあって、食材にも……」
「違うよぉ」
「違う?データに間違いはありませんよ」
「聞いた事なぁい?ひとりで食べるよりふたりで食べた方が美味しいんだよ!」
「あぁ、あれはそう感じているだけで実際は……」
「ちーがーうー!アンドロイドさん!!ふたりで食べた方が美味しい事理解できたら、もっともーっと楽しくなるよ!」
「それではデータに登録を」
「む!データとかじゃないの。次会う時までに理解してきて、約束!!」
「分かりました。約束としてデータを記録しておきます」
「うん!」
約束した時から時間だけが経っている。何ひとつ理解出来ていない。あの少女はどうなっただろうか、まだこの街にいるのだろうか、それとも。
データを破棄してしまえばなかった事に出来る。旧型アンドロイドはデータ消去の回路に手を伸ばしたが、メモリの片隅に約束をしまい込んだ。
『いつまでも捨てられないもの』
いつまでも捨てられないもの
優しくされた時の温もりが心地良くて捨て去りたいのに、離れてくれない。
日々家
◎いつまでも捨てられないもの
#24
あっ、懐かしーー!
そうそうこれ、俺が幼稚園の運動会で初めて1位取ったときのメダルなんだよなー!
おっ、そっちのは高校の体育祭のリレーで撮られた写真だな!
ははっ、やっべー!ひでえ顔w
白目むいてんじゃんwww
んん?こんなのあったっけか?
あっメモ貼ってる……
へぇー、クラスの皆で編んだミサンガ……
手紙もある……
……あーコレ、
俺が居なかったときのやつか
『早く戻って来い イサム』
『また一緒に走ろうぜ タイチ』
『クラスが静かだからかなり過ごしやすいけど、つまらない。早くいつもみたく騒いでよ。また叱ってあげる。 マキ』
『骨折ったくらいで入院、長すぎでしょ。悪い子だなぁ。 カレン』
・
・
・
・
あー……駄目だこれ
目が見えん……
うわ、泣くなよ、母さん!
あーあー……
捨てちまえば楽だろうにさ
十年以上前だぜ?
そろそろ忘れて生きてくれよ
俺もまだ忘れられたくないけど、
泣かれるほうがもっと嫌だよ
まーた、
そうやって後生大事にとっておいて……
苦しいのは母さんだろ……
──いつまで捨ててもらえないんだろうな
自分は要らない人だけれども
捨てるに捨てられない
あなたが亡くなって、何年がたったのかしら。
私ね、未だにあなたからの愛が捨てられないの。
私、あなたにもらったおし花も、初めて愛をもらったラブレターも、なにもかも捨てられないの。
どれも、あなたの愛で溢れているから。
思い出が詰まっているもの。
母とお出かけした時のお土産
初めてもらったお財布、ぬいぐるみ、母子手帳
物が増えてきたので
整理しようと片付けを始めたが
手に入れた時の感動や思い出が
雪崩のように蘇る
自分以外の人から見たら
ゴミやガラクタだ
それでも自分には
いつまでも捨てられないもの
「いつまでも捨てられないもの」
きっと私のことなんか
誰も見てないし
気にもしてない
だけれども
取るに足らないプライドを
いつまでも捨てられずに
ずっと苦しんでいる
それを捨てれば
楽になれるのは知ってるんだけど
今はまだ難しそう...
いつまでも捨てられないもの
(本稿を下書きとして保管)
2024.8.17 藍
これだけ長く生きてると
見渡すもの
すべて 愛おしく
優先順位なんて
つけられない
捨てられない
こんな自分を
なんとかしたいと思う
今日この頃…。
小さな頃から
一緒に寝ている
くまのぬいぐるみ
私の青春が詰まった
大好きだった
高校の制服
好きな人に
会いに行ったときの
新幹線の切符
おじいちゃんのメッセージ付きの
お小遣いが入っていた
銀行の封筒
「いつまでも捨てられないもの」
父から貰った手紙が捨てられない
小学校からの宿題で、親から手紙を貰ってきなさいという課題だっただけであって、自分の意思で書いてくれた訳では無いのだけれど、嬉しかった
父は手紙を渡したことはもう覚えてないだろう
ケンカしたときやイライラすることがあった時、何度か捨てようとしたが無理だった
手紙の内容は本心なのかなと疑うことがたまにある
そう思う度に悲しくなる
だけど捨てられない
これは私の大切なたからものだから
『 いつまでも捨てられないもの 』
出会った時、一目惚れしたと言われた時
一緒にパフェを作った時
喧嘩した時
見たいと思ってたアニメを一緒に見た時
好きだと言ってくれた時
別れた時のこと。
いつまでも捨てられない記憶がまだ私にはある
21年の人生の記憶に深く深く刻まれたあなたとの思い出。
捨てたいと思っても、頭の中で過ぎるのは楽しかった辛かった記憶。
あ、今意識してなかったなと思った時にはまた思い出して、また涙を流す。
泣き虫な自分が嫌い
だけど、泣き虫なのは赤ちゃんの時に泣き足りなかったのだと、そう思えば涙を流すのも悪くないなぁって。
別れても涙を流すのは、好きだったからなんだって感じている。