『いつまでも捨てられないもの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私には捨てられないものがある。もの、というとおかしい表現かもしれないけど。
今日も私はSNSアプリを開く。そのアプリで愚痴を吐き、共感を得る。これが私のルーティーンになっていて、それをしないとなんだか気持ち悪くなるほどだ。そしてそのアプリを非表示にして、携帯の画面を閉じる。
『がちゃっ』とちょうど彼が帰ってきたらしい。私は慌てて玄関の前まで小走りで向かい、おかえり、と迎え入れる。彼は、ん。と言って私の前を通って行く。また無視か、だなんて思いながら、彼は一体私の何なのだろうか、と考える。昔は彼も優しくて私も心に余裕があって。楽しい生活を送っていたからそんなこと思わなかったのに。今は彼は素っ気ないしかくいう私もなんだか上手く話せない。
彼は手を洗うとすぐさまソファに座りテレビをつける。私は1人で夕食を作る、昔は手伝ってくれてたのにな。なんてことを思い出しても彼は手伝ってくれないので諦めて、適当になにかご飯を作る。
出来たものを机に出して、できたよ。と彼に声をかける。その私の声にも無視、でもキリのいいところでテレビを切りこちらに来てくれる。今日は珍しくテレビをつけないでご飯を食べるらしい。久々に私と話す気にでもなったのだろうか。ちょっとした嬉しさが込み上げてくるけど平常心を取り戻そうと深呼吸をする。
彼は、友達をここに連れてきて飲んでもいいか。と聞いてきた。意味がわからない。私は毎日仕事をして洗濯も掃除もご飯も全部全部しているのに。家事は女がやるもの?それは普通の同棲の話。
彼は、働いていないのだ。それなのに何でもかんでも私に任せて。。だから愚痴アプリの投稿が捗るんだ。私は今まで彼のことが好きだったはずなのに『プツン』と何かが切れたように彼への気持ちがひゅっと冷める。
私は、それならここの家賃払って仕事も掃除も洗濯もご飯も自分でしなよ。と言った。彼は困惑していたけど私にとっては別れようの合図であり、私はその後無言で夕食を食べた。彼は戸惑い気味にカレーを口に放り込んでいる。私は平らげたカレー皿を流し台のところに『ゴン』と音を立てて入れる。彼はそんな私を見て驚いていた。
今まで捨てられなかったものだった彼に今日嫌気がさし私はやっと捨てることが出来た。荷物をまとめて私は出ていった。彼には色々学んだことがある。彼のようないわゆるヒモと見分ける方法や、対処法。この先何があろうと彼よりはいい男に出会えるはずだから根気強く生きよう。そう強く心に思ったのであった。
中途半端な優しさが
ドロソフィルムのようで
いっそ引き剥がして
嵐に嫌われて
大粒の雨に流されて
「いつまでも捨てられないものがあるんだ。」
彼はそう言った。
「それは本当にかい?」
僕は疑問に思ったから確かめてみた。
「嘘じゃないさ。」
「思い入れが深いものなのかい?それとも形見とか?」
「そんなところさ。」
「そうなんだな。
けど、捨てられないって言うとちょっとよくないんじゃないかい?」
「あー、たしかに。捨てたいけどが捨てられないものって勘違いされちまうよなぁ。」
「そうそう」
「そうなんだけどなぁ。本当は捨てたいんだよ。」
「大切なものなのになんで?」
「その時の記憶がよみがえるだろ?
必ずしもいい思い出だけじゃないってことさ。」
「なるほどなぁ。ならそこに捨ててみれば?」
「どうするかなぁ。形見で大切なものだけど、後悔とかもあるし、ある意味自分を戒めるためにも持ってるんだよな。」
「けどもう、大昔の話だろ?
俺が変わりに捨ててやるよ。」
「お、おい💦」
水の音とともに、ソレは沈んでいった。
「はい、これで捨てれたな
後ろ向いてないで、前向いて行こう。」
「そうだな。いつまでも後悔するのはよくないよな。
ありがとう、ちゃんと進むよ」
「おう、急に捨ててゴメンな、こうでもしないとこの先お前の笑顔見れなくなりそうでさ。
思い切っちゃった」
「いいよ、モヤモヤしてたのは事実やし、助けられた気もするからさ」
「ならよかったわ、あんまり自分責めるなよ。
俺が捨てたから共犯。痛み分けってことで!
んじゃ、また明日な。」
「ありがとう。お前がいてくれて助かるよ。」
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「さーて、これどうすっかなぁ。」
こうして、僕の捨てられないものが1つ増えた。
そこにゴミ箱がある
そこにはティッシュや紙とか
色んなものが捨ててある
私の中にも皆に見せていないゴミ箱がある
そのゴミ箱はある意味空っぽで
ある意味凄い数のゴミが捨ててある
意味のないプライドは持っていて
意味を持たず、使うことがない知識
広く浅い知識
意味のないものばかり私は持っていて
優しさや謙虚さを捨ててきた
あぁ、いつになったら意味のないものが捨てられるのだろう
いつまでも捨てられないもの。断捨離ってやつだな。でもまだ使えるものとか着れる服なんかは捨てにくい。これが煩悩ってやつか。
この気持ちごとものを捨てられれば楽なんだけど中々そうはいかない。単純にごみを出すのがめんどうってのもある。
結局ずるずるとなんの役にも立たないごみがたまっていくわけだ。
掃除したいんだけどもったいないという気持ちがどうしても捨てられない。毎日少しずつ掃除するべきなんだけどそれができない。
うつだと部屋が汚い人傾向があるんだっけか。それなら俺もその傾向があるのかもしれない。幸せとは程遠い人生だし。
というか部屋が汚いということ自体が幸福度を下げてうつにさせているんだろうな。幸せになりたいなら掃除してものを捨てるべきだ。
ちょっと部屋がごみごみしすぎているし今日を契機に少しずつでいいから掃除するか。なんかで見たが年単位で使ってないものは捨てていいとか。
服なんて必要になったら買えばいいしな。ここらでいらないもの捨てて断捨離すっか。
ニュースが流れるテレビ
味の薄い夕食
広すぎるセミダブルのベッド
静けさみたいな霧に覆われた部屋
慣れたはずの生活に
いつまでも違和感を覚えている
頭にしがみついている歌を口ずさみながら
甘さを忘れたココアを作る
明日になれば忘れるかもしれないし
明後日になれば新しい何かに期待を寄せるかもしれない
半年経っても、思い出はこんなに綺麗なままだけど
いつまでも捨てられないもの
いつまでも捨てられないものってあるよね。
それって大抵、形見とか、思い出のもの。
わたしは形見なくしちゃったけど
思い出のものもあった気がするけど
なくしちゃった。たぶんすてた
気付いた時からあって、
ずーーっとそばにあるのは黒猫のぬいぐるみ
特に深い思い出がある訳でもないけど
愛着湧いてるのかな。捨てようとも売ろうとも思わないの。お母様から貰ったギターは売ろうと思ってる。
日々過ごしてきたからこその愛着で、
その過ごした日々が思い出なのかな。
なにか深く印象に残ってる事とかじゃなくて、
何気ない日々を積み重ねて、まとめて、
それがじゃなくて、それらが思い出なのかも
依存者
【いつまでも捨てられないもの】
私はあなたの事を知ってるけど
貴方は私のことを知らない
邪魔者なんか言わないで
邪魔じゃないよ、必要だよ
いつまでも捨てられないもの
それは大切な人から貰ったもの
その人の気持ちが入っているから
きっと送る人を想っているから
いつまでも捨てられない
いつまでも捨てられないけど
いつまでも取っておけるか分からない
だから
いつまでも大切に大事にしたい。
あなたからの贈り物
─────『いつまでも捨てられないもの』
貴方は、命を落したいと思ったことはありますか?___
いいえ、答える必要は無いんです。
誰かにとっては悪問であり、誰かにとっては良問であるのですから。
私?私ですか?
貴方も中々、極悪ですね。
それでは、少しお話をしましょう。
ある人は、家庭が裕福で友達も沢山。
お金もそれなりに兼ね備えていて、人気者。
もう一方のある人は、家庭は複雑で友人も少ない。
お金には相当困っているようですね。とても人気者とは言えません。
さて、ここで一つ訊きたいことがあります。
貴方は、一体どちらの人生を選びますか?_______
かなり悩んでいるようですね。
でも、貴方が悩んでいるのは「どちらの人生を選ぶか」では無く「どちらを選べば自身の価値が上がるのか」でしょう?
いえいえ、人間の心理です。
そんな事、私からすればお安い御用ですよ。
それで、答えは決まりましたか?
なるほど、貴方は面白い人間ですね。
「他の人と回答が違うのか」?いえ。滅相もございません。
貴方の回答はごく一般的な回答でした。
ただ、やはり人間は価値を捨てることは不可能と気付かされたのですよ。
質問よりも自身の価値を尊重するだなんて、人間とは愚かなものですね。
では、初めに戻りましょうか。
あれ、まさか忘れただなんて言わせませんよ?
「貴方は、命を落したいと思ったことはありますか?」
この質問に対して、私の回答がまだだったはずです。
私はそうですね、無いと言えば嘘になります。
「何か悩みがあるのか」?
ふふ、おかしなことを言いますね。
私に悩みなどはございません。
ただ、命よりも価値。という人間の思想に当てはめたとき、命を落としても可笑しくない話だと思ったのですよ。
"いつまでも捨てられないもの"
狂気
妖しい煙の中に君が抱えた野望がある
恐い呪文を唱えて大きな鏡の前に立つ
異世界の住人が静かに階段を上ってきた
君がいる部屋のドアをノックするよ
ほら、悪夢がすぐそこに来ているんだ
月が焼け落ち、紅茶の雨が降るセカイ
死神たちは滅びのラッパを奏でる
天秤に供物を乗せ、最後の審判がはじまる
アリスのようなピナフォア姿の君は
何かに祈るような素振りをするけど
魔女の使い魔の猫が君にすり寄ると
一枚のタロットカードを差し出した
薄暗いテーブルランプの上に映るそのマークは
悪魔の記号と秘密結社のコンパスだ
ここがどんな場所か、もう分かっただろ?
誰のせいでもない
これは君自身が望んだ現象さ
退屈な日常からの逃避を、そして脱却を
真っ白なキャンバスに絵の具を溢したように
君の呪いはやがて世界を燃やし尽くすだろう
そして君もここの住人と同化して
狂気の行列の中で行進を続けるんだ
君はようやく本当の自由を得る
君の理性を呪いの対価として支払うことで
さあ、行くがいい
お題
『 いつまでも捨てられないもの 』
いつまでも捨てられないもの。
それは大切な人から貰ったものだと思います。
家族、恋人、友達
たとえ、縁が切れてしまったとしても自分がその時、その人を大切に思っていたのなら捨てることは出来ないと思います。
その品にも大切な思い出があります。
まだそれが使えるのなら大切に使いましょう
簡単に捨ててはいけません。
でも、自分で『捨てる』という覚悟を持つならばいつか手放せばいいと思います。
いつまでも捨てられないもの
端的に物で言ったら、ぬいぐるみ。
思い出とか、あいまいなのは感情的になるからパスです。
「いつまでも捨てられないもの」
何年何ヶ月たったとしても捨てられないものがある。それは……あなたへの気持ち…。
一生捨てられない、忘れることないこの気持ち。
捨てたかった、忘れたかった。この気持ちが膨らむたびに、私はどんどん醜くなった。
忘れたかった、あなたを愛した日々を、記憶を。そしたらどれだけ楽になれただろうか…。
でも
これは何年たっても変わらない。一生私はこの気持ち、この記憶と生きていかなきゃいけない。
私はどんどん醜くなっていくだろう。
運命。
そんなの神様が決めたレール。
自由になりたい。
けれど、そのレールの先にあなたがいるなら、
いつまでも、捨てずにいよう。
この命も。神様のレールも。
[いつまでも捨てられないもの]
いつになったらこれが捨てられるんだろう
データの中にいつまでも残る君との写真も
一緒に初めて撮ったプリクラも
お揃いで買った服、それにリングも
私の記憶の中に残る君はいつになったら
私から離れてくれるのかな
普段は頭の片隅にもないのに
何気なく掃除をしていたらふと目に入る
もうこれは使ってもいないし
別になくなったからって
生活に支障を来すものではないのだけれど
いざ手放すとなると
どうにも心の奥に引っ掛かる
そんなものばかりが
押し入れにある
箱の中に詰まっているのは
私だけしか知らない
【いつまでも捨てられないもの】
契約により、彼の記憶は拭い去られた。
何も覚えていないのではない。
なかったことになったのだ。
いや、彼にとってもこの時間にとっても、それは起こったことではない。起きることもない。
完全な消失。
だから、彼の反応も当然なのだ。
『若い身空で通うようなところではないよ』
『君は聖職ではないのだろう? どうして――』
『祓魔の術は浄化ではない、均すだけなんだ。……君は賢いからわかっているはずだよ、姑息な手段にすぎないと』
それでも
それでも
どれほどあなたに訝しがられても、
『育ての親にもらったのです』
――頭の中まで、手放せはしない。
【いつまでも捨てられないもの】
~いつまでも捨てられないもの~
いつまでも捨てられないもの。
それは大切なあなたに貰ったネックレス。
もう別れてしまったけど、捨てられない。
ピンク色でとても光ってる。
愛おしくて捨てられない物
ただそれを見る度に大切なあなたを思い浮かべて泣いてしまう
ぬいぐるみ。
捨てるとメリーさんみたいになりそうだし、可哀想やし。
あと、めちゃ可愛いやん、ぬいぐるみ。
*いつまでも捨てられないもの*
今回はガチのやつですww
共感してくれると嬉しいッッ