『いつまでも捨てられないもの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
普段は頭の片隅にもないのに
何気なく掃除をしていたらふと目に入る
もうこれは使ってもいないし
別になくなったからって
生活に支障を来すものではないのだけれど
いざ手放すとなると
どうにも心の奥に引っ掛かる
そんなものばかりが
押し入れにある
箱の中に詰まっているのは
私だけしか知らない
【いつまでも捨てられないもの】
契約により、彼の記憶は拭い去られた。
何も覚えていないのではない。
なかったことになったのだ。
いや、彼にとってもこの時間にとっても、それは起こったことではない。起きることもない。
完全な消失。
だから、彼の反応も当然なのだ。
『若い身空で通うようなところではないよ』
『君は聖職ではないのだろう? どうして――』
『祓魔の術は浄化ではない、均すだけなんだ。……君は賢いからわかっているはずだよ、姑息な手段にすぎないと』
それでも
それでも
どれほどあなたに訝しがられても、
『育ての親にもらったのです』
――頭の中まで、手放せはしない。
【いつまでも捨てられないもの】
~いつまでも捨てられないもの~
いつまでも捨てられないもの。
それは大切なあなたに貰ったネックレス。
もう別れてしまったけど、捨てられない。
ピンク色でとても光ってる。
愛おしくて捨てられない物
ただそれを見る度に大切なあなたを思い浮かべて泣いてしまう
ぬいぐるみ。
捨てるとメリーさんみたいになりそうだし、可哀想やし。
あと、めちゃ可愛いやん、ぬいぐるみ。
*いつまでも捨てられないもの*
今回はガチのやつですww
共感してくれると嬉しいッッ
左を横目で見る。
すると懐かしいものが置いてあった。
『ドラゴンクエスト8』
俺の青春が詰まったものだ。
俺は明日から社会人になる。高校で遊んでいたモノなんて大人になったら捨てないといけないとどこかで思っていた。
でも。
「やっぱ無理だろ」
結果は捨てようと一回手に持って、すぐに離す。
俺の大切な物を捨てるのは無理があった。
大した事じゃないと思うが、別に子供の時の大切な物を無理に捨てる必要はない。
大事なのは大人になりきる事じゃなくて、自分の大切な物をしっかり大切にする事だ。
これは当たり前だけど難しい気がする。
でもこのゲームを捨てるよりは何倍も楽しい。
「よぉーし。久々に冒険するぞぉ!」
明日からは別の道の冒険も始まる。
でも明日の準備も全て終えたし今日はとにかく、このゲームをしよう。
いつまでも捨てられないもの
捨てられないもの…、僕には捨てられないものはそんなにないかと思うけど…。
うーん、あるとしたら雑誌かな。
音楽雑誌類はいつまでも捨てられないでいる。だって好きなアーティストが載った雑誌なんだもん。捨てられないよ。
切り抜きをしようと思ってずっと置きっぱになってるけど…💦
みんなは捨てられないものってある?
断捨離してもやっぱり捨てられないものは残っちゃうよね。大事なものだからってさ。
いつまでも捨てられない気持ちはわかるんだよなぁ。
終わり
いつまでも捨てられないもの
思い出、今の自分を形づくったもの
だとしたらそれをふっと消したとき
今の自分ではなくなるんだろうか
この間ホテルに泊まったとき、私の周りにそれらはなかった
それなのに何だかとても自由な心持ちで、いっそ清々しくさえあった
必要最低限のものしか置いていないあの部屋で
とても自由だった
もしかしたら本当は捨てられるのかもしれない
いまここにいる、部屋に形づくられた私が、捨てたら揺らいでしまうから、捨てていないだけなのかもしれない
ホテルに泊まっているときの私であれば
それはもうあっさりとできてしまうような気がしている
ゆらゆらしている
思い出さえ形づくらないのであれば
人はなにで出来ているのだろう
#いつまでも捨てられないもの
別れた人を愛していた
〖こころ〗
【いつまでも捨てられないもの】
自室の片隅に鎮座した、手のひらサイズのボロボロのクマのぬいぐるみ。首に巻かれた可愛らしいピンクのリボンもあいまって、私の趣味には全く合致しない。それでも施設から引き取られるときも、養父母の家から独り立ちするときも、この子だけは捨てることができなかった。
「ほら、この子がおまえを守ってくれるからね」
両親の怒号ばかりが轟く家の中で、そう笑って兄が私へと差し出したもの。昔はいつも、この子をぎゅっと握りしめて地獄に耐えていた。ばらばらの施設に引き取られた兄がどうしているのか、今の私に知る術はない。
当時の私には兄は立派な大人に見えていたけれど、少しでも私にまともな食事を摂らせようと年齢を誤魔化してバイトをしていたらしいあの頃の兄は、今の私よりも幼い子供だったのだ。あの人の小さな背中に、私はいつも守られていた。
写真なんて撮るような環境じゃなかったから、私の手元に残った兄との思い出の品はこの古びたぬいぐるみただひとつだ。幼い妹を宥めようと、少ないバイト代の中から買ってくれたのだろうそれを、捨てることなんてできなかった。
いつまでだって、捨てられない。このぬいぐるみも、兄との思い出も、もう一度兄に会いたいという願いも。
記憶の中で声すら曖昧になってしまった兄の、私の頭を撫でる手のひらのあたたかさをなぞりながら、私は兄の手がかりを少しでも集めるためにSNSを立ち上げた。
私のいつまでも捨てれない物は推しのグッズです
私はアニメ 歌い手グループ ゲーム実況グループという推しがたくさんいます
それが私の好きな人 キャラです
そのグッズがいつまでも捨てれないです
過去にあった
悲しかったこと
辛かったこと
嬉しかったこと
幸せだったこと
いろいろな気持ちと記憶
忘れたい記憶ほど、なくなってくれなくて
残って欲しい記憶ほど、なくなっていって
それら全てを
僕はいつまで経っても捨てられない
憎しみも、恨みも
喜びも悲しみも
信頼も孤独も
何もかも忘れられなくて
いつまでも捨てられないもの
いつまでも捨てられないもの
1月11日の14時14分、777円のスタバのレシート
当選して送られてきた、サイン本が入ってた封筒
小1の時、校庭の土で作った泥団子
制服のポケットから出てきたドングリ
家まで蹴ってきた、断面がハート型になる石
旅先でもらった手漉きの栞
どれも普段はコロッと忘れてる
あることすら忘れてる
それは捨ててるのと、ほんとは同じ
では捨ててしまったはずなのに
すぐにでも思い出せるものは?
まるで目の前にあるように、
その時の言葉、空気、匂いまで、
ありありとよみがえってくる
これらのことは?
それは捨てきれてないということだ
もう一度、手を離してあげればいい
握ってた手を開いて、
ひとつひとつに
ありがとう、さよなら!
その手のひらを振りながら
いつまでも捨てれないもの。
私は物を捨てることが苦手だ。
理由は本当に捨てていいか分からなくなるから。
決めれないのだ、でもある番組をみて決心がついた。
これからいらないものは捨てようと思った___。
夏休暇、空港に向かうバスの中。アニメのポスターが貼ってある部屋に18歳の自分が今でも生活しているように錯覚する。地方の大学卒業後、僕は海上自衛官になった。理由はモテると思ったからだ。2年が経過してだ。彼女ができない。そもそも彼女いないのが普通。女にとって、彼氏は友人や兄妹に自慢するためのアイテムで、デートは尻の下に隠しても、反感がないように時間をかけて洗脳しているんだ。卓上にある彼女ができたらしたいことリストを破った。
当然に
それに惹かれる
当然に
それが人生になる
当然に
それが毎日になる
当然に
それに毎日を消化する
当然に
それに囚われる
当然に
それに苦しむ
当然に
それに見捨てられる
当然に
夢を見続ける
いつまでも捨てられないもの
音を立てないように寝室の戸を開ける。二つあるうちの一つ、盛り上がったベッドは既に眠っているようで、耳をすますとほんの微かに寝息が聞こえた。二つを遮るかのように置かれたサイドテーブルの上で未だに光を放つランタンを見るに、また俺が帰ってくるのを限界まで待っていたらしい。
覗き込むと淡く照らされた顔の眉間にシワが寄っている。さっさと寝れば良かったのに、と呆れかけて罪悪感に襲われた。俺が放浪なんかしていなければ、真っ直ぐ帰ってきていればもっと早くぐっすりと眠れたはずなのだ。
起こしたくはなかったが、ぎこちなく柔らかい髪に指を通して小さな頭を撫でた。俺がこういうことをするのが苦手だと知りながら、彼女はよく子どものようにこれをねだる。感触を楽しみ終えて手を退けると、どういうわけか表情は和らいでいた。
額に口づけようとしてやめる。ランタンに息を吹き込んで火を消し、冷たいベッドに潜り込んだ。きっと今日も夢見は良くない。
くだらないプライドも執着も捨てて俺から解放してやれれば、彼女はもっと幸せになれるはずなのに。鉛のような体にのしかかる自己嫌悪に潰されながら目を閉じた。
『いつまでも捨てられないもの』
いつまでも捨てられないもの
変わり映えしない毎日
心地よく安全な道を真っ直ぐ歩いてきた。
結局、自分の世界に閉じこもって生きてきた気がする。
何が怖いのだろう。
変化を期待しながら、
新しい自分を求めながらも、この道から抜け出せない。
捨てられないものは沢山あるけど、持てる量にも限界がある。
いつまでも捨てられず、すべてを手に入れようと見えなくなるまえに
選択して分別して、本当に捨てられないものが何かを見極めた時に、本当に欲しいものが手に入るのかもしれない
いつまでも捨てられないもの
弱さが捨てられない、
親友が好きな人、好きだったのかな、わかんないけど、親友がその人への気持ちを話した時、すごくモヤモヤした
私より可愛くて明るい親友、ずっと一緒にいたから、仲良くなる人も、好きになる人も同じなのね
人の恋愛に尽くして色々我慢してきた。
私は性格が良いなんて自惚れようとしたけど
弱さが邪魔してダメでした、
『いつまでも捨てられないもの』
小学生の頃から書き溜めてきた創作物。
ただの設定だったり小説だったり会話文だったり。
それらはみんな黒歴史であるとともに、
かけがえのない僕の証なんだ。
小説家の先生はこう言っていた。
「自分にしか書けないものなんてない。
自分に書けるものは大抵他の誰かにも書けるもの。」
世界で自分だけなんてのは有り得ない。
というのが先生のお言葉。
僕はそうは思わなかった。
似通ったものが書ける人はいても、
一言一句同じものを書ける人はいない。
たった一文違うならそれは違うもので、
だから全ての作品は唯一無二なんだ。
私が書いているものは私にしか書けないものだ。
それは昔書いたものもそう。
凡庸で拙いけれど、私は面白いと思ってる。
私という読者を何度だってワクワクさせてくれる。
最高だろう。
だから、いつまで経っても捨てられやしない。
今まで書いてきたもの全て、失くしたくないんだ。
捨てるなんてできないよ。
数年前に引っ越しをした
またとない断捨離のチャンスだったのに
結局いろいろと新居に持ち込んでしまった
母に似て、捨てられない物が多すぎる
人間関係は
いとも簡単に切っていくのに