『いつまでも捨てられないもの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
スマホに入っている写真
忘れちゃいそうで
無くなっちゃいそうで
みたい時にみれるように
なんの安心?
データがなくなったらなくなってしまうの?
記憶の中にいつまでもいる。
目の前にもいる。
愛しているということ
一緒に過ごした日々の証で
愛を感じでいたいのだ
『いつまでも捨てられないもの』 165
私は自分を捨てたのだと、そう叫びながら生きている。
自分を傷つけ、蔑ろにし、過去の夢をただの落書きと呼びながら生きている。
私が一番悲惨なのだと、不幸を競って生きている。
生きたくないとほざきながら、結局私は生きている。
どこにいても、何をしても、私が私である限り、私はいつでも生きている。
気付いているんだ。
それを前提として価値をつけるんだ。
最後に残るのは……命だと。
『メダカの卵』
財布の中に2週間前のレシートがしわくちゃになっている 君と買ったソフトクリーム コンビニエンストストアのソフトクリーム 思い出して笑った しわくちゃになって笑った 財布の中から可愛いやつが生まれてきたみたいな2週間後だ
プライド
捨ててはいけないもの
すごく すごく 大切なもの
プライドは高くなくていい
だけど 自分をなくさないために
ずっと持ち続けないといけないもの
捨てられないのではない
捨ててはいけないもの
捨てられないプライドなんて
捨ててしまえ
捨ててはいけないプライドを
持ち続けよう
【いつまでも捨てられないもの】
『私がいつまでも捨てられないものはーーーー』
国語の授業でいつまでも捨てられないものというテーマで個人発表をすることになった。
僕はつまらない。
そう感じて机に伏せた。
先生ばれて怒られた。
『ちゃんと授業に参加しなさい』
『はーい,』
僕は心のどこかでこの何気ない日常がいつまでも捨てられないものなんじゃないかと思った。
いつまでも捨てられないもの
殺し屋になってから、何かを捨てるのは得意になった。
仕事のために家族を。生きるために矜持を。
業務のために何もかも犠牲にするのは、殺し屋として最低限のスキル。
そのはずなのに…。
君を殺す銃の、引き金を引けないんだ。
子供時代のたった一年、仲良くしていただけなのに。
どうして。なんで君だけ捨てられないんだ。
本当に大事なものは何だろう。
この手にあるものは、
ずっと抱え続けるべきものだろうか。
もう一度、自分の心に、
他の誰でもなく自分の心に、
やさしく問いかけてみよう。
いつまでも側にいたいのか。
手放すときが来たのか。
君がそう答えたのであれば、
きっと大丈夫たろう。
#いつまでも捨てられないもの
親がくれた私が主人公の私だけの絵本かな、
今でもたまに引っ張り出して読むけど
生まれて数年は
ちゃんと大事に思ってくれてたんだな
って思って泣けてくるんだよね 笑っちゃうよ
暴力振るってくるような
私だけ見てくれないような扱いの親だけど
そんな親だけど
たぶんきらえてないんだなって思う
違う、期待してんだよねきっと
そんな自分が1番気持ち悪いよ
結局 捨てきれないのは自分自身かも笑
人生最期の瞬間まで、宜しくな自分。
_ ₁₁₀
進むたび こぼれ落ちてゆく
掴むたび すり抜けてゆく
どんなに欲しても きりがない
どれだけ望んでも あきがこない
大切に仕舞ったつもりで
いつの間にかなくなっている
ポケットに穴があいているのか
アップリケを縫いつけたはずなのに
何度も捨てたつもりの希望だけは
ずっとずっと纏わりついている
昔は木や植物がのびのびしていた
今ではビルや高層マンションがのびのびしていて昔の面影は全くない。だけど記憶の中にいつまでも残っている昔の景色
下戸のじいちゃんが集めた
今やビンテージのウイスキーボトル
家主を失った虚しさを
共有できる相手を探していた私は
何気なくそのガラス戸を開ける
カラカラと小気味の良い音が
風通しの良い平屋に響く
1986
私の生まれた年のNapoleon
今でも快活なじいちゃんが
天気に文句をいいながら
畑仕事から返ってくる気がしてさ
捨てられないんだ、なんにも
[じいちゃんのいえ]
いつまでも捨てれないもの。
貴方がくれたプレゼント。
いつまでも捨てれないもの。
貴方と一緒に撮った写真
いつまでも捨てれないもの。
貴方との思い出。
捨てられない。
捨てたくない。
貴方の思い出、一つ残さず残していたい。
「いつまでも捨てられないもの」
俺は負けたのだ。
お題?
何でもいいし
書く量も好きなだけ
だから簡単?
あれ?
どうした?
なんだか書けない
ちょっと書いたら満足か?
でもお題は毎日変わるだろ?
何を書いてもいいというが
お題を無視することが出来ない
軽く考えていた俺は
それぐらいは、の
それぐらいに負けたのだ。
そして
お題の通り
このアプリは捨てられないもの
になった。
いつまでも捨てられないもの
消費できてないもの
時間と気力が……
新しい出会いを求めているならば
元カレ元カノの想い出の品、写真
処分をした方がいいみたいですね
捨てたくないなら無理をしないで
気持ちを整理できたなら、きっと
軽やかに前へ前へ進めるはずです
『いつまでも捨てられないもの』
ひっくり返したおもちゃのはこ
金のエンジェル銀のエンジェル
チョコボールの甘いはもう無い
時が来たボクの壁を飛び越えろ
想い出はそっと目かくし胸の奥
キミが空っぽの心に染み込んだ
ダークでビターな色に染まって
左手の薬指で輝く指輪。私の婚約者にして幼馴染みだった彼が送ってくれたエタニティリングだ。
しかし、彼は事故に遭い、私を置いてこの世から去ってしまった
でも、私はこの指輪を外すことができない。
子供の頃からずっと一緒にいたんだもの。
この指輪をしていれば、いつものようにまた逢えるかもしれないから。
指輪なんて贈るんじゃなかった。彼女は今日も指輪を捨てられない。
俺は彼女の幼馴染みだった。ずっと彼女のことが好きだった。
だから「永遠の愛」を誓うエタニティリングを贈った。
「必ず幸せにするから」という言葉と一緒に。
でも、それはもう叶わない。だから、悔しいけど、彼女には新しい幸せを見つけてほしかった。
しかし、彼女は指輪と俺への想いをどうしても捨ててくれない。
俺が彼女の幸せを奪ってしまった。その事が何よりも辛かった。
触れることさえできないけれど、彼女の傍に居ることしかできない。
ねえ、あなたは今、私の傍に居てくれてるんだよね。
私、幸せだよ。
友達は「そろそろ現実を受け入れなよ、彼のためにも」と言うが、友人は何か勘違いしてる。
だって、これがあれば、優しいあなたは私を置いて彼岸に行ったりしないでしょう?
だから私は、この指輪を絶対に捨てることはない。
いつまでも捨てられないもの
台所からの奇声
絶対に負けないと意地になって見開いた目
川に突き落とされる時の不安定な足場
縋った先で冷たくあしらう大人の表情
築いた小さな自信を踏み潰す笑い声
要らないと言われた時の真新しい部屋
地面に押さえられ虐げられる身体
加減のない指で掴まれる顎
葛藤しながらも抗えない怒りに踏まれる背中
しがみついても剥がされ締められる鍵
それでもどうしようもなく愛を求めて
洗濯の山に埋もれて嗅いだ匂い
布団から覗き見た暗い部屋の光
機嫌の良い時だけ選べる絵本
少しだけ繋いだ手
許せなくて
手放したくて
西陽を受けながら物を段ボール箱の中にしまってゆく。今日でこの部屋ともお別れだ。上京してからもう長らくずっとここにお世話になっていた。それを思うと急に感慨深い気持ちになる。
部屋中を占拠したダンボールの箱たち。ミニマリストになる、なんて言ってたのはいつだったか、この1LDKの間取りには様々なものが溢れていた。この引っ越しを機会に色々棄ててはみたけれど、それでも身軽と呼べるにはまだまだ程遠い。
そして今はコスメグッズを箱にしまっている最中だった。自分で買ったりプレゼントで貰ったり。いろんな経緯で私の手元に来たリップグロスは両手を使っても足りない本数になっていた。どれもこれもここ1、2年以内のものだから棄てるには勿体無い。一見似ているような色ばかりだけど、ブランドや使用感なんかが違うから同じものは1つも無い。
あまり深く考えずに箱の中へ突っ込んでゆく。最後の1本を手に取った時、はっとした。黒いパッケージに金縁があしらわれたリップ。だいぶ長いこと使った記憶はない。だってこれは、あの人がくれたものだから。キャップを外して中を繰り出してみた。ワインレッドのような深い紅色だった。私には絶対に似合わない色。でもあの人はこの色をチョイスして私にくれた。子供っぽく見られたくない、と当時私が言っていたから。それを聞いてこんな大人の色を買ってくれたのだ。結局使ったのは2、3回くらいだった気がする。だからまだほぼ新品同様の状態だ。
この色に似合う女にはなれなくて。彼のそばに居るのが怖くなって。次第に私たちの間に距離ができてしまった。離れる私を彼は追ってこなかった。その程度だったんだと思う。ただそれだけのこと。
そうやって思えていたのにまだこのリップを棄てていなかった。当時の私は、思い出をけなげにしまっておこうとでも思っていたのか。分からないけどどちらにしてももう、このリップの出番は一生無いと思う。
「さよなら」
箱にはしまわず赤いリップをゴミ箱に棄てた。
この思い出にもようやく、さようなら。
いつの日か君がくれたネックレスをつけて、
私は君の部屋へ来た。
部屋の持ち主はもう居ないのに、そのうち帰ってくるような無造作に置かれた洋服たちは、少しホコリっぽくなっていた。
「もう、帰ってこないよ。」
誰も居ない。 誰も、もう帰ってこないのだ。
無機物しか居ないこの部屋で、誰にも届かない言葉を私は思わず漏らしてしまった。
「、、、片付けよ、」
彼の家族から部屋の片付けは貴方にやって欲しい。 そう言われてしまえば私はもう断れないのだ。
きっとそれを知っていながら、思い出に浸りながら心を整理して欲しいと、そう思ったんだろう。
「、、あれ、?」
私の名前の書いてある箱が、誰にも見つけられないような奥深くに眠っていた。
開けてみればそこは私が彼にあげた何気ないものだった。
買い物リスト、手紙、メモ、私があげて、もう空っぽになったと言っていた香水や、ハンドクリーム。
そして、私の家の合鍵だった。
私があげて穴が空いてしまった服も入っていて思わず吹き出してしまった。
「君、どんだけ私の事好きなの、笑」
ポタっ
誰かの涙が落ちたらしい。
心当たりは無いけれど、きっと私なんだろう。
ポタポタっ
「うっ、」
嗚咽混じりのとても貧相な泣き声が、もう誰の所有物でも無い部屋に響いた。
「箱、しまんない、よ、笑」
どうせなら最後くらい。嫌って欲しかった。
私の記憶の中で、いつまでも捨てられないもの、
いつまでも思い出したくないもの。
君との思い出はきっと、この箱と同じように閉まりきらないんだろうね。
引越しする時 ある箱を開けた
[わ!なにこれ?見た事ある箱…]
中には1枚の紙 私宛だった
読んでみると…
[誕生日おめでとう𓏸𓏸ちゃん]
[手書きのプレゼントでごめんね]
[いつもありがとう 大好きだよ] 𓏸𓏸より
………
あぁ、元彼からの手紙だった
出来れば見つけたくなかったなぁ…笑
無理に忘れようとすると余計思い出すし、
こんなようなこと。
2年前にもやったよね、 はぁ。
いつ、元彼から開放されるのだろう
………
いつ、これを捨てれるのだろう