『いつまでも捨てられないもの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あなたは
知っているかしら
雨は
天使たちのお喋りで
雪は
女神の溜め息だということを
あなたは
知っているかしら
真珠は
貝の涙の雫で
波の音は
人魚の歌声だということを
あなたは
知っているかしら
太陽の子供は
ひまわり草で
月の恋人は
宵待草だということを
あなたは
知っていたかしら
わたしがあなたを
だれよりも愛していたことを
☆ 知っていたかしら (248)
「いつまでも捨てられないもの。
それは、人間の本質を表しています。
そして、人は生まれつき綺麗な心を持っています。
その証拠に、例えば、良心や友達、家族など、
他の人にも幸せになって欲しいから捨てれない」
道徳の授業や、綺麗事が好きな人が良く言っていた、
そんな事、ある訳ない。
人は自分の為なら何でも捨てるのに、、、
綺麗事を言うな、バカバカしい
そう思いながら、
怒られない為にいい子の返事をしていた。
あれから月日が経ち、
僕はやっと見つけた。捨てられない物を。
とても大事だから、壊さないように
閉じ込めた、
それでも、不安定になるから
罰を与えた、
もう今は出て行こうとしないし、僕だけを信じてる。
ついに完璧に手に入れた。
失うわけにはいかないんだ。
やっと見つけて手に入れたんだから。
いつまでも捨てられないもの、あなたへの殺意
あなたを殺しても殺意はなくならない
私は、宇宙に浮かぶ星の数よりも多く、あなたを殺したかった
おまえを二度は殺せないから、おまえを殺したことを後悔している
「いつまでも捨てられないもの」
いつまでも捨てられないもの、それは経験である。または記憶かもしれない。捨てられないもの、であるなら、それは「物」であるはずだけれど、私は昭和の生まれなので、戦後の昭和の時代に積み重なった何物かが、いまも心の奥深くにあって捨てられないでいる。それは何かと言うと、認知バイアスである。
私自身、高度経済成長期のあの何とも言えない高揚感のなかで成長してきた。インフレ経済は永遠に続くものだと信じていたし、バブル崩壊して尚、また元どうりの経済発展を夢みていた時期もあった。
いつからだろう。精神崩壊しそうなほどの苦しみから私を救ってくれたのは仏教の「般若心経」であった。そして『方丈記』の鴨長明であった。彼の生き様は私の心の支えとなった。そうした学びの中から、繁栄というものが永遠ではなく歴史的に考えても、その後にやって来るのが衰退期である事を知った。『方丈記』に記されたような時代がやって来るかどうかは、わからないけれど、いまはAIでシュミレーションが可能で正しいデータがあれば未来も見える。
例えば2025年問題は、以前から複数の問題提起がされていた。それは予測可能なものばかりで、昨年あたりから日本社会は、真剣に賢明なる人達の言葉に耳を傾けるようになった。しかし差し迫った状況から始めるのでは、やはり遅い。
ともすれば、悪い予測は後回しになる。当然のことかもしれない。日本に限らず、いま世界は多くの問題を抱えている。その中でも特に温暖化に関しては、どうしても楽観的にはなれない。『方丈記』は短いお話なので、興味がある方はぜひ読んでみて下さい。こうした歴史的事実をどう受け止めるかで、貴方の心にも変化が生まれるかもしれません。
埃を被った物は捨てなさい。
何ヶ月も使っていないから。
壊れた物は捨てなさい。
使えないし、持っていても意味が無いから。
古くなった物は捨てなさい。
使いづらいから。
自分に合わない物は捨てなさい。
周囲に白い目で見られるから。
忘れていた物は捨てなさい。
貴方には必要ないから。
たとえ、どんなものでもいつかは捨てる。
それが友情や愛情だとしても。
捨てることの出来ないものなんてない。
最後には、全て忘れるから。
ーいつまでも捨てられないものー
いつまでも捨てられないもの
お母さんから昔もらった栞かな
私が本の虫だからっていう理由でくれた。元々お母さんのものだったのに
その栞をお母さんは冗談目かして"形見だよ"なんて言ってたっけ
お母さんはその事覚えてるか分からないけどね
私は当時小学校6年生だったけど今でも覚えている
今じゃお母さんは体が弱くなって、あんだけ心強かった背中も頼りなく感じる
きっとこの栞が本当の"形見"になっちゃうんだろうな
な~んてことを考えながら今日も私は本をめくる。側にはちゃんと、栞を置いて
何時までも捨てられないもの…
物というより「こと」ならある。
絵を描く事。
物を作る事。
どちらも人より不器用で劣っている自覚はあって
もう辞めよう、もう捨てよう
これ以上やっても意味がない
そう思うのに
なかなか捨てられない。
白い紙に思うままにラクガキをするだけで
胸がスッとする。
不器用ながらも出来るアクセサリー達は
歪ながらも輝いて見える。
他人と比べなければどちらも
自分にとって幸せを教えてくれる。
だからまだ、捨てられない。
『いつまでも捨てられないもの』
一昨年の春、私の誕生日に彼氏からプレゼントを貰った。
とても嬉しくて毎日目に付くところに置いていた。
その年の夏、彼氏とお別れをした。
ある日、デートの帰りに交通事故に遭った。
横断歩道に猛スピードで突っ込んできたトラック。
彼は私を前に突き飛ばして、
轢かれた。
彼は下半身がぐちゃぐちゃになった。
彼は最期に「ごめんな、愛してる」そう言った。
私は「嫌だよ、どうして…神様!!」そう言ったけど
神様なんていなかった。
夏休みの計画表は彼と遊びに行く予定で埋まっていた。
私が死んでいれば良かった。
居なくなってもいいのは私の方だった。
彼の代わりに死ねば良かった。
そんなことを考えながらずっと飲まず食わずで部屋に籠もった。
私には幸せになる自信も、権利もなかった。
貰ったプレゼントは引き出しにしまって鍵をかけた。
鍵は捨てた。
彼との思い出は今でも、この先もずっと、
いつまでも捨てることはできない。
彼と最後に会ったのは、1ヶ月半前。
彼と同棲していた部屋も今は私一人。
気づいたときにはもう遅くて。
何でだろ。この間までは
彼が部屋を汚すからって
すぐ物は捨てられてたのに。
彼とお揃いで買ったマグカップ。
誕生日に彼から貰ったハートのネックレス。
何故か分からないけど、
今は全部、全部、捨てられないの。
きっと、貴方が最後の恋人だからかな。
お題 : いつまでも捨てられないもの #26
いつまでも捨てられないもの
ずっと違和感があった
大人になるということはどういうことなのか、大人もきっと都合よく答えるこの疑問は今でもふとしたときに零れてくる
少し成長してから分かったことは、「大人になる」ということは結構曖昧なことだってこと
はっきりしたゴールがあるわけでもなくて、そこが折り返し地点になるわけでもない
ただ気づいたら大人になってるんだって
その「大人」がどんな人物像を抱いているのかはまだ分からない
私はつまらない先生の無駄話を適当に流しながら、あれこれ考えては嫌な気持ちになった
「もう君たちは大人なんだから」
この一言が嫌に引っかかる
私はもう大人なんだろうか
確かにもう、小学生の頃のような幼さは抜けているのかもしれない
それでもまだ「大人になっている」かもしれないという事実を受け入れたくないぐらいには子供なんだろうと思う
あまり大人になりたいとは思わない
きっと周りのみんなも同じ
「大人」って聞くと良くないイメージばかりが湧いて仕方ないんだ
私たちの周りにいる大人たちはみんなつまらなくて、みんな同じようなことを言う
理不尽なことには目を閉じて、何も言わないことが彼らの正解なんだ
私は大人になりたくない
そうすることが正解なんだと思いたくない
どうにもできないことから目を背けたくない
でもきっといつかは私も大人になる
都合の悪いことには目を閉じて、何も言えなくなるんだろう
そんな未来が怖いとさえ思う
まだまだ子供なのかもしれない
大人はもう幼い心を忘れてしまってるんだろうか
薄れてしまうものなんだろうか
少し悲しくなる
いつまでも捨てきれない私の幼さが嫌になる
手を繋いで歩いた雨降りの道
抱きしめてもらったときのぬくもり
優しく背中をなでてくれたあの手も
なんでだろうなぁ、忘れられなくて
過去にないほどの大喧嘩をして
もう二度と会わないと、君が言い放ったあの日から
古ぼけて色褪せていくだけのその記憶を
君の優しい歌声を
慈愛を込めた温もりを
その手の柔らかさを
いつまでも捨てられないのは
弱さというのでしょうか
34.『いつまでも捨てられないもの』
諦め、拒み、嘲り、悲しみ、そして絶望、最後には虚無。
適量入れればあらまぁ不思議、深くてジューシー、複雑怪奇、これぞ人生!
もし入れ過ぎることがあったって、一生涯で過剰にならなきゃそれで良し!
あれ、食べないの?味わわないの?
えっ、そのまま捨てちゃいたいって?
どうしてそんなこと言うの?もったいないことしようとするの?
こんなに綺麗な蜜のようで、滑稽なくらいおいしくて、
――どうせ、捨てられやしないのに。
私はいつも言い訳をする。「だっていつか使うかもしれないじゃん」だから私の部屋は物で溢れている。幼稚園の頃にもったいないおばさんの本を読んでしまったからだと思う。捨てることに抵抗してしまう。実際、捨てたら捨てたでそれをみたくなる時がいつしか来てしまう。
小学生の頃の健康表。捨ててしまった。今になってどれだけの身長だったのか気になる。どこにもメモをしていないから曖昧な記憶しかない。だから基本的学校のものは捨てないようにしている。思い出になるから。
人には一つ好きなものがある。人には一つ隠しているものがある。人にはたくさん捨てられない思い出がある。
〔久しぶり、じいちゃん。〕
私がそう声を掛けると、お祖父さんは子供のように、
嬉しそうにこちらを向いた。
「おう。元気にしてたか?学校は?友達と仲良くしてるか?」
矢継ぎ早にそう言った。
私は少し照れくさくなって、お祖父さんの顔を見れずに
〔とりあえず元気だよ。テストもぼちぼちだし、新しいクラスで友達がもうできたんだ。〕
短い前髪を整えながら、答えた。
するとお祖父さんは笑って、
「すごいな。」
と、一言だけ言った。
私は、お祖父さんの座っているベットに歩み寄り、腰を掛けた。
〔じいちゃんも、元気そうだね。良かった。〕
そう笑うと、お祖父さんは
「そうだな。今は凄くいいよ。だから、もっと話をしてくれ。久しぶりだから、色々なことがあっただろう?」
ニコニコとしたまま、そう話すお祖父さん。
私は、学校のことから、家のこと、果てはその日道で見かけた野良猫の毛柄まで話し込んだ。
今になって考えれば、幼いながらに感じていた。
お祖父さんががやつれていって、お母さんが辛そうな顔を時々見せて、お父さんも私をお見舞いに連れて行ってくれるたび、少し笑顔が歪で。
お祖父さんが、どこか、もう、話せない程に遠い、手が繋げ無い程に遠い、どこかに行ってしまうと、感じていた。
だから、どうでもいいような事まで必死に話し込んだ。
泣いてしまいそうになるから、お祖父さんの顔を、あまり見れなかった。
しっかりと目を見ると、ボロボロに泣いてしまいそうだったから。
〔あっ、そうだ!これ持ってきてたんだ。
見てみて、懐かしいでしょ?〕
はっとして、私はポッケからコマを取り出し、机の上に置いた。
「まだこんなの持ってたのか?今は、新しいおもちゃとかあるだろうに。」
お祖父さんは苦笑いをして、そのコマを手に取った。
〔だって、病院暇だと思ったんだもん。でも、この机じゃちっちゃくてコマ、回せないね。〕
お祖父さんはまた笑って、
「そうだな、退院したら、また遊ぼう。だから、それまで取って置いてくれ。」
私の頭に手をポンと置いて、そう言った。
そのコマは、お祖父さんが亡くなって十年を経た今でも、
ずっと捨てられないで持っている。
一人で回しても、楽しくないのに。
「いつまでも捨てられないもの」
小さいころに、もっと愛されたかったなぁ
人といる時、いつも不安で演技してた
演技してない自分も引かずに見て欲しかった
そんな気持ちが捨てられない
こんな人生、本当に嫌だって思うことも。
この世界から、逃げ出してやりたいって思うことも。
他人なんか知らないと、冷たく荒んでしまうこともあるけれど。
それでもやっぱり、大好きなもの、大好きな人達といると、捨てたもんじゃないなって思っちゃうんだよねえ。
なんて単純なんだろう。
愛おしいと思う気持ち。いつまでも捨てられないし、捨てたくない気持ち。
いつまでも捨てれないものは何ですか?
『大切なものです』
大切なものは中々捨てれないです
だけど、いつかはお別れをしないといけない日が来ます
沢山苦しまないためには準備予行は必要ですが、
それに依存をしているのでできません。
人間は何かに依存をしてないと生きてられないようです
いや、人間だけではないです。生き物全てです。
言わば、物の奴隷ってやつですかね。
じゃあ、大切なものがあるのになぜ自殺ができるのか?
それはもう大切なものを捨てれる覚悟があるから
それかもう無いか。
「いつまでも捨てられないもの」
あの子と一緒に遊んだ記憶も、
疲れるくらい大笑いした日も、
悔しくて泣いた夜も、
僕が生きてた意味も、
明日捨てよう、また明日、また今度、次の機会には
絶対に捨てよう。
いつまでも捨てられないもの
…と言われると色々思い浮かぶ。
小さい頃買ってもらったクマの人形
初めての100点の答案
好きな人から貰ったペンダント
友達とお揃いで買った耳飾り
でもそれ自体は割とどうでもよくて、
その中にある、思い出を捨てられないでいるんだと思う。
とある異世界学園の部員にて
泣いているばかりの泣き泣きさんが今日も泣きながら
俺の掃除の手伝いをしていた思ったより早く終わった
何しようかと考えていると泣き泣きさんが
「タクトさんはいつまでも捨てられないものとか
ありますか?」
と泣きながら質問する
突然の質問に戸惑いながらも俺は
「いつまでも捨てられないものはラジオかな壊れても
使ってるんだ」
いつもの笑顔で返事を返すすると泣き泣きさんが
「壊れたラジオって使えるんですか?!」
驚きながらも涙を流している
「使えるよ壊れたラジオでしか聞けない情報があったりするんだ」
そう答えると納得した様子で泣きながら頷いた
俺からも質問しようと思ったけど泣き泣きさんに何を
質問しようか悩んでいると
「悩む必要なんてありません質問したい事があれば何でも言ってくだい」
と言われ余計に悩んでしまったその結果
「好きな食べ物とかある?」
誰でも質問するような事を聞いてしまった事を笑顔の奥
で後悔していた
「好きな食べ物はタクトさんが作ってくれたおにぎり
なんです」
自信満々に答えた泣き泣きさんが更に
「実はタクトさんのおにぎりは料理をしようと決めた
きっかけでもあります少しでも料理が出来れば
タクトさんを休んでくれるのでは無いかと思って」
号泣して震えた声で話してくれたそれを聞いて
「ありがとうわざわざ俺のために…ごめん心配と迷惑
ばかりかけて」
申し訳なくなったすると泣き泣きさんが
「タクトさんは迷惑をかけるべきですそうでもしないと
だよってくれないので
後料理が闇落ちから光落ちするくらい上手くなったら
絶対にお弁当を渡しに行きます」
泣き泣きさんの意外すぎる助言と約束?に思わず安心した
つかの間の休憩での出来事