『ありがとう、ごめんね』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今日のお題は、
「ありがとう、ごめんね」
おやおや、まぁ。
昨日創作した
名無しの君からきた返事みたいだ。
ハンカチは無事届いたということかな?
「ありがとう、ごめんね」
この言葉は、感謝と謝罪だ。
…ということは、名無しの君は
涙を拭いて前を向けたということだろうか。
「(ハンカチを)ありがとう、(汚して)ごめんね」
「(見つけてくれて)ありがとう、(心配かけて)ごめんね」
こんな文字が私には見える。
例え他者から
「それは違う」
「勝手な解釈すぎる」と言われても私は気にしない。
何故ならば、
私の頭の中で泣いていた人物が涙を拭き、
感謝と謝罪の言葉を残して
新たな空想へと旅立ったのだから。
涙していた名無しの君の物語は
これにてハッピーエンド。
めでたし、めでたし。
ただし、名無しの君よ。
旅立った君にはもう届かないかもしれないが
別に謝らなくてもよかったんだよ。
ハンカチは汚れるものだし
弱ってる時くらい誰かに頼ったって良いのだから。
────────────────────────
今度は涙しない、楽しい物語で会おうね。
名無しの君。
ありがとう
こんな私を愛してくれて
こんな私を慰めて抱きしめてくれた
それなのに、それなのに
私は…
ごめんね
守ってあげられなかった
抱きしめることさえできなかった
貴方のことを見るのが怖くなって
目を合わせられなかった
気持ちだけは人一倍強いはずなのにな
もう、それだけしか言えない
「断崖の錯覚」
テーマ 「ありがとう、ごめんね」
サスペンス
グリが寿命を全うする前日に、そうつぶやいたと伝えられている。
人類最後の、完全体のオスであった。
グリママの、「心底ホっとした」という後日談も存在するが、この親子の年齢差が11歳であったと知られたのは、だいぶ後になってからであった。
【ありがとう、ごめんね】
ありがとう、ごめんね、かー。
たくさんあるなぁ。
どっち側にしても、その先を望むのは自分でも野暮だって分かってる。
うん、分かってる。だけど。
〜ありがとう、ごめんね〜
「ありがとう、ごめんね」
あなたと私を繋ぐ魔法の言葉。
二人がずっと仲良しでいるための秘訣。
いつまでも素直にいられるように。
ありがとう、ごめんね
ブックカバーを外すと現れたのは彼の昔の日記だった。
そういえば昔、日記をつけるのが趣味だと聞いたことがある。
もう時効だろうしいいよね、とページをめくると紫色の紙切れがひらりと舞い落ちた。
拾い上げるとそれはすみれの切り絵だった。
遠い昔、わたしが試しに作ってそのまま放りだしていたものだ。
少し黄ばんだページには、妻は凝り性だが飽きっぽいからこれはここに保管しておく、と書き留めてあった。
ありがとう、ずっと持っててくれたんだね。
わたしあれから色んな趣味に手を出して、結局みんなすぐに飽きちゃったけど、あなたのことは飽きなかったよ。
すっかりしわの増えた自分の手に載せた切り絵を見おろしながらつぶやいた。
泣かないって約束したのに、ごめんね。
ありがとう、ごめんね。。。
たくさんのありがとうを伝えてきた。
たくさんの感謝。
たくさんの素敵なことを…。
影でいいから、支えたかった。
ほんの少しだけ頼って欲しかった。
私じゃなかったんだよね
ごめんね。
あと少しだけ。
応援させて…。
ありがとう、ごめんね。
素直に言えたら良いのにな…
ありがとう、ごめん。
先輩は申し訳なさそうに頭を下げた。
なんとなく解っていたので特にショックは受けていない。と言い聞かせてこの日やって来たのはカラオケである。
私の異変に面白おかしく切り込み根掘り葉掘り聞き出した友だち三人に担ぎ込まれたのだ。
何故人は失恋するとカラオケに行くのか。
(正確には連れ出されたのだが拒絶しなかった時点で来たも同然である)
解らないまま曲を入れていく。
一曲目は私だ。入れた曲も、先輩のおすすめ。
なんとなく解っていたしショックも受けていない。
そう告白する前に言い聞かせ振られてからも呪文の様に唱えた。
嘘です。本当はめちゃくちゃショックです。
泣きながら歌った点数は酷いもので私の顔も凄まじいものだったろうが友達と抱き合った温度だけは優しいものだった。
ありがとう、ごめんね
うさちゃんと
レオナちゃん
大空に向かって お歌を歌う。
あんまり空が 綺麗なので
深呼吸しながら
遠い山の向こうの 雲に向かって歌っていると
かあかあ空から カラスがやってきて
山の向こうで
レオナちゃんと
うさちゃんの 仲のいい噂を ききました。
と言いながら
小さな影が 誰の影法師かききました。
きっとレオナちゃんの影法師だと
みんなが指さしながら 笑っていると
うさちゃんも
みいちゃんも
カラスさんも
それぞれに 影があるのだと きずいたので
それでは 帝様が どんな姿を しているか
ご存知ですか?
と尋ねると
口々に 学校の先生のイメージですか?
と言うので
違います。
それでは 駅員さんのイメージですか?
と言うので
違います。
と言った拍子に
遠い空から 帝が降りてきて
颯爽とした ビジネススーツをまとい
まだ終わらない 用事があるので
まだお団子でも食べててください。
とおっしゃるので
どれくらい分かりませんが
僕たちも この優しい陽射しを少し
浴びているので 待っています。
などと言っては とおいおそらを眺めています。
ありがとう。ごめんね。
もう少しお団子食べていると帰ってきますから。
と、帝様はおっしゃいました。
またね( *´꒳`*)ノシ.*マタネ✧*。
「ありがとう」はたくさん伝えたほうが良いと気付いた。
「ごめんね」は早く伝えたほうが良いと気付いた。
そして、2つとも心を込めて伝えること。
単純なことだけど、とても大切なこと。
ありがとう、ごめんね
「ありがとう」
この一言は嬉しい時や何かして貰った時
感謝の気持ちを込めて相手に贈る言葉。
ただ気持ちが籠ってない「ありがとう」は
誰も嬉しくないし自分も嫌になる。
たった一言だけど言い方によっては
人への信頼も薄まってしまう。
完璧な「ありがとう」じゃなくてもいい。
自分なりに感情を伝える事が大切なんだ。
「ごめんね」
この一言は失敗や嫌な気持ちにさせた時
謝罪の気持ちを込めて相手に贈る言葉。
笑いながらや適当に言う「ごめんね」は
気持ちが伝わらないし許してくれない。
たった一言だけど言い方によっては
相手をまた傷つけてしまう。
やり直すための大切な言葉だから
しっかりと伝えないといけないんだ。
照れくさくてなかなか言えなかったり
勇気がなくて言えない人も沢山居る。
大丈夫、君だけじゃない。
初めは難しいけど少しずつ少しずつ
「ありがとう」と「ごめんね」を
大切にしていこう。
雪が降る夜。
星がすごくキレイで、吐く息は白かった。
温かい缶のコンポタの底に粒が残っている。
私はそのコーンの粒。
私は取り残されたの?
「今日で、終わりにしよう。明日からはまた友達でいたい。」
そんな勝手な。
明日からは、友達。
今日までは、恋人。
沢山の幸せな思い出が蘇る。
明日からはもう手は繋げない。
彼は新しい道を歩くらしい。
幸せな思い出で良かった。
明日からは、どんな毎日なんだろうか。
想像もつかない。
捨てた缶からコーンが転がった。
私は明日からは自由だ。
「ありがとう、ごめんね。素敵な彼女でいれたかな。」
#ありがとう、ごめんね
ありがとう
優しく受け止めてくれて ありがとう
甘えさせてくれて ありがとう
心をあたたかくしてくれて ありがとう
ごめんね
そんなあなたに支えられてばっかり
私、何もしてあげられなくて
ごめんね
【ありがとう、ごめんね】#32
たった一言。
そのたった一言を、伝えられなくて。
今日も言えなかった感謝と後悔が、喉の奥に突っかかってるの。
---二作目---
お前にそんなつもりはなかっだろうに。
ただ、お前の底無しの優しさが、俺にも降り掛かっていただけだと言うのに。
こんなに醜い劣情を抱いて。
...こんな俺じゃあ、お前の傍に居られない。...だから俺はお前の元から消えようと思う。
...だから、どうかどうか幸せになってくれ。
どうかどうか、穏やかな日常を過ごしてくれな。
...嗚呼。最後に、一つだけ。
俺なんかに、暖かくて優しい愛情をくれて、ありがとう。
今まで俺の事を「相棒」と言いながら慕ってくれて、ありがとう。
...勝手にお前のことを好きになって、ごめんな。
#ありがとう、ごめんね
143作目
#ありがとう、ごめんね
本当は兄妹で家に引き取ってあげたかった。
ずっと一緒に仲良く暮らせるように。
でも今まで猫を飼ったことがなかったから、躊躇している内に妹は余所のおうちに行ってしまった。
君を独りにしてしまってすまない。
でも我が家は君が来てから明るくなった。
毎日帰るのが楽しみになった。
しょんぼりとぼとぼの帰り道歩くことに挫けても、お家で君がお腹をすかせて待ってると思うと、足が前に進むんだ。
君が来てくれて、幸せで嬉しい。
でも独りでお留守番させることになってごめんね。
私はあなたが好き。でもね、そろそろこの気持ちに終止符を打たないといけないの。
ずっとずーっと憧れてた。
あなたという人を知りたくて、あなたのそばにいたくて、ここに来た。
あなたは優しくて、きれいな心の持ち主。私は思った、「こんなにきれいで、儚い人に会うことはもう一生無いのだ」と。
知れば知るほど、そばにいればいるほど、あなたを好きになっていく。「好き」が「愛してる」に変わっていく。
でも、怖かった。今まで恋人はいたことあるけど、こんな気持ちを抱いたのは初めてだったから。怖くて、怖くて。
いつの間にかあなたを愛する気持ちが消えかけていた。未知なる感情に怖くなって、恐怖が私の心を覆っていた。離れることはなかった。
それから、あなたと話す時間が、一緒にいられる時間が減っていって、伝えたい言葉が喉に詰まるばかりで、伝えられなくて。気まずい瞬間が少しずつ増えてしまった―。
わたしに「愛」をくれてありがとう。
わたしに「愛する」という感情をくれてありがとう。
あなたに「愛情」を伝えられなくてごめんなさい。
あなたからもらったものを何も返せなくてごめんなさい。
どうか、どうか、未知の感情に怯えてしまう「僕」
を許して―。
もうすぐ別れの日になる。
その時、わたしがあなたに渡すものは……
ありったけの感謝と「愛」、それと…「ごめんなさい。」の一言を―。
「ありがとう、ごめんね」
手のひらに書いた言葉は、風に乗って消えた。
彼女は目が見えない。
悲しい表情を浮かべた彼女は、言葉の消えた先を見た。
それだけではなく、後悔をしていた。
最愛の人に、別れなければならないと伝えた男は、彼女の両手を握りしめると言葉にした。
「君の障害は、喜びに悲しみを見出す。吐いて捨てるほど、悲しみはあるだろう。それを、告白して欲しい」
「愛しているわ、あなた。あなたと話していて、悲しみはなくなった。だから大丈夫」
その愛は永遠に続く。
白髪混じりの彼女のシワの目立つ目尻が、柔らかに気配を感じるのを中年の男は、朗らかに眺めた。
それは、愛の年輪を感じさせた。
緩やかな日々が、薄らいでいくのを、つと感じている。
彼女との別れは、悲しくはなかった。
彼女の中に悲しみはもうなかった。
苦しい時は、彼は彼女の隣にいたが、苦しみを共有出来ていたと思う。
伸ばした手は離れた。そうして、二人は離れ離れになった。
次の苦しみがやってきた時、彼女はまた、どこに行くのだろうか。
こんな出来損ないの俺に構ってくれてありがとう。
数学教えてって言われて教えるけど語彙力なくて分からないけど真剣に聞いてくれてありがとう。
沢山質問しても嫌な顔せず答えてくれてありがとう。
シャーペン貸したら俺を探し出してまで「ありがとう」と言ってくれてありがとう。給食中先生とサッカーとフットサルの違いって何?って話になって「サッカーとフットサルの違いって何か分かる?」と聞いたら分からなかったらしくて笑顔で「分からない」と言ってくれてありがとう。貴方の笑顔が見れて幸せです。
授業中見ててごめんね。大声で騒いでごめんね。水筒蹴っちゃってごめんね。バドミントン弱くてごめんね。貴方が他の女の子と話してると嫉妬しちゃってごめんね。貴方が俺だけを見てればいいなんて思っちゃってごめんね。こんな俺に好きになって貰ってごめんね。