私はあなたが好き。でもね、そろそろこの気持ちに終止符を打たないといけないの。
ずっとずーっと憧れてた。
あなたという人を知りたくて、あなたのそばにいたくて、ここに来た。
あなたは優しくて、きれいな心の持ち主。私は思った、「こんなにきれいで、儚い人に会うことはもう一生無いのだ」と。
知れば知るほど、そばにいればいるほど、あなたを好きになっていく。「好き」が「愛してる」に変わっていく。
でも、怖かった。今まで恋人はいたことあるけど、こんな気持ちを抱いたのは初めてだったから。怖くて、怖くて。
いつの間にかあなたを愛する気持ちが消えかけていた。未知なる感情に怖くなって、恐怖が私の心を覆っていた。離れることはなかった。
それから、あなたと話す時間が、一緒にいられる時間が減っていって、伝えたい言葉が喉に詰まるばかりで、伝えられなくて。気まずい瞬間が少しずつ増えてしまった―。
わたしに「愛」をくれてありがとう。
わたしに「愛する」という感情をくれてありがとう。
あなたに「愛情」を伝えられなくてごめんなさい。
あなたからもらったものを何も返せなくてごめんなさい。
どうか、どうか、未知の感情に怯えてしまう「僕」
を許して―。
もうすぐ別れの日になる。
その時、わたしがあなたに渡すものは……
ありったけの感謝と「愛」、それと…「ごめんなさい。」の一言を―。
12/8/2023, 10:58:05 AM