『あなたに届けたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
小学生の私に届けてあげたい「ガムテープ」。
出来れば声も送ってやりたい。
学校帰り、靴を隠されたら、上履き履いて帰っておいで。
上履きを外で履いてはいけないなんて守らなくていいから。
その時は上履きの底にガムテして帰ってきな。
剥がせば明日また普通に使えるから、気にしなくて済むでしょ。
靴下ダメにしたら、結構後々まで引くからさ。
笑って帰っておいで。
(あなたに届けたい)
あなたに届けたい
雪が降っても、
桜が咲き始めても、
虹を見ても、
美味しいお菓子を食べた時も、
かっこいい音楽を聴いた時だって、
いつだってあなたに届けたいと思う。
どんな時も。
#161
それは、小学校の卒業を間近に控えた、冬の終わりのことだった。
「俺、引っ越すことになったんだ」
好きな人からそう言われたのは、私にとって世界に大きな隕石が落ちるのと同じくらい強烈な衝撃だった。
彼の父は所謂「転勤族」というもので、日本各地を転々とする生活を送っていた。この辺に引っ越してきたのも1年前くらいだ。1年も住むのはかなり珍しいようで、普段は3ヶ月〜半年で引っ越してしまうようだ。と、後から母から聞いた。
薄々そうなるのではないかと、幼いながらに大人の事情を感じ取ってはいた。しかし、いざ実際に言われてみると、小学生の私は受け入れることができず、やだ、やだと言いながら泣くことしか出来なかった。困り切った彼が、「君はスマホを持ってないし、よかったら文通しない?」と彼の新しい住所が書かれた紙を私にくれた。すぐに引っ越してしまうから、友人たちと連絡を取れるようにと彼の両親は彼にスマホを与えていたが、私は両親の方向性により高校生になるまでお預けだった。そんな私に気を遣って提案してくれた、メッセージアプリの便利さを知ってしまえばわざわざやろうとは思わない文通。そういう優しいところが好きだったのだ。彼の提案に私はこくりと頷いた。
しばらく文通は続いたが、度重なる彼の引っ越しで住所が分からなくなり、いつしか文通も途絶えた。
それから数年。私は歓声に沸くステージへと足を進める。いまや知らない人はあんまりいない、国民的人気アイドル。それが私だ。
高校からの帰り道に、アイドルにならないかと声をかけられた。彼のことがずっと心に残っていた私は、恐る恐るその世界へと足を踏み入れたのだ。私が有名になれば、居場所がわからない彼も、私を見つけてくれる。そんな僅かな期待を込めて。
ライブステージから、会場を見渡す。彼のために始めたアイドル業も、今や生き甲斐だ。
「今日は、みんなに聞いて欲しい曲があるの」
ざわりと湧き立つファンに、笑みが深まる。
「新曲、聞いてください。『あなたに届けたい』」
伝えられなかった、忘れられない不変のこの想い。
テーマ『あなたに届けたい』
やりたいことをやろうとすると、罪悪感があったよね
弟たちを優先しなきゃって、自分を押し殺したよね
親を困らせちゃいけないって、自分で自分を否定したよね
辛かったよね、苦しかったよね
自分の心がわからなくて、心に従うことが悪に思えて
周囲に咎められないように、必死に息を潜めてたよね
でも、もう大丈夫だよ
これからは、私があなたを守るから
やりたいことを、やっていいんだよ
お金の心配はしないで
必要な分、私が稼いでくるからね
大切な人を、一番に考えていいんだよ
私にとって、一番大切な人はあなただよ
でも、あなたにとって大切な人も、私にとってすごく大切な人だよ
幸せになっていいんだよ
周囲の価値観に押しつぶされるのは、もう終わり!
心に耳を傾けて
あなたなりの人生を歩んでいってね
子供の頃の私へ
──もう、大丈夫だよ
あなたに届けたい‥
あなたに届けたい‥
あなたたちに届けたい‥
この怒り!
悪いことしたって思うなら、誤魔化さないで全て調べて、皆んなに見せて。のらりくらりやってれば、国民は忘れてくれるなんて舐めないで!
こんな政治家を私たちが選んだと思うと情けないんだけど‥。
自分たちのパワーバランスじゃなくて、もっとやるべき審議あるでしょ?災害に遭って困ってる人がたくさんいるんだし‥。
あなたに届けたい
赤いポストから手紙を回収する。
僕の仕事は手紙を届ける事
さまざまな人からの手紙をさまざまな国へと届ける仕事に僕はやり甲斐を感じている。
皆の思いが詰まった手紙を僕の手で届ける。
遠い地で別々で暮らす家族
離れた距離で愛を育む恋人
引っ越してしまって会えなく無った友達
その人達の思いを届け 縁を結ぶ
これっきりの出会いにしない為に
別れの時を再会の時に繋げる為に
僕は、今日も手紙を届ける
あなたにこの思いを届ける為に
あなたに届けたいから
僕は、今日も 相棒のカブを走らせ
どんな悪路でもひた走る
手紙を出した人の思いを届ける為
出された人の笑顔を見る為に...
だから僕はこの仕事が辞められないんだ
いつまでも.... ずっと。
【あなたに届けたい】
小さな詩ができたので
電子の波に乗せて
あなたに届けたい
1と0だけの
電気信号でしかないけれど
あなたに届けと乞い願う
『あなたに届けたい』
わたしに全能な力があるなら、地獄に光を届けたいです。
希望に満ちた明るい一筋の光を、地獄にいるであろうあなたに届けたいです。
「わたしはあなたが好きです。もう苦しまないでください。」と、添えて。
生前に伝えられていたら、母は生きていたかもしれないのですが、運命とは残酷なものです。会えるチャンスすらなかったのですから。
あなたに届けたいものがある。
言葉は時に無力だから。
何の力も持たないから。
だから、私は…
「清春ー、これ預かった〜」
「……これは?」
「お守り。峰倉さんから…」
「えっ……!紗雪からっ」
私と彼は、この2日前に些細なことで喧嘩をした。それから一切連絡をしなかったものの、どうしても今日の試合だけは最初から最後まで近くで見守っていたかったから、私は代わりにお守りを友人である森坂君に頼んだ。
彼、清春の試合とは、モーターレースの一つフォーミュラだ。
そこでの年間チャンピオン争いが拮抗していて、清春は健闘していた。
本当は近くにいたいけれど、喧嘩をしてしまった。
まだゴメンネが言えない私は、なんて情けないのだろう。
それでも清春に一言、『近くにいる』という事を伝えたかったから私はお守りを託した。
意気地無しで、意地っ張りでごめんね。
このレースが無事に終わったら必ずごめんねって謝るから、だからどうか……、
何事もありませんように。
清春の目標に、手が届きますように……。
生きている中で
知らず知らずのうちに
誰かを傷つけていることが きっとある
良かれと思ってやった行為も
その人にとっては
有難迷惑だったかもしれない
その時は気付けなかった…
全く悪気はなかった…
悪気ないって
めちゃくちゃ怖いな…
そのために
どれくらいの人の心を
傷つけてきたんだろう
ごめんなさい
今更 届かないかな…
でも 届いてほしいな…
……あの時は ごめんなさい……
そして……本当に ありがとう……
#あなたに届けたい
先走る想いは、どうしようもなく。
想いが募れば募るほど苦しくて切なくて。
愛に形とかあるのかな?ハートの形?情熱的なら薔薇の匂いとかするのかな?
未だ、"愛"という物にしっかりと触れたことはなく、あやふやでよくわからない。
世の中の恋人たちは楽しそうだけど、なんだか苦しそう。他人と分かち合おうとする。そんな大変なことをよくやってるなぁ。なんて傍観。そして他人事。
恋のひとつやふたつ。したことないわけじゃない。
女のいざこざに巻き込まれて、男にうざい、重いと言われ蹴散らされ、恋愛という物に恐怖を覚え遠ざけた。
でも、また懲りずに想いを馳せてしまった。
無償の愛に触れたい。
与えた与えられたではなく平等に。
この気持ち、届けてもいいですか?
あなたに届けたい____
2024.01.31
オフィスビルの広いエントランス。ソファが想像よりふかふかで、気持ちがよかった。
天井が高いなー、なんて考えながらぼんやり待っていると、向こうのエレベーターから降りてくる父の姿が見えた。
「はい、お弁当。もう忘れないでよ」
父に、母お手製のお弁当が入った袋を手渡す。これでわたしの仕事は終わり。
「おう、悪かったなぁ。……というかお前、今日学校は?」
「休んだよ。お父さんにお弁当届けたくって」
もちろん、嘘だ。
今朝は、どうしてもだめだった。
学校に行こうとすると、胃がぎりぎりと痛んで吐き気がした。
原因はよくわかっている。だけど、家族には絶対相談したくない。
父は一瞬何か言おうとしたように見えた。
けれども、その言葉は飲み込んだのか、いきなりわたしの髪をくしゃっと撫でた。
「そうか。お前が届けてくれるなら、またお弁当忘れようかな」
「……やめてよ、めんどくさい」
その手は鬱陶しくて、とてもあたたかかった。
『あなたに届けたい』
"大好きです"
恋愛的な意味じゃない
尊敬の念を込めたあなたへの想い
昨日も今日も明日も明後日も
大好きでいます
会えなくなっても
あなたを思い続ける
あなたとの日々が
思い出になったとしても
大好きを伝え続けます
「あなたに届けたい」n
大丈夫。あなたは愛されているから。
いつもあなたのしあわせを願っている。
言葉もなく遠くからただ想うだけど
その愛が人を守ると
私は信じている。
私のことには気づかなくていいから
想いだけは届いてほしい。
しあわせでいて。
『あなたに届けたい』
買ったもののまったく手を付けてくれないおもちゃが家にけっこうあるというのに、ペットショップで新しいおもちゃをまた買ってしまった。ちなみに戦績はあまりよろしくない。
喜ぶかどうかわからないものをなぜ買ってしまうのか。それは、ねこがどこからか狩ってきた虫や小動物らしきものをわざわざ持ってきてくれることに通づるものがある、と思う。喜ぶかどうかは関係なく、持ってきてくれたことが自分には嬉しい。掃除は少し嫌だけれど。
新しいおもちゃと保険のちゅーるを手に家路を急いだ。
伝えたいのに伝わらない。
うまく言葉に表せない。
だけど、あなたに届けたい。
あなたがいかに素晴らしいか、
わたしがあなたにどんなに救われたのかを。
産まれてありがとう白い子いぬ本当にありがとうもし良かったらずっと一緒にいよね
遥かなる思い、歌声に乗せてあなたに届けたい。
時間を超えて、空を越えて、永遠に続く愛の調べを奏でよう。
星屑の夜に宿る願いを抱きしめて。
あなたに届けたい。
あなたに届けたい
この気持ちを誰に届けよう
好きな人? 友達? それとも家族?
そんなことするほど人生は暇じゃない
この気持ちは誰にも届かない
「ごめんね」
謝らせてよ
「ありがとう」
感謝させてよ
「また明日ね」
言っても叶わないもんね
「だいすきだよ」
言いたい
なんでどの言葉ももうあなたに届かないの
先に行かないで
置いていかないでよ
『あなたに届けたい』