『あなたに届けたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【あなたに届けたい】
いつも遠くから見てるだけ
話しかけることすらできない
何かをあげたりするなんて以ての外
告白なんて絶対無理
もうすぐバレンタイン
男子に一度もあげたことない
本命なんて絶対無理だけど
あなたに届けたい
この気持ちを・・・。
#あなたに届けたい
昨日、仕事で失敗しちゃったんだ…。
今日、新しい靴を買ったの。
明日、久しぶりに会う友達とご飯に行くんだよ。
悲しかった事、嬉しかった事、楽しみな事。
小さな事も大きな事も全部あなたに伝えたい。
子どもの頃、人に自分の事を話すのが苦手だった。
今でもそれは変わっていなくて、
友達との会話は聞き役が多い。
私の事なんて…ってネガティブな感情が先行して
躊躇ってしまう。
でも、あなたにだけは何でも話してしまう。
本当は自分の話をする事が苦手なのは彼も知っている。
彼と付き合う前、一度だけネガティブすぎる思考を
話してみた。
面倒だなって思われるかな…。
「俺は君の事、知りたい。君に興味がある。
俺も何でも伝えるから、君も何でもいいから
教えてくれると嬉しい」
怖くなって俯きながら話す私に彼は言った。
彼は何でも伝えてくれる人だった。
朝、パン食べたよ。段差でつまづいて恥ずかしかった。
昇進試験に合格したよ。
些細な事から大きな事まで何でも。
そんな彼に影響されて今では私も自分の事を
伝えるようになった。
受け止めてくれる人がいるから安心して伝えられる。
今日の出来事と一緒に私の気持ちをあなたに届ける。
"今日ね、お昼食べたワッフルが美味しかったよ。
いつも色々聞いてくれてありがとう。大好きだよ"
"何、急に…。ビックリしてお茶吹いたんだけど…笑
こちらこそいつもありがとう。俺も大好きだよ。
今度、そのワッフル一緒に食べに行こうね"
あなたに届けたい
今は届かない人たちへ届くように手紙を焼いた
手紙は煙と火によって遠くへ
「今日も届くといいな」『そうだね』
幼い僕とお母さんは今はいないお父さんに手紙を書いた
僕のお父さんは交通事故に巻き込まれて……
救急車が来る頃には、お父さんは…息絶えた
お父さんはとある子供を守った。
その時のお父さんはヒーローだった
時が過ぎ
「お父さん、お母さん 元気でやってるかな。
俺は彼女できたよ!守る物も増えたよ!」
今はいない……
お父さんとお母さんに届けたい
今はいない
あなたに届けたい
今生きている
あなたに届けたい
書いては消していたものを消化するだけ。
だから、何を言いたいのか分からないものが並んでる。
◆
『世界』
子供とは愚かさで、大人とは醜さだ。
無知は恥だ。無知故の差別や純粋な軽蔑。子供とは、そういうものだと思う。仕方がないのだと言われれば「そうだね」を笑い声と共に吐き出すしかないのだ。
乾いた笑い声が喉の奥に引っ付いて出てこなくとも、笑うしかないのだ。
大人とは、それが何たるかを知りながらも、見て見ぬふりをする。もしくは、わざと相手を高く高く持ち上げて、キラキラと光り輝く舞台へと放り込む。
そしたら、客席に戻って腕を組み、足を組み、薄ら笑いを浮かべながら物語を楽しもうとするのだから、全くもって大人とは卑しく、浅ましく、醜い生き物だと思う。
だけど。一体何処からが大人なのだろう。気付けば勝手に大人とカテゴリー分けされて、勝手に期待して勝手に失望される。
身勝手な人間に身勝手に消費されて、でも貴方は大人でしょう? とそんな馬鹿げた言葉で終わらせて。
はは、本当に嫌な世界だ。
けれどだからこそ、とても美しい。醜い大人の中で、自分を保ち心を軸にしっかり生きている奴がいる。他人に異常に優しく、慈しむ。愛を詰めたような瞳でこちらを見て、それから、優しい陽だまりの様な笑顔で包み込む。
だからこそ、死にきれない。
世界全てが愚かで醜いのならば、あっさりと死ねただろうに。
本当に本当に、残念だ。
◆
『生』
何が楽しいかって聞かれれば、何かが楽しいのだろうと思う。
きっと何かが楽しいから生きているのだと思う。けれど、それを確かな言葉にしろと言われれば、私は口を閉ざすだろう。
何かを楽しいとは思っているが、それが何かは分からないのだ。可笑しい事だとは思うかもしれないがそれが私の現実なの
だ。
こんな私を見て、「それを生きていると言えるのだろうか」と笑う君を思い出してしまった。とても、虚しい気持ちになって冷たい床を見つめる。
生きている、心臓が動いているのだから、きっと生きているのだろう。多分、きっと、そんな曖味な言葉ばかりを好むのは、私自身が曖昧な存在で沢山の矛盾を抱えているから、明確で正確な言葉を探し出せないのだ。
生きていると言うのは、結構難しいのだ。
心臓が動いていて、息をしていれば生きているのでは無いのかと思うのだが、社会的視点からでは、1人でお金を稼ぎ生きていける、その状態からが生きていると見なす人もいるそうで。
生も死も、見る人によればその基準が大きくズレる。
しっかりとした言葉で何かを表すのが嫌いだった。
決断を下すのが嫌いだった。
責任が持てないから、責任を持つための記憶力が私には存在しないから。
優順不断、とはまた少し違う。
自分を理解した故の、手段なのだ。
バカにしないで欲しい、見下さないでほしい。そんな気持ちはもう、存在しない。
けれど、私を嫌っている大好きな君の中から、馬鹿で嫌な私が消えてくれるのを、今でも願っている。
◆
『愛とか好きとか何とやら』
愛情って一体何者なんだろう。
足が勝手に生えて、とてとてと可愛らしい足音を鳴らし沢山の人の所へ走り、身をすり減らして相手に愛をあげるのだろう
か。
そうじゃなければ、私は、私の愛が存在するのかすら分からないのだから。
愛は、この世で一番身勝手なものだと思う。
愛のために人を殺せたり、愛のためにお金を注ぎ込んだり、愛のために全てを捨てたりするのだから、愛というのは大層自由でいて美しく醜い。
押し付けというのは、行き過ぎると迷惑な行為にしかならないのだが、愛だとそこの境目が曖昧になる。当人同士も、周りの目も。
“愛があればいいと思う"そんな言葉で終わりを迎える結末すらも存在する。
粘土みたいに自由に曲げて捏ねて縮めて伸ばして、人型に合わせてくり抜いたパネルの中に形を変えた愛を詰め込む。
これが私の愛だ、と言わんばかりに遠慮もなしに詰め込んで、また詰め込んで、パネルが壊れるのも関係なしに、また詰め込
む。
世の中では一途と持て囃されて、悲劇の愛だなんて言われて。本当にバカバカしい。
バイト先の大好きな先輩に言い寄ろうとした社員の男がいた。「元カノの事があってから、人を好きになれなかった俺がやっと好きになれた人」だなんて言ってたから、嗚呼おめでたいね。って。
でも先輩は心の底から嫌がって、一時は精神的に不安定になってた。
その状態も、先輩がその状態になっても気付かず言い寄る男に嫌気がさしたんだ、と言えばいいんだろうか。
何となく、いつもより距離を近めにして話をした。大袈裟に笑って驚いて、少し幼めな喋り方で男に接する。動画で見た女性のモテる男性への接し方、みたいな馬鹿みたいなものを参考にして。
やっと好きになれた先輩がいるのに、私みたいなものになびく訳ないよね? って、少し期待したのに、呆気なく男の矢印はこっちに向いた。
はは、本当に、好きってなんだろう。
そんなに呆気なく、変わるのならば、ならば人の好きとは何て軽いんだろう。
先輩の精神が安定するなら、まあ良いかと思ってその状態を放っておいたら、何だか最近は別の社員さんにまで何となく匂わせをされるようになった。
良い雰囲気だ、とでも言われたんだろうか。
自分で蒔いた種なのだから仕方がないか。もうどうなっても構わない。自分がどうなろうと、興味が無い。
私が、誰かを好きになることはない。
好きになられれば、嫌いになられるという選択肢が生まれてしまう。
それなら好きなんて要らないのだ。
◆
『』
あなたに届けたい言葉がある。
それはきっと私が伝えても届かない様な言葉だけれど。
毎日同じことの繰り返しで、何のために生きてるか分からない現状に飽き飽きしているかもしれない。
好きな物も好きな人も見つけられず、ただ一時胸を熱くさせるような事に囚われて、一瞬の命綱を何本も作って何とか生きてるのかもしれない。
だけど、それでもこれからも生きていて欲しい。
何の確証もない、曖昧な私の言葉だけど、貴方が生きていてくれたら、私はとても嬉しいなと思う。
死は救済だと思って生きている。生きているから、死にたいと思う。なら、死んでしまえば終わる苦しみだということも、理解している。
道端に咲いた花が綺麗に見える時がある。
いつもと同じ青空がいつもより、鮮明に綺麗に見える時がある。
冷たい風が耳を冷やす感覚に、何となく好きだなって思う時がある。
そんな、小さな優しい美しさに、生かされている。
きっと、幸せになれる。なんて言葉は好きじゃない。
幸せになれないかもしれない、これからの人生不幸まみれで影の中を生きるしかないかもしれない。
それでも、その中で時折見える何かの為に、私は仕方がないから生きていく。
あなたも、そうであると嬉しい。
───────
訳分からないものの詰め合わせ。
貴方が生きて、いつか私となにかの縁で会えたなら、好きな花を教えて欲しい。
そうしたら、私が死ぬその瞬間まで貴方を忘れてあげないから。
因みに、私は蓮の花が好きです。
友人が、私みたいと言ってくれたから。
そういえば、縁の切れたあいつと、仲直りしました。
ある程度知った仲の信頼ってのは厄介ですね。どうでもいいと思っていた感情が、「あいつの性格なら、どうせ仲直りする」っていう信頼があった故、だなんて知りたくはなかった。
本当に、神様どうかお願いします。
来世は人間なんかに産んでくれるなよ
あなたに届けたい
僕は、変われました。
それは貴方がいたからです。
だから今まで伝えたかった事を言います。
ありがとう
この言葉は天国にいる貴方に届けたい
天国で待っててくれますか?
あなたに届けたい
ママ! ねーママ! ねーえーマーマー!
もうね何度言ったか「ママ禁止」
あんなに必要とされてたのに…今じゃ全く既読にならない…
あなたに届けたい「夕飯食べますか?」
#あなたに届けたい
あなたを好きだというこの気持ち。
あなたは一時の気の迷いだと僕の気持ちを見て見ぬふりをする。
本当は分かっているんでしょう。僕がどれだけ本気であなたを想っているか。
それでもあなたは臆病だから僕の気持ちを無視するんだ。
だから、いつまでも何度でもこの想いをあなたに届けましょう。
あなたを愛しているからこそ。
『物言わぬギフト』
時にギフトは話さない 君の帰りを待つだけだ
太陽が7回以上 昇って落ちた 椋鳥が終わりを告げる 一度終わって初めから ほら地球が再誕するよ
ギフトが君の元へ歩いていくよ
ひとりじゃない
気持ちを
想いを
聴いてるれる人は必ずいる
短いかもしれない
遠いかもしれない
見えないかもしれない
聴こえないかもしれない
有償かもしれない
計算かもしれない
偽善かもしれない
でもとにかく
聴いてくれる人は必ずいる
何でもいい
伝えて
吐き出して
呟いて
叫んで
聴いてくれる人は必ずいるから
【あなたに届けたい】
生きるはずだった娘へ。
出会って別れてからもうすぐ1年になるね。
別れる選択を選んでごめんね。
今後の人生を考えた時にこれからの事を想像出来なかった。
力不足でごめんね。
あの時の事は忘れないよ。
君が頑張ってくれた1時間。
妻と3人で過ごしたかけがえのない時間。
宝物です。
もうすぐ妹が産まれるよ。
空から見ててね。
ありがとう。ごめんなさい。
あなたに届けたい。
だけどあなたは見ない。聞かない。受け取らない。
人が聞けばなんて冷淡なんだと言われるだろう。
だけどある種正解だ。気を持たせたくないなら徹底して拒否をする。
それでいい。でも心のどこかで、あなたが罪悪感から胸を痛めていればいいと願っているのだ。
【あなたに届けたい】
届けたい想いは大抵文字にして届けてるけど
届けたものが受け取られるとは限らなくて.
つかない既読は分からないからしんどくて。
それでもいつか届くと信じて
今日も君に愛を伝えます.
真っ白な箱に真っ赤なリボンをつけて、あなたに届けたいこの想い。
"あなたに届けたい"
居室にて、ベッドの上に乗って蹴りぐるみで遊ぶハナを背に、卓上カレンダーに書かれている予定を再確認して、入念に脳内シミュレーションをする。
三十秒程経った頃、背後から微かに聞こえていた蹴りぐるみで遊ぶ音が聞こえなくなり、振り返るとハナがベッドから降りて開け放っていた扉をくぐり、廊下を曲がって行った。
──来たか。
ハナの後に続いて、──途中で一瞬診察室に入ってデスクに置いていた、クッキーの入ったプレゼント用の袋を白衣のポケットに入れて──正面玄関に向かう。
「みゃあ」
ハナが鳴き声を上げると、先手を取って後ろからハナを抱き上げる。
「おはよう」
来訪者──飛彩が、少し前に錠を外していた正面玄関の扉を開けて院内に入り、丁寧に扉を閉めてこちらを向いて挨拶をする。
「はよ」
挨拶を交わすと、どちらからともなく歩み寄っていき、飛彩は人差し指を差し出して、俺はハナを近付けて──これまでの反応を見るに必要ないだろうが──ハナの匂いチェックに入る。十秒程指の匂いを嗅ぐと顔を離して「みゃあん」と鳴いて、飛彩がハナの頭を撫でた。
「連絡寄越して、今日来るとか急になんだ」
昨日の夜中日記を書き終わらせた後、髪を乾かそうと椅子から立ち上がろうとした時、机の上に置いていたスマホからチャットの通知音が鳴ったと思って見てみると、飛彩からの【明日そちらに行く】とだけのメッセージのみだった。
あれからずっと、この前頼まれて作った資料に不備があったのかと、気が気ではなかった。
だが俺の問いに「それは……」と言いづらそうに口ごもって顔を伏せる飛彩を見て、要件は仕事での《急用》ではなく、私情での《急用》だと察する。
「ん」
一先ず白衣のポケットから、プレゼント包装をしたクッキーを出して、飛彩の胸の前に差し出す。
「これは?」
「久しぶりに焼きたくなって、作ったら多すぎた」
作んの久しぶりで本当はやる予定無かったけど、と続けると、「ほう」と声を上げる。
「綺麗なラッピングだ」
「たまたま良いのが手元にあったから使っただけだ」
「リボンの結び目だけではなく、端までも綺麗に整えられている」
「……うるせぇ黙ってさっさと受け取れ」
俺に何か言わせよう、という魂胆が見え見えの物言いにめんどくさくなって、ぶっきらぼうに一息で言い放つ。
「ありがとう。大切に食べる」
「……一応言うが、食い物なんだからなるべく早く食えよ?」
そう言うと、「善処する」と言って鞄の中に丁寧に入れた。
──本当か?
鞄のファスナーを閉じた飛彩の顔を見ると、「休憩の合間に食べる」と言葉を続けた。
「丁度いい、久しく人前で吹いてねぇから付き合え」
そう言って居室へと歩き出すと、「分かった」と言って俺の後ろを着いてきた。
居室に着くと、抱いていたハナを椅子に掛けていたストールで包んで飛彩に託し、戸棚から出していたケースの蓋を開けてフルートを取り出す。
「……貴方は凄い」
急に感嘆に似た声を出す。「は?」と返すと言葉を続けた。
「俺は、貴方のクッキーを久しぶりに食べたくて、貴方のフルートを久しぶりに聴きたかった。貴方はクッキーを焼いてくれて、今フルートを聴かせてくれようとしている」
恥ずかしさに言葉を止めたい衝動に駆られるが、何とか堪えて次の言葉を待つ。
「何も言っていないのに、どちらも叶えてくれて申し訳ない気持ちと、嬉しい気持ちがある」
そう言い切ると、ハナの頭をゆったりとしたリズムで優しく撫で、ハナが「みぃ」と気持ち良さそうに目を閉じて喉を鳴らす。
飛彩の言葉に、自分がしてしまった事に気付く。
申し訳なく思っているのは、言葉にして言わなければいけない事だからだと分かっているからだろう。好意や、それに近しい思いは直接口にして伝えなければ、いつか大きなすれ違いになる。
それは、俺も飛彩も痛感している。だからなるべく言葉にして、お互いの思いを伝え合う。
それをせずに、ただ自身のやりたい事に、声色や表情で察したように振る舞って付き合わせて。そんな自分勝手な行動が、結果どちらも飛彩のやりたい事で、それを飛彩の口から聞かずに叶える形になった。周りには「熟年夫婦のようだ」とからかわれるだろうが、俺達にはあまり良い事ではない。
「謝んのは俺もだ」
顔を俯かせ、フルートを持つ手に力が入る。フルートの冷たく固い感触が嫌に強調され、胸の奥が冷えていく感覚になる。
「みゃあ〜ん」
ハナの声と手の甲に感じる暖かな感触で、遠のいていた意識が引き戻される。見ると、俺の手の上に飛彩が手を重ねていた。顔を上げると、微笑んで一つ頷いてみせた。
「……ありがと」
そう言うと離れて、ベッドの端に座った。それを見守るとフルートに口を付けて構え、あの曲──Brand New Daysを奏でる。
それまでした事がない、伝えたいニュアンスを付けて。
それまで以上に一音一音を大切に、そして愛おしく歌うように奏で上げる。
──思いを伝え合う。それを決めて今まで過ごしてきたけど、それでもお互い元々の性格が災いして、思いを完全には出せずに。それを時々察した風に、お互いの思いを分かっている風にして。
──言葉には恥ずかしさにできなくとも、こうやって音に乗せて伝える事はできる。音に乗せれば、俺は思いをストレートに伝える事ができる。
──伝える手段は、言葉でなくてもいい。
──俺の相応しい手段は、《音》だ。
──俺にとっての《音》が、飛彩にも見つかれば。その手伝いができたら。
この広い野原いっぱい咲く花を
ひとつ残らずあなたにあげる
赤いリボンの花束にして
この広い夜空いっぱい咲く星を
ひとつ残らずあなたにあげる
虹に輝くガラスにつめて
この広い海いっぱい咲く船を
ひとつ残らずあなたにあげる
青い帆にイニシャルつけて
この広い世界中の何もかも
ひとつ残らずあなたにあげる
だからわたしに
手紙を書いて
手紙を書いて
( 詩 小園江圭子 )
この詩を
あなたに届けたいのです
# あなたに届けたい
いつも私の愚痴を聞いてくれてありがとう。
いつも私を励ましてくれてありがとう。
いつも気弱になる私を叱ってくれてありがとう。
いつも私にアドバイスをしてくれてありがとう。
いつも私に寛容でいてくれてありがとう。
いつも私に寄り添ってくれてありがとう。
いつも私を笑顔にしてくれてありがとう。
私に関わるたくさんの人に、そしてあなたに届けたい。
ありがとう、という感謝の言葉を。
ははーは、それは、東じゃーってかあ(/▽\)♪
もやーし、それは、西じゃーってかあ(/▽\)♪
見合って、見合って、手をついて、はっけよーい、よい。起こった、起こった、起こった、起こった。
それは、相撲の残ったじゃーってかあ(/▽\)♪
なーつの、ゆうーひに、てーるやーま、もーみーじ、それは、秋の夕日じゃーってかあ(/▽\)♪
あなたに届けたい
夜空に昇るオリオン座…一人で見上げ乍ら、あの夜を思い出している…あれから、沢山の冬の夜空を見てきたけれど…あの日から、私の隣には、居て欲しいひとの温もりは戻って来なくて…今は、何処で何をしてるのか、知るすべも無くて…でも、ずっとずっと、隣も空けた儘、探しているよ…今なら、はっきり、きちんと伝えたい…この気持ち、君に、届けたい…
『I LOVE……』
ノートの端っこに鉛筆で書かれている「I LOVE」の文字。続きには黒色で塗りつぶされていた読むことは出来なくなっているけれど、僕の記憶が正しければ、この続きには僕が片思いをしている先輩の名前が書かれているはずだ。15年前の僕、マセてんなぁ。と思い、少し笑えた。
______やまとゆう
『あなたに届けたい』
いつだって全力で夢を叶えようと努力をするあなたの姿。
それに刺激を受けて私もここまで来た。
いよいよ明日は勝負の日。
もしもそれに勝ったら、あなたに届けたいこの想いを伝えようと思う。
______やまとゆう
いつもなら足早に通り過ぎてしまう商店街の花屋の前で、今日は足を止めた。
仕事終わりの帰り道、大寒の、氷の礫が混じっているかのような痛く冷たい風がアーケードの中まで入り込んできた。
吹き抜けていく寒風を肩を窄めてやり過ごしながら、オレンジ色の暖かな証明に照らされた花材を見つめる。
ああ、もうそんな時期か。
なんの変哲もない、黄色い花を咲かせた菜の花が中途半端に二本だけ残っていた。
綺麗なのに残念だ、二本だけでは売れないだろう。
寄り添うこと無く離れている菜の花を眺めていると、花屋の店員が外に出していたポット苗を黒いカゴごと店内に仕舞いはじめた。
ああ、もうそんな時間か。
今ならまだレジを締めていないだろう、と再び外に出てきた店員を呼び止めて、その二本を買い求めた。
テーマ「きみに届けたい」