あなたに届けたい』の作文集

Open App

あなたに届けたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

1/31/2024, 2:38:41 PM

あなたに届けたい

 難しいな。昨日「曲なんかに出てくる『あなた』に当てはまる人はいない。毎回『自分』に置き換えて聞いている。」と書いたばかりなんだけど。
 「作家は経験したことしか書けない」という言葉があるそうだ。私は学校等で習った知識を「経験」として活用しているけれど、人間関係についてはどうも勉強では補えない。
 早い話が、今回のお題から何も思いつかない。ボトルメールを軸にして何か書いてみようと思ったが、筆が進まない。少し疲れていて思考力が落ちているのも良くないのかもしれない。

 投稿しないという選択肢もあったけれど、内容はともあれうまいこと書いて投稿のリズムだけ崩さないようにしようと思う。せっかく昨日数日ぶりに投稿したからね。

 さて、私にとっての「あなた」は「自分」だ。じゃあ届けたいものは何だろう。直感的には「私の気持ち」だと思った。
 それではこう考えようか。暗い海の上で、息をしているのは私と「自分」だけである。私は私の気持ちを手紙に綴って海に流した。果たして「自分」はこれを読んでくれるだろうか。

 読んでくれないだろうな。
 「あなたに届けたい」と希うのは、現状それが届いていないからだ。本来私と「自分」は同一と言ってもいいほど近い存在だが、そんなに近くからメールを出しても届かないというのは、多分「自分」に受け取る意思がないのだろう。あるいは本当に気付いていないのだろうか。
 いずれにせよ、簡単には読んでもらえない。どうしたら「自分」に気持ちを届けることができるだろうか。

 大きな声に出して伝えるという選択肢がある。これなら相手にその気がなくても受け取ってもらうことができる。
 今よりも近くに行くという方法もある。顔をつき合わせて、2人でコソコソ話だってできるかもしれない。
 あぁそうか、「あなたに届けたい」と思うなら、手紙を介さず声で伝えてしまうのがいいのか。

 私はこれまで手紙を書いて満足していた気がする。届いていなかったんだな。
 「自分」と声で対話するために取っている数少ない手段のひとつがこういった執筆であるように思う。だとすれば、私にとって創作の時間はやはりこの上なく大事なものだ。――ということは、私にとって創作とは「『自分』に届けたい」ものなのか?

 ……もう期限過ぎてるのでここらで切り上げます。
 私は自分のために創作をすればいいのかな。うーん。

1/31/2024, 11:11:32 AM

「3︰51」



嗚呼 この声を形にしていま

幼い日のずっと高い空へ
舞い上がる桜に手を伸ばして
夢を追いかけた 
小さな手のひらに握りしめた
あふれる未来は叶いましたか?

星の海を歩くようにフワフワと
自慢気に語ってた曖昧な言ノ葉は
妥協して大人になった今のボクに
どんな声で歌ってくれるかな

渇いた心に水をあげるように
そぉ星に耳を傾けて懐かしい声を
ねぇ聞かせて3分51秒の夢見る歌を


綿あめを頬張り歩いた夏祭り
屋台に見つけたガラス玉には
あの日の夢の続き
背伸びして語った言ノ葉と
真っ直ぐに信じた未来があった

小さな手のひらに握りしめた
青い風船に願いを込めて
変わらない想いをふくらませる

嗚呼 星を繋ぐように描いて

素直に口にしてた幼い日
ただ夢中で走り続けた
愛も恋も幸せも奇跡も
見向きもしないで夢だけを信じて

渇いた心に小さな手のひらに
星の夢を辿るように紡いだ声
また変わらない声を聞かせて
3分51秒の夢見る歌を

1/31/2024, 10:13:28 AM

#あなたに届けたい

君の弱音を聞いたことがない。
いつもカラッとしていて、何かあっても気にしてないって笑ってる。

些細なことで引きずってしまう私から見る君は、私と反対な性格だなあって思ってて、私と居て楽しいのかなっていつも思ってしまいます。

君が仲良くしてるから仲良くする。そんな受け身な私でいるけれど、私も君のことが好きだから、居心地がいいから、一緒にいるのだろうと思う。多分。自分自身のことなのに、ハッキリ言いきれなくてごめんね。自信がなくて、周りにどう思われてるか、君にどう思われてるかって、いつも気にしてしまうんです。私は好きでも、君は私のことが本当は好きじゃないかもしれないから。お情けで付き合ってくれてるのかな……なんて、素敵な君に対して失礼かもしれないけど。結局、いつも自分のことばかり考えてごめんね。

君が倒れたと聞いて、心配になりました。
仕事の話が増えて、それは愚痴じゃなくて、本当は弱音なのかもしれないと、勝手に思っています。

何か言ってあげたい、助けになりたいと思っているのに
話を聞くことしか出来なくてごめんね。

どこまで踏み込んでいいか分からなくて、何も出来なくて。

本当は、君を助けられない力のない自分を見るのが嫌だけだと、こんな時にも自分の保身を考えてしまう私です。

それでも、素敵な君が、嫌な気持ちになっていたり、雑に扱われていると、とても、とても悲しい気持ちになるし、そういう出来事や人に怒りが湧く……くらい、私は君に幸せでいて欲しいと願っています。

君が好きな紅茶を飲む時間が癒しになっていますように。

何も出来ませんが、私は、君が幸せであったらいいなと願っています。

私に優しくしてくれる君が、幸せでありますように。

いいことがありますように。
明日も笑っていられますように。
健康でありますように。

君が今、辛い状況かも、と考えていることも杞憂かもしれないけど。

もし、困ったことがあったら、言ってください。
こんな私ですが、出来ることなら、助けになりたいです。
幸せを心から願っています。
君にとっては重い想いかもしれないけど、あなたに届けたい。

1/31/2024, 10:10:24 AM

今は君の目を見て

君を愛しいと感じた

その時にそのまま伝えて

1/31/2024, 9:59:43 AM

手紙

町のタイムカプセルが開けられたのは、当初の予定通り、封印の20年後であった。

町制50周年記念のイベントの一つとして、町民から集めた手紙を、カプセルに入れる。

タイムカプセルは地面に入れたりせず、役場庁舎のガラスケース入りで展示し続けられた。
展示には、「20年後に開封予定」と明記されていた。

そのかいあって、忘れられることなくきっちり20年後に開封され、中の手紙を郵送することとなったのだ。

「これ、切手足りませんね。これもだ。」

去年入庁したばかりの若手職員が、開封したカプセルの中身を見て不思議そうにしている。
切手が足りないとは、郵便料金のことだ。

「当時はそれで届いたんだ。郵便料金が上がったからな。」
年嵩の職員は、これがジェネレーションギャップか、と内心思った。しかし、顔には出さない。

「足りないのはどうするんですか?」
「予算から切手を購入して追加するしかないだろ。あと、そもそも宛先が今もあるかどうかって問題もあるぞ。」

「え〜。そんなの一つずつ対応していくんですか?」
「 いや、この仕事、何だと思っていたんだよ。」
「 フタを開けて、ポストに投函したら終了かと。」
「 そんなわけ無いだろ。宛先だって変わっているかもしれないのに。」

若手職員と年嵩の職員は手分けして封筒から分かる住所、宛名、切手を表計算ソフトに入力していく。

一覧にして、不足した料金を集計し、支払の伺いを立てるのだ。

「 これで、昔の手紙をもらって、何か意味あるんですかね?」
「 手が止まってるぞ。」

若手職員は、この作業が好きではないのか、文句を溢す。

結局、この作業を終え、切手を購入して全ての手紙を送り終えると、タイムカプセルを開けてから1週間は経っていた。




若手職員も、役場を離れると一人の若者だ。
アキラと言う。
そして、家に帰ると長男であり、夜中まで帰ってこない両親に代わり、年の離れた弟妹の面倒を見ている。

( いくら年が離れていても、そろそろ夕飯くらい交代制にならないかね。 )
内心思いつつも、そういえば、自分が子どもの時は祖母がまだ生きていたから、料理などしたことがないことに思い至り、黙った。


「 兄貴、手紙入ってたよ。」
弟が手渡してきたのは、切手を追加貼りされた封筒。

裏を見ると、10年以上前に亡くなった祖母の名。
宛名は、自分だった。

( これは、タイムカプセルか。先輩、黙っていたな。)
おそらく年嵩の職員が担当した手紙の山に、自分宛ての手紙が混ざっていたのだ。
すぐそばに本人がいるのがわかっているのだから手渡せばいいのに、知りながら黙っていたに違いない。

( 夜に読もう。)

料理しながら読むのもどうかと思い、弟妹が寝てから開けようと、ポケットに入れた。



手紙。

両親には、手紙のことは、まだ黙っていた。
両親宛の手紙がなかったからかもしれないし、まだ内容を知らないからかもしれない。

夜、弟妹が寝入り、両親も帰宅したので、布団に潜りつつ封を開ける。

行儀は良くないが、誰も見ているものはいないのだ。

『 大きくなったアキラへ』

( そうだ、こういう字だった。)
字を見て、小さな頃を思い出す。

『 この手紙は、20年後に開けると聞いたので、アキラはもう立派な大人になっていると思う。

なんと書いていいか迷ってしまう。

まだ、私は頭もハッキリしているが、20年後はかなり怪しい。
死んでいるかもしれないし、生きていてもボケているような気がする。
私は今65だが、父、つまりお前の曾じいさんはは80で死んだからだ。

そうだ。野球選手にはなれたか?

小さなお前には、難しいことを言いたくなかったから言わなかったが、スポーツ選手になるのは、難しい。
どこかで諦めていたとしても、それは不自然なことじゃない。

例え諦めたとしても、それまで努力した事実は消えない。
ともに頑張った友達は消えない。

夢を追った時期は、仕事に疲れたときの、お前のかけがえのない財産になるだろう。
他でもない、私がそうだったからだ。

もし、本当に野球選手になっていたら、こんなことを書いてすまない。
心から称賛する。


私からお前に、何か残せていたらいいと思うが、息子ほどには孫とたくさん話ができていないのが、最近の悩みなんだ。

もし私まだ生きて元気だったら、この手紙を見せて話をしてほしい。

孫に話をされて、不機嫌になることはないはずだ。

最後に、何を書こうか。

息子もいい年だし、お前には兄弟ができないだろうから、せめて家族を大切にしてほしい。

仲良く元気に暮らしてほしい。

たぶん、それがいちばん大事なことだ。』





翌日、年嵩の職員は、若手職員、アキラが妙に積極的になっているように思った。

何か喋りたいような、ウズウズしているような、浮ついているような。

何か言いたいことでもあるのだろう。

「 先輩、タイムカプセル、またやりませんか?」
これは、仕事に楽しみを覚えた顔だ。
「 何だかやる気じゃないか」
「 おれ、この仕事、好きかもしれません。」
「 そうか」

年嵩の職員は、しかし、あれは50周年記念行事なので、もしかすると次は100周年記念かも、とは、口に出さない分別を弁えた。

1/31/2024, 9:53:56 AM

【あなたに届けたい】

「モクレンの花は、地球上最古の花木って言われているんだって。1億年以上も前から、どんなときでも上を向いて咲いてるのってすごくない?」

去年、満開の紫木蓮を見ながら彼女はそう言って眩しいほどの笑顔を見せた。1億年の歴史の中でどれほど辛く悲しい出来事が起こっても、空を見上げるように咲くモクレンの花に、彼女は自分の姿を重ね合わせていたのかもしれない。

あの日からもうすぐ1年が経つ。

最期の日を迎えるそのときまで、彼女は常に笑顔だった。激しい痛みも耐え難い苦しみもあったはずなのに、一切それを見せなかった。その姿は、あの日彼女が見ていたモクレンの花そのものだった。

彼女が好きだった曲がラジオで流れた。

「この曲がきっかけで、モクレンの花に詳しくなったのよ」と教えてくれたあの曲。僕は、彼女が旅立ってから初めて泣いた。曲が終わってもなお、涙が止まらなかった。

僕は、彼女と過ごした日々の記憶を少しずつ書きおこしはじめた。モクレンのように生きた彼女のことが、いつか誰かの心に届いて花開くことを願って…僕は今、涙の向こう側に歩みを進めている。

1/31/2024, 9:45:53 AM

[あなたに届けたい]
 今までありがとうって言いたい。2年間お世話になったから。そして、ごめんなさいも言いたい。迷惑かけてばかりだったから。

 でも、その人のおかげでここまで成長が出来た。前向きに進む力を得ることができた。夢や目標に対していつも応援してくれて嬉しかった。思いやりと協力の大切さを学ぶことができた。 

 明るくて優しい人だった。ずっと一緒にいたいけど無理なんだよね…。もう、お別れか。寂しいな。

 この2年間、最高の思い出を作ることができました。感謝してます。また、お会いできる日を楽しみにしてます。

1/31/2024, 9:42:29 AM

この街に死者と話せる者がいる。
そんな噂を聞いたから遥々やって来たわけだが。
「……とんだ噂話だったみたいだな」
「ちょっと。本人を眼の前にして失礼じゃない?」
「ンなこと言ったってよ……」
俺の前に仁王立ちするのはどう見ても子供。こんなガキが死者と話せるだと?もっと、普通はほら、祈祷師みたいな婆さん想像するもんだろが。やっぱり何かの間違いだ。そう思って大人しく帰ろうとした。
「奥さんに伝えなくていいの?」
「な……んで」
「いいよ。おにーさんかっこいいから、特別に受けてあげる」
そう言って、少女は目を閉じその場で跪くと祈りのポーズをした。これから何が起こるのか。皆目見当がつかないが、何か特別なことが起きる気がしてならない。
まばたきさえも忘れそうになるほど俺は棒立ちになって少女を見つめる。やがて、綺麗な歌声が響きだした。澄んだ汚れのない歌声が、ここ一体を覆うように広がってゆく。少女は目を閉じたまま伸びやかに歌いあげる。何という歌なのか俺には分からなかった。鎮魂歌なのかもしれない。綺麗で繊細な声がメロディーを紡ぎ出す。じっと聞き入っていた。自分の目から涙が流れてることすら気づかないくらい、少女の歌に聞き惚れていた。歌が終わる頃には俺の両目からは涙がとめどなく溢れていた。
「おにーさんの気持ちを取り込んで歌ったよ。きっと奥さんに届いてるはず」
にこりと笑ってそう言った少女。大丈夫だ。今の歌と俺の想いは、あいつに届いてるに違いない。いつまでも愛している。安らかに眠れ。そのメッセージを歌に乗せて届けてくれた少女は、女神にしか見えなかった。

1/31/2024, 9:32:36 AM

あなたに届けたい


引き出しから白紙を出して、プレゼントで貰った万年筆を握る。突然、きっと神様も予想していなかったタイミングで私は手紙を書く。
誰に宛てたものでもない。ましては自分のために書くわけでもない。それでも筆は止まらない。

外は帳が降りていて、星がとても綺麗に輝いていた。
私も今からそこにいけるようにと願った。
プレゼントをくれた優しいあの子が、布団の中で泣かないように。

万年筆をおき、紙飛行機を折って、星に飛ばす。


そして私は

1/31/2024, 9:30:59 AM

フェイス


一度だけでいい
ただ一度だけでいいんだ

君の顔を見せておくれ
僕と彼女のどちらに君は似ているんだい?

お願いだよ
君は間違いなく僕らの宝物なんだ

どんな宝石よりも愛おしく思うよ
たとえそれがすぐに砕けてしまう宝石でも

お願いだよ
どうか神様

彼女も彼女のお腹の中の君も
どうか行かないで、せめて顔だけでも

1/31/2024, 9:28:33 AM

貴方に届けたい。

仮引退したときに、貴方は"仲間を大切に"と言って行ってしまいました。私はその言葉を心に刻んで、受験が終わりここに戻ってくる瞬間を、いつまでも待っています。貴方の声、癖のなく柔らかいその目付き、全てが恋しいです。お互い消極的で、全然関われないけど、今度私から話しかけようと思います。そのときは、温かい対応で迎えてほしいです。最後の舞台、貴方の演技がもう一度見れたらどれだけ幸せか。貴方はあと約一ヶ月で、卒業してしまいますね。二度と会えなくても良い。ただ貴方と話せたら、貴方が笑顔でいれるなら、それでいいんです。



先輩、私が貴方を忘れることはないでしょう。
大好きです。お元気で。

1/31/2024, 9:27:19 AM

あなたに届けたい

私はこの気持ちをあなたに届けたい
でも届けていいのか分からない。
もし、この気持ちをあなたに届けて私とあなたの関係が壊れてしまったらどうしよう。
でも私はこの気持ちをあなたに届けたい。

1/31/2024, 9:19:19 AM

「あなたに届けたい」

言葉にもならないこのプレゼントに
あなたは喜ぶでしょうか、それとも…。

【#32】

1/31/2024, 9:19:11 AM

君に素直に色々してあげたいけど
照れ隠しなのか意地悪とか軽い嘘をついてしまう。

そんなしょうもないことで
君からの大切な信頼が失われていく。

素直に言えなくて嘘ついちゃうことあるけど
僕の「好き」っていう君へのは気持ちは嘘つかない。

1/31/2024, 9:17:52 AM

曇り空 鈍い頭痛を感じながら 散歩する
通り過ぎる景色や人々

ある老人とすれ違う
老人は ぼんやり立ち止まり、遠くを見ている
その横顔は 私の好きな詩人に似ていた

またある時は 夕暮れ
同じように 同じ道を歩いて行く
住宅街から若い カップルが 出てきた
私の前を歩いて行く
楽しげに 近づいたり離れたりしながら
どんどん先を歩いて行く

私はそれを見つめて、自分にもそのような時が確かにあったなと 遠く感じる

別の日、午前中にそこを歩いた時などは
ベビーカーをおした若い母親が 堂々と歩いて行く
もちろん 自分の子供が小さい時を思い出す

あらゆるもののそこかしこで憧憬が点在している

通り過ぎたものもまだ未知のものも
私は何かを感じ取る
あなたは私 全てを届けたい

1/31/2024, 9:14:16 AM

書く。
とは、掻くか?古代中国の占い師が、亀の甲羅を引っ掻いて占ったのが文字の、始まりなのであろうか?

古代の人たちは、どんな思いを込めて文字(?)を掻いたものか?

文章を書くのが好きであったけれども、生活に追われてそんな暇が少しもない。

そんな暮らしを7年以上続けてしまい、書くことからとても遠のいてしまった。

その挙げ句、何もかも失って無一文になっていた。

唐突な話のようだが、私は齢55歳で無一文になってしまったのだ。仕事も家も失って、夜逃げして街を彷徨っていた。

やる事はないから毎日図書館に通い、『史記』なんて読んでいた。

浮浪者となった我が身だか、いにしえの人たちの生き様や、興亡を眺めれば、それほど奇異な、哀れな境遇ではないような錯覚の中に置くことが出来たのだ。

読書に救われた。

そうしてある日、何か書きたいという衝動に駆られた。

漱石は、精神的な治療の側面からも書かなくてはいられない人であっただろう。

文豪でない、凡夫の私は、ある人の本に出会って、それを大学ノートにボールペンで筆写した。何冊も…

浮浪の生活はいつしか終わり、また普通に近い暮らしを手に入れたが、

以前のような忙殺に苦しめられる日々ではない、

自分の中から出てくる文章ではないが、人の文章を筆写するだけだが、悪くない。

筆写する内に、我が意識の中に溜まったエントロピーが、すっかり忘れ去っていた小さな事どもが、意識の欠片が思い出されるのである。

良いことも、嫌なことも、意に介してないと切り捨てたものが蘇る。

わからないが、根拠はないのかも知れないが、

文字を書くという行為が、私を救い、ほんの少しだけれど、高みに運んでくれている気がするのである。

1/31/2024, 9:12:14 AM

あなたに届けたい:

2月にはバレンタインデーがあるけど、
それまでに一回はあなたに会えるだろうか。
会ったとして、あなたはチョコをくれるだろうか。

それはともかく、僕はあなたにスナック菓子を届けたい。あなたは「のり塩が好き」と言ってたから、僕はあなたに湖池屋のポテチを届けたい。

1/31/2024, 9:11:09 AM

私の気持ちだって気づいてくれなくて良いんだ
ただ
君の歌を聴いてると
嬉しくて 苦しくなるんだ

1/31/2024, 9:08:01 AM

25年の沈黙の意味をあなたに届けたい。
けれど、それを届ければ貴方は混乱し、過去へと引き戻されてしまうだろう。
私は貴方にだけ分かっていて欲しいのに、貴方を傷付けることだけは出来ない。
25年間、私は、この矛盾に苦しみ、この先も苦しみ続ける。

1/31/2024, 9:01:04 AM

【あなたに届けたい】

私は趣味でハンドメイド作家をやっている。
よくあるレジンでキーホルダー作りをしているのだが、ある時SNSに制作動画を上げたところ、フルオーダーの依頼が入ったことで、オーダーメイドも受け付けるようになった。
依頼主さんの納得のいく作品に仕上げるため、丁寧なヒアリングは欠かせない。

ある程度構想が決まったらいよいよ制作していく。顔も分からないが、相手の喜ぶ様子を思い浮かべながら作っていると、自然とこちらまで笑顔になった。
そうして出来上がった作品を見ると、なんだか送り出すのが惜しまれるような、そんな気持ちになる。
だけど、自分でも納得いかないものを相手に送り届けるのも失礼だ。私自身でも欲しくなるような、そんな作品を私を頼ってくれた人に送りたい。
出来上がった作品を丁寧に包み、小さなメッセージカードとともに届けてもらう。

後日、お礼を貰うと作ってよかったと思うと同時に、これからも腕を上げていきたいと励みになるのだ。

Next