『あなたがいたから』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ナツキとフユト【17 あなたがいたから】
ナツキがしみじみと言った
「フユトって優しいね」
「え?」
「早く出て行けって言われるかと思ったら、布団を買ってくれるなんてさ」
「だ、だって、行くとこないんだろ?」
「うん。あのときフユトに連絡してよかった」
「俺がダメだったらどうするつもりだったんだ?」
「わかんない。最初に頭に浮かんだのがフユトだったから」
「そうか…」
「フユトのおかげで路頭に迷わなくてすんだよ。ホントによかった…」
(つづく)
あなたがいたからがんばれた
あなたがいたから生きてこれた
そんな言葉だけを私に残して
あなたはもうどこにもいない
あなたがいたから私は病んだ。あなたがいたから私は立ち直った。あなたがいないと私はどうなっていたのだろう。あなたは私の生き方で歩んでいく道の道端にいる人だ。あなたが道端から声を掛ける度に私の道が分かれていって選択肢が増えていく。あなたは僕のせいにしてもいいと僕が責任を取るからと私にいう。だから私はあなたのせいにする。あなたがいるから、あなたがいたから私がいる。あなたがいないと私はいない。だから私はもういなくなる。私の道は霧に包まれた。道端にはもう誰もいない。声が聞こえない。どんな声だったのかも分からない。もう右も左も前も後ろも今の場所でさえ分からない。あなたは歩幅を合わせてくれた。私の、私に合った歩幅を教えてくれた。私はあなたみたいにはなれない。あなたがいて私は成り立つ。最後まで自分勝手であなたの思う私には恐らくなれなくて、ならない。会ってもきっとあなたは怒らない。笑うんだろう。笑顔の練習終わったから会いに行くね。初めて私から向かうね。はじめのいーっぽ!
あなたがいたから
このアプリを使うようになってから間もないですが、毎回新しいお題に悩みます。
「あなたがいたから」
この言葉は、誰かが相手に対して告白しているようにも見感じますし、写真を手にして眺めては、大切な相手に話しかけているようにも感じました。
それぞれの情景が、ふと過ぎりました。
今を生きている相手か、時が止まった故人か…。
どちらも大切な相手には、変わらないと思います。
「あなたがいたから」
私はこの言葉は決して、マイナスな言葉ではないと思います。
友達や同僚、ライバル関係になった時は奮起します。
必要な、大切な…だからこそ、前に進める言葉です。
コラムチックなお題ですね。
あなたがいたから
俺にとって一番大切な人
いるまがいたから今の俺がいるの
いるまが褒めてくれるのが嬉しくていっぱいいっぱい努力した
いるまの隣がふさわしい自分でいれるようにいっぱいいっぱい努力した
いるま、いつもありがとう
あなたがいたから俺は今とっても幸せだよ
【あなたがいたから】
あなたがいたから 抜け出せた
あなたがいたから 助かった
あなたがいたから 諦めなかった
あなたがいたから…
あなたは気づいていなくても
あなたがいたから 今の私がある
あなたがいたから私は生きている
私の身体の一部はあなたでできている
あなたの三日月のようなフォルム
醤油と砂糖でカリっとした
食感と香ばしさ
これからもお世話になります…柿の種
✴️64✴️あなたがいたから
あなたがいたから
あなたがいたから綺麗になろうと思った。
あなたがいたから勉強を真面目に取り組んだ。
あなたがいたから初めて図書館にも通った。
あなたがいたから苦手なスポーツも頑張れた。
あなたがいたから本当の優しさを覚えた。
あなたがいたから会えない寂しさを感じた。
あなたがいたから嫉妬する心を知った。
あなたがいたから笑顔になれた。
あなたがいたから私は自信を持てた。
あなたがいたから愛の強さを誇れた。
あなたがいたから、あなたがいたから。
目を開くと、今にも溢れそうな涙をたたえたあなたがいた。
「――――!」
「――――!」
言葉を聴き取れない。手のひらに視線を落とすと僅かに透け始めているのがわかった。彼と目があった瞬間、数え切れないほどの思い出が鮮明に蘇った。
砂浜で花火をしながらはしゃいだこと。
人が埋まるほど積もった雪に飛び込んだこと。
初めて行った遊園地で誕生日を祝ってもらったこと。
どれも、あなたがいなければ絶対に経験できなかったことだ。あなたがいなければ、私はあの家で外の世界を知ることなく生を終えていただろう。だから。
「ありがとう。」
最後にこれだけは伝えたかった。私はうまく笑えているだろうか。最後の力を振り絞って彼の涙を拭い、泣かないで、と伝える。あぁ、もう、時間だ。
「愛してる。」
そう言って彼女は俺の目の前で泡になった。
私はそっとその場へ花を置いた
あなたがいてくれたからここまで来れたのだ、と
あなたが傍にいなかったら
私はきっと一生立ち直れなかった
ありがとう
お疲れ様
また会いましょうね
お別れは言いません
また再開できる時を信じて
本当に大好きでした
みんな忘れませんからね
あなたとの思い出だけは決して忘れないから
娘達や息子夫婦達、孫達もあなたの事が大好きでした
もちろん私もあなたの事が初めて会った時から、
一目会った時から好きでした
私は下を向き、あなたは照れくさくて
そっぽを向いていましたね
でもそれから何十年も一緒にいてくれて
本当に私は幸せでした
最後のひと時まであなたと一緒にいれて
本当に私は幸せだったのかもしれません
本当にありがとうございました
向こう側でもまた会いましょうね
そして、また二人で美しい花を見に行きましょうね
「ある老夫人の亡き夫への思い出語り」
あなたがいたから。
私は虐められていた。
でも、あなたがいたから私の心は救われた、
あなたがいなかったら私の心はズタボロだった。
あなたの優しさに救われた。
今度は私が「あなたがいたから」という思いにさせたい。
みんなの心を救いたい。
今度は私の番だ。
貴方がいたから部活に行くのが楽しみだった。貴方がいたから体調悪くても学校に行こうと思った。貴方がいたからつらいことがあっても大丈夫だった。本当に感謝しかないんだよ。私に振り向いてくれたらそれはとても嬉しいけど、私は貴方の恋が実ることを願ってるよ。
今回はどうしても書きたいネタがあるのでそれを書きます。
僕のクラスにはものすごく不幸アピールをしてくる奴がいる。対して顔も可愛くないし、学級委員でもないのに偉そうな態度をするしで正直クラスの人からは好かれているような人ではない。なんでなんだろうな?そう言う奴に限ってうざいんですよね。こいつももれなく例外ではない。さらに極め付けはこいつと僕は三年間同じクラスなんだ。まったく、少しは自分の立場的なものをわきまえてから行動をしてほしいものだ。そんな奴が今日まで三年間まったく話したこともないような僕に馴れ馴れしく話しかけてきた。きっと不幸アピールをする対象がいなくなったからなんだろう、だからと言って僕に不幸アピールなんて、呆れる。そいつはペチャクチャペチャクチャ対して面白くもないし同じような話を繰り返すだけで内容もそんなに面白くもないし、だから僕はもう嫌になった。ぞくにいう堪忍袋のおが切れたと言う奴なんだろう。だから僕は少し質問をした。
「ねぇ、そんなに不幸なことが起きてるんだったら泣いた事はある?」
僕はイラついていることを必死に隠しながら質問をした。するとそいつはその質問を待っていたかのようにすぐに答えた
「そりゃあ、あるわよ」
僕はその答えに少しニヤリと笑って話を続けた。
「じゃあその時なって言われた?」
そいつは一刻も早く自分の話がしたいのかは知らないが少しイライラしたように答えた。
「まぁ、その時は普通に大丈夫?とかだったけど?」
僕はその言葉にさらに怒りを覚えながら話を続けた。
「だよな、普通はそうだよな。でも俺はな、泣いててもパフォーマンスって言われるんだぜw」
僕は少し涙ぐみながら言った。そいつはそれを聞いてポカンと口を開けていた。
「なぁお前さ、親に薬を持って追いかけられたことあるか?子供が飲んだら死ぬくらい強い薬を持って追いかけられた事はあるか?しかもそれは少し前の話じゃない。俺が五歳くらいの頃の話だぜ。まぁ、その時の俺はとんでもなく悪いことをしてしまったんだろうけどな。」
そいつは僕の話が終わると共に恐ろしさのせいなのか涙ぐみながら体を少し震わせていた。
【上には上がいる】
私はこの世の中で1番必要とされていない人間だと思う。
嘘偽って出来た友達からの励ましの言葉。
素直に受け取れないし。
人気者の立ち位置だ。だけれど本当の自分を見せたことは無い。
本当はくだらないと思ってること。
本当はトイレに行くのに群れなくても行けること。
料理が苦手なのに頑張ってクッキーとか作っちゃってみんなに渡したりしてること。
前まではメガネをかけてて推し活に精一杯だったこと。
そんな自分自身を愛せなくなっていた。
動画とかで見る、自己肯定感が高い人が羨ましくて堪らない。
私はのうのうと嘘をついて生きてきた。
友人の好きな人をバラしてしまったり、好きな人が誰かというクイズでわざと当ててもらうようにしたり。
自分に被害があったらすぐ泣いて被害者ぶる私。
そんな私を愛せる人なんぞ誰もいないだろう、この世界の中には。
部活を辞める時もすっとぼけたりして。
あの時が1番辛かったりしたかもな。
まぁ、そんなこと言ったところで周りに引かれるだけだと思うから私はいつも取り繕う。
だけど、そんな私の仮面も外れる時が来たのだ。
いつも1人でいるアイツ。
前髪が長くて、うざったそうだ。
だけど、たまに見える顔は少しイケメンだ。
どこはかとなく昔の私に似ていて苛立ったが…
そんなアイツに私はみんなに向けるスマイルを振りまき喋りかけた。
ねぇ、なんの本呼んでるの?
喋りかけたが、コイツはこちらを見て目を少し見開いただけだった。
そして、少し経ってから声を発した。
「いつも君を見ていて思ったんだ。君、なんとなくだけどちょっと俺と似てるなって。」
はぁ? と思わず声が漏れる。
その声はきっとコイツにしか聞こえていないだろう。
「あ…ごめん…そんなつもりじゃないけど、君は本当はあんな風にクラスの流れに乗りたそうな人じゃないんじゃないかと思ったんだ。」
うそ、なんでコイツ分かったの?
私は驚いた。
それは…どうしてそう思ったの?
「…まぁね。」
コイツは曖昧に答えた。
けど、理解者が居るんじゃないかと思い、少しだけ心が軽くなった気がした。
そこから少しだけ仲が良くなった気がする。
コイツとだけは本音で語り合えたからストレスも結構減ったかも。
そんなある日、私はコイツに提案をした。
前髪とか整えたら良いのに。
コイツは驚いた顔をすると前髪をいじいじと触りだした。
「切って欲しい?」
少し顔を傾けてにこにこしながら聞いてきたもんだから、私はたちまち頬が染まった。
別に
と答えた。コイツは そっか と少し寂しげな表情を浮かべ、その場を後にした。いつもと少し違うコイツの反応に私は違和感を覚えてその場を後にした。
次の日、アイツは髪をさっぱり切ってクラスに入っていった。もじゃ男だったやつがイケメンになって入ってくるんだもん。
みんなが見てしまう気持ちも分かる。
それと同時に面食いな女子がアイツに群がる。
少し、嫉妬を覚えた。
私のが、先に彼を知っていたのに。
私は思わずクラスから飛び出して、屋上へと逃げた。
とにかくアイツから離れたい。
屋上のドアを閉めると雨が降ってきた。
それと同時に息切れしてるアイツが来た。
「なんで、なんで。」
コイツの顔が雨のせいで何も見えない。
「私の方が、面食いのあんな奴らよりも先に貴方が好きだった。」
「貴方がいたから、救われた!」
「きって欲しい?って聞かれた時はとても嬉しかった。」
あなたが…
あなたがいたから。
あなたがいたから
あなたがいたから生きようと思った
あなたがいなかったら
きっと私は生きていけない
お願い
私より先に死なないで
今が幸せだから死ぬの怖いな
あなたを残して死ねない
おじいちゃんおばあちゃんになっても手を繋いでいたい
『前科』
同族嫌悪はするのに
似た物同士は意見が合うの
不思議だね。前にも話した鏡の話。
裏を返せば、どちらかが歩み寄らないと
綺麗に見えることはないということ。
予定通りのラブソングを奏でてね
離脱症状日が来たみたい。
あなたがいたから
勇気を持てた
もっと頑張ろうと思えた
少しチャレンジしてみようと思えた
苦手なことを諦めない理由を知った
それに
知らなかったジャンルに触れて
世界が広がって
新しい可能性を見つけ
知らなかったことをたくさん知ることができた
推しということにした私の大好きなあの人
強くて弱い友達のあなた
強さも賢さも優しさも、全て君から享受した。
心からの笑顔、怒り方に泣き方まで、何もかも。
でもまだ足りない。
知恵が欲しい。
君を笑顔にできる術が欲しい。
弱々しく明らかな嘘を並べる君に贈る言葉が欲しい。
どこまでも醜い己が嫌いだ。
衝動に駆られない己の手が、憎い。
物じゃないなら何を与えれば良い?
命令を無視してまで優先すべきなのは何だ?
焦がれる胸の痛みが燻ったならどう止める?
古傷の痛みを飲み込んだ先に何が待つ?
君が死んだら、次はどうしたらいい?
俺に生きる価値が無かったら、何もかも無駄なら
君は、俺はどうすれば良い?
どうしたら良い。
答えは見つからない。
ただ闇雲に走り続ける。
君もこんな気持ちだっただろうか。
沸々と湧き上がるのは怒りだ。
俺をこんなにしやがった。
中途半端にほっぽり出した。
脳天気に笑われた。
一番必要な時、すぐそばにいてくれなかった。
冗談のような夢を笑わなかった。
そうやって俺を馬鹿にした。
何もかも煙に巻いて、掻き消えた。
こんな気持ちを抱かせた。
嫌いだ。
大嫌いだ。
君がいたから見れた夢も願いも、
所詮ただの綺麗事だったのに。
好きだ。
大好きだ。
君がいたから叶ったこと、助けられたこと
全て素直に受け止めるべきだったのに。
「あなたがいたから」
何年も前の話。
先輩が突然、家の事情で仕事を辞めた。
とてもショックだった。
先輩のおかげで仕事を覚え、
そして何よりも先輩の存在が人間関係を良好にしてた。
先輩がいなくなったら
どうなってしまうのか不安だった。
先輩が去ってから色んな事があったけど、
なんとか乗り切った。
先輩の教えがあったからだと思う。
先輩、あなたがいたから今の私がいます。
ありがとうございます。
あなたがいたから私は今生きている。
そういえばあなたは満足?
貴族に買われた。あぁもうここから先は長くないとしみじみ感じ取れる場所だった。
私は奴隷であなたのペット。
あなたは貴族で私の飼い主。
表向きでは、紳士的で奴隷にも優しく寛大な御方というレッテルをはっているが、裏では残虐性のある怪物と呼ばれている御方だ。
正直に言うと、どん底に落ちた怪物だ。
人を痛ぶり、殺す。最底辺のクズだ。
でも気にいられてしまった。そんなクズに。
最悪で、今までにない嫌悪感を抱いた。
肉の塊になったメイド。焼き尽くされた執事。
どれも見たことがある。
私は焼き尽くされたい。あなたに私の死に顔なんて見られたくない。
でも死ねない。あなたの特別だから。
そしてあなたはいつも言う。
「お前は俺がいなかったらもうとっくに灰と化してるな。」
私は決意した。
私は貴方がいるから灰と化す。
鮮やかな紅に包まれ私は灰となり散った。