『あじさい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
時を重ね、同じ色だった私たちは
いつの日にか違う色になっていた。
それでも同じ根本。
本当は違うのに「一緒だ」と触れ合った。
花は移り変わる。
季節が変わり花がしぼんだ頃、ようやく安堵した。
一緒にいなければ嘘を重ねることもない。
#あじさい
今の季節あじさいが見頃です。
あじさいが散った時
夏が始まるんだと思います。
季節は巡っていくんだなと思いした。
ちなみに僕はあじさいの時期に産まれた男です。
「あじさい」
あじさいについてあんまり知らない
でもこの時期に花が咲くことは知っている
それと見た目しか知らないけど、魅力的に見える
永遠に咲いているかのように魅力的に
でも現実は瞬く間に形が変わっていく
それでも毎年そう思う
ここまで勘だけは磨いてきたのに
それも宛にならない
なにをしていたのか
そう思っている内に季節が過ぎて
またいつか見た気がする花を見つける
あじさい――――
ザァザァと止めどなく降り続ける雨。
お天道様が一年の中で最も潤いを与えてくれる時期。
それが「梅雨」だ。
6月になり、毎年恒例の梅雨の時期がやってきた。外出のしにくさや、ジメジメとした湿気の多い時期でもある為、好ましくない天候だと感じている。
だが、自然界からすれば天からの恵みと言えよう。
この時期の見物と言えば紫陽花。
6月半ばが見頃とされる紫陽花、土の成分で葉の色が変わると聞いたことがある。アルカリ性だとピンクに、酸性だと青色になるとか。個人的には青色が好きなので、酸性の土で育った紫陽花がベスト。
そんな紫陽花だが、色によって花言葉が変化する。
青や青紫だと「辛抱強い愛情」「冷淡」「無常」
白だと「寛容」
ピンクだと「元気な女性」「強い愛情」
緑だと「ひたむきな愛」「辛抱強い愛情」
送る相手によって渡すべき色が異なるので、間違えない様にしたいですね。
「あじさい」
紫陽花で好きな品種は万華鏡
テレビで偶然見かけ、華やかで上品な見た目に惹かれて好きになった。実物はまだ見た事がない
いつか見てみたい
あじさい
とある梅雨の日、僕は帰り道で紫陽花の花びらを発見した。あじさい。雨とカタツムリの似合う花。雨がしとしと降っていて、僕も町の人々も傘を差していた。足もとに点々と散る紫陽花の花びらは雨によく映えて綺麗だったが、この近くに紫陽花はない。そういえば紫陽花見たかったんだよな、などと思い出す。
ふと、その花びらが道標のように散らばっているのを発見した。辿れば何かがありそうな、そんな予感を抱く。普段なら通り過ぎる横道に、普段なら通り過ぎる道標。しかし、気づけば僕はふらふらと辿りはじめていた。
「あれ…もしかしてあなたもこれを辿って…?」
そう言って猫の柄をした傘が振り返り、同年代らしき女が顔を見せる。
「奇遇だね。私もこの花びらに誘われてきたの。他にも誘われた人がいるなんて思わなかった」
彼女はふわりと笑う。傘と雨粒の音がしている。
「まだ続いてるみたいだよ、この道標。それにしても、他に人がいてよかった…」
そういえば途中で誰にも会わなかったな。そこそこ人通りのある道だったと思うが…
「よかったら一緒に行く?話し相手が欲しくて」
こうして僕と彼女は不思議な道標を追うことになった。
ーーー
「それでねー、結局その猫には逃げられちゃって。野良猫ちゃんは気難しいよねぇ。でもね…」
彼女はよく喋る人だった。元々話すのが苦手だった僕は聞き役に徹した。彼女の話はとても面白くて、聞いているだけでワクワクしたし楽しくなった。こんなにも続きが聞きたいと思う話は久々な気がする。
「…あれ。花びらが途切れてる」
彼女がそう言い、足元に目線をやる。花びらは一際多く散らばっていて…いや、ぎっしり敷き詰められていて紫陽花の絨毯みたいだった。しかし道標はもう続いていない。彼女との冒険はこれで終わりのようだ。残念な気持ちが湧き上がる。
「わぁ、すごい!絨毯みたい!」
そう言って彼女は駆け出す。いつの間にか雨は止んでいて、雨上がりの明るさが眩しくて。照らされる絨毯と彼女の髪が綺麗だった。僕も追いかけるようにして駆け出し…足が絨毯に触れた、その瞬間だった。
落ちる。落ちていく。紫陽花の下は穴だった。大量の花びらに混じり、深く深く落ちる。どこまでが自分で、どこからが花びらなのか分からなくなってくる。落ちる。落ちる。落ちているのか止まっているのかも分からない。僕は紫陽花だ。いや違う、僕は…僕は、誰だ?
ーーー
気がつくと、あの帰り道にいた。悪い夢から覚めた気分だったが、そんな記憶も急速に薄れていく。僕は、何事もなかったかのように傘を差して立っていた。
僕には自分の名前と自分の存在がある。
どこかで見たような色の猫が、どこかで見たような紫陽花の花壇に座っている。
いつも通りの景色をぼうっと見て、家に帰る途中だと思い出し、寄り道せずに歩く。寄り道も何も、ここは一本道だが。
傘と雨粒の音がしている。
最近、紫陽花を見ると寂しいような恋しいような不思議な感情を抱く。なんとなく、猫を思い出す。
「奇遇だね。私も今帰りなの。よかったら一緒に行く?話し相手が欲しくて」
そう幼馴染が声をかけてくる。いつもの猫柄の傘だ。
なんだか幸せだなぁ、と思った。
【書く練習】
朝起きて思いきり太陽の光をあびる
歯を磨いて鏡に向かってにこりと笑う
美味しい朝食を食べて仕事へ向かう
職場ではハキハキと仕事をこなし
同僚とは軽快におしゃべりをする
作ってきたお弁当は卵焼きが上手に焼けた
帰りはひとつ前の駅で降りてウォーキングしながら帰る
夜はゆっくり半身浴をしてストレッチをする
寝る前に日記を少し書いて眠りにつく
今日もよい一日だった
日記帳を閉じてペンを置く
そんな日常を送れたら幸せなのだろうかと考える
わからない
こんな嘘だらけの日記を書いてて少し罪悪感を感じるが
眠くなるまでの暇潰しだ
毎日嘘の日記を書いて何になるのか
日記の中だけでも幸せでありたいのかもしれない
ああ、今日こそは眠らねば
薬をのんで眠りにつく
紫陽花は英語でハイドレンジア
…らしいです
ちなみにハイドレンジアっていう
オススメのボカロがあるので
是非聞いて下さい
(↑ただボカロを紹介したかっただけの人)
好きだった。
ずっと彼が好きだった。結ばれることは無いと知ってても。
でも彼は御曹司で、私はただの一般人。
『俺が貴様をどこまでも連れていく。』
そう言って笑ってくれた彼を、私は忘れない。
ねぇ、見て。
今年も、綺麗な青いあじさいが咲いてるよ。
青いあじさいの花言葉って知ってる?
えっとね___。
『 』 だよ。
青いあじさいの花言葉→『辛抱強い愛情』
紫陽花…色々調べると花言葉があったり植えたらやばい
みたいなのがあったけど…自分は紫が好きだし
紫陽花めっちゃ綺麗だから植えたくなった笑。
めっちゃ中身ない話してすみません。
紫陽花が今日の作文テーマだ。紫陽花といえば梅雨に咲く花として有名だが、どうして梅雨に咲くのだろう? 紫陽花の花びらのように見える部分は実はガクで、その中心部に小さくちょこちょこと集まっているのが本当の花だ、ということは聞いたことがある。その本当の花から花粉を飛ばすのだろうが、雨ばかりの梅雨の時期では、花粉が風に飛びにくいのではないだろうか。雨に洗い流されて地面に落ちてしまいそうだ。紫陽花の花に蝶や蜂が集まっているのは見たことがないから、虫に花粉を運んでもらう虫媒花ではないだろう。まさかカタツムリは運んでくれないだろうし。では遠くの株とは受粉せず、もっぱら自家受粉をして種を作るタイプなのだろうか? 自分は紫陽花のことをなにも知らない。明日、時間があったら調べてみよう。
(追記)
調べてみたら、紫陽花は蜂やアブに花粉を運んでもらう虫媒花とのことだった。色のついた大きなガクは、それらの虫に花の存在をアピールするためのものらしい。雨の日のイメージが強い紫陽花だが、晴れた日に虫を呼ぶのが花としての本職というわけだ。言われてみれば当然のことか。
学校の校門前に咲いていた、紫色のあじさい。
「梅雨だね」
「雨、全然降ってないけどね」
「梅雨、いつ来るかなぁ」
「来週かららしいよ。でも、梅雨は憂鬱だなぁ」
「頭痛持ちだもんね」
貴方と他愛のない会話をしながら、あじさいをじっと見つめる。
可愛らしい見た目なのに、どこか美しい、そんな姿に見とれていた。
「あ、あと5分だ!早く行こ!」
「え!急がないと!」
あじさいに見とれていたら、あっという間に時間が経っていた。
しばらく、学校に行く楽しみが出来たかも。
生け垣がわりの紫陽花は
目のさめるような青い花
だけど一株だけ、夕暮れ色
ふと見上げたとき
涙がこみ上げてくるほど
美しくて
切ない
青にも赤にもなれない
そんな空の色
私は今日もあじさいを見ている。私本当は死にたいんだと紫陽花に話しかける。私は今、いじめられている。なんでかって?私も分からないんだ,,,殴られ、蹴られ、机に落書き、ノート、顔に落書き、プールに沈められたこともある。なんで産まれて来たんだろう。私は今も、これからも勇気1つなく、誰にも知られずくちていきます。来世の自分
幸せになって欲しい、
本音を言えるようになって欲しい。
またね、、お母さん、お父さん、
さよなら、バイバイ!
来世は幸せになれますように、、、
あじさい
雨の日はキライ
髪うねるし、湿度でぐったり…
ちょっと憂鬱…
でも、この時期に咲くあじさいは何故か好き
色とりどりの花、綺麗だね
自然と落ち着く。
そしたら少しだけ元気になった自分がいる
不思議だな。
雨の日なのに。
あじさい、と聞くと、梅雨が頭に浮かぶ。
予報では、来週の後半までは、暑い日が続くという。
雨ばかりも困るけど、そろそろ降ってくれないと、季節が変わる感じがしない。
そして、無数の雫に打たれるあじさいも見られない。
雨に打たれてこそ輝く花。
いつ見ることができるのだろう。
「あじさい」
あじさい
ここのところ、暑すぎやしないだろうか。
あじさいのガクも、参っている。
シャキッと張っているはずが、寄せられたギャザーのようになっている。
まだ6月、夏にはゆっくり来て欲しいものである。
〚あじさい〛
自分の御母さんは、花束を作る達人で御母さんの
作る花束はいつも可愛くて綺麗で時には何よりも
かっこよくてそこにはあじさいが入っている時が
あった。あじさいは目立っていた。
家に帰ると、靴箱の上にあじさいの花が活けてあった。
今まで妻が花を活けたことは一度もなかった。むしろ、花を活けるのは好きではないと言っていたはずだ。
「どうしたの、あじさい。花を活けるなんて珍しいね」
「あれね、隣の神林さんから貰ったのよ」
妻の口から『神林』という名前が出てきてドキッとする。
俺が今まさに不倫をしている相手の名字が神林だったからだ。
変な冷や汗が出てくるが、それに気づかないふりをして、いつも通りの口調で言葉を返す。
「かっ…神林さん。珍しい名前だね」
ちょっと噛んでしまったが、普通に返事はできたはずだ。
「あれ、神林さん知らないの?」
「初めて聞いたよ」
「ふーん、そう。」
謝罪をするべきではないのかと思いながらも、もし妻が知らなければ、墓穴を掘るだけだ。
俺は、何も言うことが出来なかった。
しばし、沈黙が続いた。
妻はじーっと観察するようにしばらく見ていたが、沈黙を破って口を開いた。
「どうしたの、急に黙って。」
「いや、別に何もないけど」
「ふーんそう……。ところで、あじさいの花言葉って知ってる?ちょっと調べたけどよく分からなくて」
「すぐに出てくると思うけど」
俺がスマホを取り出すためにポケットを探ろうとすると
「あとでいいわよ。調べといて。私出かけてくるから、また今度教えてくれる?」
そういって、バタンとドアを閉めて、妻は出かけて行った。
しばらくして妻の足音が聞こえなくなると、安堵のため息が漏れた。
妻は怒っていなかった。
何とか、やり過ごせたと思いたいのだけど。
俺は冷や汗をぬぐって、リビングに移動してソファに腰掛けると、テーブルに何か紙が置かれていることに気づく。
裏返してみると、それは妻の名前の書かれた離婚届だった。
俺は急いでスマホであじさいの花言葉を調べる。すぐに花言葉は見つかった。
そして俺は、妻が二度と戻ってこないことを悟った。
綺麗な色花びら一つ一つを見てみると青のグラデーションが出来ていて、雨上がりの晴れた夜月に照らされてきらきらと輝いていた。