『あじさい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あじさい:「浮気」「移り気」「無常」
叶わないからこそ、
あなたの幸せを想って
諦めた方がいいのかもね。
君のこころに一切傷がいかないように。
その女性はいつも雨の日にやって来た。
ショートボブの黒髪にあどけなさを残した女の子。窓際の席に腰を下ろすと、いつも決まってカプチーノを注文する。バッグから文庫本を取り出し、雨に溶け込んだように読書をする。客の少ない店内で、ページをめくる小さな手が麗しかった。
カプチーノがお好きなんですか、と尋ねたのはいつだっただろうか。雨の日はカプチーノが飲みたくなるんです、と言った彼女は、と歌った方がいるんです、と付け足して微笑んだ。大人びているようで、無邪気なようで、不思議な魅力のある人だと思ったものだ。
七月になった。いよいよ夏の気配を感じる。職場である喫茶店への道を歩きながら、そういえば紫陽花を見なくなったな、と考えた。
雨の中。耐えるようにして咲く紫陽花は、見ていてなんだか物悲しい。
いつもより色褪せた世界の中で、その花の色だけが酷く主張しているからだろうか。
嫌でもその青が目に入る。
私が、過去あった出来事に耐えきれなかったことを、
責めているようにも、励ましているようにも見えて。
酷く胸が痛むのだ。
もし、あの時耐えきれたら、あの紫陽花のように、
きれいに咲けたのだろうか。
もう、もしもなんてどこにもないけど。
周りの緑が貴方を一層綺麗に見せつける
雨に濡れると化粧をしたのか、
煌めいているように見える
僕は貴方が綺麗じゃなくても煌めいていなくても
ずっと見ていたい
こんな簡単な言葉をあげれない僕は
君を見続ける事は叶わなかった
君の横にいることも
あじさい
あじさい!綺麗だよね。私は花で言ったら桜が一番好き。その次は彼岸花。それで最後に紫陽花。ああ、あとチューリップも好き。
バイトするなら花屋がいいし、小さい頃はお花屋さんになりたいって言ってたくらいには花が好き。
綺麗なのは当然だけど散り際も、佇まいも大好き。
人間なんかが触れていい生き物じゃないと思うんだ。
今度また季節の花買いに行こう
あじさい
わたしの記憶に残るのは、ガクアジサイ。周りの花が、真ん中のより大きいアジサイです。日本の中でも、一定地区に分布するようです。
伊豆半島の施設に、義父母と子供たちとみんなで泊まった時の思い出。コテージの周りにアジサイが咲いてました。それがガクアジサイでした。
ご飯の支度、子供たちの世話と、
庭のアジサイを楽しむ余裕なかったな。今度は、ゆっくり泊まって楽しみたいな。
あじさい
青い紫陽花が一番好き。
花言葉は辛抱強い愛情らしい。
私は過去に性被害に遭った。過去にいじめに遭った。どうやら原因は私らしい。
「可愛いから触った」
そう言われた。でも被害届の結果は無罪。
未成年だから。少年法に守られた。何が「触った」だ。触ったってその一言だけで済ますなと何度も怒りが込み上げた。でももう過ぎたことだ。気にしてられない。
「いじめなんてありません。あったとしたらルーレットですよwww運が悪いんだよ」
そう言われた。あぁ運が本当に悪かったんだと初めはそう思ったけど、、私で良かった。やられたのが私で良かった。正義感の強い女の子みたいな発言じゃない。
私はこのふたつのお陰で強くなった、大人になった。前向きに考えたくはないけどそうするしかない。
私以外の子が私と同じ目に遭うのも勿論絶対に嫌だ。
強制わいせつ行為の2年後に、公然わいせつに遭った。
災難だね笑と友達に笑われた。
心に何かが刺さって取れなかった物がもっと奥に突き刺さった。あぁ。経験してない人からしたらこれは災難に過ぎないのか。そんなものなのか。
わかって貰えないのは辛いけど、あいつらに大人な考えを持たせるのもまた癪に障るからこのままにしておこう
家族には幸せで一般的に言う「普通」な家庭にしてあげたかった。私が居なければと何度考えたことか、昔はそう考えてた、捨てられたい消えたい家族の前から散ってしまいたい。
でも今は捨てられたくない死ぬ時は見とって欲しい。一緒に居たい愛して欲しい。辛抱強く。
こうやって人間は生きていく中で色々な考えを持つのだろうと強く感じた。数年前まで捨てられたいと思っていた私が今は辛抱強く愛して欲しいとまで変わっている。
この心が数年後には生きたい、一緒に生きたい。に変わってると私は嬉しいなー。
雨の日、家の裏に咲いていた、青い”あじさい”
カタツムリはいなくて、覆い被さるように生えていた松の木に守られるようにひっそりと咲いていた。
とっても綺麗で、好きだなぁって思ったけれど。
気替わり、なんて言われたら、ちょっとだけ、苦手になった。
罪はないよ。ただ、こちらが勝手に思っただけ。
ただ、咲いていただけなのにね。
あじさい
あじさい
灰色の世界
降り止まない雨
そんな世界を彩ってくれた君は、あじさいのようでした
あじさい。
この梅雨の季節に生き生きとする花。
こんもりと小山のように咲き誇る。
この花をチラホラ見かけ始めると嬉しくなり、写真に収める。
紫陽花は丸い花弁の紫のイメージが強いけど、
自分にとって印象深いのは、花弁の先が尖った薄水色の紫陽花。凛とした品がある花だ。
調べたらガクアジサイという種類らしい。
にしても、道で見かける紫陽花って誰かが植えたのかな。
すごくよく見かけるから、自生してるように見えてしまう。
実際、葉っぱと茎を見ると力強くゴツい。
こんな紫陽花は今のところ全く絶滅しそうもないけれど、どうなるかわからないのが生態系。
紫陽花に限らず、咲き誇ってる花や植物。長い目で見たら貴重な品種かもしれない…。
季節感の貴重さを胸に、元気に咲き誇る花たちを目に焼き付けたいね。
#あじさい
この花の花言葉は二つある。
「辛抱強い愛」と『浮気』
私が彼にこの花を好きだと言ったら、紫陽花の植木鉢をくれた。
しかし、その彼は浮気。
こんな花を好きだから、
いつも浮気野郎に引っかかるのだろうか?
ひとつ傘の下
寄り添い合う花
あなた色に染まる
にわか雨
澱みとなって
じわりじわりと色移ろう
―あじさい
アジサイの花言葉は
「移り気」「辛抱強さ」「浮気」「無常」
「あじさい」
あじさい
私は花のよさがいまいちわからない。
綺麗とかは思うけど、
手入れは大変だし、
生けるのは大変。
でも綺麗だという感情はあるから大丈夫。
実はあまり好きではなくて
ちょっとしたトラウマです
前の結婚の時に住んでいた家の
向かい側が紫陽花の通りで
この時期になると見学人が
たくさん訪れます
とても綺麗でした
辛い気持ちに蓋をして
紫陽花を眺める度
この辛い現実がよりリアルに感じました
其れも全て過去になった今
紫陽花を見かける度
かつての光景が蘇りそうで
あの青や紫色が
わたしの瞳に滲んでくるんです
年に一度必ずやってくる
わたしの郷なのか
いつもの通学路。淡々と消化されていく日々。
最近は楽しいことなんかないな、もうやめてしまいたい。そんな悲観は十代の特権だろうか。
この時期特有の連日降りしきる雨に鬱屈として、自然と目線が下がる。水溜りが私の退屈気な顔を写していた。酷い顔だ。
そんなことになんとなくいらついて、写っている自分を踏み抜く。飛沫が重力に抗う。
思いのほか長く舞ったそれらを追い、あるべき高さへと戻った目線の先。そこには、久しく見なかった紫色の花があった。
何故か惹きつけられて、自然と足を止める。そこだけ、代わり映えしない中でくっきりと色付いて見えた。
雨は止む気配はなく、一定の音を刻み続ける。
私の日々も、この先も一定なのだろうか。
目の前の花が、とても輝いて見えた。
〜あじさい〜
あじさいが初夏を知らせる
雨に打たれながらも、美しさを保つ
なんならさらに美しさを増す
そんなたくましい花なのだ
雨に濡れたって負けない強さと、その状況ではなつ美しさとてもすごいではないか。
私もあじさいのような人になりたい
あおいひかりをまとったようにみえる
じっとあのこをみつめるきみのひとみは
さりげなくそのめせんからはずれて
いつもわたしのてにむかう
「あじさい」
なんにも思いつかなくてあいうえお作文にしちゃった
下から読んだら意味が変わると見せかけてそうでもない
「書く習慣っていうアプリやってる人おいで!!!!」
というオプチャの管理人でーす!
気軽にどうぞ〜!!
「赤い紫陽花が青に染まってたらその下には死体が埋まってるって話知ってるか?」
「何、その信憑性のない話。」
「さあ、なんでも紫陽花は土は酸性だと青になってアルカリ性だと赤になるらしくてさ。で、死体は腐り始めると酸性になるから青に染まってたら死体が埋まってるんじゃないかって噂だぜ。」
「ふーん、ちょっと怖い話ね。」
彼はネットや本で面白い話を見つけるとよく私に話したがる癖がある。まあ、暇つぶしにはいいものだったからよく聞いてあげていた。
「でも、面白い話ね。知れて良かったわ。」
「だろ? やっぱりこういう話を調べるのは楽しいわ。」
あの楽しい時間が蘇る。
窓から咲き誇る紫陽花を眺める。ああ、懐かしい。
彼は紫陽花の噂について自身たっぷりに話していたこと
を思い出す。ねえ、私もね一つ紫陽花について知ってる事があるのよ。
紫陽花の花言葉を。「移ろい」という意味を。
あなたはあの時から私ではない他の誰かに目移りして
いたんでしょう? 本当に腹が立つわ。でももういいの。
青く咲いている紫陽花を見ながらうっそりと私は笑う。 「本当ね。あなたのおかげで青くて綺麗な花になったわ。ありがとう。」
あはは。楽しそうに笑う彼女の声は雨に掻き消された。
『あじさい』
【あ】なたはひどい人だ
【じ】っと見つめる僕に気づかないふり
【さ】っきから頬杖をついて窓の外を眺めてる
【い】じわるだけど愛しい人