『あいまいな空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【あいまいな空】
日が傾き、夜の気配が近づく頃。遠くに見える空が不思議な色合いを帯びて、魅せられることがある。赤、青、紫、単純な色の名前では言い表せないような雄大で神秘的な光景。その一部を切り取って、写真の中に収められたら――と思うタイミングはだいたい運転中である。山中、カーブ、ゆとりのない道幅。帰宅ラッシュの最中に路肩に停めて悠長に撮影、なんてできるはずもなく。
最も美しいベストポジションを通り過ぎ、しょんぼり岐路を辿るのはまあ、お約束だったりする。
ふと今日、空を見上げた。
空にある雲は動かないで見てると結構動いてる。
そんな空を見てるといつもこう思う。
"あぁ また私生き急いでるな"
あの雲みたいに、ゆっくりとでも確実に
あの空みたいに、大きく綺麗な自分でありたい。
いつだって空は、
あいまいな自分を肯定してくれている気がする
変わらないものもある
変わるものだってたくさんある
変わらないものに執着してしまう私は、きっと
空にも執着している。
いつ見ても変わらずある空を私は、ほっとしながら眺める
私が、空が嫌いじゃない理由。
あいまいな空
天気が雨になる前には
空が黒っぽく暗い色になる
日中は青空で明るいかったのに
夕方は突然、雨になったりする
梅雨時期は特にあいまいで
空の感じは変わってしまうので
梅雨明け後にはきれいな青空が
みれることを待ち遠しく思っている
【あいまいな空】
昼と夜との
狭間に見える
キミと僕との
帰り道
綺麗、切ない、儚い、尊い…
曖昧な空を心模様と重ねたくなるのも無理ないね
#曖昧な空
シトシトと、屋根の上で雫が弾ける音が辺りに響く。
雨粒が葉に、地面に、窓に当たって弾ける音。
雨で濡れて香り経つ独特の香り。
虫や鳥のざわめきが鳴りをひそめた静寂。
突然の雨に足止めをされ、手持ち無沙汰に雨宿りをするしかない私は、案外雨の日が嫌いではない。
この辺りは人通りも少ないから、目を瞑り雨の世界を堪能しよう、そう思った時。
チリン
不自然で、それでいて耳に馴染むいやに綺麗な音色の鈴の音が脳裏に響く。
ハッとして辺りを見渡すと、先程まで広がっていた景色と違うことに気がつく。
降りしきる雨はそのままに、どんよりとした雨雲が消え去っている。
眼前には晴々とした空が広がり、夕陽が差し込む。雨に濡れた世界がオレンジ色にキラリと輝いていて、思わず見惚れるほどに目を奪われ、そして、
「狐の、嫁入り」
ーーーーチリン
思わず零れ落ちた言葉は、どこからか響いた鈴の音と共に雨に溶けていく。
非日常的な雰囲気を感じながらも、不思議と恐怖はない。
ねぇ、お天道様に見守られたお嫁さん。
幸せになってね、なんて。
『あいまいな空』
#11
あいまいな空
「先生、僕はどうにもはっきりしない天気が苦手なんですよ」
教室の窓から晴れとも曇りとも言い難い空を見ながら僕は隣に立つ先生に言う。
先生は眼鏡の奥にある目を細めて口元をゆるめる。
「そうかあ。まあ、苦手なもんがあっても良いだろう」
先生にそう言われると心の奥で固まっていた何かがゆっくり溶けていく感覚がした。個人の意見など無いものとして扱い、“こうでなくてはならない”そんな誰かからしつこく聞かされた言葉を先生は口にしない。
さすがに道徳に反する事は許しはしないが、先生はいつだって僕達を見てくれた。
「ちなみに一番好きな天気はなんだい?」
先生の問いに僕は少し間を空ける。
「……雨が好きです。特にしとしと降る雨が。世界が一番静かで穏やかな空気に包まれている気がするから」
僕の言葉に先生は目を開いてから視線を空からこちらに向けた。
「月見里(やまなし)くん、君の言葉の表現が私は好きだなあ。今ので雨の日を楽しめるキッカケが出来たよ。うん、いいねえ。確かに言われてみると雨の日は君の言葉の通りだ」
先生は小さな事すら認めてくれる。
だから、僕はダラダラと放課後こうして先生と話をしてしまうんだろう。
日々家
メガネが曇ってるからかな、あんまり空が見えないなーw他になんかあるかな?
あっ、そうだあくび出てるからだな〜昨日全然寝れてなかったしな〜何時間寝てたっけ?八時間くらいかな〜そう考えると結構寝てたんだな〜昨日どんな夢見たっけ?忘れちゃったな〜アハハハハ、、
それにしても昨日はたくさん寝たのになんでたくさんアクビが出るんだろう?変だな〜私ってロングスリーパーだったのかな?明日からはもう少し早い時間から寝ようっと、まぁ上見ればきっと、、、うん、空はぼやけてるもんなんだな〜
なんて迷惑なんだ。少しは晴れた空が見てみたいものだな〜それにしてもなんでお母さんは僕を抱きしめて泣いてるんだろうか?、、、僕も泣きたいさ。
【曖昧な空】
パンを買い忘れた
2024/06/14㈮日記
小規模都市の街へ。
駅前は古びたビルが建っていたけど、 一目見て郵便局、銀行、 ファーストフード店、 スーパー、ドラッグストアがわかる駅前。
駅に行くと全て完結できる街は
暮らし易くて良いね。
とりあえず、パン屋さんを覗いて
美味しそうなのがあったので
帰りに寄ることにした。
ホームセンターはとても 広くて
商品が豊富で、これは目的のものを
先に買わないと、見たことのない商品に興奮して、途中で ぐったりしてしまいそうだなと、急いで探す。
虫除け対策グッズと京セラのフライパン。
探している途中で、シンプルで
機能的なゴミ箱、可愛いゴミ箱を
見て「引っ越しした時は ここで 買おう」と決めた。
小さいものが好きなので、ドールハウスのキットとかに足を止めてしまった。
我に返る。
ずっと買いそびれていた笛も偶然、
見つけた。
スポーツ競技で使う笛ではなくって
防災用の笛で ID カードを中に入れられるタイプの。
値段が110円だった 、安い。
両親の分も買った。
兄弟の分も買おうかなと思ったんだけど、兄弟の性格上、使わないなと
思ってやめた。
きっと使わない。
虫除け対策グッズも 京セラのフライパンも見つかった。
京セラのフライパンはね、僕の町で
はサイズが小さいのなら、なぜか
家電販売店にあるんだけど、他の
お店では見つからなかった。
両親も気に入るんじゃないかと思う
ホームセンターでした。
涼しくなったら、母と一緒に来よう。
母が気に入ったら父も行くと思うので。
次回にパンは持ち越し。
おやすみ。
『 あいまいな空』
空を見上げると、空が目に映り込む。
空はどこまで繋がっているのだろう。
空が切れているところなんて、見た事ない。
私の親友も、空みたいに絶対切れない関係ならいいのに。
喧嘩をして、あいまいな関係になってしまった親友の後ろ姿をいつの間にか目で追っていた。
この空が晴れたら、親友と仲直りができる合図かな。
曇り空 傘を持たずに パーカーで
雨がふったら フード被って
【あいまいな空】
「あいまいな空」
あいまいな空は困る。
雨が降りそうだけど、まだ大丈夫だと思い外に出ると
10分もしないうちに雨が降ってきた…。
大雨が降るという予報だったので
完全装備で出掛けたのに、そんなに降らなかった…。
なんて事がよくある。
いつも、怒れる。
あいまいな空は本当に嫌。
降る降らない、はっきりしてほしい。
「あいまいな空」
どっちでもいい。
どっちかと言うとそっちが良いかも。
こっちだったらあっちの方が良いかな。
君は悪くないと思うよ?
でも貴方だってわざとじゃないもんね。
どっちもしょうがないんじゃないかな?
なんて。どっちつかずなあいまいな返答を
どれだけ続けてきたのだろう。
ふと空を見上げると。
太陽は出ているのに雲で覆われていて、
夕暮れのはずなのに綺麗な曙色だって見えない。
まるで私の心とリンクしているような、
"あいまいな空"だった。
授業の終わりと昼休みの始まりを告げるチャイムが、未だ鳴り続けるチョークの音と共に耳に入ってくる。
溜息は口の中で噛み、目線を窓へと移動する。晴れても曇ってもいない空に対した用はなかったが、そう言えば、委員会を共にするあの先輩は、こんな空を好きだと言っていた気がする。
あの先輩は、今日の空も好きだと言うだろうか。先輩は、他に何が好きなのだろうか。私は、先輩のことを思っていたよりも知らないのかもしれない。クラスも知らない。けれど、他の委員会の先輩より、だいぶ仲が良いはずだ。そんないまの関係は、今の空に似ている。
部活仲間より仲良くなくて、クラスメイトより知らなくて、でも、委員会の中では一番。そんな曖昧な、ともだち?
ぼんやりとしていた世界から、わっと大声を上げて現実に弾き戻したのは、まさに今考えていた先輩で、高鳴る鼓動を大声に結びつけて、文句を口にする。ふわりと笑い、くせ毛をまとめた三つ編みを揺らす先輩は、委員会の事で私を呼んでいたようだった。
教室を出て、笑い声に溢れる廊下を2人歩いていく。ふと、横を見てうつった空に。
あぁ、明日は晴れると良いな。
あいまいな空
【あいまいな空】
⚠⚠BL警告、BL警告。⚠⚠
本文ハ某世界擬人化作品ニオケル〈日本←孛國〉ノBLぱろでぃーデアルタメ、各々ヨロシク検討ノ上読マレルコトヲ望ム。尚、当局ハ警告ヲ事前ニ告知シタ故ニ、苦情ハ一切受ケ付ケヌモノトス。以上。⚠⚠
給仕を捕まえて珈琲を頼むと、窗際のテーブルを陣取り足を組んでどっかりと椅子に座りこむ。懷中時計を取りだし時間を確認すれば、約束の時間にはまだ三十分以上も早かった。なんだかめちゃくちゃ待ち焦がれているみたいじゃねーか、俺樣……今更に滲んできた氣恥ずかしさが無意識に顏を奇妙な形に歪めさせる。ああくそ、雜念は消えろ!と氣を取り直すため、ひとつ大きく深呼吸して無理やり自分を落ち着かせた。輕く頬杖をついて窗の向こうを眺めると、どんよりとしたベルリンのあいまいな空。降りそうで降らない、こんな天氣が好きだと、いつかあいつが言ってたな ―― 待ち人との思い出が不意に腦裏をかすめてしんみりと昔を壞かしむ。頃合い良く運ばれてきた珈琲を手に取って口許へ寄せ、しばし香りだけを味わいながら曇り空の街を眺めていることにした。すると。
「あ」
石造りの通りを行き交う人々、その中の異質なひとりの存在を、素早く視界が捕らえていた。おもわずもう一度時刻を確認してみれば約束の時間ちょうど三十分前。お互い時間守んねーなと苦笑しながら、愛すべき我がもと弟子、日本を胸の内で褒めてやった。俺が見える窗にやつが通りかかるタイミングで手を振ると、表情の薄い顏がちらりとこちらに向けられ俺たちの目と目がばっちりと合う。久々の再會。なのにやつは動じた風もなく、さらりと口角で微笑んで見せただけで窗を通りすぎていった。愛想なさすぎるぜー……
「先陣爭いに敗北するとは、無念です」
對面席に着くや、帽子を脱ぎながらの飄々とした第一聲。ここじゃ目立つ黑髮だ、普通の人間には俺たちは見えねーけど。
「俺に勝とうなんざ百年早いんだよ。……ま、華々しく負けた國が言うのもなんだがな」
肩を竦めておどけた自虐を投げる。そして珈琲をようやく一口。
「勝敗は兵家の常でしょう」
脱いだ帽子で若干亂れた髮を指で梳く。そんな些細な仕草すらも目にしただけで、やつへの戀心を自覺してしまった今の俺は徒に心が跳ねてしまう。しかし孫子の教えできたか……食いつきたいが、戰術論議は一切禁止と嚴しくフランスから戒められていたので、氣の利いた言葉が咄嗟に思いつかず卽座の應酬が出來ない。ぎこちなく默ったままの俺に心得たものか、やつの方から何氣ない話を續けてくれた。
「久々のベルリンなので、半月ほど滯在させていただきます。よしなに」
「……俺が呼んだんだ、追い出しゃしねーから、氣のすむまでゆっくりしていけよ」
ありがとうございます。丁寧に輕くお辭儀まで添えて禮を言う。そしてやつのもとにも俺と同じ珈琲が運ばれてきた。
「もともとお會いしに參る豫定でした。先んじてご連絡下さったこと、まことに嬉しき次第です」
俺に對する社交辭令は許可していない。少々澄ましたセリフだが、素直に聞けば、やつも俺にあいたがっていたってことだよな?愼重に事を運べは陷落まで追い詰められずとも、接近戰まで持ち込んで親密度をグンと上げるぐらいなら手堅く達成できるはず。よし、まずはやつの正確な現状分析からだ。
「ネーデルラントから中々動いてくれなかったんで、焦れちまったんだよ。忘れられてたんじゃなきゃ、安心だ」
輕口で徐々に探りを入れていく。……ん?返答せず唇を指でなぞりながら、珍しく俺の顏をじっと見つめてやがる。ソファに、少し氣怠げに身をもたれさせた姿勢で。訝しげに見つめ返すと、クスリと笑ってようやくやつは口を開いた。
「限界まで焦れていただくべきでしたか……訪いのない私に餓えて、思い亂れるあなたの美しくすさんだ姿を愛でつつおなぐさめして差し上げたかった。急いで驅けつけたのは早計でしたね」
惡びれのない殺し文句。カフェで金縛りに襲われたのは初めてだった。
「―― ベルリン、の、次の、行き先、は、あんのか?歸國、は、いつだ?」
氣力を振り絞り、平然を裝ったつもりが、電信文讀むのが精一杯で。やつを見れば、しれっと優雅に珈琲をお召し中だった。
「今のところ、再度蘭國に戻って、そのあとは未定です」
「……なに?」
ネーデルラント。わざわざ戻るってことは……やっぱりただの經由地じゃなかったってことか。フランスは正しかった……しまった、つい素で聞き返しちまった。僅かながら動搖をみせた俺に、今度はやつが怪訝な眼差しを向ける。
「孛國どの?」
こんなときは、ひとまず話題を變えりゃ良い。
「相變わらず、かってー呼び方。ギルベルトで構わねえ、もう大源でも師匠でもないんだからよ」
ウィンクしておどけて誤魔化してみる。やつも野暮な追求などせず、芝居がかった手振り付きで戲れに乘じてきた。
「眞言名をお許し下さるとは光榮至極。では私のことは、わがきみとお呼び下さい」
「卻下する」
まったく、不埒千萬な愛しい化身め。
二人で大いにふざけあったあと、カフェを出てやつの滯在先へと連れ立った。
あいまいな空
現状を打破したい
前進したい
でもだって
と勇気を出せず
尻込み足踏み
変わりたい
けど考えるだけで面倒に
どっちつかずの心模様
見上げた空もぱっとせず
今日はあいまいな空だな…
たぶん晴れ女だし傘はいっか
ヤバい急がなきゃ~~玄関の外に出る
見回すと うん 降ってない
マンションの外にでる
雨がパラパラと降ってきた
急いで傘を取りに戻った
傘を手に外に出たら既に止んでいて
結局その日は傘がいらなかった
✴️58✴️あいまいな空
色を塗って名前をつけて線を引いて区別して
まるで本当のことを知ったつもりでいたいの
「あいまいな空」
かよ 「最近、なにもかもうまく行かないんだよなぁ」
はな 「天気も悪いともいえないし……」
かよ 「あいまいすぎるって」
はな 「もっと上手く行けばよかった」
空から堕ちてきた…
君は天使…
雨粒…
大地を潤い…
心を満たす…
君は天使…
灰色の空は…
もうじき…
君に天使を…