『あいまいな空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
快晴でも曇りでもない空を見て、おまえのことを思い出した。
おまえは、曖昧なのが好きで。白黒はっきりさせるのが苦手だ。
全てを煙の中に隠しておきたいのに、嘘がつけないおまえは、やっぱりバカみたいに単純で複雑だから。
ずっと、目が離せない。目を離したら、煙みたいに消えそうだ。
あいまいな空。
あいまいな空だと
思うでしょ?
もう少しで
土砂降りに
なるから。
飛行機雲が
好きだったのに
雨が降ってくる
合図だって。
あーあ明日は
電車が
とまりませんように。
いいじゃない、あいまいでも。
雨は降ってないのだから。
自分の心よりは、
はっきりしてるかもしれないよ。
#あいまいな空
察してほしい女の子みたいにコロコロ表情を変える。
#あいまいな空
6/14 お題「あいまいな空」
雲ひとつない青空ならぬ、青ひとつない曇り空だった。午前中から、小雨が降ったり止んだりを繰り返している。昼まで待ったが晴れることはなさそうだ。旅立ちには微妙な天気と言わざるを得ない。
「じゃあ、行ってくるよ」
「いつ帰ってくるの?」
「いつかなぁ」
正直に言ってから、これではまずいと気づいた。
「まあ2ヶ月もすれば帰って来れるかな」
密命がある。2ヶ月で帰ってこれるはずはない。下手をすれば一生だ。
「姉ちゃん…」
不安げな弟の頭をなで、青空のような笑みを見せて、親指を立てた。
「次会う時までいい子にしてるんだよ」
「…うん!」
つられたように笑顔になる弟に、背を向けて駆け出す。振り向かない。
あいまいな空が、精一杯隠した心を映していた。
(所要時間:10分)
「あいまいな空」って
曇りのことですか
これから晴れるのか
雨がふるのか
わかりにくい空のことを言ってるの?
天気予報はスマホでチェックできるし
便利な世の中ですねえ
けれど
あいまいな空のままでもかまわない
なんにもしない
なんにもしたくないそんな日は
ぜんぶあいまいなままで
おやすみ
赫い涙水晶
月宵に照らされ
煌く細水晶
浄化されし今宵
月光に翳し掌が
遠く輝いて
枯らし聲の旋律
「何故貴女は居なくなったの…」
交わした約束
遥か彼方に
もう 逢えなくなり
口付けたのは
別れを刻む
もう 逢えなくなる
美しい世界は
私の鼓動は
黒き雨が降り
流し堕とした
赫い涙水晶…
題名あいまいな空
くもりか晴れかわからない空
くもりか雨かわからない空
晴れかわからない空
くもりかわからない空
雨かわからない空
わたしはこれらだと思う。
けどわたしは同時にこうも思う。
あいまいな空ってどんなのだろう?
どんな空があいまいなのだろう?
[あいまいな空]
朝、いつもより早く起きたとき外を見ると
日が上がる前に少し空が白くなる時間帯がある。
私は、あのあいまいな空が大好きで、早く起きれた
日はラッキーですね。
【あいまいな空】
夜とも夕方ともわからないそら。
朝やけとも昼間ともわからないそら。
曖昧な境目の中で、僕は1人立っている。
天界とも地上とも異なるこの場所。
あやふやな存在の僕。
ただ漂うこの空間で、僕は今日も待ち続ける。
次の命を。次の人生を。次のーーーーーーーー。
雨が降るのかな?
何だか気分がのらない時は
自分の気持ちを表しているような
あいまいな空
だけどね。大丈夫だよ。
ちゃんと、気持ちが晴れてスッキリな空がこの後に待ってるよ。
ずっと、あいまいな空なわけないからね。
1週間前コロナになった
テスト前で死ぬ気でコロナと闘い、勉強と戦った。
陽性が分かって3日目
1回しか話したことがなかった男の子が急に
「最近学校来ないけどどうしたん?」
とDMをくれた。
あまりに急だったものだから、すごくびっくりしたし
それ以上に嬉しかった
何日かだけテストの話やらいろんな話をした
この日から普段クールでもの動じない彼に
たまに見せる素敵な笑顔に惹かれ
少しだけでも気になっている自分がいる。
泣くのか、泣かないのか
何をそんなに意地になっているんだろうか。
泣いてスッキリすれば良いのに。
何を躊躇っているのだろう。
泣いたらこちらは準備だって出来ている。
泣かなかったら泣かなかったで
準備を整えるのだから。
さぁさ、どうするのさ
お空さん。
今日も疲れたなー
歩きながら上を向くと
あいまいな空が目に入る
ぼんやりとしていて
なんだか嫌な予感がする
今日は早く帰ろう
予感は的中
その日は豪雨
良かったー
だが、早く帰ったせいで
限定品を買いそびれてしまった
最悪だよ…
まっ風引くよりましか
外が荒れる中
ゆっくりと眠りにつく
〈あいまいな空〉
今日の空にはいつもの青はなく、代わりに灰色で埋め尽くされていた。ただ、どんよりと曇っていた。教室に残る2人の時間がゆっくりと流れる。
「お前はさ、いつも曖昧だよな」
「どこがよ。私はいつもハッキリしてるわ」
「そうか?俺にはそう見えないけど」
彼女は物事をハッキリ言うタイプであり、強気で男勝りな性格。
そんな彼女にひとつだけある、俺しか知らない「曖昧な部分」を知っている。俺が知っているそれを彼女は知らない。
俺が知ってる時点で俺の勝ちだ。
「で、アンタいつまでもそこで寝てていいの?私、もう帰るけど」
「ちょっと待て、今日、一緒に帰ろう」
「…はいはい、早くしなさいよね」
「そういえばさ、俺のことを好きな人がいるんらしいんだけど」
「…そう、誰?」
「俺は知らない。まあただの噂なんだけど。みんな隠すんだよ、そういう大事な部分。曖昧だよな」
「曖昧、ね…」
「…それね、私のことよ」
「……知ってた」
ほらな、お前は曖昧だ。
_2023.6.14「あいまいな空」
あいまいな空
天気予報で雨なのに急に晴れるのは嫌い逆に晴れなのに雨って言うのは嫌
晴れも雨でも水分が取れないから困ってる
喉が渇かないから晴れでも雨でも自分から水分補給をしないといけない
職員さんか自分が気おつけてないと脱水になって倒れちゃう
本当に雨の日も晴れの日も嫌いだ
yui
大好きなあなたとお話出来た日は私の心は快晴のようだった
けれどお話できない日が多くて私は雨降りのような気持ちになる
今日はあなたとたくさん話せたけどあの人も一緒にお話したよね
あなたは気にしてないだろうけど私は少し気になってた
そんな日に限って見上げるとあいまいな空が広がっていた
『散歩』
「コンビニまで行こうかな 行く?」
「うん!」
君は
散歩を楽しみにしている 子犬のようだ
見えないしっぽを ブンブンふって
「アイス 買ってもいいかな?」
まぁ そんな顔で言われたら
ダメとは言えないだろう
家から 線路沿いを歩いて5分
コンビニまでの 散歩道
土曜日の午後
街はなんとなく のんびりしている
「見て あじさい!すごい咲いてる」
どうやら線路脇の斜面が崩れないように
線路沿いにあじさいを植えているらしい
線路の先の方を見ると
ずいぶん向こうまでつづいている
「凄いね めちゃめちゃきれい!」
「確かに こんなにしっかり見たことなかったな」
青や紫 濃いピンク
手まりのような花を見ながら 歩く
こんな日は なんとなく 手でも繋ごうか
僕は そっと彼女の手を探した
無い
(えっ?)
彼女の方を見ると 片手で指を折って
片手であじさいの花を数えていた
しかも ちょっと真剣に
「なにやってんの?」
「えー 何個くらいあるのかなーって」
「何が?あじさいの花?」
「そうそう もうね 100個以上あるよ!」
ニコニコで 僕を見上げる
なんだ?これは……この生き物は……
ねぇ 知ってるかい?
君のその笑顔は 犯罪級に
胸に来るんだよ ……
「……はぁ~」
僕は大きく息を吐く
「えっ?なに?なに?なんかした?」
「なんでもない はい 手!繋ぐよ!」
「え?はいっ」
彼女の目が キョロキョロする
僕の手を キュっと掴む
「……ねぇ」
「なに?」
「……やっぱりさ アイス買うの怒ってるの?」
見上げる 君の不安そうな顔に
思わず 本音が出る
「違うよ!可愛すぎんの!」
「え?」
「……もう 二度と言わない」
繋ぐ手に ギュッと力を入れる
「え?なに?可愛い??え?私?やだ 嬉しいよー もう一回!もう一回言って!」
見えないしっぽを
ちぎれんばかりにブンブンふってる
まさにそんな感じ
「言わない!はい 行くよっ」
「えー なんで なんで ケチ」
ふーっと 深呼吸してから
空を見上げた
薄曇り
晴れてるわけでもない
雨が降りそうな感じもしない
あぁ そうだ
あじさいには こんな天気の方が
似合うんじゃないかな
あいまいな空がさ
僕らみたいじゃないか?
僕はパッとしない あいまいな空で
君は 可憐な あじさいの花
僕はいつでも 君の引き立て役で いたいよ
「何のアイス食べたい??」
くりくりな目で 僕を見る
あぁ
ホント 君には敵わないよ
僕は 今日も明日も明後日も
君のために アイスを買うんだよ
きっとね
これでしかあたしは息ができないのもうすぐ田植えねBABYの傘
もっとはやく迎えに来てほしかった、空に溶けたら天使は死ねるわ
36.5℃白桃色のコピー用紙君の薄片
瞳にラムネの泡しゅわしゅわ光る僕の歌はすべて君のため
短歌 あいまいな空
あいまいな空が一番楽に感じる
自分が自分でいられるから。