『「ごめんね」』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
創作:
「ごめんね」をあの時云えていれば
ここ迄後悔することはきっと無かっただろう
歪みに歪みきった性格と関係性を抱えて
今日も私と君は別の道を歩むんだろうね
「ひとつの嘘」が「ごめんね」に繋ぐ紐を粉々にしてしまった
けれど 云いたい 何時でも電話に反応できるわけじゃないし 何時でもメールに気づいてすぐ返信出来るわけじゃないんだよ
ただただ素直に「ごめんね」と「別れよう」を云えば良かっただけなのにね
君と離れたいがために「ひとつの嘘」を連鎖させた私が全部悪いよ
No.13
家族という身近な存在にごめんねと言えないことがみんなあると思うけどなんで言えないんだろって自分も思って謝れなくて不思議でしょうがなかった。サッカーで間違えたり、ミスったりしたらすぐ「ごめん!」ってあやまれるし、学校でもぶつかったらごめんっていえるのに
なんで身近な人には、、って思ってる。けど家族には言えないけど自分の中では言える「いつもありがとう」
そして「迷惑かけてごめんね」もう一つ「これからもよろしく」
【ごめんね】
ごめんね
自分の体なのに優しくできなくてごめん
自分こと好きじゃないから
つい辛く当たってしまう
ほんとは優しくされたいよね
私もほんとは優しくしたい
何でだろう傷つけたくなんかないのに
どうしたら優しくできる?
いつか優しくできたなら
あなたは幸せになってくれるかな?
そしたら私も幸せになれるかな?
何事も無かったみたいに。
待ち合わせをして、一緒にご飯を食べて、他愛のない話をして。
行く先も決めずに歩いて、違う歩幅を互いに合わせて。
同じものを見て、聞いて、ふとした瞬間に笑って。
分かれ道にたどり着いたら、笑顔でさようならを言おう。
ごめんね。
今日で、もうお別れ。
「ごめんね」ではなく
「ごめんなさい」と言えるようになった。
大人になったな…自分。
「ごめんね」
そう、目の前の悪魔は笑いながら言った。
ふざけるな。申し訳ないなんて微塵も思ってないくせに。
こいつはどれだけ私を虐げれば気が済むのか。
はぁ。いるよな。こういう『自分は周りの人間よりも優れてる、だから周りの人間よりも偉い』とか心の底で考えてる奴。
なんか、どうでもよくなってきたな。
こういう人間は自分が同じ目に遭うなんて事考えたりしないんだろうな。
「ハハッ」
「ごめんね」
ボールを投げる。相手に当てる
ごめんね。と思う
ボールを投げる。相手に当たる
ごめんね。と顔を下げる。
ボールを蹴る。相手に当てられる。
ごめん、と手を合わせる
ボールを投げる。相手は取れない。
ごめん!と叫ぶ
ボールを置く。相手は居ない、
ごめんね。 と 背を向けた
詮方ない。本当に詮方ない娘だよ、お前は。
いいかい、お前の生きているそこはね、私らが大事な人のためを思って苦労して用意してやった、最高の環境なんだ。そう、それはお前のことだよ、もちろん。
あいつらはお前に甘々だからね、貴女の好きなように生きてくれれば幸せです、とか抜かしているだろう。だがあいつらは、お前のいる場所がどれだけ恵まれているのか、お前に理解させる必要性があると分かっているのに、そのことに目を瞑っている。どうせ、お前に恩着せがましく言うのが嫌なんだろう。
仕方ないから私が言おう。
お前のその環境は、二千年の魂の旅路を辿ってきたお前の生の中でも、最も豊かで、便利で、美しく、優しい世界だ。そしてそれは、お前の今世の努力でもたらされたものじゃない。お前を守る者たちによって必死にお膳立てされ、お前が生まれた時に与えられた、この世で最高の贈り物なんだよ。
それがどういうことか分かるかい。つまり、お前がもしこの環境を投げ捨てたとしたら、お前はもう二度とそれを取り戻すことはできないんだ。もう一度言うけどね、これはお前の努力で手に入ったものじゃない。だからもし手放したなら、もうお前は自分の力ではそれを取り戻せないんだ。
言うべきことは、もう一つある。
この環境が特殊だということを、お前は全く分かっていない。今の環境を投げ捨てて、もっと良いものを探しに行きたいと、お前は時折本気で考えるね。だがお前は、この世には「お前の環境よりももっと良いもの」がほとんど存在しない、ということを知らない。だからお前が「もっと良いもの」を見つけられる可能性は、限りなく低い。
ああ、別に、放り捨てたって構わない。お前が本当に望むなら、私らも文句は言わない。だが、後からいくら謝られたって、お前にそれを取り戻してやることはできないということは、分かっておくんだよ。謝って、後悔して、泣いたって、もう仕方ないんだ。
今のお前は全く詮方ない娘だが、私らはお前を愛しているんだよ。どうか、幸せになっておくれよ、私らの愛しい子。
11日目
「ごめんね」ってある種の免罪符だ
微々たるミスは許される気がする
言われた側は思いに関わらず基本的に
「大丈夫だよ」と言うことが強いられる
下手に出た相手を責めるのは困難だ
贖罪の気持ちを踏みにじるのは気が悪い
では許せない時はどうすればいいのだろう
「ごめんね」には悪意がないからタチが悪い
『「ごめんね」』
私は小学生の頃に1度、母に手紙で「出来損ないでごめんなさい」と伝えた事があるらしい。体験教室で何かを作って、メッセージを添えて渡そう…的な催し(?)の手紙との事。
少し前、母と一緒にご飯を食べた時、話の流れで「こんな事があったねー」と教えてくれた。(どんな流れだ)
断っておくと、毒親などでは断じてない。多少の衝突はあれど、母娘として愛してるし、愛されてる自覚もある。そこに疑問は持っていない。
その手紙は、十数年経った今も母の財布の中に保管されている。
戒めとして。「出来損ない」と子供に言わせてしまったのは、母が間違いなく悪いのだから、と。
1番タチが悪いのは、言った当人がこれを全く覚えていない事。
当時そんなに思い詰めていた…なんて記憶は全くない。そして私の当時の性格を考えると、ちょっと捻ったメッセージカードにしたかった結果、斜め上な方向に捻じ切った可能性が高い。
だから、もう…ひたすらに、謝るしかなかった。
「ごめんね」
必死に子育てしてくれたのに、重い言葉を書いてしまって。
「育ててくれてありがとう」
私はお母さんの娘でいられて、ちゃんと過去も現在(イマ)も、幸せなんだよ。
「ごめんね」
は?
気持ちが昂りいっきに感情が爆発して、私の瞳孔と鼻腔が開いた。
喉の奥から込み上げるモヤモヤとした噴煙を思いっきり相手に吐き出した。
顔がいっきに熱くなり、真っ赤になりながら強い口調で相手の心を矢継ぎ早に突き刺しまくった。
言い終えた後もまだ私は怒りを収めることが出来ずやや過呼吸になっていた。
が、その時、
「ごめんね」
相手はあっさりとこのたった4文字を言ってのけた。
どんな窮地に追いやられようとも、不利な現状を強制終了させるこの言葉は、便利で鋭利なカウンターと言っても過言ではないと思う。
『ごめんね』
たくさん嘘をついて
たくさん傷付けてごめんね。
あなたのことを信じられなくてごめんなさい。
傷付けられると勝手に思い込み
それより先に傷付けてごめんね。
こんなことの繰り返しだったよね。
でもいつでも私のことを
あなたは受け入れてくれた。
私、あなたのお陰で変わったよ。
あなたに誠実に向き合えるし
あなたのこと信じてるよ。
たくさんたくさん、ありがとうね。
「ごめんね」
なんて言葉
考えたら
私の中から何かが
溢れ出てきそうになる
口をぎゅっと結んで
何かが溢れないよう
グッと我慢する
……なんだこれ
No.13『「ごめんね」』
「ごめんね」
この言葉は私の人生で欠かせない言葉だ。
毎日一度は誰かに対して言う。でも最近は誰に謝っているでもなく、ただ心の中で謝罪を呟いている。
駄作ばかりでごめんね。
優しくできなくてごめんね。
私が私でごめんね。
私なんかが居てごめんね。
私なんかが生きててごめんね。
私はきっとこの謝罪を否定してほしいのだと思う。
書き続けて良いと、人に優しくできていると、私が私であって良いのだと、私がここに居て良いのだと、生きてて良いのだと誰かに言ってもらいたいのだ。
自分を好きにはなれない私だから、誰かから言ってもらえる言葉でないと私は自分を認められない。
これは傲慢な私の貪欲すぎる我儘だ。
こんな私で「ごめんね」
これ、書いちゃっていいのかどうかわからないけど
先週から、このアプリをインストしてから2年目に入っているんだけど、お題が去年とまったく同じか、ちょっとアレンジしてあるかのどっちかなんだよね
もしかして、この先もずっと?
お題は同じでも、別に問題ないんだけどさ、ちょっとビミョーっていうか…
いや、お題が同じだって、書くことはたくさんあるし、ホント、別にいいんだよ、うん
無粋なことを書いてごめんね
「ごめんねごめんね〜」
軽やかな彼の声が脳内でこだまする。
そう、カミナリのまなぶくんである。
私の仕事は、大まかに言うと接客業だ。
接客業ではこちらにまっったく非がなくても一応謝らなければならない時がある。腹立たしいことだ。
そういう時に私の脳内でまなぶくんが叫んでくれるのだ。
目の前にいる人間の形をした理不尽の塊を脳内でおちょくるといくらか溜飲も下がる。
まなぶくん、ありがとう。
あなたの決め台詞に私は助けられている。
しかし私のメンタル維持のために消費してしまっている。
まなぶくん、ごめんね。
「ごめんね」
優しくできなくて、ごめんね
何もできなくて、ごめんね
おっちょこちょいで、ごめんね
強がってばかりで、ごめんね
弱虫で、ごめんね
ごめんね。ばかりの私で、ごめんね…
ごめんね
ごめんね…優しくできなくて
ごめんね…甘え方知らなくても
ごめんね…ずっと別な人見てた
謝っても…謝っても…
今になって気づくなんて
今になってこんなにも…
本当にごめんね
「ごめんね。」
君と最後に会った時、僕はそれしか言えなかった。
君とは楽しい思い出も多いけど、辛い時間も多かった。
君を幸せにすることはできなかった。それがどうしようもなく辛かった。
今まで付き合ってくれてありがとうという気持ち以上に、君に対して申し訳ない気持ちが大きかった。
最後はしっかり別れると決めたのに。ありがとうって笑顔で別れると決めたのに。
出てきたのは、罪悪感まみれの「ごめんね。」だった。
未だにそのことは後悔している。後悔してもどうしようもないのだが。君にありがとうと言えぬまま、2人は離れてしまった。もう連絡を取ることもない。
「ありがとう。」あの時そう言えたなら。
この後悔を背負って進んでいかなければいけない。
これが僕に与えられた罰なのだ。
私は、君が求める「私」にはなれない。
/「ごめんね」