No.13『「ごめんね」』
「ごめんね」
この言葉は私の人生で欠かせない言葉だ。
毎日一度は誰かに対して言う。でも最近は誰に謝っているでもなく、ただ心の中で謝罪を呟いている。
駄作ばかりでごめんね。
優しくできなくてごめんね。
私が私でごめんね。
私なんかが居てごめんね。
私なんかが生きててごめんね。
私はきっとこの謝罪を否定してほしいのだと思う。
書き続けて良いと、人に優しくできていると、私が私であって良いのだと、私がここに居て良いのだと、生きてて良いのだと誰かに言ってもらいたいのだ。
自分を好きにはなれない私だから、誰かから言ってもらえる言葉でないと私は自分を認められない。
これは傲慢な私の貪欲すぎる我儘だ。
こんな私で「ごめんね」
5/29/2024, 12:59:27 PM