『「ごめんね」』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
理由はわからないけど、
「ごめんね」より、
「ありがとう」が好き。
謝られるより感謝の言葉でいっぱいの1日でありたいな。
お題:「ごめんね」
すぐに「ごめんね」って言う人、
信用できない。
いつも「ごめんね」って言わない人が言ったら、
信用できるかな?
謝ってほしいんじゃないよ。好きになってほしかったの。
@「ごめんね」
横たわる私を囲んで涙を流す人がいる。
「ごめんなさい」
謝罪の言葉が飛んでくる。
「弱い体に生んでしまって…」
自虐の言葉が聞こえてくる。
「もっと遊びたかった」
後悔を口にする人がいる
今の私には、ただの騒音に過ぎない言葉が
溢れては消えてゆく。
ああ、早く寝てしまいたいのに。
楽になりたいのに。
私はまだ、生きていたいんだ。
みんなにこんな思いをさせて悔しいんだ。
生きたいよ。
悔しいよ。
笑顔が見たいよ。
私は逃げるように瞼を閉じた。
ごめんね
ずっと気づいて
あげられなくて
あなたが
幸せなら
それでいい
それでいいの
「ごめんね」
何がいけなかったのかも
何をしてあげたかったのかも
心から掬い上げようとしてもするりと抜けてしまう
だからただその一言ですべてを塗りつぶすのだ
「ごめんね」
何度自分に
「ごめんね」と謝っただろう。
不器用でごめんね。
よく転んじゃってごめんね。
たくさん泣いてごめんね。
きっと中身が私じゃなかったら
もっと幸せになれたはず。
たくさんの人に愛されたはず。
自分のことは好きじゃないし
好きになれる日が来るかも分からない。
それでも
頑張った自分に
「おつかれさま」と
美味しいものとか、好きなものとか
ご褒美をあげる。
私だけは優しくしてあげる。
だから「頑張れ」
頑張ってこの世界を生き抜いて。
「ごめんね」
ごめんね
君は何を望んでいるの
白い部屋で横になる君
ただ力になりたくて
問いかける僕
君の答えはいつも「ない」
望みがないのではない
僕が叶えてあげられなかったから
叶えられる他の望みを尋ねたから
君にそんなものはなかったんだ
はじめから君は言っていた
家に帰りたいと
君の願いはただそれだけだったのに
叶えてあげられなくて
ごめんね
「ごめんね」
「お母さんごめんね」
「先輩ごめんね」
「家族ごめんね」
近しい人にかぎってどうして伝えづらくなるのかな?
一言
「ごめんね」
と伝えるだけで相手の心はほぐれるのに
私は私のプライドとなぜ戦うのか
私はそのままの私で居たいから
私を相手に分かってもらいたいから戦っているのかな
お互い様なのかな
それならば
相手の熱が覚めるまで待って
それとなく「ごめんね」
伝えてみよう
そう思って行動出来た私はちゃんと成長している気がして
私はほこらしかった
「ごめん。君の気持ちは嬉しいけど受け取れない」
そういった彼の言葉で私の初恋は儚く終わった
1年間も片思いしていて絶対相手も私を好きだと
思ってると思っていたのに…
私のあの1年間は無駄だったのかな、そんなことを思うと心がきゅっと苦しくなる。
でも、決して無駄ではなかった。これは新しく恋を始める良い転機だと思えた。
いい機会として彼を使ってしまうのは申し訳ないな
「ごめんね、」
「ごめんね」
君がその言葉を言った瞬間
君の頭を銃弾が貫通する
血飛沫が上がって
ぐしゃと鈍い音がする
咄嗟に銃弾が放たれた方向へ銃を向ける
相手が何かを喋るが
それを銃声でかき消した
二人の死体と
二発の銃声の余韻だけが残った
お題「ごめんね」
「ごめんね」
正直、分かっていたことじゃないか。
それでも、こんな僕でも、勇気を出して告白したんだ。
伝えたかった想いを言葉にできた。
かなり震えていたし、どもっていたけれど。
それでも、後悔はしていない。
涙は溢れてくるけれど。
『ごめんね』
そう言われた。
その後も何か言われた気はするけれど、
頭が追いつかなかった。
いや、理解したく無かっただけかもしれない。
幼馴染みだったから、少しは脈があるかな…なんて、
思い上がりもいいところだ。
「ごめんね」あなたに初めて嘘をついた日
最近体調が悪くて病院に行ったら病にかかっていたこと
大丈夫だった、?と聞いてくるあなたにうん、笑と返しちゃったこと
ほんとにごめんねー。
「ごめんね」
一緒に言った。
ジーーっと虫が鳴いていた。
日暮れの空は、青暗い。
目の奥がくすぐったいような気がして、目を細めると、アイツも同じように笑っていた。
微かに夏の匂いがする。
手首に張り付く布が、風で靡く。
右手に嵌められたアイツと目を合わせる。
アイツの目の奥が揺れる。舌のない口が開け放しになっている。
サーカスのテントが遠くではためいている。
音もなく。色もなく。
物心ついた時から、僕はピエロだった。
サーカスで、たった1人の肉親のアイツと、僕は毎日芸に励んだ。
僕の右手にずっと一緒にいる、パペットのアイツと。
アイツからほつれた刺繍糸が、風にはためく。
サーカスのテントと同じように。
アイツが色を食べることを知ったのは、最近のことだ。
僕の右手が、絵の授業で描いたクロッキーのように味気ないのは、そのせいだったのだ。
アイツは色が大好物だ。腕を通せば、腕の色を食べる。
アイツは色が大好物で、でも色を食べると周りが困ることを知っている。
だから、アイツは怒ると色を食べる。口から。口をパクパクと動かして。
今日はちょっとやりすぎたのだ。
パパがあんなことを言うから。
みんな我慢の限界だった。パパ_と自分を団員に呼ばせている_横暴な団長にウンザリしていた。
それは僕も、アイツも一緒だった。
パパにはもう会いたくない。
パパは僕の右手が嫌いだった。
変な右手の僕を愛してくれる人はいなかった。
僕はいつも2人だった。アイツと2人きり。
パパにいじめられて疲れ切った大人たちは、何も教えてくれなかった。
でもこれだけは分かる。
謝れないのは悪いことだ。パパとおんなじだから。
だから僕たちは一緒に謝る。
サーカスのテントに向かって。
「ごめんね!」
モノクロのテントが風に靡いている。
僕の右手に嵌められた、アイツのほつれた刺繍糸は、鮮やかに、いつまでも、はためいていた。
2023年5月29日のテーマは「ごめんね」だったらしい。先程過去の投稿を確認してきたが、内容から推察するに、ほぼこのテーマで合っているだろう。
今回もどうやら絶賛リバイバル中のようだ。
さて、昨日は以前投稿した文章から文章を作るということをしたが、今回はどうしよう。
「ごめんね、思い浮かばない」と言って逃げてしまおうか。それとも「イチイチ過去に投稿した文章を確認してごめんね」とメタネタで逃げようか…。
…どちらも逃げるが入っているな…。
正直、ラボ組・屋上組のどちらかで物語を書きたい気持ちもあるのだが、仕事で疲れて気力がない。
気力はないが、いつかの為にメモを残しておこう。
「ごめんね」と謝るのは、屋上組ならば「俺」で、ラボ組ならば「博士」な気がする。
二人とも「彼女」には弱い。
その為、言い争うより早々に謝って場を収めてしまうだろう。
屋上組の「彼女」はツンなので、多分謝るのは苦手だ。謝っても謝っているように見えないかもしれない。
ラボ組の「彼女」は、博士と似た穏やかな気質をしている。ならば、彼女は素直に謝るタイプかもしれない。
おやおや。
そうなると、屋上組は「俺」が「彼女」に謝ることが多くなり、ラボ組は「二人して」謝り合っていることになる。
どちらも賑やかそうだ。
色々妄想するのは楽しいけれど、物語にするのは、またいつか。
ごめんね。
ごめんね
(2024/05/29 21:15:17)
創作「ごめんね」
「ちょっとその……なんだっけ、えーと、あの……あれ?その辺にある?あれっ あれ取って」
テレビの番組を変えたくて、四角いあれの名前が出てこない。状況を察した家族は、しっかりリモコンを取ってくれる。
「ありがとう!」
焦っていると、簡単な言葉や名前が思いつかないことがある。だから、家族の手をちょこちょこ借りている。手間かけさせてごめんね、いつもありがとう。
「ごめんね」
貴方は言った。
直後、横から物凄い速さで電車が通過する。
貴方は貴方じゃなくなって、貴方がいなくなって私も私じゃなくなった。
貴方はずっと優しかった。いじめられてたんだよね。私とのことで。珍しいからって、いじめられてたんだよね。
不安と悲しみと怒りでいっぱいだっただろうに、貴方はずっと私に優しくしてくれた。
けどそれも、限界だったのかな。
貴方はこの世界から消えて、私は貴方のお母さんに打たれて、お母さんから残念なものを見るような目で見られた。
クラスメイトにも、嘲られた。
貴方が受けていた仕打ちを、今は私が受けている。
私は崖の先端に立つ。この狭苦しい世界で、唯一私と貴方だけのものだった場所。
「…ごめんね」
私は一歩を踏み出した。
「ごめんね」
ああなんて毒を孕んだ目だ。
寂しげに呟いて翻すその身を引き留めた。
「ふざけるな!」
ああ、頭のどこかで声がする。危険だ、この先は引き返せない。後戻り出来なくなる。だがこのままこの女を手放すことなど、とうの昔に出来なくなっていた。
なあ、この極まりない、ろくでもない話の際まで追い込んでおいて、こんな酷い結末はないだろう?
「おれは!お前のものになりたいのに!そうさせてくれないのはお前だろ!?」
散々誑かして、惑わせて、夢中にさせておいて、
最後の最後で冗談にまぎらわせて、結局辿り着かせてなどくれない。なんて酷い女だろう、なんて残酷な。
「いいんだね」
「何がっ」
「逃げ道を塞いだのは、君だよ」
なんて目で自分を見るのだ。まるで夜の底を這う蛇だ、焦げ付いた目で、獲物の首筋に喰らいつく直前のような目で、
ああ、なんて目で。
リンカーンはぐいと強気に笑った。どうか笑えていますようにと、今初めて自分の事を主に願った。
「望むところだ、馬鹿野郎」
【ごめんね】
ごめんください
ごめんなすって
御免こうむる
天下御免
切り捨て御免
お役御免
真っ平御免
ごめんあそばせ
これにてごめん
ごめんねごめんね~♪