『「ごめんね」』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あなたに言えなかった「ありがとう」
あなたに言いたかった「ありがとう」
あなたに言えなかった「愛してる」
あなたに言いたかった「愛してる」
あなたに言いたかった「ごめんね」
傷つけたことに対する「ごめんね」
どれを後悔しても
あなたは戻ってこないから
今日も私は
あなたが気に入っていた椅子の向かいに座り
あなたが気に入っていた紅茶を嗜む
あなたは紅茶に角砂糖を必ず二つ入れていた
あなたと同じようにすることで
あなたがいた時間を再び取り戻せると思った
「ありがとう」も「愛してる」も「ごめんね」も
もう二度とあなたに言えなくなった日から
いつもその紅茶は、少しだけしょっぱい味がした
「ごめんね。」
そんな声が、聞こえた気がした
___ 7 「ごめんね」
「ごめんね」謝ること多かったが、それ本当に謝ること?最近我が身を振り返る。
開き直って謝るべきこと、を謝らないのは良くないけど
謝りすぎるのも問題かも…。卑屈なのも悲しくなってくる。
一方、心がこもらなさすぎるのも、言う方も聞く方も虚しくなってくるし。
謝るのはともかくその後どのように行動を変えるか?そっちが重要だよね〜。
関係ないけど、この一つ前のお題「半袖」。送るか迷ってるうちに過ぎちゃったな。
蒸し暑いし、ぼちぼち半袖に変えていこう。
おしゃれなプリントTシャツとか、いろいろ試したい!
もっと、あなたのいいところを見てあげればよかった。
もっと、好きって言えばよかった。
もっと、ずっと一緒にいたかった。
【2023/05/29 ごめんね】
こんなに生きたのに
他人の気持ちって分からない
知らない物語はたくさんあるんだね
思い出してイライラするあの恋も
本当は私の間違いだったのかも
嫌だな、空しくなるな
久しぶりにあなたのインスタを覗いてしまった
でもね、悔しくないよ
優しい気持ちで見られたよ
#「ごめんね」
「急に呼び出して、ごめんなさい。」
少女がうつむいたまま呟くのを、少年は黙って聞いていた。
夕闇の中、鮮やかに浮かび上がる夜の街を見下ろす。
いつもと同じ、窮屈で、ちっぽけで、美しい街。
けれど、目の前の少女だけは様子が変で、大丈夫だよ、の一言が言えなかった。
「あのね」
そう言って顔を上げた少女の眼差しに、少年は思わず口を開きかけ、慌てて強く唇を噛む。
なんでもいい、ただ続く言葉を遮りたかった。
その先を聞いたら何かが壊れてしまう、そんな予感がするのに、少女を止める術がない。
「お別れを言いに来たの。もう二度と、会えないと思うから。」
少女はゆっくりと、一語一語を紡ぐように言った。
はっ、と小さく息を漏らしたきり、何も言えない少年を真っ直ぐ見つめるその瞳は、返す言葉を許さなかった。
「ごめんね、本当にごめんなさい。今までありがとう。」
「…っ待てよ!」
ぺこり、と頭を下げて逃げるように立ち去ろうとする少女の細い手首を少年が掴む。
「どういうことだよ、こんな急に言われたって…わけがわからない、なんで」
「ごめん」
震えた声が、小さく、しかしはっきりと少年を阻む。
「ごめんね」
その、涙の一滴すら浮かんでいないのに何故か泣いているように見える、そんな知らない微笑みで、少年は否応なくわかってしまった。
少女の言うすべてが真実である、と。
夜の街が、少女の綺麗な笑顔を照らす。
する、と薄絹がすべるように少年の手をすり抜けて、少女は今度こそ駆け出した。
けれど、手を振り解くその一瞬、少女の表情に微笑みとは別のなにかを見た気がして。
「サヤ!」
少年が縋るように叫んだ少女の名は、届くあてもなく藍と灰の溶ける虚空に散った。
-「ごめんね」-
日本人の親は子どもに、
人に迷惑かけないように生きなさい
って言うらしい。
インド人の親は子どもに、
人に迷惑かけて生きてるんだから
人に迷惑かけられたら許してあげなさい
って言うらしい。
『ごめんね』の
違う素敵な世界を知った気がした
✳︎ごめんね✳︎
ぼくがいなくなっても 泣かないで
きみの記憶の一部になれたら それでいい
ぼくは星に還るけど 輝く星になって
天からきみを見守るよ
精一杯輝くから ぼくを見つけて
きみが星になるその時は ぼくが導くよ
#「ごめんね」
【ごめんね】
私は謝ってばかりいる母が嫌だった。
どうして言い返さないのって思ってた。
悪いのは相手なのに。
そんな母が今は病院のベッドにいる。
それでも母は親戚に、職場の人に、そして私に謝っている。
「なんでそんなに謝ってばかりいるの。」
そう私が聞いた時、母は少し寂しそうな顔をしながら答えた。
「私はね。謝るだけであなた達が平和に暮らせるのならそれで構わないわ。だけどね。謝るだけじゃないのよ。ちゃんとありがとうって言ってるの。私にとって、謝ることと感謝することは世の中を平和に生きるための魔法の言葉なのよ。」
この言葉を聞いた時、私は初めて母の苦労を知ったように思う。
「今までごめんね。」
私は泣きながらそう言うと
「あなたがいてくれたから頑張れたのよ。ありがとうね。」
と母は私の手を握りながらそう言った。
いつもいつも思います
友達や
家族や
仕事仲間や
優しいわたしの周りの人々に
ごめんね不甲斐ないわたしで
不安で不安で
なんでこんなにポンコツに
仲良くしてくれるのか謎です
本当にごめんね
でもぼちぼち
ありがとう
って言おうと思います
ありがとう
あなたにたくさん迷惑かけた。
好きになって、ごめん。
ごめんね
私の好きな人は彼女がいて、一途で、硬派な人。
仕事もできて誰からも好かれる素敵な彼。
みんなそう思っている。私もそう思っている。
だけどね、違うの。
あの夜酔っ払った彼は私にキスをする。
何度も何度も愛おしそうに唇を重ねた。
触れられたところが熱を帯びたように高鳴って、
電気が走るような反応に落ちていく。
彼から求められる度に私を愛してくれてるようで
その感覚に溺れていたかったの。
まだ子供な私には、大好きな人と近づけたことが
幸せでしかなかった。
今日だけ、と彼が言えば酷く切なかった。
私が彼を独り占めできるのはこれが最初で最後。
…知っているよ。
貴方の瞳の奥には彼女しかいないことも。
私じゃなくてもよかったってことも。
こんな人嫌いになって仕舞えば良かったのに。
私へ、ごめんね。
悪い大人に騙されてみたい日もあるの。
この後罪悪感で胸が引き裂けそうになって泣く日々が
私に襲いかかるとしても、
私はこの瞬間を手放せなかった。
愛していないのに触れないで。
いいえ、愛していなくてもいいから…
こんな私でごめんね。私。
「ごめんね」
「ごめんね」
そう綴られた置き手紙一つで、許せたら、どれだけよかったか。
その一言で、この傷が癒せたら、どれだけよかったか。
ぽっかりと空いた心も、じわじわと実感して泣き出す心も、その言葉で埋められたら、よかったのに。
まだ許すことはできなくて、まだ癒えることもなくて、他のものを詰め込んだ心でさえ、まだその隙間が埋まらないまま。
「絶対、一緒に合格しようね!」
一点の曇りもない目と目が合った時、私はこの結末を悟っていたのだと思う。あなたは素直で、真っ直ぐで、いつも夢だけを見ていて、挫折とか、不安とか、将来のことで思い詰めたことなんて、きっと一度もないのでしょう。
オーディションの合格発表。呼ばれたのはあなたの番号だけだった。ラストイヤーの私は、もう入ることの許されない部屋を抜け出した。誰とも会いたくなくて、薄暗い廊下を歩いた。家に着くまでは心を殺せるような気がした。
パタパタ駆けてくる足音が聞こえた。
リリ、と私を呼ぶ声。
振り返る勇気なんてなかった。
背中から抱きすくめられた瞬間、あなたの中の喜びと悲しみが押し寄せてきて、こらえていたものが溢れた。
「ごめんね」
その一言だけだったら、私は壊れていただろう。
だけど、あなたは私の耳元で懸命に言葉を紡ぐ。
「私、頑張るから。リリの分まで、頑張るから」
ずっと、あなたが大好きで、大嫌いだった。
それは今も変わらなくて、たぶんこれからも変わらない。
背中越しに感じる親友の温もりを、私は一生忘れない。
中2
ごめんね
お母さん、車のシートベルトの隙間に
アンパ○マンのカードをいれて(ごめんね)
あのあとから、シートベルトが少し
おかしくなったんだ、、、、
双子の妹も入れてた気がするから、
私だけじゃないかも、、、、笑
ごめんね!!!!!!!!!!!!!!
過去の自分へ
人と比べて「自分は駄目だ」とか「クソみたいな人間だ」
とか心の中で自分を言葉でいじめてしまっていたね。
ごめんね。
これからはそのままの人生を愛するから。
友人が謝っている
「ごめん!本当にごめん!」
この友人が何をしたのかと言うと、カルピスを飲んだら盛大に吹いて私に若干かかってしまったのである
水ではなくカルピスだ、カルピス
正直、少々気持ち悪かったが、長く付き合っている大好きな親友なので笑っていいよ、いいよと言ってあげた
それでも友人は謝っている
それを聴きながら私はこんなことを考えていた
「謝罪はしすぎると軽くなる」
本で読んだ言葉だ
この言葉を読んだ時納得した
謝りすぎるとかえって軽く聞こえる
友人の誠意は伝わるし、うでをふいてくれてありがたいが、謝罪が義務的な謝りにも聞こえる
せっかく友人がこんなに誠意を表してくれているのにこんなことを考えるなんて最低だな、と思った
また、友人の声が聞こえてきた
「ごめんね」
「ごめんね」5/29
ねぇね、今から謝罪するから、
それが反省してるか、してないか判断してね?
「いや、それよりもスマホ知らない?」
今朝、スマホを落として画面を割りました。
ごめんなさい!
「、、、反省してるなら怒らない」
昨日、冷蔵庫に入ってたハーゲン○ッツを
食べました、ごめんね!
「一昨日も食べられたんだけど?
反省しようか?」
頭の悪い、妹に生まれてきて、ごめんね。
「、、、姉であることに不満はないよ」
ッ、これからも迷惑かけるけど、ごめんね♪
「ごめんね」
どちらかと言えば、気の強いタイプのわたしです。人生の後半戦まで、それにすら気づかなかつた。
一旦、自分の気の強さや傲慢さに気づいてしまうと、これ迄世話になった人たちへ詫びる気持ちが溢れて出てくる。
「ごめんね」
わたしの気の強さ、傲慢さ。そして我儘な考え。たくさん、たくさん迷惑かけてしまって。
でも、本当にごめんねと伝えたい人は、とうに鬼籍に入っている。
今では直接伝えられない、
「ごめんね」なんです。
#「ごめんね」
あの時、言えなかった「ごめんね」
あの時、私が言わなきゃいけなかった「ごめんね」
言わなきゃいけなかったのに、相手が言うべきだと思っていた「ごめんね」
1年経ってやっと言えた「ごめんね」
笑って許してくれた私の「ごめんね」
いろんな思いのこもった「ごめんね」
それから「大好き」
僕は今、親友の墓の前にいる。
親友は事故で亡くなった、とされている。
本当は違う。
彼はいじめられていて、殺されたんだ。
僕は見ていた。
彼が背中を押されるところを。
僕は見ていた。
でも体は動かなくて、あいつらが犯人だ。とも言えなかった。
怖かった。お前みたいに殺されたくなかった。
でもこれは言い訳。
僕はお前に死んでほしかったんだ。
恋も、家族も、成績も、顔、性格だって、
なにもかも勝てない。
もしあの時君を助けていたら。
僕はきっとずっと君のオマケとして生きることになっていただろう。
ごめんね。僕の勝手な子供みたいな対抗心のせいで。
それでも、それでも僕は今も君が憎くてたまらない。