「ごめんね」「ごめんね」そう綴られた置き手紙一つで、許せたら、どれだけよかったか。その一言で、この傷が癒せたら、どれだけよかったか。ぽっかりと空いた心も、じわじわと実感して泣き出す心も、その言葉で埋められたら、よかったのに。まだ許すことはできなくて、まだ癒えることもなくて、他のものを詰め込んだ心でさえ、まだその隙間が埋まらないまま。
5/29/2023, 1:29:38 PM