「ごめんね」』の作文集

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「ごめんね」』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

5/29/2023, 11:28:19 AM

「ごめんね」


彼は無表情で墓の前に立つ。彼の横では聖女と呼ばれる少女エミリーが辛そうに彼を見守っている。
その墓は魔族の侵略から王都を守った誰かの者だった。その遺体は原形を留めなかったから、たくさんの誰かが共同墓地という形で埋められている。
「……遅くなってすまない」
そう呟いてリオは手を合わせた。エミリーは一歩下がって眉間に皺を寄せている。
エミリーが聖女ならリオは勇者だった。魔族を蹴散らし魔王を倒し、今なお各地で暗躍する魔族の残党を倒す旅を続ける勇者。
そんな彼を慕って寄り添うエミリーだが、リオの感傷的なところにはどうにも共感しきれなかった。
(誰も彼もが救えるわけじゃないのにね)
この墓参りだってそうだ。リオは行く先々で魔族の被害者の墓に手を合わせるけど、それは一体なんのためなのかエミリーにはわからない。
墓に眠る誰かを憐れむことは失礼ではないかと彼女は思うのである。
「おまたせエミリー」
「もういいのですか?」
「うん。なんていうか、俺のただの自己満足だから」
それがわかっていて、なぜ。エミリーにはやっぱりわからない。わからないけど、聞くことで自身の薄情さをリオに晒すのが怖くて聞けずにいる。
「ねえリオ」
「うん?」
「……いえ、なんでもないです。ごめんなさい、行きましょう」
振り返ったリオはいつもどおりに優しくて、その優しさを失いたくないエミリーはやっぱり何も言えないまま彼に並ぶことしかできない。

5/29/2023, 11:27:58 AM

ごめんね

優しくできなくてごめんね

お金を大きい金額を稼ぐ事ができなくてごめんね

こんな家に産まれて来なきゃ良かったと1000回くらい思ってごめんね

自分の親を尊敬できなくてごめんね

日本はどんどん悪い方に行ってるから、海外に移住したいと考えてごめんね

こんな私が子供を産んでごめんね

5/29/2023, 11:25:31 AM

「ごめんね」
この一言が言えなくて。
結局別れたんだっけ。
「ごめんね」
この、たったの四文字が言えていたら
今頃、私たちはどうなってるんだろう。
ただ、好きで仕方がないだけなのに。
「愛してる」
あなたがいないところで言ったって、届くはずないのに。
「こんな私で」
涙がこぼれ落ちる。
「ごめんね…」

5/29/2023, 11:24:22 AM

会社でミスしたときは、
すっごく反省しているような顔をしているけど実は、
ごめんねごめんね〜!絶対ミスできない仕事を
するほどの給料なんてもらってないもんねっ!
と思って自分のココロを取り留めています。

5/29/2023, 11:23:15 AM

ごめんね
今の私は
とってもいい感じ
ネガティブ君
君の出番はないよ
今は
ポジティブ君と
仲がいいんだ

お題
「ごめんね」

5/29/2023, 11:22:22 AM

『呪いの言葉を解く言葉』


ゴメンなさい…

ゴメンね…こんなお母さんで…

ゴメン…ゴメン…

俺の頭の中に残るお母さんの記憶…

同時にお母さんが1番口にする言葉『ゴメン』

ゴメンって 悪い事した時に使うんだよね…

どちらかというと…マイナスの言葉だ…

よくお母さんは 俺や弟 お父さん 色んな人に…

ゴメン…ゴメン…の繰り返し…

そんなお母さんは 心労のあまり去年 亡くなった…

亡くなる寸前に家族の前で言った最後の言葉も…

いつもの『三文字 』だった……

俺はあの『三文字』の言葉を聞く度に…

お母さんの顔を思い出す…

……

『三文字』

……



俺にとっては あの『三文字』の言葉は…

呪いの言葉だ…

俺だけじゃない…弟も…お父さんにも…

この呪いに…かかってると思う…

でもお母さんは俺たちに…

呪いを かけたなんて…

絶対に…思わない…

だから俺は呪いを解く方法を見つけ出すんだ…

何年かかっても…死ぬまでに絶対…見つける…

じゃないと…




お母さんは…




お母さんは…




死に際に俺たちに呪いをかけた事になる…




だから…



あんまり良い意味じゃないけど…



お母さんを反面教師に…



あの『三文字』の呪いの言葉を…



二度と口しない…



言わない…



そう思った…



………



そしてある時に…

その事を…

親父にも言った…

親父は泣いていた…

そして一言…



『○○○○○』って言ってくれた…





その時…






俺の呪いは…






解けた…






なんだ…簡単な事なんだ…





呪いを解く魔法のような言葉…





こんな簡単な方法が…





言葉が…





何故 今まで…思い浮かばなかったんだ…





『ありがとう』





たったの五文字だった…




あの三文字を…




呪いの言葉を解く…




魔法のような言葉…






『ありがとう』






何故 出てこなかったんだ…




親父に言った …今なんて言った?


『あり…が…と…う?』


その言葉だよ! 『ありがとう』だよ!


俺の親父は その一言だけで…


俺の言いたい事を理解した…


そして、俺と親父は2人で泣きながら大笑いした…


久々に大笑いした…


こんなに笑ったのは いつ頃か もう覚えていない…


親父が こんなに大笑いした顔を見るのも
初めての様な気がする…




そして その日から 何もかもが変わった…





俺も親父もそして弟も…


あの呪いの三文字の言葉を…


魔法の五文字の言葉に変えた…


『ありがとう』


『ごめん』を『ありがとう』にかえ…


積み重なった ごめんの山を…


ありがとうで埋めつくし…


今までの生活が嘘のような…


幸せな生活を送っている…





俺は見つけたんだ…





魔法の言葉を…






そして、もし母に…







また、会う事が出来たら…








言ってやるんだ…












『ありがとう』って…







──────ᗢᘏو─


テーマ【ごめんね】

5/29/2023, 11:21:15 AM

「ごめんね」

ごめんね・・・素直になれなくて。

いつも棘のある言葉でかえしてしまって。

ごめんね・・・

本当は君のこと大好きだったよ。


もう何もかも遅いけれど・・・。

5/29/2023, 11:19:56 AM

父さんが母さんと別れて
あの人と小さいお前がうちに来た

今までとは違う明るい日常
優しい空気
正しい世界って感じ
もちろん喧嘩の絶えない前が間違ってる家族で
俺はその残りもの

別に愛されてないわけでも
不自由してるわけでも無い
でも俺以外のみんなで充分じゃね?って思うだけ
3って完璧な数字らしいし

だからいつもにこにこしてるお前を見て
いいよな、何も考えてなくて
とか思ってた

こんなにでかくなってから
「俺と俺の母さんが、兄さんの大事な家族をぶち壊したんだ」
なんて泣かれると思ってなかった

「兄さんの何もかもを奪ったんだから、絶対に幸せにするって決めたんだ」
って、いつもにこにこしてたのは、家庭を楽しんでもらおうと、思ってたからだって

そうか、
そうか。


お前、いいやつだな

でもな

おれ

おまえらがいなければ

って



やっぱり たまに

思っちまうんだ




#17 お題:「ごめんね」

5/29/2023, 11:19:15 AM

「ごめんね」

ごめんね こんな生き方しかできなくて
理想はあるのに
しがらみばっかりで、全然動けない
ごめんね。私。

5/29/2023, 11:12:33 AM

悔い改めよ

悔い改めよ

己の罪を、悔い改めよ



神よ、俺は罪を犯しました。
俺はとうとう人殺しをしてしまったのです。
内側から飲み込んで、殺してしまったのです。
もう「私」の記憶さえ残っておりません。



どうか、どうかお許しください。
俺は。
俺は「私」を殺しました。


ごめんなさい。

5/29/2023, 11:08:27 AM

ありがとう。

私はいつもそう言うの。

ごめんね、、とは言わない。

だって、私は嫌だから。

だって、私は涙を見られたくないから。

いつも私は笑っていたい。

今日も明日もありがとう。

寄り添ってくれて感謝してるよ。

私の周りの暖かい人達、見捨てないでくれてありがとう。

今日も生きた私、明日を生きる私。ずっとずっと、ありがとう。



〜『ごめんね』〜

5/29/2023, 11:08:03 AM

夜中にうっすらと目が覚めた。娘が
やっとお風呂に入っている音がする。
何時だったかはあえて確認しなかった。
結局朝は起きれず、学校は休んだ。

夕方の5時前に仕事から帰ってくる
と、朝昼兼用で用意していたお弁当を
今頃食べていた。4時ごろまで寝て
いたらしい。たぶん半日は寝ている
だろう。
そんな生活リズムで、朝と夕の一日
二食、ほとんど寝ていて起きている
ときはケータイ依存。
部活動で付いた筋肉もあっさり落ちて、
贅肉にもならずに痩せていった。

ついこの間までは、当たり前に学校
行って部活漬けの毎日を送り、家で
は宿題もやっていた。
心が壊れるって、こういうことかと
わかるぐらい、 娘がみるみる崩れて
いった。
朝練に笑顔で駆け出していった娘。
放課後の部活動から帰ってきた娘。
そんな当たり前だった日常の姿は、
もう思い出になり薄れていく。

5/29/2023, 11:05:41 AM

いただきます って言いながら

ふと考える


あの子はちゃんと食べてるかしら
まさかゼリーで済ましてないでしょうね


もういい大人よって
周りも本人だって言うけれど


いいじゃない


私がおばあちゃんになったって
いつまで経っても 心配なのよ


しばらく声も聞けてないから

母の日だからって名目で
電話ひとつ くれないかしら




6

5/29/2023, 11:05:28 AM

5/29 お題「ごめんね」


 アタシら、色々あったよね。
 初めて会った時から。違うな、そのずっと前からだ。
 お互い嘘しか言ってなかった。全部裏で仕組まれてた事だったから。
 笑い合っても、喧嘩してても、顔を合わせても、愛し合っても。本気だの、本気じゃないだの、それも全部。
 本当に、嘘ばっかりだった。
 でもさ。これで、もう全部終わり。
 アンタの大好きなブラッドオレンジジュース、瓶で墓に置いてくよ。
 ねえ。
 もう、嘘つく必要なくなったから―――
 ごめんね。

(所要時間:11分)※構想除く

5/29/2023, 11:05:19 AM

【「ごめんね」】



友だちと喧嘩した。
悪いのは、あの子だ。

自分勝手で、わがまま言って…
そのくせ臆病で、勘違いしては周りと距離置いて。

いつもの通学路だって、いつもずっと一緒だったのに、彼氏が急に出来たら『あー、ごめん私今日から彼ピと一緒に学校行くから行くから。適当にその辺の人と登校してて』って。
そう言って早歩きで登校して。
……そして、彼氏と別れたら『アイツと別れた!ねー愚痴っていい?ムカつく!』って。

何言ってんだか。
こっちの方がムカつく。
…そう思いながら「そうなんだね」って言いながら、笑顔で話を聞く。

他にも、家族からの愛情や家族と温泉が有名な県に行ったり、懸賞で当たったからって言って家族全員で大きなテーマパークに行ったり……それを『本当は行きたくないんだよねー』とか『また懸賞当たったー。誰か行く?もう飽きたんだよねー』とかわざわざネットや学校で言う。



これが、あの子。
私は、懸賞なんて当たった事ないし、家族旅行なんて行ったことない。愛情も無い。
いつも罵られて、蹴られて殴られての毎日。
それを聞いたあの子は、『かわいそー。何かあったらいつでも言ってよ?友だちなんだからー何も言わなかったら絶交だよ?』って言ってくる。
ウザい。ムカつく。近寄んな。可哀想な子だからってこっち来んな。
…そう思いながら、「ありがとう」って言ってた。



ずっと耐えてきた。
約12年間ずっとずっと謎のマウントやら私病んでるから助けなさいよアピールやら彼氏が公務員とか同業者とか変なアピールしてきても、ずっとずっと我慢してきた。
ネットの人たちの集まりなのに、普通に私のこと本名で呼んでくるのもムカついた。私はあの子のことちゃんとネットネームで呼んでたのに。って思いながら。



喧嘩した理由は、我慢出来なくなってしまって、私がブチ切れてしまったことからの始まりだった。
「そうやって、ずっとずっと学生の頃から思ってたけどウザいんだよ。友だちだからなんでも言えると思うな!可哀想だからって近寄ってくんな!バカにしてんの!?大人ぶるなよ!お前も私と同い年のくせに!!」
って。
そしたら
『あーあー。そうですかー。じゃあさ、ネットで私が悪いってみんなに言えば?お前の味方してくれる人なんていないけど。私、人気者だし。あとさ、大人ぶるなってさぁ…なに?え、もしかして心配してたこと?私は心の底から心配してたのに…ひどい。まあ、逃げない方も悪いよねー笑んじゃあ、ネットでもリアルでも孤立しててくださいね笑』
って言われた。

本当に最後の最後までムカつく人。




あれから何ヶ月かした。

私は、精神病になった。眠っても夢の中で出てくる。

あの子は、喧嘩した後すぐにネットで『私が全部悪いの。』って言って周りの人たちが心配してた。



私は、小さく誰に言うわけでもなく、

「ごめんね。」

と言った。

5/29/2023, 11:03:00 AM

伝えたいことしかないのに何も声が出なくてごめんね
僕は毒虫になった。
そんなに興味もないと思うけどさ
時間が惜しいので今度は手紙をしたためるとしようか
不甲斐ない一日を 今日も始発の便に乗って

見返すには歩くしかないのに上手く足が出なくてごめんね
アベリアの花が咲いている 眼下の街を眺めてる
窓の桟の酷く小さな羽虫を掬って押し潰した
初夏の風に靡いた、白花が今日も綺麗だった

教科書にさえ載っていない心情は
今日が愛おしいようで 誰かがつまづいたって死んだふり


僕らは はら はら はら はら 心を知って征く
今更 ただ、ただ 花を摘まんでいる
あなたは カラカラ カラカラ 遠くを歩いて征く
震えた言葉で書くまま紙が終わっていく


伝えたい事しかないのに何も声が出なくてごめんね
ただの毒虫になった そんな僕の変な歌だ

『始発とカフカ』

5/29/2023, 11:02:08 AM

お題「ごめんね」



隠し通せぬ嘘。


一度言の葉となった嘘は、解けて、失くなってはくれない。



「兄なんかいない方がいいよ」



友達と馬鹿笑いしながら通話で放った言葉。


この時知らなかったんだ。――扉の向こう側で、泣いていたあなたがいた事を。あの日、あの時。声なき声の涙に気づいてたなら、何か変わったんだろうか。



「ごめんね」と一言だけ書かれたメモ。


兄の部屋に向かった母の泣き叫ぶ悲鳴が、私に“罪人”という刃を突きつける。



壊れた母の壊れた叫び。


それを必死になだめる父。




――神様。私の一言はそんなに“悪”だったんでしょうか? 


夢ならサメテ………。

5/29/2023, 11:01:11 AM

「なんとか言ったらどうなんだよ!?」


君が目の前で声を荒らげる。
両手の拳を固く握りしめ
ブルブルと震わせている。

うつむいた僕からは
君の淡いオレンジ色のスニーカーと
見慣れたジーンズ
そして両手の拳しか見えない。

何も言わず
顔もあげず
ただ ただ だまり続ける僕に

「もういい!おまえとは絶交だ!」

君のスニーカーが踵を返し
僕から遠ざかり
やがて足音も消える。


僕は小さく息を吐き
ゆっくりとあるきだす。


僕は一生謝らない。



それは君に負けたくないからでも
君のほうが悪いわけでもなく

僕が君に赦されたくないから
僕が君に忘れられたくないから

最後までずっと謝らなかった僕のことを

どうか
どうかずっと許さないで

どうか
どうかずっと覚えていて


これは僕の一生のおねがい


    すきになってしまって
         
            ごめんね

5/29/2023, 11:00:05 AM

幼稚園のおべんとう
わたしのだいすきなそぼろごはん
ピンクと黄色と茶色と緑
おかあさんが早起きをして
わたしに作ってくれた

だから今日はとっても楽しみ
朝からずーっとお昼が楽しみ

待ちに待ったお昼のじかん
かばんからとりだしたお弁当
両手に持って駆け出した

あっ…つまづいた瞬間
お弁当箱は手から離れて
さかさまに床に落ちた

わたしのだいすきな、
きれいな色の、
おかあさんが早起きして…

手渡してくれたときの
おかあさんのにっこり笑顔

急いでお弁当箱にかき集めて
胸に抱き締めトイレで泣いた

ごめんね、おかあさん
ごめんね、おかあさん

おかあさんの気持ちを
ぐちゃぐちゃにしてしまったようで

取り返しのつかない
悲しくて震える思い

泣きながら帰ったわたしを
おかあさんは抱き締めてくれた
いつでも作ってあげるから
あやまらなくていいのよ、って




「ごめんね」

#119

5/29/2023, 10:58:33 AM

僕は〝ごめんね〟を知らない。
親に教えられたことも言われたこともないから。

だから〝ごめんね〟って
君に言われた時
困惑しか無かった。

僕は人生で初めての仲直りをした。

【ごめんね】


#34

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