指折り数えてみれば、それは自分を形作るが如く存在する
幼稚園生の時、友人に砂をかけたこと
小学生の時、友人の悪口を言い本人を傷つけた事
中学生の時、りすとかっとに走り親を泣かせた事
そして今、勉強をしていない事
した側は忘れるがされた側は一生忘れない。
そんな言葉があるが、わたしは覚えている
今もずっと頭の中で謝罪し続けている
共感力が高いと言えば聞こえはいいけれど、これはただのエゴ。戒め。
高貴なる
身分にありて
その貌
しのぶこころを
おもふもおかし
とつくにの
ことばを学ぶ
鐘四つ
この身をかわずと
おもいさぶらふ
たいへいの
ねむりをさましし
客人の
乗りたる船は
さすけはななり
ひとしきり
風に身をば
任せれば
学期なかばの
試験にさうらふ
わたしはある女の子の時間を奪っている
その子はわたしのストーカー
三つ下の女の子
私のことをずっと好きだと言ってくれている
あげた手紙はクリアケースに入れられてカバンにぶら下がっているし
最寄り駅まで来ちゃうし
「りすかしちゃいました」なんて、画像付きで送られてきちゃうし
同じ部活に入ってくるし
どうしてわたしにそんなに時間をかけてるんだよ
きみが頑張れば頑張るほどきみの時間は失われてるんだ
だって絶対にわたしは君に振り向かない
きみは本当のわたしを知らないだろ
先輩として振る舞っているわたししか、弱いところを取り繕ってるわたししか見てないだろ
振り向かないよ。でも、一つだけ言えるのは
母親以外でわたしを好きだと言ってくれたのは君だけだ
今まで付き合ってきた男も女も誰もわたしに「好きだ」とは言ってくれなかったから。それだけは、嬉しいよ。
こんな態度だからきみはまた君の時間をわたしに使ってくれるのかな
一緒に昔のわたしを憐んではくれないか?
小四の時、唐突にパパが部屋に入ってきて言ったんだ
「パパはパパの友達の会社を助けるために少しの間違う場所に住むことになった。でも、二年くらいしたら帰ってくるからね!週末にも帰ってくるよ!」
当時の私は、スポーツマンでイケメンで頼りになるし、なにより遊んでくれるパパのことが大好きだった。その言葉を信じて、私は「パパはやっぱりかっこいいなーー!」と送り出した。あまつさえ、友達に「パパはお友達想いなんだよー」と自慢さえした
私は待ち続けた。まって、まって、まってまってまってまってまって…ずうっと…まって。
あれ?2年経っちゃった。まだ大変なのかなあ
信じていた。必ずいつか帰ってくる。また、パパのマラソンの応援に行ける。
また、待って待って待って待って待って…
高校生になりました。今度引っ越すことになったんだ!マンションなんだけど、同じ部屋にパパの部屋があるんだ!!
また一緒にご飯…食べられるって…思ってたのにな…
気付けば八年目。
一緒に晩御飯を食べなくなって八年目。
寂しい、辛い、悲しい、一緒にいて欲しい、でも、友達を助けてるんだよね…だったらしょうがないよね…私のことほっといても…しょうがないよね…
知りたくなかった。
お前が私に嘘をついていたなんて
おしえてほしかった。
お前の真実を
「自由になりたい」って理由だったんだね。
こどものまま、何も知らずに無垢なまま、
あなたを待てればよかった。
愛してる
たった唯一きみだけをわたしはこれからも、愛する
最愛の君
生まれた次元が違ってしまったから、会うことはないけれど
それでも、最愛の人はきっと君だけだ
君に出会えたというただそれだけで
わたしの毎日は今日も色づき、多幸感が溢れ出すんだ