NoName

Open App
1/12/2026, 12:51:22 PM

ずっとこのままなんだろうかと
考えるたび ぞっとする
毎日 なんだかんだ平穏で
おいしいものも食べれて
しあわせだ と、思う

その一方
着実に歳を重ねていく体
年齢相応の成熟を求められる社会
に対して
私の精神はあまりに幼い

まだ誰かから愛されたいと
子どもじみた願望を秘めていて
ふとした瞬間
それが 漏れ出しそうに なる
そんな自分が恥ずかしくて こわい

1/9/2026, 4:23:55 PM

三日月の

閉じた瞼から

涙がこぼれて

星になった




君のことだよ

1/7/2026, 4:15:02 PM

わたしも雪の花びらみたいに

溶けて消えれたらいいのに

1/6/2026, 2:46:02 PM

「おはよう」

君は朝、しょぼしょぼした目でぼくに語りかける

お皿と一緒にテーブルに並んで

まだ眠そうな顔でトーストを食む君を見る

「仕事行きたくないなあ」

君がそう言うから、ぼくは君のバッグに飛び込むんだ



ぼくたちはいつもいっしょ

どこかおでかけするときは必ずいっしょだし、

美しいものを見たとき、

おいしいものを食べるするとき、

君は必ずぼくの写真を撮るんだ




「また怒られちゃった」

しょんぼり顔の君をバッグの中から見上げる

まだ『ざんぎょう』ってやつ、終わらないの?

早く終わらせて、君がだいすきな、白いおさとうのドーナツを食べに行こうよ!

そうしたらきっと、えがおになるよ




「帰ろっか」

お疲れ顔の君が言う

やっとおしごと終わったみたい

今日もおつかれさま

ぼくのふわふわの手を握ると君はちょっとわらった
 



君がうれしいとき、

たのしいとき、

かなしいとき、

つかれてるとき、

どんなときもずっといっしょにいたいんだ



次のお休みはどこへ行こう?

ぼくの体は綿製だから、入場料はかかりません

体が小さいから、どんなバッグにだって入れるよ

ああ、でも

糸で縫い付けられたぼくの口じゃ、

「いつも一緒にいてくれてありがとう」

君に「どういたしまして」って言えないのがざんねんだなあ






1/5/2026, 3:33:20 PM

冬が好きだ。
つんと張り詰める冬の空気が好きだ。吐く息の白さは、私たちが普段意識していない「呼吸」を思い出させてくれる。
悴む手指の冷たさ。肌を刺すようなからっ風。裸になって、淡灰色の空に両手を伸ばす街路樹たち。
時が静止したかのような冬の静けさは、死に近いからこそ克明に生命の輪郭を明らかにする。
低い空と同じ色をした厚い雲の狭間から、黄金色の日差しが差し込む。雲が蛋白石の光を纏う。プリズム。
この景色に、あと何度出会えるだろう。

Next