No.16『梅雨』
私の心は梅雨のようにジメジメしている。
でも梅雨はあっという間に終わり、夏が訪れる。
それを待とう。例え、夏の訪れが遅いとしても、夏は必ず訪れて私たちを照らしてくれるのだから。
No.15『無垢』
純粋無垢なんて、子供にしか持てないものだと私は思う。
あの頃は何も知らなかった。幼い頃の私は自分の世界しか知らなくて、他の世界を知らなかった。
でも大きくなっていくうちに他の世界を知った。
他の世界は汚かった。
よくも分からないことで人を傷つけ、よくも分からないことで戦争をしていた。
なんでそんなことをしてるの?
私たちはなんのために戦争という悲劇の歴史を学んできたの?
戦争をなくそうと思わせるためなんじゃないの?
それなのになんで武器を持とうとするの?
なんで戦争するの?
暴力でねじ伏せるって何?
なんで世界を平和にしようと、戦争のために使うその知識を使わないの?
使わないならなんでそんな知識を持ってるの?
多くの人が平和や幸せを願っているはずなのに、たった数人の行動のせいでその願いは叶わないのはなんで?
ああ、まだ無垢の心を持っていたあの頃に帰りたい。あの頃のまま、何も知らずに生きていきたい。
でも、私はもう知ってしまった。
だからもう、後戻りはできないのだ。
No.14『終わりなき旅』
終わりなき旅、そんなもの本当に存在するのだろうか?
夢を追うことを終わりなき旅だというのならば、その夢は叶うか、諦めるか、叶わず終わるか、どんな形でもそれは終わる。
生きることを終わりなき旅だというのならば、生きている私たちは必ず終わる。
でも終わりなき旅があると信じたいと思った。
終わりなき旅を信じて最期の瞬間まで生き抜きたいと思った。
そう。それが私の生き様だ。
No.13『「ごめんね」』
「ごめんね」
この言葉は私の人生で欠かせない言葉だ。
毎日一度は誰かに対して言う。でも最近は誰に謝っているでもなく、ただ心の中で謝罪を呟いている。
駄作ばかりでごめんね。
優しくできなくてごめんね。
私が私でごめんね。
私なんかが居てごめんね。
私なんかが生きててごめんね。
私はきっとこの謝罪を否定してほしいのだと思う。
書き続けて良いと、人に優しくできていると、私が私であって良いのだと、私がここに居て良いのだと、生きてて良いのだと誰かに言ってもらいたいのだ。
自分を好きにはなれない私だから、誰かから言ってもらえる言葉でないと私は自分を認められない。
これは傲慢な私の貪欲すぎる我儘だ。
こんな私で「ごめんね」
No.12『半袖』
暑い。何故こんなにも暑いのか。まだ5月のはずなのにだ。
正直半袖にしたい気持ちはやまやまだが、周りは日焼けを気にしてずっと長袖だ。だから、別に日焼けを気にしない私も長袖である。
結局こうして周りに合わせる私はこのままこうして生きないといけないのかな…。