No.11『天国と地獄』
小さい頃は天国も地獄もあると信じて疑わなかった。
だからこそ、悪いことはしてはいけないと思っていたし、良いことをして天国に行こうと思っていた。
じゃあ、今は?
ある程度成長するとさまざまなことを学んだ。
そのうちに気づいてしまった。天国も地獄も存在しないことに。いや、例えそれがあったとしても意味がないことを知ってしまった。
みんなが天国に行けるような生き方ができれば世界は平和なはずでしょう?
──でも世界は平和じゃない。
みんなが地獄に行かないような生き方をすればみんなが笑顔になるはずでしょう?
──でも悲しみ、泣いている人がこの世界にはたくさんいる。
じゃあ、なんで天国と地獄が存在するの?
No.10『月に願いを』
月に願いを。
どうかいつまでも、夜のような暗闇を照らし続けてくれますように。
月に願いを。
どうかいつまでも、暗闇にいる私の道しるべであり続けてくれますように。
No.9『降り止まない雨』
いつからか、私の心はずっと雨模様だ。
その前までは降っても雨はいつの間にか止んでいた。
だが、今はもう雨は止んではくれない。
時に緩く、時に激しく、雨は私の心を打ち続ける。
当然だ。
私にはもう、雨を晴らしてくれる太陽はいないのだから。
雨が降り続けて、滲んで、ぼやけて、溶けきった時、私はきっとまた太陽に会える。
その時まで傘は差さない。
早く…太陽に会いたいなぁ。
No.8『あの頃の私へ』
自分の選択を間違えていたんじゃないかと悩んでいた、あの頃の私へ。
確かに辛いこともいっぱいあった。だけど、今私は大切な友人たちに囲まれています。
あの頃の私へ。
その選択をしてくれてありがとう。
その選択は間違いじゃない。
No.7『逃れられない』
私たちは何があっても足を止めてはいけない。
ハードルがあるなら飛び越えろ。
壁があるならぶっ壊せ。
生きるものとして死からは逃れられない私たちだが、最期の瞬間まで諦めずにそれから逃げ続けろ。
それが人生だ。