夢が覚める前に
夢のような時間を過ごした記憶は、だいぶ前になる。ただ一緒にいるだけで、幸せな気分になる。そんな人が、かつて私にはいた。後にも先にもその人だけだった。
人見知りの私にとって、ずっと話していても飽きないくらい、話しやすかった人。隣にいても緊張することもないし、安らぎを与えてくれた人。そんなひと時がどんなに大事だったか、今は痛いほどわかる。
私が一緒にいたいと思う人は、男女問わず数人しかいない。普段は隣に人がいるだけでも不快だし、たくさんの人混みの中にいれば、気分が悪くなる。
そんな人がまた現れたら、至福のような夢が続いてほしいと思う。いい大人が恥ずかしげもなく、このように思えるのは、両親の介護の影響もあるだろう。
人は1人では生きてはいけないことを、介護を通じて教えられた。老いていく両親を見ると、支え合って生きていくことが、どんなことよりも心の支えになる。
夢が覚める前に、至福の時間を大切に守り続けていく。私が思う最高の人生を送るために。
胸が高鳴る
私が胸が高鳴るのは、日本代表のスポーツの試合を見た時が多い。サッカーのワールドカップや、WBCなどがそうだろう。
ワールドカップは日韓の大会の時が、一番印象に残っている。あの時の興奮は今でも忘れられない。あの時、日本代表があんなに活躍するとは思わなかった。
日本のサッカーは、その以前までは今ほど強くなかった。世界の中でも下位に位置していた。それが今は世界のトップクラスと互角に渡り合えるほど、強くなった。
強豪国と戦って得点を入れた時は、握り拳をあげて唸ってしまうほど、感情が昂ってしまう。勝った時は夜、眠れなくなるくらい興奮が抑えられなくなる。
だから今回のWBCの試合が、地上波で放映されなかったのは、残念だった。生中継で見ないとあのワクワク感、ドキドキ感は味わえない。結果を見ても何も感じない。
ワールドカップは地上波で放映してほしい。胸の高鳴りをみんなで共有した方が、何倍にも感じることができる。日本に一体感が生まれ明るくなると思う。
日本のいい試合を見て、胸が高鳴るのをまた味わいたいと期待したい。
不条理
不条理、今の世の中ほど、この言葉に会っている時はない。大国が自分達に意に反する国を攻撃したり、諜報活動で政権を転覆させたりと、無理やり従わせる。こんなことをしていると、世界が第二次世界大戦前の状態になってしまう。
日本でいえば、江戸時代の幕末や太平洋戦争前がそうだろう。理不尽な条約を結ばされたり、ブロック経済で、貿易ができなくなるなど、力のあるものが弱きものを従わせる。
ウクライナがロシアに何かしただろうか。ウクライナは自国を良くするために、EUに近付いただけだし、イランは、石油に代わるエネルギーを、原子力発電に転換しよとしただけだろう。今のイランにアメリカを攻撃するだけの武器はない。
北朝鮮の方が、アメリカの脅威になっていると思う。
日本にとっての危機はロシアと中国だろう。ロシアはウクライナのことが終われば、北海道を攻めてくるかもしれないし、中国は沖縄を日本から独立させるために、何か仕掛けてくるかもしれない。
これからしばらくは、何が起こっても不思議じゃない。常に不測の事態に対応できるようにするべきだ。戦争は嫌いだが、戦争に巻き込まれないように抑止力を持つことも必要なのかもしれない。
理想と現実を両方見据えて、行動すべき時だと思う。
泣かないよ
泣かないよと誓うようなのをしたことはない。それどころか、幼い頃の私は泣き虫だった。大人しくすぐに泣くから、よくいじめられていた苦い記憶がある。
でも小学校に入ってから、目立ちたがりやな部分も出てきて、大人しい部分は消えっていった。それなのにあがり症ときているから、矛盾している。
大人になってからは、目立ちたがりやな部分は無くなったが、自信過剰なところが鼻につく、いけすかない人になっていた。いろんな人に迷惑をかけていたと反省している。
今は角が削れて、子供の頃のように大人しくなったと自分では思っている。まあやる気が無くなっただけなのだが、見方を変えれば気負いがなくなって、ちょうどいい感じになったと思う。
歳をとると涙脆くなるというが、感動ものの番組を見ると涙が出た時もあったが、最近はその手の番組を見ても、あまり涙を流すこともない。
そういえば、最近心が揺さぶられるようなことがなくなった。感情が平坦になったと言ってもいいくらいだ。味気ない人生を送っているように思える。
たくさんの経験をしたからだろう。刺激のある人生を送るには、新しいことにチャレンジする以外方法はないと思う。
今こうして書いていることが、最初の一歩になっている。
怖がり
小学校3年生まで私は、人型の人形が怖かった。特にマネキンと人体模型が怖かった。近くを通るのも嫌だったし、見るのも嫌だった。
マネキンの目は恐怖すら感じるほどだ。マネキンがあると、見ないようにして走り去っていた。家族とショッピングセンターに行った時は、怖くて1人で車の中で待っていた。
義手や義足も苦手で、病院の待合所で待ってた時は、俯いたまま、周りを見ないようにしていた。
夢でマネキンが襲いかかってきたり、ギロッと見られるなどの夢を見たこともある。一番怖かったのは、人が手術室みたいなところに入って行って、マネキンに改造されて、襲いかかってくる夢だ。
最近のマネキンは、のっぺらぼうの顔をしているので怖くない。昔のマネキンは、冷たい目をした感情のない表情が、恐怖を倍増させていたと思う。
幽霊に匹敵するくらい、自分には怖い存在だったと思う。流石に今は人型の人形を見ても、なんとも思わないし、触れることもできる。
でも、ターミネーターの世界が現実になったら、恐怖が再燃するかもしれない。