あかる

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怖がり

 小学校3年生まで私は、人型の人形が怖かった。特にマネキンと人体模型が怖かった。近くを通るのも嫌だったし、見るのも嫌だった。

 マネキンの目は恐怖すら感じるほどだ。マネキンがあると、見ないようにして走り去っていた。家族とショッピングセンターに行った時は、怖くて1人で車の中で待っていた。

 義手や義足も苦手で、病院の待合所で待ってた時は、俯いたまま、周りを見ないようにしていた。

 夢でマネキンが襲いかかってきたり、ギロッと見られるなどの夢を見たこともある。一番怖かったのは、人が手術室みたいなところに入って行って、マネキンに改造されて、襲いかかってくる夢だ。

 最近のマネキンは、のっぺらぼうの顔をしているので怖くない。昔のマネキンは、冷たい目をした感情のない表情が、恐怖を倍増させていたと思う。

 幽霊に匹敵するくらい、自分には怖い存在だったと思う。流石に今は人型の人形を見ても、なんとも思わないし、触れることもできる。

 でも、ターミネーターの世界が現実になったら、恐怖が再燃するかもしれない。
 

3/16/2026, 12:15:47 PM