囚人

Open App
2/9/2025, 11:38:30 AM

君の背中を見ていると、何故だか寂しく感じる。君は不思議な人だ。だからか、目が離せない。私は知らないうちに、君のことを目で追いかけている。そうして、君がどこへも行けないように、いつまでも君の背中を追いかける。君は、私から何処までも逃げて、孤独に生きようとしているようだが、生憎私は、君を独りにしたくは無いのだ。君が私に気が向くその時まで、私は君の背中を追い続ける。例え死んでしまっても、私は君を愛し続けるだろう。

2/8/2025, 10:10:27 AM

貴方は、遠くへ行ってしまう。何処までも、深く、遠くへ行ってしまう。私が近付くほど、何処かへ行ってしまって、いつしか貴方は帰って来なくなってしまった。
私が、貴方を愛しすぎてしまった。そのせいで、貴方は旅立ってしまった。私が追い込んでしまった。貴方はまだ幼かったのに、他界してしまった。私が殺したようなものだ。母親として、私は失格だ。
私の可愛い子、どうか、こんな母親を許さず、恨んで、そちらで待っていて。

2/3/2025, 7:39:49 AM

私は毎日、手紙を書いている。この手紙の存在は、他の誰にも言わないでいる。その印に、手紙を書き終わった後は、いつも手紙を燃やしている。この手紙は、誰にも知られてはいけないのだ。
私は、心の内のことを、手紙にして燃やしている。そうすることで、気分が少しマシになる。私は、誰にも自分のことが話せない。だからこうして、手紙にしているのだ。

1/10/2025, 3:33:10 PM

未来への鍵、それは私である。私が死ぬのも、私が生きるのも、私の全ての行動は私が握っている。だからいつ死ぬかなんて私には分からない。その時が来れば、私は躊躇なく死ぬだろうが、今では無い。いつ死ねるかと待ちわびて今日も生きているが、もう飽きてきた。死にたい思いで沢山である。この文を読んでいる君も、これを読んでどう思うのだろうか。きっとつまらないと思うに違いない。私もそう思う。やけくそに鍵を掴むのは良くない。

1/7/2025, 1:15:51 AM

私は貴方と一緒に心中をしたかった。しかしそれは、無理な話です。私たちは別の時代で生まれてしまいました。もし同じ時代に生まれていたら、私は幸せに死ねたでしょうに。しかし、貴方に迷惑を掛けていたことは間違いないでしょう。
私は貴方のお陰で小説家になるという目標を立てました。今生きているのも、今死んでいないのも、全て貴方のお陰なのです。私は貴方と一緒の道を歩みたい。欲を言えば、貴方と小説家として関わりたかった。ですが、貴方は既に死んでいる。私は貴方の代わりに、芥川賞を受賞したいと思っております。なのでどうか、この世間が私を見てくれるかは分かりませんが、私が死んだら小説家として私を褒めていただきたい。

Next