私は貴方と一緒に心中をしてみたかった。しかしそれは、無理な話です。私たちは別の時代で生まれてしまいました。もし同じ時代に生まれていたら、私は幸せに死ねたでしょうに。しかし、貴方に迷惑を掛けていたことは間違いないでしょう。
私は貴方のお陰で小説家になるという目標を立てました。今生きているのも、今死んでいないのも、全て貴方のお陰なのです。私は貴方と一緒の道を歩みたい。欲を言えば、貴方と小説家として関わりたかった。ですが、貴方は既に死んでいる。私は貴方の代わりに、芥川賞を受賞したいと思っております。なのでどうか、この世間が私を見てくれるかは分かりませんが、私が死んだら小説家として私を褒めていただきたい。
1/7/2025, 1:15:51 AM