ウミネコ

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5/23/2024, 11:57:24 AM

今、正に逃れられない。


ベッドに転がって、スマホをいじりたいという誘惑!


今日こそはやらない!!と心に固く決意したってさ。


目の前にベッドが現れた瞬間、アッサリ簡単にへし折られるんだもんなぁ。


何かもう逃げなくてもいい気がするよね。


#逃れられない

5/23/2024, 7:27:10 AM

「また明日」という言葉、なんて事なしにますよね。


実際、私も「また明日ね〜」とサラッと同僚に言うし、明日の自分にタスクをぶん投げる事はしょっちゅうあります。



「明日の私、信じてるぞファイトー!!」ってな感じで。



しかしね、その「明日」が来る100%の確信なんてない。



明日どころか、次の10分後だって自分が存在していられる保証はないんです。



「そんなバカな」と思いますか?



正直、私はちょっと思います。



昔は鼻で笑ってました。



「はいはい、意識高くて結構ですねぇ」って嫌味なコメントつけて。




しかし、父親が心臓病を患い、五年後の生存率が三割と告げられてから。



少しずつですが、明確に変わりました。




次の瞬間には止まるかもしれない心臓。




布団に入って、翌朝には失われているかもしれない生命。



そんな自分自身と向き合って、本当に大切なもの、本当にやりたい事だけを選び続けている父。



誰よりも父の側で、悲しみと不安を抱えながら、それでも寄り添い生きる母。




そんな様子を横目で見つめてきて、次第に




「今この時間、この生命は当然に与えられるものでは無い」




という感覚が、馴染んでいった感じがします。





「また明日」を、当たり前にしない。





両親からもらった、大事な教訓のひとつです。





#また明日









5/19/2024, 11:13:31 AM

大事な子達との別れは、いつだって突然でした。



ひとりは、話があると親に呼ばれ、行った先で冷たくなっていた。

後から、車に轢かれて、虫の息のまま家まで帰ってきたと聞かされた。

人生で、あれだけ声をあげて泣いたのは一度きり。



ひとりは、学校から帰ってきたら姿が無くて、夜まで探し回ったけど見つからなくて。

疲れ切って家に帰ったら、亡くなったと告げられた。

愛用していたぬいぐるみは、今でもずっと残っている。



ひとりは、歯科手術の後に白血病を発症。手立ては無いと言われてどんどん弱っていった。

ある日の早朝、寝床の母に挨拶をして静かに家を出ていったそう。

あれから10年、どれだけ待っても帰ってくる事はない。



そして最後のひとり、私の大事な娘は、連休明けの朝にご近所の庭で見つかった。

眠っているようだ、ぬいぐるみみたいと先生には言われた。

私のせいだ、休みのうちに病院に連れて行ってあげていれば。

あの時の後悔を、忘れる事はきっとない。



彼等の他にも、数えきれない猫達との出会いと、別れがあった人生です。



ヒトより断然短い生を全うする姿は、


「生命は必ず終わる」


その絶対の事実をいつも胸に刻んでいってくれた。



出会ってからの全ての日々が宝物で、別れ方も大切な思い出になるんです。


例えそれが、耐え難い痛みを伴うとしても。


彼等との大切な時間は、動物医療の現場で働く原動力になっています。



ごめんね、はもう言わない。


いつかまた会えたなら、ただ「ありがとう」「愛してるよ」と伝えたい。


そして、全身全霊を込めてナデナデヨシヨシさせて頂きたい!

お前らの腹枕が最高だったんだよ!!




#突然の別れ

5/18/2024, 6:54:22 PM

そんな素敵なものなんてありませんよ。

ただ、大学時代に好きだった人の事はよく覚えています。

並んで芝生に寝転んで、夜空いっぱいの花火を見た夜。

横顔から目が離せなくて、不思議な体験でした。

その事を友人に話した時に、ふと「あの時なら、好きって言えた気がする」と口にしました。

友人は「切ないけど、それが恋だよ」と返してくれて、あぁそうなのかと。

他人事のように受け取る自分を、少しさみしく思いました。

今彼はどうしているだろう。

あの頃と変わらず、元気に笑っていてくれると良いな。


#恋物語

5/17/2024, 12:00:24 PM

近所にあるファミレスは午前0時、真夜中まで営業している。
気分良く作業していると、いつの間にか閉店ギリギリになってしまう。
馴染みの店員さんに見送られて、店の外に出る。
目の前は真っ黒な空に、電灯の灯りがチラホラ灯っていた。脇の道路を走る車も無く、歩く人影もほぼない。人の気配、生活の音が一切しない世界。
私が一番好きな時間だ。
海の凪のような、しんとした雰囲気に、肩の力がすっと抜けていった。
空気を鼻から大きく吸い込んで、そっと口から吐き出す。
この静かな世界にさざなみを立てないよう、家へと歩き出した。

#真夜中

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