ウミネコ

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2/5/2025, 3:37:45 PM

心を心で語り合う、コミュニケーションの理想ですよね。

子供の頃は、そんな事は当たり前だと思ってました。

「大好き」と言えば「私も」と返してもらえて。

「嫌!」と言えば「何が嫌なの?」と寄り添ってもらえる。

大人になった今、それがいかに難しい事なのか痛感しています。

煩雑なアレコレに追われて、語り合うどころか、自分の心すら見失ってしまう。

そんな状態で誰かの心と繋がろうなんて、拗らせにも程があるってもんです。

助けてくれたのは、一緒にいた動物達でした。

ただ向き合って、「好きだよ」「いい子だね」「ありがとう」と言い続けると、彼等もちゃんと同じものを返してくれる。

心と心がつながる、そんな幸せを思い出させてくれました。

イカれてると思いますか?

首を縦に振った貴方、動物を飼った事ありますか?

無いんですか?

イカれてますね!!

2/3/2025, 11:24:15 PM

いつだって、私は優しくされてきた。

両親からは可愛がられ、不器用ではあったけど、私の望みを精一杯叶えてくれた。

仲良くなる友達は皆器が大きくて、私の変な言動をいつも面白がって、一緒に笑って、時には泣いて、喧嘩もして、いっぱしの青春を味わわせてくれた。

すごく、すごく恵まれていて、幸せだった。

社会に出てからは、そんな私は全く価値をつけて貰えなかった。どこへ行っても怒られて、説教されて、使い物にならない奴の烙印を押された。

そこで私は思ってしまった。
「社会は優しく無いんだ」って。

もっと変わらないと、もっとちゃんとしないと、「明確に」役に立つ証明をしないと。
社会から「要らない」と爪弾きにされてしまう。

両親が「最近どう?」と気にしてくれても、友達が私に「会いたい」と言ってくれても、全然ありがたく無かった。

だって私は優しく無い社会に、しがみついて生きなきゃいけないんだから。
一時優しくされたって、後が辛くなるだけだ。
「もっとこうしろ」「何で出来ないんだ」「ダメな奴だな」
そんな言葉が降りかかる世界で、1人で生きなきゃいけないんだから。

優しくされて、表向きは感謝していても、本当は思っていた。
「優しくしないで」って。

更にそれをこじらせて、「私に優しいだと…裏があるだろ!」「お金は貸せませんよ!!」みたいに、ひねくれた目で人を見るようになってしまった。

今になって、漸く「それはもう違うよ」と言えるようになった。
社会が優しいかどうか、価値があるかどうか、まず私が決めて良いんだって教えてもらった。

「社会は優しい」
「何もしなくて良い、そのままの私でもう価値がある」
「だからもう、優しさを思いっきり受け取っていい」

決めてから、大分のびのび生きられるようになってきた。

でも変化はグラデーションで、たまーに昔の感覚が戻ってきたりする。
差し出されたものにムズムズして逃げ出したくなったり、「優しくしないで!」って叫びたくなる時がある。

その度に、「いやいや、もう違うから」と軌道修正するんだけど、最近はそれを楽しんでる自分がいる。
あんなに苦しんでいたのに、気付いて変えればこんなにも印象が変わるものなんだね。

散々こじらせて、絶望すらしていた「優しくしないで」は、今を楽しむスパイスになっています。

#やさしくしないで

1/29/2025, 10:19:17 PM

日の当たらない所が好き。
出来るだけはじっこの、影が濃い所。
じりじり肌がやかれる感じが無くて、腰を下ろすとひんやり冷たい。あー落ち着く。
キラキラ光る日向をぼんやり眺めて、たまーに浴びに出てみたりして。
そんな塩梅が、一番私らしいと思います。

11/26/2024, 11:03:32 PM

最近、やたらと微熱が多いんです。

夜家に帰ってきて、ふぅーと一息ついた時に「あれ?なんか変だな?」と感じて、測ってみると大体36.8℃くらい。

多い時は、週に3回はそんな事があります。

変だなぁ、昔は熱なんて全然出した事なかったのに。
ちょっと前にコロナに罹ったし、それの名残りかな。
今は仕事が忙しいし、身体がしんどいのかな。

色々思いを巡らせてみて、いやまてよと思い至ったのは、

「気付いてなかっただけで、昔から意外と発熱してたんじゃないか」

という事。

つまり、今やっとそういう身体の機微に気付けるようになったのでは。

まぁ無理が利かなくなった、歳を食ったと言ってしまえばそれまでだけど。

もっと自分を労わり大事にする、そんなきっかけ探しが出来る様になったと思えば、存外悪いものではないのかもしれません。

#微熱

5/31/2024, 12:33:03 PM

例えば、自分よりずっと上手くやってのける人を見て、「私なんか」と落ち込む心を感じる時。

例えば、面白いのであろうネタで大笑いしている一団に、くだらねぇと冷めた目をする自分に気付いた時。

例えば、あり得ないようなミスを目にして「バカじゃねえのか」と思わず口にした時。

まっさらだった自分は、果たしていたのだろうかと途方に暮れる。

自分を卑下する事はなく、傲慢に足蹴にする事もなく、誰かを否定する事もない。

ただ目の前のものを、そのままに受け止めて「そうなんだ」と呟くだけ。

戻れないと分かっていても、私という色眼鏡をかなぐり捨てたい時もある。

疲れてるんだ、もう眠ろう。

眠って起きたら、「そんな私で良いじゃないか」と呟けるさ。

きっとね。



#無垢

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