紅林眞叶

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10/25/2022, 12:21:35 PM

友達


今私が泣いていてもあなたの記憶の中では
どうかあなたと同じ笑顔できっと思い出してね
ああ、忘れないよ
また会えるまで
心の奥灯りに気づく

10/24/2022, 12:09:23 PM

行かないで


あの人との会話が
ちくりと胸に刺さったまま

もう何も考えることもできなくなってしまった

あの人はなぜ、私の前から消えてしまったの……?

10/23/2022, 11:38:05 PM

どこまでも続く青い空

数年前に起きた、大規模な地震。
その地震で、私の家族は亡くなった。

月命日には必ず墓参りをすることが、私には習慣付いていた。

空を見上げたら、そこは雲ひとつない青空が続いていた。
どこまでも続いている、この青い空。


今日も私は、この空を見上げている。

10/22/2022, 9:13:09 AM

声が枯れるまで


私は叫び続けた。もう会うことのできない彼へ。

もうこの世に存在しない、大切な彼へ。
声が枯れるまで、叫び続けた。
声が枯れるまで、歌い続けた。
彼が大好きだった曲を。

私はひたすら歌い続けていたけど、もう哀しさがコップから出てしまった。

10/20/2022, 2:11:50 PM

始まりはいつも


始まりはいつも、最悪。

私の家は、いわゆる転勤族。
父親の仕事の関係上、転校が多かった。
幼稚園で2回。
小学校で4回。
中学で1回。
高校で2回。
大学では、学生寮を利用していたため、私自身に影響はなかったが、4年の間に3回転勤している。
研究職に就きたかった私は、大学院に進学。

大学院を出て、研究者に進んだは良いものの、職場での人間関係では、少しこじれていた気がする。
私は、2つ年上の人に食事に誘われた。
女性で研究職に就く人は多くない。
恐らく、仕事上での誘いなのではなく、プライベートであることは、すぐにわかった。

過去を振り返れば、学校が変わるたびに毎度自己紹介をしていたけど、二週間も経てばクラスの男子に告白されていた。
その度に、女子からの反感を買い、いじめを受けていた。でも、男子が庇うから、いじめはどんどんエスカレートしていった。

しかし、この職場にいる女性は私を含めて4人しかいない。学生時代のようなことは、数年経っても起きることはなく、むしろ「モテて羨ましい〜」と言われる始末である。

私は、始まりはいつも最悪だと思っていた。
けど、その気持ちは今日でおしまい。
扉を閉めて、鍵をかける。その鍵は、どこかに捨ててしまった。
だからこの扉は、生涯開かずの扉。


後悔はないよ。
だって、自分で決めたんだもん。

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