雪を待つ
──最近少しずつ寒くなってきた頃。
もう12月なのに雪が降る気配はなく
彼女は窓辺に座り、雪が積もったら何をして遊ぼうかと外を眺めていた。
白い息を吐きながら外を歩いていると街はクリスマスの飾りで彩られている。
暖かいコートを着ても寒さが身に染みるけれど彼女は小さく笑う。
ふわりふわり…
真っ白な妖精のようにふわりふわりと私の手に落ちて手の平でとけた。
「ふふ、不思議だなぁ」
あの日も今日みたいに雪を待っていた時
街道でお母さんが言ってたんだ。
「ねぇ、雪はね真っ白な妖精なんだよ
街の人達や私を見てごらん、みんな幸せそうだよね
ほら、あなたも暖かい気持ちになったでしょう?」
その時花びらが落ちてるように雪が降ってきた。
お母さんがにこって微笑むから私も暖かい気持ちになったんだ。
今はお母さんは遠くに行ってしまったけれど
今もここに居たかのように暖かくて。
何処か寂しいと感じるけど大丈夫、
これからは貴方がそばに居てくれるから。
愛を注いで
お願い…愛を注いで、愛が足りないの
────遠距離恋愛なんて耐えられない
君は仕事だからって国外に行ってしまったけれど
私は不安で堪らないんだ
だって可愛らしい女性が沢山居るのでしょう?
君は「愛してる」と言ってくれたけど
もし…って考えたら涙が零れる
分かってるよ、私って重いよね
電話やLINEで話したりはするけど
「忙しいからまたな」「今仕事なんだ」
そう返信される度に話す日が少なくなっていく
あれ…君は仕事そんなに好きだっけ?
でも仕事を頑張ってるの応援したいしな
そうだ、旅行で君のいる場所に行こう
私は仕事を休み、飛行機に乗り
君には内緒で手作りお菓子を持ち君のいる所へ向かう
あぁ喜んでくれるかな
君は私を愛してるんだもの
きっと会ったらもっと大切にしてくれるはずだよね
───君を見かけた…私は走った
愛情を注いでくれたのはあの日で最後だったんだ
もっと愛情注いで欲しかったな
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友達からのリクエスト「愛の重い女の子の失恋話」
心と心
貴方は今どんな心をしている?
その心はどんな色をしている?
赤?それとも黄色?それか紫?
元気な時や嬉しい時は明るい色
苦しい時や悲しい時は暗い色を
心の中で絵の具のように混ざり
ガラスのように美しく綺麗な色
泥のようにぐちゃ〜っと汚い色
でもどれも全て貴方
心は貴方
心は心
心は色
何でもないフリ
最近気になるあの人。
どうしたら僕を見てくれるんだろう?
少し長めのウフルに耳と口に多めのピアス。
目が合うと低くて甘い声で僕の名前を呼ぶ。
かっこいいなんて言葉じゃ表せないくらい
僕にとっては素敵な人なんだ。
君はいつも行きつけのカフェで珈琲を飲んでいる。
君の隣に居たいけど迷惑じゃないかって不安なんだ。
本当は好きだってちゃんと言えたら
今と少しは変われたのかな?
…なんて現実はそんなに甘くない。
だって結ばれないのは分かりきってるから。
君はただ笑ってるだけでいい。
それだけで僕は幸せなんだ。
あぁそう思ってたら涙が零れてしまった。
君は心配してくれたけど僕は何でもないフリをする。
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友達からのリクエストです!
仲間
仲間とはお互いに助け合うもの
仲間とは共に笑い共に泣くこと
友達のようで実はちょっと違う
友達は一緒にいるのが楽しくて
仲間は目的に向かい頑張るもの
友達も仲間も本当に暖かいんだ
沢山喧嘩もしたりすれ違ったり
でもきっと一生変わらないんだ
今を今を大切にすることで必ず
幸せな未来が見えて楽しくなる