夢と現実
僕が思う「夢」は未来
理想や目標に向かって
努力し実現させるのは
苦労や困難様々な壁を
乗り越えないと難しい
夢のような事だけれど
努力を続けてる人達は
きっと夢を諦めないで
踏ん張ってきたと思う
僕が思う「現実」は過去
嬉しい悲しいの思いは
全て僕が感じた感情で
どんな時でも前を向き
時には背を向けて休む
時間は戻らないけれど
一つ一つの積み重ねで
一秒一秒を生きていく
自分を信じているんだ
「夢」と「現実」
それぞれに意味を持ち
人々も個性が全て違う
でも僕はそれでいいと
今日も今を生きていく
さよならは言わないで
僕はさよならが嫌いだ。
だって楽しい時間が終わってしまうから。
僕はさよならが大嫌いだ。
大切な君が居なくなってしまうから。
僕はまたねが好きだ。
また会えると分かってるから。
僕はまたねが大好きだ。
君の笑う顔がまた見れると思うから。
僕は君に伝えたい。
大好きだと、愛していると。
僕は君に言った。
さよならは言わないで。
「ずっと一緒に居よう」
光と闇の狭間で
僕にとっての光は貴方が居ること。
僕にとっての闇は貴方を失うこと。
貴方の居ない世界なんて
考えられない。
悲しくても生きるっていうのは
相当勇気がいることだと思う。
楽しくない、苦しいって思うのは
まだ生きたいと思っているから。
理由なんて要らない。
貴方が居て頑張れるのも
貴方が居なくて人生が色褪せるのも
全てこれが僕だから。
人生の別れ道にぶつかっても前を向くのは
思いっきり笑える時を待ってるから。
距離
「クロ物語」
───グゥー…お腹が空いたにゃー
「何か食べたいにゃー」
あ、おいらはクロだ!
全身真っ黒で美しいにゃー!
でも今お腹空いてるんにゃー…
そうだなぁ…何を食べるか迷うにゃ。
ここはやっぱり魚か…?
いや、やっぱり肉か…?
おいらは、じっくり焼いた魚が好きなんにゃー。
いつもご飯を分けてくれるおじさんが居るんにゃー。
おいらが可愛いから当然だけどにゃ!ふん!
生意気そうなクロはいつものように
おじさんの家に向かっていく。
あのおじさんは、いつも縁側に座って
お茶を飲んでいるんにゃ
おいらがやって来ると眩しい笑顔で
ご飯を分けてくれるんにゃー
今日はどんなご飯かにゃー?
ワクワクするにゃ!
「お、おはよう!クロ、今日の飯はこれだぞ!」
出されたのはふっくら焼いた秋刀魚だった。
高めの机に並んであって秋刀魚は遠い。
まぁ、おいらにとっては楽勝だけどにゃ!
ぴょんぴょんと静かに跳び、1口かじり
う、美味すぎるにゃー!
今日も秋刀魚が美味いにゃー!
泣かないで
───ふわっと強く香るラベンダーの花束。
花屋に寄り道する時君は必ず呟くんだ。
「特に深い意味は無いけれど、元気になれるから好きなんだ~」
ラベンダーの花を蒸留して作るアロマオイルに
乾燥させたものをお湯で入れたハーブティー。
ラベンダーの花を粉砕して石鹸や入浴剤に混ぜたり
乾燥させたものをドライフラワーにすることも出来る。
リラックス効果や眠気を誘う効果で
君はいつも緊張ばかりの僕にピッタリだって教えてくれた。
そうだ、今日は君の誕生日だったよね。
プレゼント沢山迷ったけれどきっとラベンダーが喜ぶと思って
実は沢山買ったんだ。
でもすぐに枯れても嬉しくないからと
ドライフラワーにしようと数日前から準備しては
喜んでくれるかなと期待を膨らませた。
───トゥルルルルル…
ん?なんだろう…電話がなっている。
出てみると友達からの電話だ。
「どうした?そんなに慌てて…」
「どうした?じゃないよ!結菜が事故にあった!」
衝撃受けた僕は動揺を隠せず全力で走り事故現場に向かった。
警察と救急車がファンファン…ピーポーピーポーと音が鳴っている。
嘘だろ…結菜は無事なのか!?と
頭がいっぱいで呼吸も荒くなり僕は気を失った。
ごめんね…結菜………
────あの事故から1年経ち、周りも落ち着いてきた頃
あの日君に渡せなかったラベンダーのドライフラワーを
遅めの誕生日プレゼントと墓の前にそっと置いた。
スゥーと涙が零れ、止まらなくなり
子供のように泣きじゃくった。
ぶわっと風が吹いてラベンダーの香りと共に聞こえてくる。
「泣かないで」