かっぱえびせん

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12/10/2024, 10:16:28 AM

「仲間」

仲間って、
楽しい時は一緒に笑ってくれるけど、
失敗したら爆笑してくる。
「助けてよ!」って言ったら、
「それが面白いんじゃん!」って返してくる。

でも、
ピンチの時には絶対そばにいる。
そしてまた、
笑わせてくる。
やっぱり、仲間ってずるいよね。

12/10/2024, 3:29:29 AM

「手を繋いで」

私たちはいつも、
何も言わずに手を繋いで歩いていた。
言葉なんてなくても、
その温もりがすべてを教えてくれる気がして。

でも、本当は怖かった。
君の手が、私じゃない誰かのものになったら、
このぬくもりを忘れられる自信がなかったから。

「手、冷たいね」って君は笑って、
私の手をそっと包んでくれる。
その優しさが嬉しくて、切なくて、
何度も心の中で叫んでいた。

「このまま時間が止まればいい」って。

でも、現実は冷たくて、
君の手が私の指先から離れた瞬間、
何か大事なものが音もなく壊れた気がした。

それでも私は笑って、
「またね」なんて言うんだ。
君に届かない声で。

12/8/2024, 12:10:41 PM

「ありがとう、ごめんね」

ありがとう、君が見せてくれた世界の広さ。
本の中に、言葉の中に、未知が詰まっていた。

ごめんね、知識を追いかけるばかりで、
君の声を聞き逃してしまった日々。

ありがとう、ごめんね。
君がいなければ、私の世界はもっと狭かった。
でも君と一緒に、まだその先を見たいんだ。

12/7/2024, 10:47:16 AM

「部屋の片隅で」

部屋の片隅で見つけた
少し欠けた写真立て
笑っているのは、
まだ未来を知らない自分たち

埃を払うと、
手に付く細かな粉が
過ぎた時間の重さを語る

部屋の片隅には、
戻らない日々の残響が眠っている
触れれば温かくて、
けれど少し冷たい

あの日の自分に何か伝えるなら
「そのままでいいよ」って言うだろうか
それとも、ただ黙って頷くだけか

片隅でひとり思い出す
過去も未来も混ざり合うこの瞬間
写真を戻し、また時を重ねる

12/7/2024, 3:32:01 AM

「逆さま」

逆さまにしたら、
世界の音が変わり、
空は足元に広がり、
地面は遠くの空に漂う。
まるで夢の中にいるようで、
それが現実だと知っているから不思議だ。

涙も笑顔も逆さまに流れ、
思い出が逆転して映る。
あの日の言葉も、
今の心の声も、
すべてが反転して、
新しい形に生まれ変わっていく。

逆さまでも、
少し違うだけで、
何もかもが新しく見える。
失ったものも、
その向きを変えたら
手のひらの中に戻ってきそうで、
希望が見え隠れする。

逆さまにしたって、
それでも私は私。
どんな角度でも、
心はまっすぐに前を向いている。

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