5/22/2025, 3:08:24 PM
やっと てき を たおした!
新しい朝
新しい部屋
新しい服を着て、
新しい髪型になる。
とても清々しい気分。
窓から見える空は四角い。
まるで生まれ変わったみたい。
私を傷つけてくる悪魔はもういない。
周りには怖い顔をしている人が多いけれど。
それでも私はこっちの方がいい。
やっと、やっと自由になれた!
彼女はほの暗い部屋の中で1人笑顔だった。
鉄格子と、鎖に繋がれた足でも。
てきに囲まれていた過去より、
今の彼女はずっとずっと自由だった。
_No.3 昨日とは違う私
5/21/2025, 11:43:00 AM
手の中に、小さなたいよう
「やる」
真っ白な体操服を身に纏うあなたが手を差し出す。
反射的に両手を差し出し、彼が私の手のひらに落とした飴玉を見つめた。
赤くて、まあるい。
貧血で休んでいた私には、その糖分がとてもありがたかった。
ある時は黄色い飴玉。
またある時は緑色の飴玉。
カラフルで、甘くて。
でもね、私は赤色が1番
「好き」
初めてくれたあの赤色。真っ赤な頬がまるで飴玉みたいで。
私の瞳に光をさした。
_No.2 Sunrise
5/20/2025, 11:58:41 AM
手を伸ばした そこにあなたがいるように
「窮屈だ」
それが友達の口癖だった
少し薄暗い教室と、変わらない教師の声
空を飛ぶ鳥たちが楽しそうに歌っていた
「いつか自由になってやる」
そう言っていた友達は、18の夏に空を飛んだ
あなたは何を見たんだろう
青い空と、無機物しか見えないここで
フェンスに囲まれていて、まるで鳥かごのようだった
ふと、強く風が吹いた
その先に
友達が見えた
手を、伸ばしてしまった
「私もつれていって」
_No.1 空に溶ける