air

Open App

手の中に、小さなたいよう


「やる」
真っ白な体操服を身に纏うあなたが手を差し出す。
反射的に両手を差し出し、彼が私の手のひらに落とした飴玉を見つめた。

赤くて、まあるい。

貧血で休んでいた私には、その糖分がとてもありがたかった。

ある時は黄色い飴玉。
またある時は緑色の飴玉。

カラフルで、甘くて。

でもね、私は赤色が1番
「好き」

初めてくれたあの赤色。真っ赤な頬がまるで飴玉みたいで。

私の瞳に光をさした。


_No.2 Sunrise

5/21/2025, 11:43:00 AM