9/28/2025, 9:53:05 AM
【涙の理由】
ぽろぽろこぼれる涙が美しすぎて、見惚れてしまった。
どんな表情でも見せてくれるようになったのがうれしい。
そっと涙をぬぐえば、真っ赤な目がこちらを向いた。
「……ごめんね」
9/19/2025, 4:52:29 AM
【もしも世界が終わるなら】
願ったり叶ったりだ。
こんな世界がなくなるなんて。
逆に今までなくならなかったのが不思議なほど。
これまでたくさんの悪意を受けて、
痛かっただろうなと思う。
人間たちの都合でめちゃくちゃにされ続けて
それでもなんでもないみたいに存在し続けてくれた。
そんな世界がなくなるなら、願ったり叶ったりだ。
9/17/2025, 9:09:40 AM
【答えは、まだ】
「もう、いいよ」
そう悲しそうに言った君の言葉が耳から離れない。
どうすればよかったのか。
どうすれば離れずに済んだのか。
僕の何が悪かったのか。
答えは、まだ出ていない。
夢にまで出てくる君は、僕が今まで見てきた表情とはまったく違っていて。
好きにならなければ、付き合わなければよかったなと、そう思ってしまう自分がいるのはもっと嫌だ。
9/16/2025, 9:10:12 AM
【センチメンタル・ジャーニー】
行き先のわからない電車に乗って、バスに乗って。
辿り着いた駅のホームでため息をついた。
なんでこんなことをしているのだろう。
しかし、それが感嘆のため息になるのはそう遅いことではなかった。
果てしなく見える海。
季節外れなことは理解していながら砂浜に座った。
寄せては返す波が綺麗で、目を離せなくなった。
「綺麗だ……」
彼女のように。
誰にも言えないその言葉を飲み込んで、夕日に目を細めた。
9/15/2025, 10:00:44 AM
【君と見上げる月…】
君と見上げる月は綺麗だ。
一人で見上げる月よりずっと。
君といると、一人が苦手になる。