シンビジウム

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7/1/2025, 2:54:54 AM

【カーテン】

目の前でカーテンが閉められる。

思考を停止するように
通信を遮断するように。

「開けて」と「助けて」と叫んでも
開けられることはなかった。

孤独に突き落とされるのがこんなにもつらいのかと
ぞっとする。

どんどん酸素が薄くなる。

ふっと眠るみたいに意識が途絶えた。

6/26/2025, 3:50:18 PM

【最後の声】

"またね"

また、がいつなのかわからないまま。

当たり前のように口にした言葉が、自らを縛りつけるほど重かった。

その日から、あなたのことばかり考える。

夢の中でもあなたと会って

人混みの中からあなたの声が聞こえて

目を閉じればあなたの笑顔が浮かんで

日常にあなたが溶け込んでいた。

でも、聞こえる笑い声はずっと一つだった。

6/22/2025, 9:56:03 AM

【君の背中を追って】

あの人の負担になるのが怖くて

だから何も言わずについてきてしまった

僕にはその選択肢しかなかった

ストーカーかな?なんて

薄っすら笑みが浮かぶ

あなたの背中まで、あと数歩

6/20/2025, 9:59:47 AM

【雨の香り、涙の跡】

この世で一番うれしいのは、推しの嬉し涙だ。

うるっとした瞳が画面越しでもすぐにわかった。

自分のこと以上にうれしい。

推していてよかった、と本気で思わせてくれる。

ずっと笑っていてほしい。

あの人の隣で。

6/18/2025, 10:00:35 AM

【届かないのに】

言葉にしないと、届かないのに

それすら気づけずにいた

言葉にするのが怖い

自分が意図した意味と異なる意味で捉えられるのが怖い

そう思えてしまうのは…

しおりが落ちるように、フラッシュバックした

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