鎧を下ろした自分

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4/25/2024, 1:54:34 PM

80歳を迎えた未来の自分を想像してみた。何を望むのだろう。
両親はもう居ないだろう。失いたくない物を失い。時の流れに抗う事ができないと理解し、未来ある若い目を見守りながら新しい時間をのんびり過ごすのだろうか。
その時に望む事。若い時に戻りたいと願うのでは無いだろうか。
両親や今関わっている方、旧友に会いたいと素直に考え、あの時頑張っていればなんて思うのではないだろうか。
勝手な想像ですが、可能性は大いにある。
今を精一杯生きてみようと思った。
親孝行、仕事、友達との時間、パートナーと過ごす時間。
全てが選択次第でかわるのだとしたら、未来を作っていくのだとしたら後悔しないよう生きてみよう。
そして、80歳を迎えたら流れ星にこう願える自分になりたい。
これまでの人生でたくさん助けて頂いた方達に感謝のありがとうが届きます様に。と素直に思える年寄りになりたいところです。

25歳 男

4/21/2024, 11:07:38 AM

親父が嘘をついた。それはそれは下手な嘘だった。息子には分かる。上京して8年が経つ。九州と東京の距離、親父と電話したのは初めてだ。
九州男児の父。泣きごとは1度も言わせて貰った事がない。
そんな親父が電話をしてきた。間違えてかけてしまったのだと。
親父がそんな下手な嘘をつかないといけなくなるまで、心配をかけた。心配してくれた。
雫が落ちた。
今日は雨で良かった。

4/12/2024, 9:56:09 PM

今日もまた晴れていた。始業式だ。制服のスカートの丈が短い、身長が少し伸びたのかな。
両親は共働きだ。だから、おじいちゃんが学校までいつも送ってくれる。
青春時代の真っ只中で、思春期。家族の愛が恥ずかしい。
車に乗った。いつもと変わらない道だ。
今日もいつものファミリーマートの角をまがる。
信号待ちの人がいるなぁ。こんな時間に何するんだろ。
私服だし、大学生?いや、顔が老けてる。まぁどうでもいいや。

僕はファミリーマートの前で待っていた。これから仕事へ向かう。
目の前を、車が通った。女子学生とその祖父か。羨ましい。
自分にも祖父と車に乗っていた時があった。もう叶わないけど。
2人は無言で、女子学生はムスッとしてたなぁ。わかる。
俺もそうだった。
だけど、今思うとあの子の過ごす時間が羨ましい。
目の前を一瞬通った、あの2人が乗った車は止まっていたかの様に感じた。同時に懐かしい気持ちになった。

今日もどこかで誰かが僕と同じ様に懐かしさを感じているのだろうか。誰かに懐かしさを与えてるのだろうか。
皆さんの代わりに、思い出させてくれてありがとう。と伝えたい。


4/16/2023, 3:30:00 PM

ここではない、どこかで
楽しく暮らしてるんでしょ?
ここではない、どこかで
今まで一人ずづ家族を失っていく悲しみから解放されてるんでしょ?
大丈夫、祖母と母は僕がちゃんとついているからね。
順番が回ってくるまで、土産話を沢山作っておきます。

亡き祖父へ 孫より。

12/31/2022, 11:42:58 AM

高校の同級生に会った。
ついさっきの話。
昨日、髪の年末切り収めをし、そこから1駅の中目黒に住んでいる友達にいきなり連絡するという迷惑。
少し飲んで帰ろう、そう思っていた。最初は。
しかし、友達と合流し会話を進めて行くうちに帰る気持ちが薄れていく。
人様の家で、基本的に寝泊まりする事が僕はきらいです。
単純に気を使うからだ。
しかし気づいてみると、終電が無くなり友達の家で寝泊まりする事になった。
友達は言った、あと5年で自分の会社を持つ。もしくは、望みの仕事を今の会社で成功させたらすぐ会社を持つと。
そのため結婚は考えていない。彼女にも了承を得ている。お金が欲しいとかは無い、これがやりたいのだと言い切った。
そして、地元にも拠点を作り地元を盛り上げつつ東京で活動する。

おいおい待て待て。何年先まで未来を見ているんだ。
悔しくて、黙って聞いていた。
お金も、結婚も、社会人になったら欲しくなる。
それを望まず、自分のやりたい事のために努力しようとしている姿はもう努力をしているという事を言わずともわかった。
そして、その眼差しはサッカーボールを3年間追い続けたあの頃のままであった。
いつしか、安定を求め夢を諦め、それなりの幸せで満足している自分。
時の流れは同じであるがゆえに、自分が虚しく感じた。
だがまだ人生は終わりでは無いという事も事実だ。
まだ負けてられない。いつの間にか歳を取り、
老衰仕掛けて居た自分の中の反骨精神が息を吹き返した。
まだやりたい事がある。諦めている場合じゃ無かった。
ありがとう友達。
来年は忙しく苦しい年になりそうだ。
それでは、良いお年を。

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